まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

メキシコ料理にKO

2012年07月08日 | まち歩き

「メキシコ料理の店に行きましょう」

こういうお誘いを受けた時、頭の中には橋幸夫の「恋のメキシカン・ロック」とか野球の「メキシカン・リーグ」とか「カリーム・ガルシア(またえらいものをイメージしたな)」というフレーズがよぎった。

いやいやそうじゃなくて、タコスとかコロナ・ビールとかあるよな・・・ということを思いながら、Tさんと向かったのはメキシコ料理の店。

もともとはアステカとかマヤといった民族の料理に、かつてこの地を支配したスペインからもたらされた料理が融合したのがメキシコ料理という。主食は豆、トウモロコシがベースで、小麦やトウモロコシの粉を伸ばしたトルティーヤというのが日本で言うところの白ごはん。これにさまざまな具材を巻いたり、似たり焼いたりとさまざまに調理ができる。Tさんのセレクトで「いろいろな食べ方があるから、コースにしましょうか」ということでコース料理とし、それにコロナ・ビールという組み合わせ。チリソースは辛いのだが後に残るものではなく、一汗かくとさっぱりするというのかな。結構ボリュームあり楽しむことができた。

・・・ただ、読めなかったのが最後にでてきたホットピラフ。味はチリというよりはカレーに近いものがあり、美味しくいただいたのだが、いつものように腹に入ってこない。別に辛いのがダメということではないのだが、トルティーヤが効いてきた。頭の中では「橋幸夫のモノマネでメキシカンロックを踊る清水アキラの図」というのがよぎる。「豆とか穀物だから、結構お腹が膨れるんですね」ということだが・・・・。これも昔の人の知恵からきた料理だろうか。

その土地の料理を(例えそれが日本にあって結構アレンジしたものであったとしても)味わってみるのは、文化理解の入口かもしれない。まだまだ体験したことのない味覚もあるところで、これからの楽しみの一つに加えていければな・・・・。

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七夕に願いを

2012年07月07日 | ブログ
今日は七夕・・・そういえば私も子どもの頃は短冊に願いを込めて、というのもやっていたなと思うところである。


それが最近ではそのような季節の行事に思いを馳せる、ということも少なくなったような気がする。そんな中であえてこの話題を持ってきたというのは、おめでたい話のため。


私のある友人なのだが、七夕の今日、入籍をしたということである。織姫彦星のように七夕に入籍なんざ素敵なことだし、それが聞くところでは交際2ヶ月のスピード婚というからもっとすごい。


よほど、お互いに強くひかれあう何かがあったんだろう。そして勢いなのかなあ。


かくいう我が身を振り返るに、いやいやまだまだそこまでのことはないかな。昨夜の野球を見て「李大浩とT‐岡田が七夕の天の川にアーチをかけますように」などと思っているようでは・・・(おまけに、今日はナイターではなくデーゲーム、しかも雨)。


その新婚二人、挙式披露宴はやらないそうだが、来月に私たちのほうで祝賀パーティーを開くことにした。いろいろと話を聞いて、これから私自身も刺激を受けたいものである・・・。

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多国籍軍に新たな顔~イタリアの野球人

2012年07月05日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
今季のパ・リーグの首位を行くのはロッテ。その打者のほうで間違いなく原動力となっているのが、四国アイランドリーグの高知ファイティングドッグス出身の角中選手。独立リーグの選手やファンにとって大いに刺激になっているところである。


その四国リーグ、今季の前期は西田真二監督(個人的に、次のカープ監督にはこの人に一票入れたい)率いる香川オリーブガイナーズであったが、抑えの切り札として活躍したのが、イタリア出身のマエストリ投手。150キロは軽く出るそうで・・・。


そのマエストリ、このたびオリックス・バファローズへの入団が決まった。


それにしてもオリックスは多国籍軍と言っていい。外国人選手はこれで韓国、アメリカ、ベネズエラ、それでイタリアだし、他球団からの出戻りもいれば、日本人選手もブルーウェーブと近鉄をベースとして、ロッテや横浜、巨人、中日などいろんな球団の出身がいる。そりゃ、生え抜きの選手でチームが構成されるのがいいとしても、実際は無理な話。後は理にかなった堅実な補強なのか、カネにものをいわせて強奪しているかの違いだろう(どこの球団とは言わないが)。


それにしても、イタリアの野球人の力はどのくらいか、独立リーグの腕試しも含めて見てみたいものである。また、どうして野球なんだろう。イタリアといえばサッカーの本場。その中での野球というのは、日本でいえばどのスポーツに当たるのだろうか。いや日本でマイナースポーツといってもオリンピックの種目になっている競技があるなかで、野球はオリンピックにまないスポーツで・・・。


そういうものかな。本人はMLBのマイナー経験あるが、これで日本で活躍なんてことになったら面白いだろう。本国ではまず見られないプロ競技で、地球の裏側で成功を修めるのだから・・・。

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北方領土

2012年07月04日 | ブログ

そういえば、現在の民主党政権になってからというもの、外交面で何か実績をあげたという話をとんと聞かない。

そんな中で、ロシアのメドベージェフ首相(今度はプーチンと交代で首相になったんやね。桂園時代じゃあるまいし)が国後島を訪問。あちこちの開発状況を視察したうえで、「北方領土はロシアの領土」と、実効支配を強調したという。

それに対して政府が何か抗議したのかと言われればそういう様子もないし、国内ニュースでもさほど大きく取り上げられた様子はない。

P2246287考えれば無理もない話なのかもしれない。太平洋戦争の終結から65年以上経過し、確かに領土返還の動きが盛んだった時期もあったが、ここまで来れば「別に北方領土がなくたって、国民の生活には影響がない」と本音のところでは思っている人も結構いるのではないだろうか。いずれにしても中央からは遠いところの出来事のようにも思われる。

関係するとすれば北洋漁業のことだろうが、ロシアの実効支配の水域に入ると急に漁獲高が増えるというのも不思議な話である。これは、日本の漁業があまりにも無茶をして自国の海域から漁業資源を絶やしてしまったからではないかと思う。そうすれば自業自得の話だが・・・・。

尖閣諸島、竹島、そして北方領土。なぜ、日本の周りにはこれだけの領土問題が存在するのだろうか。まだ外国のように領有権をめぐって戦火を交えないだけマシというものだろうか。もっとも、この中で一番話のわかりやすそうなのがロシアというのも皮肉なものであるが。

現在の政党において、領土問題にもっとも関心を示し、それが党のアイデンティティともいえるのが「たちあがれ日本」といえる。まあ現時点では消費税をどうするか、社会保障・年金をどうするか、その一方での財政問題はどうするかというのが国家としての優先度が高く、外交というのがおざなりにされているように思うが、これはこれで考えなければならない問題である。日米同盟の強化もいいのだが、「環日本海、環オホーツク海」の視点での外交というのも、もっと考えなければならないだろう・・・・。

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『プロ野球復興史~マッカーサーから長嶋4三振まで』

2012年07月03日 | ブログ

2日は民主党分裂のことを書いたつもりだったのだが、後から読むと内容が支離滅裂で(それでは普段は真っ当なことを書いているのかと尋ねられるとまた答えに困るのだが)、思わず削除。また仕切り直しである。

今回の小沢一派の離党もそうだが、一つの政策を巡る駆け引き、あるいは票読みに表れる数の論理についてのさまざまな識者の声を聞くに、やはり政策よりも政局のほうがスリルあるし、それではいけないと思いつつも、ついそちらのニュースに目が行く。先の消費税法案についても、法案の中身よりも、民主党から何人の造反が出たかというのを実況中継のように書き立てる紙面が多かったのも、結局読者が望むのがそういうことだからと言われれば反論できない。

歴史を見ても、平穏な時代よりは戦国時代や幕末の人気が高く、少しマニアックなところで飛鳥奈良、あるいは南北朝というような感じか。要は混沌とした時代、力がものを言う、一方で権謀術数がうごめく時代のほうが躍動感あり、さまざまなドラマありといったところだろう。

・・・・ちょっと強引な前置きになったが、プロ野球の歴史もそうだと思う。黒い霧事件をはじめスキャンダルはいろいろとあるし、近鉄ファンには忘れることのできない球団合併も最近の大きな歴史的出来事であると言える。

『プロ野球復興史~マッカーサーから長嶋4三振まで』(山室寛之著、中公新書)

41or857oul__ss500_本書の著者は読売新聞出身で、一時巨人の球団代表も務めたこともある。そういうことを頭に入れたうえで、おそらく巨人中心史観でまとめられているのだろうと思って読み進めると、案外そうでもないのである。

戦後の混乱期、アメリカ軍の介在もあり混沌としたプロ野球。戦後の選手の帰属、契約問題、そして次々に変わる球団名、買収、身売り、国民リーグ・・・そしてその中を暴れまわるオーナー、一匹狼や曲者揃いのツワモノ選手たち。さながら群雄伝のようである。

読む中では、毎日新聞の参入をきっかけに広がった2リーグ分裂への動きのくだりが、エネルギーを感じたところ。現在こそパ・リーグとセ・リーグというのが当たり前のようにあるが、その誕生の背景や、その後の両リーグの運営方針の違いが一時期の人気格差につながったことも触れている。若い野球ファンの皆さんにもぜひ読んでいただきたい。

その一時期は、ひょっとしたら野球の試合結果よりも、我が贔屓球団の行方のほうが気になったりして。

なかなかこの時代を取り上げた著作が少ないだけに、完全とまでは行かなくともなかなかの一冊である。

『ナンバー』によれば、次回作はこの続きの時代、それこそON時代、巨人9連覇の時代を書くらしい。元巨人代表なら仕方ないとは思うが、ぜひともその一方にあった「実力のパ」のサムライたちも大いに取り上げてほしいものである・・・。

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80年代近鉄ユニフォーム

2012年07月01日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

昨夜はサークルで知り合った仲間たちと遅くまで語らい歌ったりしたこともあり、1日はオフ。午前中も大雨であった。

本来ならば大正ドームでのオリックス対ロッテ戦「大坂夏の陣」に出陣するところなのだろうが、途中からテレビ観戦。久しぶりの先発となった小松はまずまずの投球(そういえば、いつぞやの「大坂夏の陣」で小松が大松に逆転本塁打を浴びた試合を観たっけな)だったが、打線がロッテの継投策の前に沈黙。上位の背中が遠のいていく・・・。

さてそんな中であるが、先日スポーツ用品店に発注した80年代近鉄バファローズのレプリカユニフォームが到着。購入ページでは最大1ヶ月はかかるとあったが、思ったより早くできたようである。

Dscn5069それがこちら。手前の三色帽子は球団グッズのオンラインショップで購入したものである。昨年の「70年代」のユニフォームもそれはそれでよかったのだが、何か物足りなさを感じたのも事実。やはり私としてなじみがあるのがこちらの、岡本太郎の猛牛マークである。

背番号・胸番号・そしてネームは私のリクエストでオリジナルのものを入れた。次に観戦する時にはこちらを着用するのが楽しみである。後はそこまでにチームの状態が少しでも上向いてほしいところなのだが・・・・。

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