南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

今回はジェネレーターのお勉強でも

2024年09月29日 21時40分00秒 | GPX125 エンジン偏
皆さんこんにちは、南信州のりもの倶楽部です。

今日は案件紹介となっているので気合が入っておりますが、
この手の案件はいくつか受けた事はあるんだけど、
毎回高額な物をもらっちゃってホントいい良いのかなぁ…












今回は私が大変お世話になっているカスタムホビーショップ アローズさんから、
軽量のジェネレーターが届きました、って言ってもH&Kやモダンワークスさんで売られている物と全く同じジェネレーター。
見た事ある方もいると思うし実際使っている方も多いと思う。

まずこのジェネレーターはご覧の通り武川さんの軽量ジェネレーターのパクり品で、
見た目はそっくりなんだけど武川さんのは半波でこちらは全波となっている。

あとローターの重量を測ってみたら498gとほぼ500gで、
純正などは1キロちょっとくらいあるからかなりの軽量化となり、
そのおかげでローターやクランクシャフトにかかる慣性が減りクランクのシャフト部にも優しくレスポンスも良くなる。

ただ本来ならジェネレーターのローターは軽量にし過ぎるとトルクが落ちると良く聞くんだけど、
このくらいの重量ならさほど問題は無いと思うし、
そもそもGPXエンジンに関しては今では軽量ジェネレーターは強制装着と私は言っているんで、
オーバーホールしないで使う場合も交換は必須となるよ。

ちなみにGPXはハズレを引くと初期装着のローターが取れず、
クランクのネジ部を傷めてしまいクランク交換となってしまうから気を付けよう、
とは言ってもコレばっかりは運でしかないため気を付けようも無いんだが。












下が白いため写真が暗くて申し訳無いんだけど配線の色はこんな感じで、
黄色が2本あると全波ジェネレーターとなる。

ちなみに配線の色で役割が分かれていて先ず黄色と黒赤はどちらも交流電源で、
緑はアースで青白はエキサイターとなり点火タイミングをこれで送っているのだ。

CDIを駆動する電源が交流での大丈夫なのは謎だが、
まぁ私らが知る必要もなく、もっと言っちゃうとユーザーさんが知る必要すら無いんだけどw

そして電気は苦手って方に分かりやすいよう説明すると、
発電された電気は必ず交流となっていて
半波はプラスだけを使い半分のマイナスは捨てているのに対し、
全波はマイナスをプラスに変換した交流として使う事が出来るのね。














イラストだとこんな感じなんだけど、
電気を全て使うためには全波レギュレターを使い配線をし直す必要があり、
さらにライトの電源が無くなるため別途直流電源とスイッチが必要になる。

ちなみに全波レギュレターでも黄色を白と繋げてやると半波ジェネレーターと同じだから、
全波整流は面倒!って方はまず半波で使い、
必要に応じて全波化してやれば良いんでないかな。

そして問題の価格なんだけどモダンワークスさんで6,000円で販売されているから、
それくらいに抑えていただかないと購入は難しいし、
こんな事言っちゃダメなんだろうが業飯価格がある程度抑えられていれば、
多少足が出ても価格を抑えて取り付ける事は出来そうだ。

このジェネレーターはかなり人気でウチでもオーバーホールついでに6,000円で取り付けているため、
武川さんのよりはかなり安いから買って試してみてはいかがどろうか。

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