Super Ball Night

今日はアメリカンフットボールの最終戦日、スーパーボールがありました。
なんて言っても、わたしも旦那も、そしてわたし達の友達も、あんまり普段から関心が無いスポーツなので、
今夜だって、試合前になって慌てて、どことどこがするのか、パソコンで調べたりしてるようなお粗末さです。

去年はたまたま、地元のニューヨークジャイアンツが最後に残りました。
そこの名物選手マイケルが、モントクレアに大豪邸を建てた時のお披露パーティに雇われてピアノを弾きに行き、
何も知らなかったわたしは、異常にデカい愛嬌のある顔の男性が、なぜだかカメラに囲まれてインタビューなんか受けてるのを横目で見ながら弾いていました。
休憩の時にやってきたマイケルに、「どう、このピアノ、気に入った？」と聞かれ、（まったく、全然弾けへん人がなんでシュタインウェイのプロフェッショナルバージョンのグランドなんか持ってんねん！）とやや僻みながら、「もし飾りだけで置いとくのだったら引き取るよ」なんてアホな返事をしてたのでした。

そういう、ちょいと変な縁もあり、去年は初めて少しは気を入れてジャイアンツの応援をしながら観戦したのですが、
今年はまたまた例年に逆戻り、旦那が作ってくれたチキンカレーを食べながら、遊びに来てくれたS＆J夫婦と4才の可愛いエマとおしゃべりに忙しく、
気がついた時にはすでにハーフタイム。ま、これも毎年のパターンですが……。
お腹もふくれたし、食後のフルーツもお茶も終わったし、まあ、せっかくやからおっきなテレビで観よかと、ダラダラと居間に移動すると、
画面の中ではブルース・スプリングスティンさんが、年令をモノともせずに過激な動きを連続で見せてくれていたのですが、
ニュージャージー出身のおっちゃんシンガーのその姿には、彼が頑張れば頑張るほど哀愁が漂い、ぎっくり腰や心臓マヒを心配せずにはいられませんでした。

フットボールは、日本に居た頃は全く興味が無かったし、ルールを聞いてもちゃんと聞いていなかったので全く頭に入らずじまい。
こちらに住むようになり、息子達が高校のマーチングバンドに入り、フットボールチームの応援にバンドメンバーの親として参加してから、
ルールも少しは分かるようになり、スタジアムで生の試合を観ていると、なかなかどうして面白いやん、と認識がかなり変わりました。

とは言っても、やっぱりわたし達のスーパーボールパーティは、いったいなんのこっちゃ的パーティです。
逢いたい友達を呼んで、一緒にワインを飲んだりご飯を食べたりしながら、逢えなかった間に起こった事をあれこれ楽しく話したり聞いたり。
今夜は久しぶりに、というか、やっと逢えたS＆J夫婦、そしてエマちゃん。スーパーボールのおかげです。

ほんで、いったいどっちのチームが勝ったんやったっけ？