先日の中日新聞の社説には驚きました。
<検察誤認起訴>というタイトルで書かれていました。
前置きで
起訴された男性二人が犯人でないことがわかり、
東京地検が公訴を取り消した。
写真で容疑者を特定する「面割り」に頼り、まちがった。
客観的な証拠がないのに起訴に踏み切る検察の安易さに驚く
本文に入ります。
「捜査のイロハのイができていなかった」 「捜査不十分」
「情けない」ー。東京地検の幹部が漏らした言葉だ。
犯人でないことを理由に公訴を取り消すという事態は異例である。
それほどまでにおそまつな捜査だったといえる。
二年半前の傷害事件だった。
東京都八王子市内で、深夜に40代の男性2人が外国語を話す
複数の男に殴られたり、蹴られたりして、それぞれ2週間と1カ月のけがを負った。
犯人はタクシーに乗って逃げた。
警察は今年3月に中国籍の会社経営者2人を傷害容疑で逮捕した。
2人とも容疑を否認していたが、東京地検立川支部は同罪で起訴した。
このとき決め手としたのが、写真による「面割り」だった。
目撃者に何枚もの写真を見せて、容疑者を特定する捜査手法である。
証拠らしいものは、それら目撃情報しかなかったようだ。
6月の裁判が始まる前に、弁護側がタクシー会社に問い合わせたところ、
ドライブレコーダーの映像が残っていた。
そこに写っていたのは、全く別の3人組の姿だった。
会話する言語も中国語でない外国語だった。
つまり起訴された2人は犯人ではないー。
2人は無実だと言っていたし、アリバイがあることも主張していた。
犯行時間に居酒屋から別の店に移動して飲食していたのだ。
それらの言い分が捜査当局になぜ聞き入れられなかったのだろう。
犯人だと決め付けて、聞く耳を持たなかったのではないか。
仮に犯人だと疑ったとしても、客観的な証拠を集めなかったのは致命的である。
逆に言えば犯人でないから客観的証拠がないのだ。
弁護側に指摘されるまで、捜査側はドライブレコーダーの映像を確認してもいなかった。
ずさんな捜査が繰り返されている。
過去の失敗から検察は、数々の教訓を読み取ったはずである。
証拠を十分に収集することは当然として、それに対して冷静で多角的な
評価を加えなければならない。
「イロハのイ」の誤りであるからこそ深刻なのだ。
慎重さが足りなすぎる。
ぬれぎぬをを着せられた2人の身柄拘束は約百日にも及ぶ。
その重大さをかみしめなければならない。
以上です。
日本の検察はどうも一旦犯人と決めつけてしまうと、客観的な証拠を
集める努力より、自白とかを強要して、どうしても犯人に仕立ててしまうようです。
まだ最近のことですが、2010年 厚労省元局長・村木厚子さんが当時の主任検事の
前田恒彦により証拠のフロッピーディスクを改ざんして、犯人に仕立て上げられたこともあります。
どうも日本の検察は足で証拠を集めるよりも、犯人を決め付け、それに関しての証拠
集めはするが、それ以外の証拠は無視する傾向があるようです。
昔から変わらない体質ですね。
今時ドライブレコーダーも調べようとしないのは、捜査の基本を知らないとしか
言いようがないです。
無実の人が百日も拘束されてしまう。
怖いです、とても正義の人とは思えません。
確か前田恒彦の上司も証拠偽造に加担したとして、罰せられたと思いますが、
取り調べ室の可視化を要望していました。
検察がでっち上げをすることをよく知っているからでしょうね。(苦笑)
スピッツ / 楓
<検察誤認起訴>というタイトルで書かれていました。
前置きで
起訴された男性二人が犯人でないことがわかり、
東京地検が公訴を取り消した。
写真で容疑者を特定する「面割り」に頼り、まちがった。
客観的な証拠がないのに起訴に踏み切る検察の安易さに驚く
本文に入ります。
「捜査のイロハのイができていなかった」 「捜査不十分」
「情けない」ー。東京地検の幹部が漏らした言葉だ。
犯人でないことを理由に公訴を取り消すという事態は異例である。
それほどまでにおそまつな捜査だったといえる。
二年半前の傷害事件だった。
東京都八王子市内で、深夜に40代の男性2人が外国語を話す
複数の男に殴られたり、蹴られたりして、それぞれ2週間と1カ月のけがを負った。
犯人はタクシーに乗って逃げた。
警察は今年3月に中国籍の会社経営者2人を傷害容疑で逮捕した。
2人とも容疑を否認していたが、東京地検立川支部は同罪で起訴した。
このとき決め手としたのが、写真による「面割り」だった。
目撃者に何枚もの写真を見せて、容疑者を特定する捜査手法である。
証拠らしいものは、それら目撃情報しかなかったようだ。
6月の裁判が始まる前に、弁護側がタクシー会社に問い合わせたところ、
ドライブレコーダーの映像が残っていた。
そこに写っていたのは、全く別の3人組の姿だった。
会話する言語も中国語でない外国語だった。
つまり起訴された2人は犯人ではないー。
2人は無実だと言っていたし、アリバイがあることも主張していた。
犯行時間に居酒屋から別の店に移動して飲食していたのだ。
それらの言い分が捜査当局になぜ聞き入れられなかったのだろう。
犯人だと決め付けて、聞く耳を持たなかったのではないか。
仮に犯人だと疑ったとしても、客観的な証拠を集めなかったのは致命的である。
逆に言えば犯人でないから客観的証拠がないのだ。
弁護側に指摘されるまで、捜査側はドライブレコーダーの映像を確認してもいなかった。
ずさんな捜査が繰り返されている。
過去の失敗から検察は、数々の教訓を読み取ったはずである。
証拠を十分に収集することは当然として、それに対して冷静で多角的な
評価を加えなければならない。
「イロハのイ」の誤りであるからこそ深刻なのだ。
慎重さが足りなすぎる。
ぬれぎぬをを着せられた2人の身柄拘束は約百日にも及ぶ。
その重大さをかみしめなければならない。
以上です。
日本の検察はどうも一旦犯人と決めつけてしまうと、客観的な証拠を
集める努力より、自白とかを強要して、どうしても犯人に仕立ててしまうようです。
まだ最近のことですが、2010年 厚労省元局長・村木厚子さんが当時の主任検事の
前田恒彦により証拠のフロッピーディスクを改ざんして、犯人に仕立て上げられたこともあります。
どうも日本の検察は足で証拠を集めるよりも、犯人を決め付け、それに関しての証拠
集めはするが、それ以外の証拠は無視する傾向があるようです。
昔から変わらない体質ですね。
今時ドライブレコーダーも調べようとしないのは、捜査の基本を知らないとしか
言いようがないです。
無実の人が百日も拘束されてしまう。
怖いです、とても正義の人とは思えません。
確か前田恒彦の上司も証拠偽造に加担したとして、罰せられたと思いますが、
取り調べ室の可視化を要望していました。
検察がでっち上げをすることをよく知っているからでしょうね。(苦笑)
スピッツ / 楓