
佳作である。
姉のケイトは幼い時から白血病である。
両親は、ケイトへのドナー提供者としての妹・アナを人工授精でうむ。
幼い頃から姉のために「犠牲」になってきたアナは、臓器提供拒否の訴訟を起こす。
弁護を引き受けた弁護士、裁判官、医師らのアナへの真摯な対応は素敵である。
この種のドラマの定石通りこの映画にもいっさい悪人が出てこない、善人ばかりなのはとても嘘っぽいのだが、
ケイトとアナの「うまさ・キュート」はそれに余りある。
ケイトにボーイフレンドが出来、キスして「抗癌剤の味がする」なんて台詞が飛び出す。
キャメロン・ディアスは"チャーリーエンジェル"とは違って化粧気なし、アクション無し、色恋無しの活躍。

特別の映画ではないが、オランダに移住したモロッコ人達の生活・感情・望郷がちょっぴり描かれている。
雨が降ると言う天気予報で映画に出かけた。映画を見ている内に雨が止み、暑い位の気温であった。
[1/28、飯田橋ギンレイ]