ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

鬼は~外っ!

2009年02月02日 | 家族とわたし
こちらはまだ2日の夜ですが、日本は3日、節分の日ですね。
季節ごとのお祭りを、年々忘れていくような気がします。
友人M子ちゃんからのメールで、節分と恵方巻のことを思い出させてもらいました。
巻き寿司の太巻きを丸かじり。楽しかったなあ……。
大津市に住んでいた頃、長等商店街の中にあるお寿司屋さんが、貧しいわたし達親子に、おまけしといたると言って、特別ぶっとい巻きを作ってくれました。
わたしはその頃、市場の余り物やクズをもらいに歩いていた、とても珍しい母親だったので、市場の店主の皆さんにはとても親切にしていただいていました。

そんなことを思い出しながら、写真を探していると、こんな楽しい鬼達の写真が見つかりました。



左端が旦那、多分26才の若者、真ん中がT5才、右端がK4才。みんながつけているのは、幼稚園で作った鬼のお面です。
わたしは彼らの真ん前に立って、炒った大豆をパッパッと投げつけつつも、鬼にポーズをとらせて記念写真なんかも撮ったりしています。
おっとり長男のT、いつだっておどけてる次男のK、なんだかしらないけど、物まねに命をかける旦那、3人3様の動きが写っています。

彼らの後ろには、捨て売りされていた布で作ったカーテンがかかっています。
息子達が着ている服は、どこかの男の子のお下がりのお下がり。
このアメリカに引っ越してしばらく経つまでは、お店で買った新しい服など着せてもらったことが無い兄弟でした。

なかなか今の時代には珍しい深さの貧しさだったけれど、思い出すのは楽しいことばかり。
ところで、今年の恵方はどちら?
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米国小包盗難事情

2009年02月02日 | 米国○○事情
さて、久々に突然ではありますがクイズです。
これはなんの写真でしょうか?



片方だけのサンダル、プラスティックのコップ、所々に穴の空いたGAPのTシャツ、韓国語の教科書、日記帳、ボロ布、男性のスナップ写真、etc。

アメリカに引っ越して来たのが2000年の4月、日本から送ったコンテナに入れられなかった物(息子達のゲーム機器やカセット)を箱詰めして、船便で送ったのが4月上旬、それから6週間かかってやっとアメリカに送られてきた箱がこれでした。
ゲーム機本体はともかく、大事に大事に集めてきたカセットも根こそぎ抜き取られ、箱をすり替え、かわりに入れられていたのがこの写真に写っています。

わたし達にとってはゴミ同然の物でも、日記や写真などは、送り主にとってはとても大切な思い出の品に違いありません。
いったい、どこのどいつがこんなひどいことをするのか。
郵便局から言われて証拠写真を撮っている間、体が震えるほど腹が立ちました。

つい最近、といっても、もう20日以上経ちますが、大事な物だから念のために航空便で送る方がいいと郵便局の係の人に勧められ、高い送料を払って母が送ってくれた高価なサプリメント入りの小包が、まだ今だに到着していません。
箱の中には、こちらでは買えない金時豆も入っていて、煮豆を作るのを楽しみにしていました。
サプリメントの他は、そういった他愛もない日本の食品だったけれど、74才の母があちこち回って買い集めてくれた心の詰まった箱です。
もう二度と、あんなイヤな写真を撮りたくありません。
無事に、遅れてでもいいから、着いてくれないかなあ。

コメント (2)
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