GPX125エンジンの販売はこれで3回目。
そして再販のたびに即売り切れていた人気のあるエンジンで、
ウチでも販売がはじまるたびに毎回初期オーバーホールを入れていただいている。
で、毎回即売り切れるから欲しかったら直ぐ買うように毎回ブログで忠告しているんだけど、
別に私はモダンワークスさんと組んで何かやっている訳じゃなく、
俺も1人のユーザーにしか過ぎない。
その割には買い物し過ぎなんだけど。
今回はこのエンジンの初期オーバーホールの必要性について語らせてもらうんだけど、
俺も自分の仕事増やしたい訳じゃないんだが、
やはり初期オーバーホールは必要だと思う。
良いエンジンだと何回も言ってきたけどやはり中国人が組んだエンジンだし、
ミッションのベアリングはかなり脆いから下手すると砕けたりするし、
キックの遊びがマチマチでポンチマークを無視してズレて組まれてるなんて毎回。
キックの遊びが多いと始動困難になるし、
ケッチンをかなり食らうからクランクの芯がズレたり、
ケースやミッションやベアリングにダメージが蓄積されて、
いきなり壊れる、なんて事があるかもしれない。
これは脅しでも何でもなくホントの事だから。
このエンジンを販売しているモダンさんでも初期オーバーホールを推薦しているし、
そんな爆弾を抱えたまま使うのも疲れるし、
いざ壊れたらこのエンジン嫌いになっちゃうし、
所詮中華エンジンだから… で片付けられて終わり。
これが悲しいから口酸っぱくして初期オーバーホールを薦めているんだけど。
当然初期オーバーホールせずに使う人もいるかもしれないから、
そんな方のために買ったら確認してもらいたい事を幾つか書いておくと…
1 まずバルタイを見る。
左側の丸いカバーを外してジェネレーターローターのトップと、
カムスプロケットの合いマークがヘッドの切り欠きに合っているかだけでも確認してもらいたい。
細かいバルタイは出さなくて良いからそれだけでも行って欲しいかなぁ。
2 キックの遊びを確認する。
これは実際にキックスピンドルを回してみて、
遊びが適正か診てもらいたいんだけど、
酷いのになると踏みしろの半分くらいが遊び、なんてのもある。
この場合はクラッチカバーを外してキックスピンドルとストッパーのポンチマークが合っているかを見てダメなら合わせれば良いんだけど、
スピンドルと始動用のギアがズレてる場合もあって、
こっちは腰下割らないと修理出来ないから、
この場合はいよいよフルオーバーホールかな。
3 ミッションのタッチや入りやすさを確認する。
中にはシフトドラムストッパーアームがあちこち干渉してタッチが重くなっていたり、
酷いとギアが抜けたり飛んだりする。
この場合はクラッチをバラしてチェンジアームやストッパーアームが当たっていないか調整すれば直ったりするけど、
このエンジンはボトムニュートラルだからギア飛びはしないかなぁ。
後は外観のボルトが緩んでないか、オイル漏れしていないかなど簡単にチェックして貰ってから使ってもらいたいかな。
それと最初から入ってるオイルは必ず交換してドレンボルトをマグドレンに交換してもらいたい。
ウチの場合はこの他に塗装の剥離やクランクの芯出し、
クラッチカバーのブラストをしてヘッドはバルブの擦り合わせなど、
使ってもないのにここまでフルオーバーホールして15000円のベアリング代とオイルシール代は別。
これは143ccにしてケースをボーリングしようが、
4バルブにしようがこの金額。
だから17500円と送料だけ気にしてもらえれば。
オーバーホールでこの金額はバイク屋さんの半分以下だけど、
4万で買えるエンジンに工賃3万以上は払いたくないと思うし、
同好の仲間からあまりお金取りたくない。
ちなみにオーバーホールの申し込みは私のメールアドレス、
msworksjapan@yahoo.co.jp までどうぞ。
ただ私とお話ししたい方も質問がある方も構わないから。
そんな訳でまた直ぐ売り切れそうだから、
後悔しないように欲しかったら無理してでも買っておこう。
モダンさん、小出し作戦ですかねぇ(^^ゞ
身内でも2台は購入してます...笑
長野県所有率高いですね(^^ゞ
また色々教えて下さい!