当日思い立っての高野山行き。山内バスで西の玄関である大門に着いたのはちょうど12時。
高野山イコール奥の院ということで来る人が多く、次いで金剛峯寺本堂、壇上伽藍は見るが、大門となると登山で来る人以外は少ないようだ。江戸中期の建物である朱塗りの大門は、両側に仁王が立ち、上部には「高野山」一文字ずつの額がある。真言宗の総本山としての威容を誇るし、「ようこそ高野山へ」という感じもする。さすがに西国の札所を見渡してもこれだけのものはない。
今日はここから歩き、最後に奥の院を目指す。大門の先は金剛峯寺を中心とした町が出来上がっている。先に持ち帰り用として角濱のごまどうふ(パックだが、日持ちするし味は変わらない)を買い求め、壇上伽藍に向けて歩く。途中ファミマもあるが、場所が場所だけに看板は控え目。
壇上伽藍には道路に面して真新しい中門がある。新しいはずで、高野山開創1200年を記念して再建されたばかりだという。壇上伽藍は江戸後期に焼失し、他のお堂はその後再建されたが、中門は今になった。中門には四天王がいるが、現代の名仏師・松本明慶の手によるという。
そして金堂と根本大塔へ。拝観料はそれぞれ堂内の賽銭箱に入れ、釣り銭のいる人は外の納経所へというのが上手い。
金堂は薬師如来を本尊としているが、秘仏なので外陣から厨子を拝む。ただ、本尊とは外に張り出した紐で結縁することができる。ここまで来ると四国八十八所の遍路姿の人も目につき、笈摺に金剛杖も高野山の風景のアクセントになる。西国めぐりの場合は高野山は必須ではないが、四国遍路はそれこそ仕上げの道のりである。
金堂の隣の根本大塔。ある意味高野山、そして真言宗の中心である。それにふさわしく大日如来を中心に如来、菩薩の金色の像が並び立つ。一つの建物の中で、金剛界、胎蔵界それぞれの曼陀羅の世界がこれでもかというくらい広がっている。
ここが壇上伽藍、ひいては高野山の中心というのならということで、西国のお勤めを行う。その後、納経所に向かい朱印をいただく。ここは納経軸は出さず帳面だけ出す。金堂の薬師如来と根本大塔の大日如来はいただけるが、今回は真言宗の教義の中心にあたる大日如来をいただく。
壇上伽藍にはこの他にも多くの由緒あるお堂があるが、全部を見て回るのは日帰りでは無理。高野山にはまたいずれ来ることもあるだろうから、その時に取っておこう。
もっと言えば、高野山の宿坊に泊まり、朝から回るのもいいかなと。10年以上前に、会社の方に手配していただき宿坊に泊まったことがある。料理は精進料理だったが、同行の方と一緒にビールも結構飲んだように思う。翌朝はお勤めにも参加し、その後一緒に大正ドームに移動して「大阪近鉄対千葉ロッテ戦」を観た。その時にどこに泊まったか思い出せないのが残念。
今回は急なことだし翌日は仕事なのでもちろん日帰りだが、宿坊、またいつか泊まってみたい。
壇上伽藍の後は霊宝館に行く。高野山のさまざまな宝物があり、仏像も安置されている。建物自体も近代化遺産である。一方で、開創1200年を記念して、現代らしくプリントで作成された金剛界・胎蔵界の巨大な曼陀羅が掲げられている。霊宝館だけでも一見の価値がある。
続いて金剛峯寺の本堂に向かうが・・・記事はまた改めて。
高野山イコール奥の院ということで来る人が多く、次いで金剛峯寺本堂、壇上伽藍は見るが、大門となると登山で来る人以外は少ないようだ。江戸中期の建物である朱塗りの大門は、両側に仁王が立ち、上部には「高野山」一文字ずつの額がある。真言宗の総本山としての威容を誇るし、「ようこそ高野山へ」という感じもする。さすがに西国の札所を見渡してもこれだけのものはない。
今日はここから歩き、最後に奥の院を目指す。大門の先は金剛峯寺を中心とした町が出来上がっている。先に持ち帰り用として角濱のごまどうふ(パックだが、日持ちするし味は変わらない)を買い求め、壇上伽藍に向けて歩く。途中ファミマもあるが、場所が場所だけに看板は控え目。
壇上伽藍には道路に面して真新しい中門がある。新しいはずで、高野山開創1200年を記念して再建されたばかりだという。壇上伽藍は江戸後期に焼失し、他のお堂はその後再建されたが、中門は今になった。中門には四天王がいるが、現代の名仏師・松本明慶の手によるという。
そして金堂と根本大塔へ。拝観料はそれぞれ堂内の賽銭箱に入れ、釣り銭のいる人は外の納経所へというのが上手い。
金堂は薬師如来を本尊としているが、秘仏なので外陣から厨子を拝む。ただ、本尊とは外に張り出した紐で結縁することができる。ここまで来ると四国八十八所の遍路姿の人も目につき、笈摺に金剛杖も高野山の風景のアクセントになる。西国めぐりの場合は高野山は必須ではないが、四国遍路はそれこそ仕上げの道のりである。
金堂の隣の根本大塔。ある意味高野山、そして真言宗の中心である。それにふさわしく大日如来を中心に如来、菩薩の金色の像が並び立つ。一つの建物の中で、金剛界、胎蔵界それぞれの曼陀羅の世界がこれでもかというくらい広がっている。
ここが壇上伽藍、ひいては高野山の中心というのならということで、西国のお勤めを行う。その後、納経所に向かい朱印をいただく。ここは納経軸は出さず帳面だけ出す。金堂の薬師如来と根本大塔の大日如来はいただけるが、今回は真言宗の教義の中心にあたる大日如来をいただく。
壇上伽藍にはこの他にも多くの由緒あるお堂があるが、全部を見て回るのは日帰りでは無理。高野山にはまたいずれ来ることもあるだろうから、その時に取っておこう。
もっと言えば、高野山の宿坊に泊まり、朝から回るのもいいかなと。10年以上前に、会社の方に手配していただき宿坊に泊まったことがある。料理は精進料理だったが、同行の方と一緒にビールも結構飲んだように思う。翌朝はお勤めにも参加し、その後一緒に大正ドームに移動して「大阪近鉄対千葉ロッテ戦」を観た。その時にどこに泊まったか思い出せないのが残念。
今回は急なことだし翌日は仕事なのでもちろん日帰りだが、宿坊、またいつか泊まってみたい。
壇上伽藍の後は霊宝館に行く。高野山のさまざまな宝物があり、仏像も安置されている。建物自体も近代化遺産である。一方で、開創1200年を記念して、現代らしくプリントで作成された金剛界・胎蔵界の巨大な曼陀羅が掲げられている。霊宝館だけでも一見の価値がある。
続いて金剛峯寺の本堂に向かうが・・・記事はまた改めて。