先日までとは打って変わって、ポッカリ浮かぶ雲と青空が清々しい、というか、日射しが痛いほどに強い、快晴日となった昨日、
以前から話に上がっていた、レイズドベッドガーデンを裏庭の元ハト小屋だった所に作ろう、という計画を、いよいよ実行することに。
なんといっても、畑の師匠である歩美ちゃんが、食べては適当に植えた野菜の種から、ニョキニョキと芽が出てきてしまっているので、
その赤ちゃんたちを、一刻も早くそこに移し替えてやらなければなりません。
さてそのレイズドベッド、今までにもあちこちで目にしたことがありましたが、
てきと~に地面に穴を掘って、そこに種を植え、もし芽が出てきたらラッキ~♪みたいな性格のわたしには到底、作ることも管理することもできないであろうと、勝手に決めつけていたのですが……。
歩美ちゃんの熱意には敵いません……わたしもいっちょ、頑張ることにしました。
まずは、いったいどこに、どれだけの大きさの物を作るのがよいか。
あちこちから集めてきたジャンクを置いて、なんとなく楽しんでいた元ハト小屋の基礎部分は、ものすごい量の砂利が敷き詰められています。
掘っても掘っても砂利だらけ。
本当はここら辺を、日本庭園もどきにしてしまおうか、などと考えていたりもしました。
砂利の上にすのこをいくつか置いて、その周りに鉢植えを点々と……みたいな。
けれども、工事用の砂利なので、大きい上にやたらと尖っているので、熊手などで模様を作る、なんて全く無理。
ほんじゃあ、その上にポンと置いてみるべか。
横8フィート、縦10フィートぐらいが妥当ということで、まずは近所のホームセンターへGO!
いやもう、3連休の真っただ中に加えて超~快晴、ということで、お店は大繁盛。
こういう日の店員さんは、自分は働かなければならない連休に、浮かれてワラワラとやって来る客が多いので、たいてい機嫌が悪いものです。
まあ、気持ちが分からないわけではありませんが……。
まずは小物から、ということで、ニワトリ小屋用の網を引っ掛けるポールと網を物色。
一番適当だと思える長さのポールが、ほとんど売れていて、棚の奥に残っているポールに手が届きません。
近くに居た店員さんに、わたしたちでは手が届かないので、取ってもらえないかと頼むと、
どうしてだか、ひじょ~にやりたくないような態度をとられ、こっちが戸惑ってしまいましたが、
まあ無視をして、12本、無事にゲット。
次のネットはかなり悩みましたが、とりあえず今回は初めての実験ということで、最も安いプラスティック製のものをゲット。
そして大物の囲い板。
畑を囲う一辺の板、ということで、あれこれ見比べてみましたが、結局一番安い、木のクズをノリで固めた、縦8フィート幅4フィートの合板を買って、4つに切り分けてもらうことにしました。
なので畑は、一辺が8フィートの正方形に急きょ変更!
で、切り分けてもらう場所まで、その板をどうやって運ぶのか。
それを聞きに遠くの居た店員さんの所まで走って行くと、そんなことは板の近くに居る店員に聞けと言われ、すごすごと退散。
板の近くには誰もおらず、仕方が無いので歩美ちゃんとふたりで、エッサホイサと運んでいると、
「なにやってんだ、頼めば運んでやるのに」と、さっきの店員さんがブツブツ言いながらやってきて、ヒョイと持ち上げて持ってってくれました。
なら、最初っから言うてぇな。
で、切ってもらったのですが、最後の一辺の高さがかなり低かったのです……でもそれで良しとしました。
切り直し、なんてことをお願いした日にゃ~、どんなことになるか……とにかく今回はやめといた方が無難です。
最後にちょうつがいを8個買って終了!
全部で78ドルの買い物でした。
早速作業開始。
とにかくアバウトに楽しく!というのが信条の我ら。
まずはハト小屋の基礎のセメント枠の内側の適当な位置に、ネット掛けのポールを打ち込むことに。
と、ところが……これがめっちゃ困難なことが分かりました。
掘っても掘っても、ツルハシを使っても、砂利だらけ……。
土の中に、たった一個の小石があっても突き刺せないのに……ということで、一穴ごとにふたりでせっせと搔き出しました。
ポールが終了した時点でかなり疲れておりましたが、せっかくだ、終っちまおう!と気を振り絞り(おおげさ?!)、ちょうつがいの取り付けに。
ペラペラの板なので、あっという間に作業が終るだろうと思っていたら……。
あかん、固い!異様に固いではありませんか!
ネジが全く入っていってくれません。
なので印をつけて、そこに釘を打ち、浅い穴を開けてから作業することにしました。
いやもう、小さな困難というのは斯様に、ひょこひょこと無邪気に、わたしたちの目の前に現れるものなのですね。
だんだんに出来上がってきました。
旦那が、自分もオンボロ小屋の解体などに取りかかり、それなりに疲れていたにも関わらず、バーベキューディナーを担当してくれました。
そして翌日の朝、次男くんが起きてくるなり、
「聞いた?」
「なにを?」
「昨日、おかあさんらが作ってた板の上に、リスが飛び乗って倒してたけど……」
うぬぬ……我々が注意しなければならないのは、グラウンドホッグやスカンクだけではありませんでした……。
大急ぎでちょうつがいの取り付けを終了し、とりあえず枠だけは完成したレイズドベッドと、旦那が解体中の小屋の残骸です。
砂利の上にまずは土を敷き、その上に長年積み上げてきた雑草を蒔き、その上にウッドチップを敷いて終了……の予定です。