今日はロンシン125のコンプリートエンジン作りで昨日のうちにケースにベアリングは入れておいたから早速ミッションから始める。
オーナー様の話だとニュートラルが出にくいみたいなのだが、それは逆にギア飛びが無いって事にはなるんだけど、
でもどうにかしえあげたいからシフトドラムの中に入っているフォークのストッパーの力を少しだけ弱めるように写真のように加工してフォークが動きやすいようにしてあげる。
ちなみに構造は玉の下にスプリングが入っているんだけどデフォルトだとスプリングが長いから、
バネを少しカットして玉の頭が写真の程度にだけ出るようにしてあげるだけだ。
このエンジンもセミクロスギアに交換。
しかし最近だとこのギアが大変人気でご依頼をいただける方の半数以上はセミクロスに交換している。
ちなみにこのギアはGPXやロンシン125、WIN120など4速のギア比が0.916の物なら何でも入るから汎用性もあり、
安心のホンダ純正部品だしカブの部品だから欠品になる事が少ないのもありがたい。
逆にCD90のギアは消えてから再販のされる気配すらないから困ったもんだ。
途中でギアチェンジのテストをしてみたんだがギア飛び対策スプリングを使わず試したらやはり3速からのダウンで2速を飛ばしてニュートラルに入りそうになってたから、
スプリングを交換して試したらギアは飛ばなくなった。
対策スプリング無しだとシフトドラムの回転する勢いが強すぎてニュートラルに入るんだけど、
対策スプリングは簡単に言うと強化スプリングだから縦方向に押さえ付ける力が強く、
さらにスプリングの力をもっと引き出すような特殊な組み方をしているから回転の遠心力を抑制する反面、
チェンジペダルの踏みごたえが少し重くなってはしまう。
ただ、このギア飛び対策スプリングもホンダ純正部品だから高年式のモンキーと同じになっただけなんだけどね。
今日のところは腰下までは作ったからまた趣味のウォーキングに出かけて10キロ歩き、
帰ってからハイボールを飲んで先程の努力をチャラにするを繰り返す毎日。
しかし今年は2月なのに暖かいから仕事が暇ならウォーキングしてれば暑いしエンジン作ってても寒くないから助かるが、
夏の甲子園はそろそろ炎天下だと危険だからドーム球場になったりと、
夏の熱中症対策がこれから大きく変わるかもしれない。
オリンピックもあんな暑い時期じゃなく春か秋に変更出来ないもんかねぇ。
暑い最中に無理してスポーツするより少し涼しいくらいなら楽しいし気持ちも良いよ。