ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

原発いらない福島の、日本の女たち!

2011年10月09日 | 日本とわたし
原発いらない福島の女たち

ついに……女たちは立ち上がり そして座り込む ~100人の座り込み~

「原発いらない福島の女たち」募集開始!

昨夜、郡山市で第1回ミーティングが開かれ、熱い議論の末、アクション企画「原発いらない福島の女たち」が決定しました。

「もう、黙ってらんにー!」という福島の女たち100人で、
霞が関に乗り込むぞー!というアクション企画です。

経産省前には、座り込みができるスペースがあるとのこと。
わたしたちも、そこに陣取る予定です。
日程は、10月27日~29日(各日10時~15時)。
この3日間、フル参加はもちろん大歓迎ですが、都合のつく数時間でも大丈夫です。


100人集めるの、どんだけ大変なんだろ~と思っておりましたが、
実は、募集チラシが完成する前から既に、34人の女たちがフライング・エントリー(@_@;)
歴史を変える(かもしれない)100人の女たちに加わりたい方は、大至急、申込書を書いてください。


◆案内チラシ(PDF)をご覧ください。

■福島県の人はこちら(出身者、避難者もこちら)
「原発いらない福島の女たち」は、「福島から100人の女性たちが霞が関に向かう」という目標でスタートしたアクションです。
福島県の方は、人数把握のため、申込書によるエントリーと、参加費(1000円)のご負担をお願いいたします。
申込書を印刷してFAXいただくか、同じ内容をonna100nin※yahoo.co.jp (送信時に、※を@に換えてください)メールしてください。
onna100(fukushima-version).pdf


『原発は、もう真っ平! 今すぐ止めたい!
これが、命を守る女たちの本音です。
それなのに、泊では休止中原発の再稼働が強行されたし、
総理は「脱・原発依存」を継承するのかどうか、はっきりしないし、
事故は収束していないのに、まるでなかったことにされそうな危惧を感じています。
なぜ未だに脱原発に思い切った舵が切れないのか、どうしても理解できません。
こうなってはもう黙っちゃいられないと、わたしたちは立ちあがることにしました。
立ちあがり、そして座り込みます。
場所は霞が関経産省前、日程は10月27~29日(10~15時)
もちろん「3日間のフル参加」ができなくてもOKです。可能な時間帯で参加ください。
この話を聞いて、「よし! 100人の1人になるわ!」と思う方を募集します!

諦めない! 風化させない!
原発いらない福島の女たちが立ちあがる!
「ああ、これですべて終わりだ…」
誰もがそう思ったに違いない、福島原発事故。

「原発は安全だ」「原発の電力は安い」「原発がなければ電気は足りなくなる」など、
一般に伝えられてきたことが全部嘘っぱちだったことも、いまや周知の事実。
しかし今なお、「原発はやっぱり必要なのだ」と主張し続け、
「再稼働もやむなし」の世論をねつ造し、
自分たちの既得権益を守ろうとする勢力があります ( ̄ロ ̄lll)

そこで、福島に住む女たちは、「何があろうと、原発はNOなのだ! 経済より命だ!」と、声をあげることにしました!
一体どこで叫ぶ?
やっぱり経産省だわ! 原発政策を推進してきたんだもの!
東電本社や政党本部にも行きたい! 伝えなくちゃ、わたしたちの気持ちを!
一体何人くらいで?
それはやっぱり100人よ! そのくらい集まればニュースになるでしょ?
わたしたちは被害者、当事者として、そのくらいの覚悟を見せなくちゃ。
「福島から100人!」これで行きましょう!

ねえ、座っている間にロープ編まない?
3日目の交流会フィナーレで、それを使ってつながるのよ。
わ~いいじゃない♪ 楽しそう~(^-^) つながりましょう~!
…と、女たちの話し合いは着々と進み、100人の仲間を集めることになりました。
どうぞ、奮ってご参加ください! 名乗りをあげてください!

【お願い】 参加される方は、準備費用(お一人1000円~)をご負担くださいm(__)m
※準備品(チラシ、許可申請書、バナー、プラカード、ワッペン、テントなど)いろいろ必要です。カンパも大歓迎です』




■県外の人はこちら
県外から参加されるみなさんはオープン参加とさせてください。特に申込書によるエントリーは必要ありません。
ただ、メールで参加表明していただくと、スタッフ一同、「また一人増えた~\(^o^)/」と、小躍りして大喜びします。
お名前と参加日程をonna100nin※yahoo.co.jp (送信時に、※を@に換えてください)までお送りください。
なにとぞ、ご協力をよろしくお願いいたします。
onna100(world-version).pdf

◆参加費やカンパの振込先◆
ゆうちょ 記号18230 番号29095031 名前 人見やよい



嬉しい!素直に嬉しい!
あの、3000万人の署名を集めた運動や、翌年1955年(昭和30年)におこなわれた「第一回原水爆禁止世界大会」つなげた、日本の女性達。
昭和の女の魂が今、平成の女に受け継がれた!
日本の女よ、世界を揺るがせ、大きく変える矢を放て!
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面倒な法律論争や、重箱の隅をつつくような議論ではなく、そこに住む人の健康に関心を持って議論しよう!

2011年10月09日 | 日本とわたし
昨日、武田邦彦氏が、彼自身のブログに書かれた記事を転載します。

『群馬大学の早川教授のマップのあと、2ヶ月ほど遅れて文科省から広域の土壌汚染についての調査結果が発表されました。
まずは、それを見て、「逃げなければいけないところ」、「東電が直ちに除染しなければならないところ」をハッキリさせたいと思います。



この地図で「青、緑、赤系統」の色のついたところ、つまり茶色系の色のついたところは、およそ「1平方メートルあたり4万ベクレル」が観測されていまう。
放射性ヨウ素が合った時代のデータも示して欲しいが、今の政府では期待できませんから、せめてセシウムのデータで考えてみたいと思います。

1) 最初に流れた伊達市、福島市、二本松市、郡山市、日光市、沼田市、東京の奥多摩までの流れ、

2) 二回目のいわき市、水戸市、土浦市、松戸市、葛飾区までの流れ、

3) 地図にはありませんが、岩手県南部への流れ(最近、岩手県の危険性を指摘すると、あまりにもしつこく文句を言われるので、岩手県の危険性については暫く、記述を止めます)、

の3つがあります。
繰り返していますが、原発の事故による汚染は、原発からの距離より、死の灰がどこに流れたかで決定されます。
風と、気流や雨で、地表に落ちたところをそのまま描いているのが、この地図
です。

新聞には、この測定値と日本の法律との関係は、なにも説明されていませんでしたが、
日本は法治国家ですから、法律ではどうなっているのか、まず見てみましょう。
法律で決められた数値は、福島原発が起こる前に、日本の放射線防護の専門家が頭を絞って「被曝から国民を守る」ことを考えての基準です。


「電離放射線障害防止規則」(他の法律も日本の法律であるかぎり、相互に矛盾はありませんので、法律論争ではなく「健康」を問題にするときにはどの法律を使ってもほぼ同じです)を参考にします。
この法律(規則)を使うのは、法律にしては見やすいのと、2011年1月に改訂され、もっとも新しい考えが入っているからです。


「電離放射線障害防止規則」2011年1月改訂


放射性物質がこぼれたとき等の措置

第28条
事業者は、粉状又は液状の放射性物質がこぼれる等により、汚染が生じた時は、
直ちに、その汚染が拡がらない措置を講じ、かつ、汚染の恐れがある区域を、標識によって明示したうえ、
別表第三に揚げる程度(その汚染が、放射性物質取扱作業室以外の場所で生じた時は、別表第三に揚げる程度の十分の一)以下になるまで、その汚染を除去しなければならない。

第28条には、放射性物質を扱う人が、間違って普通の場所を放射性物質で汚した場合、
「標識をたて」、「速やかに除染すること」を求めていて、その値は別表第三に示した値の十分の一であることを明確に示しています。



別表第三には次のように、アルファ線を出すものと、アルファ線を出さないものに分かれていて、
セシウムはアルファ線を出さないので、1平方センチメートルあたり40ベクレルですから、この十分の一の4ベクレル。
従って1平方メートルあたり4万ベクレルが「基準値」になります。

東電は、土壌の表面が1平方メートルあたり4万ベクレル以上になる地域は、
1) 土壌飛散防止剤を散布し、
2) すぐ標識をたてて、
3) 除染しなければなりません。



別表第三(第3条、28条、29条、30条、31条、41条、44条関係)

表面汚染に関する限度
区分
アルファ線を放出する放射性同位元素  4 Bq/㎠
アルファ線を放出しない放射線同位元素 40 Bq/㎠


地図で言うと、茶色以外のところはすべて、東電がすぐ社員を派遣して除染するところです。
まず、私たちはこのことをハッキリ認識しないと、先に進めませんし、
新聞やテレビが、なぜこれを言わなかったのかについても、十分に考えてみる必要があります。
マスコミが、いかに東電に甘いかがよくわかります。

(なお、面倒な法律論争や重箱の隅をつつくような議論ではなく、愛情をもって、そこに住む人の健康だけに関心がある議論をしてください)

つまり、地図の青、黄緑、橙などの色の地域は「3月11日以前なら、住むことができない場所」であることが判ります。
一刻も早く、移住か除染が必要ですし、そこの物品や人は、自由な移動ができません


(平成23年10月9日)
コメント (4)
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