11月4日、火曜日
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今日は散々な一日でした。
夜目が覚めると、喉に痛みを覚えました。
ルゴールでうがいをして寝たのですが、朝起きても相変わらずでした。
エアコンの性で空気が乾燥していたからもしれません。
気を持ち直して、朝食をたっぷり頂き、準備万端8時半にホテルを出ました。
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今日は一番で、台湾最大の仏教道場の仏光山に行く計画でした。
高雄站前のバスターミナルからバスが出ているとガイドブックにあるので、高雄駅に向かいました。
でもここには案内所もなく、市内のバスターミナルのようです。
止まっているバスのドライバーに、「仏光山、8010」と聞くと、わざわざ降りてきてくれて、「向こう」と教えてくれました。
そこは旧高雄駅前の郊外へのバスターミナルでした。そのバスは、高雄客運(バス)会社でした。 交番
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バスの時間まで少し時間があるので、付近を歩きました。
旧高雄站跡
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9:20発で代金は91元でした。
私はてっきり長距離バスかと思ったのですが普通の路線バスでした。
バス内の車内放送はいっさいありませんでした。
仏光山に着いたのは、11時をはるかに越えていました。
私の腕時計は電池切れで11:15で止まっていました。
帰りのバス時間をチェックし終え、写真を撮ろうとするとカメラがありませんでした。
以下4点の仏光山の写真は台湾の観光案内のサイトからの引用写真です。
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【以下、カメラ紛失の顛末 1】
携帯でバス会社に携帯電話を無くしたことを電話しました。
英語がほとんど通じないので困りました。
カメラ無しに観光してもおもしろくないし、今後の対策もあるので、残念ですが参拝しないで引き返すことにしました。
仏光山のアクセスは、高雄駅からのバスと地下鉄左営駅からのバスと二通りあります。
バスを待っていると、タクシードライバーが声をかけて来ました。
左営駅まで300元というのでタクシーで戻ることにしました。
メトロで高雄駅に向かい、すぐ高雄バス会社に行き、カメラ紛失の届けをしました。
駅の時計を見ると12:20頃でした。
コンビニでおにぎりとサンドイッチを買って、ホテルに戻り食べました。
私は万一のために旅行に出る時は、スペアのカメラと時計を準備します。
スペアのカメラは使い勝手が良くないし、紛失したカメラはゴミが入っているので、
思い切って新しいカメラを買っても良いかなと思いました。
私は、インターネットショッピングで新しいカメラを買っても良いと調べましたが、
電子機器は海外に送れないことがわかりました。
台湾でも買えるかも知れないと思ったカメラはパナソニックのTZ35でした。
歩いて15分ほどの所に電気店街があると言うので早速向かいました。
台湾ではパナソニックはマイナーでほとんどの店で扱って無いそうです。
にっm気があるのは、キャノンとニコンとのこと。
やっと一軒の店にTZ45(?)がありましたが、10000元(日本円で約38000円)と高いのであきらめました。
後刻ホテルで調べるとその製品は、日本では売られていない台湾バージョンのようでした。
私は、スペアのあまり良くないカメラで我慢することにしました。
このカメラのスペアのバッテリーも持ってきたのですが、バッテリーチャージャーは持って来なかったので買おうと思いました。
当然純正品はありません。店員は、時間をかけて合うチャージャーを探し出してくれました。
300元でしたが万一カメラが戻っているかも知れないと思ってこの場では買いませんでした。
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気を取り直して、出かけることにしました。
地下鉄で鳳山駅に出、曹公廟
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鳳隍廟
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地下鉄で中央公園駅に戻り、バス紅20で玫瑰聖母堂へ
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愛河の川沿い この実は鳳凰木という木のみ、食べられないそうです。
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高雄市歴史博物館
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メトロ市議会駅からメトロで高雄駅に戻りました。
高雄バスターミナルに戻り、カメラの遺失物が届いていないか確かめましたが、届いていないとのこと。
仕方なく、スペアカメラのバッテリ充電池があった親切なお店に行き、バッテリーチャージャーを買いました。
もう時間は5時を過ぎたのでいつもの店で夕食をテイクアウトしました。180元。
今晩は、城市光廊に行くつもりでしたが、疲れましたし、喉も痛いので、
ホテルで持参のウイスキーを飲みながらテイクアウトしたお弁当を頂きました。【11月4日終わり】
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11月5日(水曜日)
素晴らしい一日でした。紛失していたカメラが発見されました。でもそれは、後ほど。
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朝一番、8時半過ぎにホテルを出て、高雄市北東の金獅湖辺にある保安院、道徳院に向かいました。
メトロ・巨蛋駅からバスなのですが、間違えて、一つ手前の駅・凹子底で降りてしまいました。
バス停で"紅36番"のバスを探したのですが当然バス停にその名はありません。
駅を間違えたことを知って、メトロで巨蛋駅に向かいました。
さて、道路・交差点も広くバス停も沢山あります。何人かに聞いたのですが、分かりませんでした。
やって来たバスの運転手に聞くとバス停を教えてくれました。
やっとの事でバスに乗ると、しばらくするとドライバーがここです、真っ直ぐ行って右とジェスチャーで教えてくれました。
バスを降りて10分ほど歩くと金獅湖にぶつかり保安院らしきものが見えました。
保安院
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地図では道徳院までは直線距離では200メートルほどですが、回り道で暑く、遠かったです。
道徳院
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托鉢する僧
降りたバス停の反対側で、戻りのバス停を探したのですが、見あたりません。
お店で聞くと、最初に降りたバス停でした。
このバスは一方通行でぐるりと回って地下鉄駅に戻るようでした。
20分ほど待ってバスが来ると乗って来たバスのドライバーでした。
巨蛋駅に着くと親切に「ここだ」と教えてくれました。
在来線高雄駅 メトロ高雄駅(在来線高雄駅とは隣接です)
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メトロで高雄駅に戻ると11時半頃でした。
暑くて少し疲れたので一度ホテルに戻り少し昼寝をして、今後の計画をたてることにしました。
【カメラ紛失の顛末・その2】
ホテルに戻ると、レセプッションの女性が英語で、「無くしたカメラがあったようです。バス会社に行って下さい」と。
昼寝するどころではなく、バス会社に行くと昨日紛失届を出した男性職員がカメラをカメラを手渡してくれました。
こんな感動はめったにあるものではありません。
日本でも無くしたカメラが戻ることは珍しいのではないでしょうか。
コンビニでサンドイッチなどを買ってホテルに戻り、カメラのメモリーなどを入れ替え、再度出発しました。
当初の計画通り、午後はホテルの無料の自転車を借りて、市内を散策することにしました。
小型の自転車ですが、5段ギアで乗りやすい自転車でした。
レセプションの女性は、暑いですからお水を持って行って下さいと無料のペットボトルをくれました。
三鳳宮
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天公殿 慈仁宮
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次に麗君紀念文物館に行く計画でしたがどうしても場所が分かりませんでした。
[帰国して地図を調べるとすぐ近くで、その前を私は何度も行き来していたようです。]
あきらめて、自動車整備工場の人に元亨寺の場所を聞くと、彼は、軽トラックの上に自転車を乗せ、
助手席に乗っていた工具などを片付け、案内するから、乗れと言います。
私は、一瞬不安になりましたが、それは杞憂でした。彼は日本語を勉強中だと言います。
ほんの片言しか話せないのですが、台湾の紅茶を飲んだことがあるかと私に聞き、
私が、「飲んでません」と答えると、遠回りをして、行き付けのお店に寄ってアイスティを買ってくれました。
元亨寺は、そう遠くは無いのですが、急勾配の坂道の上にあり、自転車では大変でしたでしょう。
ですから彼は車で送ってくれたのだと思います。私は、一瞬でも彼を疑って、恥ずかしかったです。
元 亨 寺 広大な敷地でしたが、殺風景でした。
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鐘楼の上からの高雄の街の眺望
大雄宝殿の中
私は、参拝を終え、自動車整備工場に戻り、お礼を言いました。
彼の名前は、清森さんでした。ありがとうございました。
そこから高雄忠烈祠、武徳殿に行く予定でしたが、場所が分かりませんでした。
あちこち走り回っていると「駁二芸術特区」に出くわしました。
ここはかつての港の倉庫街と港に向かう鉄道貨車基地の跡地のようです。
現在では使われていないのでしょう、広大な敷地を若き芸術家に開放し、彫刻やオブジェを展示しています。
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この像のシンボルに来ていた女子高生は大喜びでした。
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途中で、温王廟
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ここから次の目的地・打狗英国領事館の場所もとても分かりづらかったです。
私が教えてもらった道は、正面入り口ではなく、かなりマイナーは道順で裏口でした。
でも、たどたどしい手書きの案内板があり、間違えませんでした。
急な山道を登り切ると、祠がありました。
玄上帝廟
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玄上帝廟の前から海を望む、左手前に打狗英国領事館(66元)があります。
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"好事魔多し"、見終わって、帽子をかぶろうとすると帽子がありませんでした。
玄上帝廟を参拝する時脱いで小脇に抱え、その後落としたようです。
玄上帝廟の案内人に「遺失物・帽子」とメモを渡すと「無い」と言い、野球帽をくれようとします。
断ると、別の女性職員に聞いてくれ、売店の人にも尋ねてくれ、打狗英国領事館チケット売り場に行って、
聞いてくれると日本語が分かる青年が出てきて、またあちこち聞いてくれましたがありませんでした。
英語は通じませんが、片言の漢字のメモを渡しただけで、見知らぬ外国人に本当に親切に対応してくれます。
この後、武徳殿や高雄忠烈祠に行こうとしたのですが、地図ではやはり分かりませんでした。
お店の人に聞いても英語や日本語では説明出来無いのは当たり前で、当然です。
ここから戻ることにしたのですが、帰り道も分からず一苦労でした。
途中で 清雲宮
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あちこち走っていると、昨日通った愛河の辺りに出て一安心、後はのんびり帰りました。
4時半過ぎホテルに戻り、洗濯とシャワーをしました。
台湾、高雄に入って喉の痛みと鼻炎に苦しんでいます。鼻水とくしゃみです。
どうやら、バイクの排気ガスによる大気汚染の影響ではないかと思います。
韓国、ベトナムもそうでしたが、アジアのバイクはものすごい数で、その排気ガス、駐車対策は緊要です。
その一番の要因は、地下鉄・鉄道の安い公共交通システムの未確立と自家用車がまだ高いためです。
自家用車に乗って居る人はですからとても威張っている感じで、横断歩道で待っていても決して立ち止まらず、
強引に入り込んで来ます。実に不快です。
台北での話だと思うのですが、バイクは一人あたり一台を所有しているそうです。
多くの女性が、頑丈なマスクをしてバイクに乗り、町中を歩いています。
私は、私の抗鼻炎錠剤を持ってきましたがとてもそれでは足りそうもありません。
インターネットショッピングのアマゾンで買おうと思ったのですが、薬も海外へ送ることは出来ないようです。
仕方なく、抗鼻炎薬を買うことにしました。抗鼻炎薬の中国語を調べると同じでした。
ホテルのレセプションで薬局の場所聞き、買いました。10錠、160元でした。結局使わずにすみましたが。
いろんなことがあった一日でした。
多くの優しく親切な台湾人に出会い、助けられ感激した一日でもありました。
高雄市での最後の夕食も、顔なじみになったお店で惣菜をテイクアウト(外帯)しました。
値段も150~200元ほどと安い上に、魚やたくさんの野菜のおかずがあって私には申し分ありませんでした。
電子レンジで温められれば申し分無いのですが…。
ホテルでウイスキーを飲み、食事をしながら写真の整理や日記を書きました。
一日の散策を終え、ホテルであれこれ調べものをしたり、翌日の下調べをしたりなどをすると、
あっと言う間に時間が過ぎてしまい、ストレッチマットはも持ってきたのですがその暇も、
テレビを見たりする時間はありません。
たくさんのアクシデントと下調べの不足で、高雄市内の観光は十分出来ませんでした。
特に、仏光山の参拝が出来なかったのは残念でした。
でもそれ以上に台湾の人々の優しさに触れられたのが何よりの喜びと嬉しさです。
高雄の地下鉄は南北・東西の二本だけなのでとても簡単です。
切符は紙ではなくプラスチックのクーポンです。
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自動券売機での買い方も簡単です。画面で行き先の駅名をタッチすると20、25元と示されるので
コインを入れるとクーポンが出てきます。
入る時は、タッチパネルのクーポンをタッチすると、改札バーが開きます。
改札を出る時、クーポンは回収され、再利用されます。
ホームは、月台と言い、ホームは転落防止の柵があり、出入り口の開閉ドアが付いています。
日本の過剰アナウンスがないのはとても良いです。
携帯電話で話すことは禁じられていませんが大声で話す人はほとんど居ませんでした。
反面、車内・プラットホームの飲食は厳禁で、罰金は1500元です。
おそらくかつては電車車内で飲食が頻繁に行われ、車内が汚れたり、他人の衣服を汚したりなどのトラブルが多かったのでしょう。
また、台湾の地下鉄は日本のように長距離な路線ではなく、比較的短期間という事情もあるのかと思います。
車内には電光掲示板があり、前後の駅名が表示され、車内放送も英語であり、乗り換え駅では日本語放送もあります。
博愛座[日本のシルバーシート]は、各車両にあり、日本の2、3倍はあるでしょう。
若者は絶対と言ってほどその席には座りませんし、普通席に座っていても、老人が来ると席を譲ります。
ソウルの地下鉄は、火災で被害が拡大したため、プラスチックになったそうですが、
台湾の座席が、堅いプラスチックなのも、長距離ではないことと関係あるかも知れません。
地下鉄を待つ時は、きちんと整列しています。しかし、しばしば客が降車する前に乗り込みます。
ほとんどすべての駅・ホームに上下のエスカレーターがあり、構内には必ずきれいな無料の公衆トイレがあります。
ちなみに、エスカレーターは左側が歩く部分です。
こうして、かなり「波瀾万丈」だった高雄見物は終わりました。
明日からは、同じく台湾南部の嘉義(かぎ)市です。 【11月5日、高雄終わり】
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今日は散々な一日でした。
夜目が覚めると、喉に痛みを覚えました。
ルゴールでうがいをして寝たのですが、朝起きても相変わらずでした。
エアコンの性で空気が乾燥していたからもしれません。
気を持ち直して、朝食をたっぷり頂き、準備万端8時半にホテルを出ました。
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今日は一番で、台湾最大の仏教道場の仏光山に行く計画でした。
高雄站前のバスターミナルからバスが出ているとガイドブックにあるので、高雄駅に向かいました。
でもここには案内所もなく、市内のバスターミナルのようです。
止まっているバスのドライバーに、「仏光山、8010」と聞くと、わざわざ降りてきてくれて、「向こう」と教えてくれました。
そこは旧高雄駅前の郊外へのバスターミナルでした。そのバスは、高雄客運(バス)会社でした。 交番
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バスの時間まで少し時間があるので、付近を歩きました。
旧高雄站跡
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9:20発で代金は91元でした。
私はてっきり長距離バスかと思ったのですが普通の路線バスでした。
バス内の車内放送はいっさいありませんでした。
仏光山に着いたのは、11時をはるかに越えていました。
私の腕時計は電池切れで11:15で止まっていました。
帰りのバス時間をチェックし終え、写真を撮ろうとするとカメラがありませんでした。
以下4点の仏光山の写真は台湾の観光案内のサイトからの引用写真です。
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【以下、カメラ紛失の顛末 1】
携帯でバス会社に携帯電話を無くしたことを電話しました。
英語がほとんど通じないので困りました。
カメラ無しに観光してもおもしろくないし、今後の対策もあるので、残念ですが参拝しないで引き返すことにしました。
仏光山のアクセスは、高雄駅からのバスと地下鉄左営駅からのバスと二通りあります。
バスを待っていると、タクシードライバーが声をかけて来ました。
左営駅まで300元というのでタクシーで戻ることにしました。
メトロで高雄駅に向かい、すぐ高雄バス会社に行き、カメラ紛失の届けをしました。
駅の時計を見ると12:20頃でした。
コンビニでおにぎりとサンドイッチを買って、ホテルに戻り食べました。
私は万一のために旅行に出る時は、スペアのカメラと時計を準備します。
スペアのカメラは使い勝手が良くないし、紛失したカメラはゴミが入っているので、
思い切って新しいカメラを買っても良いかなと思いました。
私は、インターネットショッピングで新しいカメラを買っても良いと調べましたが、
電子機器は海外に送れないことがわかりました。
台湾でも買えるかも知れないと思ったカメラはパナソニックのTZ35でした。
歩いて15分ほどの所に電気店街があると言うので早速向かいました。
台湾ではパナソニックはマイナーでほとんどの店で扱って無いそうです。
にっm気があるのは、キャノンとニコンとのこと。
やっと一軒の店にTZ45(?)がありましたが、10000元(日本円で約38000円)と高いのであきらめました。
後刻ホテルで調べるとその製品は、日本では売られていない台湾バージョンのようでした。
私は、スペアのあまり良くないカメラで我慢することにしました。
このカメラのスペアのバッテリーも持ってきたのですが、バッテリーチャージャーは持って来なかったので買おうと思いました。
当然純正品はありません。店員は、時間をかけて合うチャージャーを探し出してくれました。
300元でしたが万一カメラが戻っているかも知れないと思ってこの場では買いませんでした。
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気を取り直して、出かけることにしました。
地下鉄で鳳山駅に出、曹公廟
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鳳隍廟
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地下鉄で中央公園駅に戻り、バス紅20で玫瑰聖母堂へ
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愛河の川沿い この実は鳳凰木という木のみ、食べられないそうです。
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高雄市歴史博物館
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メトロ市議会駅からメトロで高雄駅に戻りました。
高雄バスターミナルに戻り、カメラの遺失物が届いていないか確かめましたが、届いていないとのこと。
仕方なく、スペアカメラのバッテリ充電池があった親切なお店に行き、バッテリーチャージャーを買いました。
もう時間は5時を過ぎたのでいつもの店で夕食をテイクアウトしました。180元。
今晩は、城市光廊に行くつもりでしたが、疲れましたし、喉も痛いので、
ホテルで持参のウイスキーを飲みながらテイクアウトしたお弁当を頂きました。【11月4日終わり】
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11月5日(水曜日)
素晴らしい一日でした。紛失していたカメラが発見されました。でもそれは、後ほど。
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朝一番、8時半過ぎにホテルを出て、高雄市北東の金獅湖辺にある保安院、道徳院に向かいました。
メトロ・巨蛋駅からバスなのですが、間違えて、一つ手前の駅・凹子底で降りてしまいました。
バス停で"紅36番"のバスを探したのですが当然バス停にその名はありません。
駅を間違えたことを知って、メトロで巨蛋駅に向かいました。
さて、道路・交差点も広くバス停も沢山あります。何人かに聞いたのですが、分かりませんでした。
やって来たバスの運転手に聞くとバス停を教えてくれました。
やっとの事でバスに乗ると、しばらくするとドライバーがここです、真っ直ぐ行って右とジェスチャーで教えてくれました。
バスを降りて10分ほど歩くと金獅湖にぶつかり保安院らしきものが見えました。
保安院
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地図では道徳院までは直線距離では200メートルほどですが、回り道で暑く、遠かったです。
道徳院
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降りたバス停の反対側で、戻りのバス停を探したのですが、見あたりません。
お店で聞くと、最初に降りたバス停でした。
このバスは一方通行でぐるりと回って地下鉄駅に戻るようでした。
20分ほど待ってバスが来ると乗って来たバスのドライバーでした。
巨蛋駅に着くと親切に「ここだ」と教えてくれました。
在来線高雄駅 メトロ高雄駅(在来線高雄駅とは隣接です)
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メトロで高雄駅に戻ると11時半頃でした。
暑くて少し疲れたので一度ホテルに戻り少し昼寝をして、今後の計画をたてることにしました。
【カメラ紛失の顛末・その2】
ホテルに戻ると、レセプッションの女性が英語で、「無くしたカメラがあったようです。バス会社に行って下さい」と。
昼寝するどころではなく、バス会社に行くと昨日紛失届を出した男性職員がカメラをカメラを手渡してくれました。
こんな感動はめったにあるものではありません。
日本でも無くしたカメラが戻ることは珍しいのではないでしょうか。
コンビニでサンドイッチなどを買ってホテルに戻り、カメラのメモリーなどを入れ替え、再度出発しました。
当初の計画通り、午後はホテルの無料の自転車を借りて、市内を散策することにしました。
小型の自転車ですが、5段ギアで乗りやすい自転車でした。
レセプションの女性は、暑いですからお水を持って行って下さいと無料のペットボトルをくれました。
三鳳宮
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天公殿 慈仁宮
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次に麗君紀念文物館に行く計画でしたがどうしても場所が分かりませんでした。
[帰国して地図を調べるとすぐ近くで、その前を私は何度も行き来していたようです。]
あきらめて、自動車整備工場の人に元亨寺の場所を聞くと、彼は、軽トラックの上に自転車を乗せ、
助手席に乗っていた工具などを片付け、案内するから、乗れと言います。
私は、一瞬不安になりましたが、それは杞憂でした。彼は日本語を勉強中だと言います。
ほんの片言しか話せないのですが、台湾の紅茶を飲んだことがあるかと私に聞き、
私が、「飲んでません」と答えると、遠回りをして、行き付けのお店に寄ってアイスティを買ってくれました。
元亨寺は、そう遠くは無いのですが、急勾配の坂道の上にあり、自転車では大変でしたでしょう。
ですから彼は車で送ってくれたのだと思います。私は、一瞬でも彼を疑って、恥ずかしかったです。
元 亨 寺 広大な敷地でしたが、殺風景でした。
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鐘楼の上からの高雄の街の眺望
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大雄宝殿の中
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私は、参拝を終え、自動車整備工場に戻り、お礼を言いました。
彼の名前は、清森さんでした。ありがとうございました。
そこから高雄忠烈祠、武徳殿に行く予定でしたが、場所が分かりませんでした。
あちこち走り回っていると「駁二芸術特区」に出くわしました。
ここはかつての港の倉庫街と港に向かう鉄道貨車基地の跡地のようです。
現在では使われていないのでしょう、広大な敷地を若き芸術家に開放し、彫刻やオブジェを展示しています。
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この像のシンボルに来ていた女子高生は大喜びでした。
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途中で、温王廟
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ここから次の目的地・打狗英国領事館の場所もとても分かりづらかったです。
私が教えてもらった道は、正面入り口ではなく、かなりマイナーは道順で裏口でした。
でも、たどたどしい手書きの案内板があり、間違えませんでした。
急な山道を登り切ると、祠がありました。
玄上帝廟
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玄上帝廟の前から海を望む、左手前に打狗英国領事館(66元)があります。
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"好事魔多し"、見終わって、帽子をかぶろうとすると帽子がありませんでした。
玄上帝廟を参拝する時脱いで小脇に抱え、その後落としたようです。
玄上帝廟の案内人に「遺失物・帽子」とメモを渡すと「無い」と言い、野球帽をくれようとします。
断ると、別の女性職員に聞いてくれ、売店の人にも尋ねてくれ、打狗英国領事館チケット売り場に行って、
聞いてくれると日本語が分かる青年が出てきて、またあちこち聞いてくれましたがありませんでした。
英語は通じませんが、片言の漢字のメモを渡しただけで、見知らぬ外国人に本当に親切に対応してくれます。
この後、武徳殿や高雄忠烈祠に行こうとしたのですが、地図ではやはり分かりませんでした。
お店の人に聞いても英語や日本語では説明出来無いのは当たり前で、当然です。
ここから戻ることにしたのですが、帰り道も分からず一苦労でした。
途中で 清雲宮
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あちこち走っていると、昨日通った愛河の辺りに出て一安心、後はのんびり帰りました。
4時半過ぎホテルに戻り、洗濯とシャワーをしました。
台湾、高雄に入って喉の痛みと鼻炎に苦しんでいます。鼻水とくしゃみです。
どうやら、バイクの排気ガスによる大気汚染の影響ではないかと思います。
韓国、ベトナムもそうでしたが、アジアのバイクはものすごい数で、その排気ガス、駐車対策は緊要です。
その一番の要因は、地下鉄・鉄道の安い公共交通システムの未確立と自家用車がまだ高いためです。
自家用車に乗って居る人はですからとても威張っている感じで、横断歩道で待っていても決して立ち止まらず、
強引に入り込んで来ます。実に不快です。
台北での話だと思うのですが、バイクは一人あたり一台を所有しているそうです。
多くの女性が、頑丈なマスクをしてバイクに乗り、町中を歩いています。
私は、私の抗鼻炎錠剤を持ってきましたがとてもそれでは足りそうもありません。
インターネットショッピングのアマゾンで買おうと思ったのですが、薬も海外へ送ることは出来ないようです。
仕方なく、抗鼻炎薬を買うことにしました。抗鼻炎薬の中国語を調べると同じでした。
ホテルのレセプションで薬局の場所聞き、買いました。10錠、160元でした。結局使わずにすみましたが。
いろんなことがあった一日でした。
多くの優しく親切な台湾人に出会い、助けられ感激した一日でもありました。
高雄市での最後の夕食も、顔なじみになったお店で惣菜をテイクアウト(外帯)しました。
値段も150~200元ほどと安い上に、魚やたくさんの野菜のおかずがあって私には申し分ありませんでした。
電子レンジで温められれば申し分無いのですが…。
ホテルでウイスキーを飲み、食事をしながら写真の整理や日記を書きました。
一日の散策を終え、ホテルであれこれ調べものをしたり、翌日の下調べをしたりなどをすると、
あっと言う間に時間が過ぎてしまい、ストレッチマットはも持ってきたのですがその暇も、
テレビを見たりする時間はありません。
たくさんのアクシデントと下調べの不足で、高雄市内の観光は十分出来ませんでした。
特に、仏光山の参拝が出来なかったのは残念でした。
でもそれ以上に台湾の人々の優しさに触れられたのが何よりの喜びと嬉しさです。
高雄の地下鉄は南北・東西の二本だけなのでとても簡単です。
切符は紙ではなくプラスチックのクーポンです。
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自動券売機での買い方も簡単です。画面で行き先の駅名をタッチすると20、25元と示されるので
コインを入れるとクーポンが出てきます。
入る時は、タッチパネルのクーポンをタッチすると、改札バーが開きます。
改札を出る時、クーポンは回収され、再利用されます。
ホームは、月台と言い、ホームは転落防止の柵があり、出入り口の開閉ドアが付いています。
日本の過剰アナウンスがないのはとても良いです。
携帯電話で話すことは禁じられていませんが大声で話す人はほとんど居ませんでした。
反面、車内・プラットホームの飲食は厳禁で、罰金は1500元です。
おそらくかつては電車車内で飲食が頻繁に行われ、車内が汚れたり、他人の衣服を汚したりなどのトラブルが多かったのでしょう。
また、台湾の地下鉄は日本のように長距離な路線ではなく、比較的短期間という事情もあるのかと思います。
車内には電光掲示板があり、前後の駅名が表示され、車内放送も英語であり、乗り換え駅では日本語放送もあります。
博愛座[日本のシルバーシート]は、各車両にあり、日本の2、3倍はあるでしょう。
若者は絶対と言ってほどその席には座りませんし、普通席に座っていても、老人が来ると席を譲ります。
ソウルの地下鉄は、火災で被害が拡大したため、プラスチックになったそうですが、
台湾の座席が、堅いプラスチックなのも、長距離ではないことと関係あるかも知れません。
地下鉄を待つ時は、きちんと整列しています。しかし、しばしば客が降車する前に乗り込みます。
ほとんどすべての駅・ホームに上下のエスカレーターがあり、構内には必ずきれいな無料の公衆トイレがあります。
ちなみに、エスカレーターは左側が歩く部分です。
こうして、かなり「波瀾万丈」だった高雄見物は終わりました。
明日からは、同じく台湾南部の嘉義(かぎ)市です。 【11月5日、高雄終わり】