いや、タイトルそのままの感想を書いたまでです。特に他意はありません。
ただ、実際そうでしょ?
いや、タイトルそのままの感想を書いたまでです。特に他意はありません。
ただ、実際そうでしょ?
このところの豪雨。九州各地で多くの被害が出ている。それが関西にも影響するとは思わなかった。
7月8日の明け方、窓を叩きつける雨の音で早くに目覚めた。テレビをつけると、ちょうど岐阜県の方から地図の左下に向けて刀で斬ったような傷が走っていた。雨雲のレーダー図である。その中で紀伊半島は赤や紫が目立っていた。一瞬、血の色に見えた・・とは大袈裟として。
もしこのまま雨足が強いままなら出社を遅らせる、あるいは半日の有休申請をしようかなと思いつつ外の様子を見ていたが、いつもの家を出る頃には雨も小降りになり、「最強路線」の近鉄南大阪線は普通に動いていた。
出社後、各地の路線の運行状況をチェックすると、JR九州の多くの路線で多大な被害が出ていることの他に、JR西日本の関西、中国地区でも「運転見合わせ」や「列車の遅延、運休」の表示があった。朝の時点では、どこも大変やなあというくらいの気持ちで見ていた。
昼休みになり、大変なことになっていたのを知った。
強風のあおりを受けて、現在建て替え工事中の柏原市役所の現場のシート、足場が崩れ、シートが架線、さらには線路に覆いかぶさったというのだ。これが判明したのは朝5時過ぎのことだが、朝のニュースでは報じられなかった。幸い、死傷者は出なかったが、JR大和路線は当然運休。私から見てたまたま「隣の線」だったからか、途中で列車遅れの案内にも気に留めなかったが、これより前に現実は大変なことになっていたようだ。
この件に対する各地の声としては、沿線住民がその時の様子を「雷どころの騒ぎじゃない」としたのがリアルな感想だろう。他には、今回はJRは被害者で、柏原市や市役所建設を請け負った業者の責任を問うものが多いようだ。また別の観点として、そもそも、河川の氾濫が問題視されているにも関わらず、市役所を大和川のほとりに建て替えようとしているのがおかしい・・という声もある。
大和路線の復旧がどのくらいかかるかだが、地元の人たちにとっては正に雷どころの騒ぎではないだろう。他県での多大な被害に比べれば「たいしたことがない」部類のものだろうが、大阪と奈良を結ぶ通勤路線の一つなので、いち早く復旧させてほしいものだ・・。