高岡 滋さんのツィートを紹介させていただきます。
高岡 滋
水俣協立病院⇒神経内科リハビリテーション協立クリニック(民医連)勤務。
山口県出身。
医師/臨床心理士。
水俣病/神経内科/リハ科/精神科。
ノーモア・ミナマタ訴訟原告側証人。
身体/心理/社会の相関を実践的に探究。
熊本県水俣市在住。
協立クリニック
kyouritsu-cl.com
【被害者を加害者に仕立て、加害者が被害者面をする方法】
美味しんぼの描写、「残念で悲しい」と、浮島環境政務官 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140508/dst14050820080008-n1.htm
小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」掲載の漫画「美味しんぼ」で、
東京電力福島第1原発を訪れた主人公らが、原因不明の鼻血を出すなどの描写があった問題で、
環境省の浮島智子政務官は、8日の定例記者会見で、「非常に残念で悲しいことだ」と述べた。
浮島氏は、
「言論の自由はあると思うが、福島の人たちが復興を頑張っている中、風評被害の影響を考えてもらいたい」と指摘した。
第1原発がある福島県双葉町は7日、小学館に対し、「町民だけでなく、福島県民への差別を助長させる」との抗議文を出した。
わたしたち国民は、現実からしっかりと学ぶことで、賢明に行動することが出来るようになる。
この環境省の見解は白々しい。
心情を鑑みる前に、すべき仕事をしてない。
放射性物質対策に関する不安の声について 平成26年5月8日
http://www.env.go.jp/chemi/rhm/info_1405-1.html
環境省のいう福島県調査は、被曝量の調査。
健康指標の調査でなければ、結論は出せない。
以下参照
http://kyouritsu-cl.com/pdf/clinic_dayori.pdf
水俣病に続く犯罪継続中の環境省。
1970年代、私の先輩医師が、水俣市内の学童の健康被害を調査をした際、
地元住民だけでなく、行政や医師なども、「差別になる」と批判。
環境被害についての正当な懸念、調査・研究を、当の責任者までが、住民を巻き込み、
「風評被害」や差別にかこつけて「阻止」しようとするのは、昔からのこと。
もし、私の先輩達が、このような圧力に屈服していたならば、万をはるかに超える水俣病患者は、この世に存在しないものとなっていた。
権力者の意図は、「木を見せて、森を見せない」こと。
お上の思うツボに嵌らならないためには、鼻血問題を利用した扇動に乗せられず、正当な調査をしない政府を批判する事。
環境省は、水俣病の教訓を、逆に生かしている。
彼らには、過去の蓄積のみならず、新たな戦術を考える能力もある。
国民やメディアが、そう覚悟をしなれば、国民は騙され続けることになる。
少なくとも、水銀と放射線について言えば、あれは環境省ではない。
環境健康破壊省、環境犯罪省。
決して言い過ぎではない。
原発事故後の原発派ブレーンの獲得目標は、国民が、放射線リスクを語らなくすることにあったようだが、
いまや、放射線リスクを語れなくすることにあるようである。
鼻血の件も、原発擁護派学者や官僚、政治家が、民意をいかに誘導し、彼らがどういう結果を得ようとしているかという観点で、見ていくことである。
「科学的にありえない」美味しんぼ鼻血描写で遠藤啓吾・京都医療科学大学長
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140512/dst14051222400016-n1.htm
この学長の説明は非科学的。
鼻出血の発生機序を、血小板減少に限定。
統計学的考察を前提とせずに、放射線技師や宇宙飛行士の被曝を例示し、原発事故被曝との被曝様態の違いを無視。
環境省は、8日付けの記事、「放射性物質対策に関する不安の声について」http://www.env.go.jp/chemi/rhm/info_1405-1.html を、本日差し替えています。
ただし、広域処理、除染等の項目の追加が主で、私のツイートを変更する必要は全くありません。
↑以上、転載おわり
追記で、記事をひとつ、ここに転載させていただきます。
↓以下、転載はじめ
「美味しんぼ」登場の医師 「すべて事実。抗議は被災者に失礼」
【中日新聞】2014年5月13日
「綿密な取材を受けた」と、松井英介医師
小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」の漫画「美味(おい)しんぼ」に、「岐阜環境医学研究所長」として実名で登場し、
原発事故や震災がれきと、鼻血の関連性を指摘している、元岐阜大助教授の松井英介医師(76)=岐阜市=は12日、
本紙の取材に、「すべて事実。実際に異変を感じている人たちがいる」と主張した。
福島県や大阪市などの抗議には「〝事実無根〟というのは、その人たちに失礼だ」と反論した。
放射線診療が専門。
福島県双葉町に依頼されて、2012年度から、町の放射線アドバイザーとして、年間数十日、町内に滞在し、
多くの被災者から、「鼻血が突然出る」「せきが止まらない」「体がだるい」などの症状を聞き取った、という。
「美味しんぼ」の原作者の雁屋哲さんと昨年末に出会い、4カ月にわたり「綿密な取材を受けた」と強調。
問題の漫画を、「子どもたちが読んで、自分の体の仕組みや放射線に、関心を持ってほしい」と話した。
高岡 滋
水俣協立病院⇒神経内科リハビリテーション協立クリニック(民医連)勤務。
山口県出身。
医師/臨床心理士。
水俣病/神経内科/リハ科/精神科。
ノーモア・ミナマタ訴訟原告側証人。
身体/心理/社会の相関を実践的に探究。
熊本県水俣市在住。
協立クリニック
kyouritsu-cl.com
【被害者を加害者に仕立て、加害者が被害者面をする方法】
美味しんぼの描写、「残念で悲しい」と、浮島環境政務官 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140508/dst14050820080008-n1.htm
小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」掲載の漫画「美味しんぼ」で、
東京電力福島第1原発を訪れた主人公らが、原因不明の鼻血を出すなどの描写があった問題で、
環境省の浮島智子政務官は、8日の定例記者会見で、「非常に残念で悲しいことだ」と述べた。
浮島氏は、
「言論の自由はあると思うが、福島の人たちが復興を頑張っている中、風評被害の影響を考えてもらいたい」と指摘した。
第1原発がある福島県双葉町は7日、小学館に対し、「町民だけでなく、福島県民への差別を助長させる」との抗議文を出した。
わたしたち国民は、現実からしっかりと学ぶことで、賢明に行動することが出来るようになる。
この環境省の見解は白々しい。
心情を鑑みる前に、すべき仕事をしてない。
放射性物質対策に関する不安の声について 平成26年5月8日
http://www.env.go.jp/chemi/rhm/info_1405-1.html
環境省のいう福島県調査は、被曝量の調査。
健康指標の調査でなければ、結論は出せない。
以下参照
http://kyouritsu-cl.com/pdf/clinic_dayori.pdf
水俣病に続く犯罪継続中の環境省。
1970年代、私の先輩医師が、水俣市内の学童の健康被害を調査をした際、
地元住民だけでなく、行政や医師なども、「差別になる」と批判。
環境被害についての正当な懸念、調査・研究を、当の責任者までが、住民を巻き込み、
「風評被害」や差別にかこつけて「阻止」しようとするのは、昔からのこと。
もし、私の先輩達が、このような圧力に屈服していたならば、万をはるかに超える水俣病患者は、この世に存在しないものとなっていた。
権力者の意図は、「木を見せて、森を見せない」こと。
お上の思うツボに嵌らならないためには、鼻血問題を利用した扇動に乗せられず、正当な調査をしない政府を批判する事。
環境省は、水俣病の教訓を、逆に生かしている。
彼らには、過去の蓄積のみならず、新たな戦術を考える能力もある。
国民やメディアが、そう覚悟をしなれば、国民は騙され続けることになる。
少なくとも、水銀と放射線について言えば、あれは環境省ではない。
環境健康破壊省、環境犯罪省。
決して言い過ぎではない。
原発事故後の原発派ブレーンの獲得目標は、国民が、放射線リスクを語らなくすることにあったようだが、
いまや、放射線リスクを語れなくすることにあるようである。
鼻血の件も、原発擁護派学者や官僚、政治家が、民意をいかに誘導し、彼らがどういう結果を得ようとしているかという観点で、見ていくことである。
「科学的にありえない」美味しんぼ鼻血描写で遠藤啓吾・京都医療科学大学長
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140512/dst14051222400016-n1.htm
この学長の説明は非科学的。
鼻出血の発生機序を、血小板減少に限定。
統計学的考察を前提とせずに、放射線技師や宇宙飛行士の被曝を例示し、原発事故被曝との被曝様態の違いを無視。
環境省は、8日付けの記事、「放射性物質対策に関する不安の声について」http://www.env.go.jp/chemi/rhm/info_1405-1.html を、本日差し替えています。
ただし、広域処理、除染等の項目の追加が主で、私のツイートを変更する必要は全くありません。
↑以上、転載おわり
追記で、記事をひとつ、ここに転載させていただきます。
↓以下、転載はじめ
「美味しんぼ」登場の医師 「すべて事実。抗議は被災者に失礼」
【中日新聞】2014年5月13日
「綿密な取材を受けた」と、松井英介医師
小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」の漫画「美味(おい)しんぼ」に、「岐阜環境医学研究所長」として実名で登場し、
原発事故や震災がれきと、鼻血の関連性を指摘している、元岐阜大助教授の松井英介医師(76)=岐阜市=は12日、
本紙の取材に、「すべて事実。実際に異変を感じている人たちがいる」と主張した。
福島県や大阪市などの抗議には「〝事実無根〟というのは、その人たちに失礼だ」と反論した。
放射線診療が専門。
福島県双葉町に依頼されて、2012年度から、町の放射線アドバイザーとして、年間数十日、町内に滞在し、
多くの被災者から、「鼻血が突然出る」「せきが止まらない」「体がだるい」などの症状を聞き取った、という。
「美味しんぼ」の原作者の雁屋哲さんと昨年末に出会い、4カ月にわたり「綿密な取材を受けた」と強調。
問題の漫画を、「子どもたちが読んで、自分の体の仕組みや放射線に、関心を持ってほしい」と話した。