ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

これが成田空港の現状! 安倍政府は国民を守る気がない!

2020年04月05日 | 日本とわたし
これは4月1日に、三枝三七子さんがFacebookのウォールに載せた記事です。
海外から成田空港に到着した乗客に対する検疫所の様子を、彼女の息子さんが撮った写真が紹介されていたのですが、それを見て愕然としました。
もちろん撮ったご本人、そしてお母さんの三七子さんは、わたしのそれとは比べ物にならないほどだったと思います。
実はこれと同じような話を3月の末に聞いていました。
わたしたちが日本から戻ったのが3月2日。
その時すでに、米国⇄日本の便の乗客が極端に減っていたので、航空会社は便数を減らすと言い出していました。
それから1ヶ月。
まさかこんなザルのような検査で、しかも長時間混み合う状態で並ばせているだなんて…。
一体どうして、いまだにこんなことが起こっているのでしょうか。

******* ******* ******* *******

今更!
領事館は何を連絡してきているんだろうか?
息子は昨日、4月1日の午前6時35分には、成田に着いていた。
そしてその彼が送ってきた検疫所の様子の写真を見て、私は愕然とした。
これでは、
感染しないで戻ってきても、ここで感染する

数日前の成田よりはまだいいかもしれないが…。
ーこんな状態だ。(タイトル写真)
フランスの空港では、1.5メートルおきにテープを張り、そこに立ち長い列ができていたというが、
日本では、「詰めて並んでください!」???
しかも、全員がマスクしているわけではないのだ。

【あり得ない昨日までの水際対策】
1)発熱・風邪の症状が報告されなければPCR検査なし。
2)検温もしない・面接もないー自主報告
3)帰宅の交通手段は建前は公共交通機関を使うな。


しかし実情は、レンタカーを借りるか、家族が迎えに行くかのどちらかしかない。(息子は3日前に車を取っておいた)
そのどちらも無理な学生には、
「『徒歩』と書類に書け」と言われたという。
中途半端だ。

4)PCR検査の結果は丸1日かかる。(韓国では30分)
「その間、待っていていいのですか?」と問うと、
「待つ場所はない。空港内の待合室ならいい」
感染するだろ?

5)14日間の自主隔離を要請していますーと言われ、
「ホテルとか宿泊施設が用意されていますか?」と聞くと、
「ありません」と。
何件か電話をして、数件、
OKと言われたが、14日はいられなさそうだった。
なんという放任!無責任な要請なんだろう。

こうして
海外留学生は帰ってきて、成田で感染していたら、地方に感染源を広めてしまっている
これが昨日までのこと。

そして今日、息子宛てに来たメールが以下の内容だ。

2020年4月2日(木) 午前11:10 在メルボルン日本国総領事館

【ポイント】
4月1日、日本政府は、4月3日午前0時(日本時間)以降実施される、水際対策強化措置を発表しました。
●14日以内にオーストラリアに滞在歴のある外国人は、特段の事情がない限り、入国拒否の対象となります。
●14日以内にオーストラリアに滞在歴のある日本人を含む全ての入国者は、PCR検査の実施の対象となり、結果判明までの間、検疫所長の指定する場所で待機することになります。
ご自宅等で検査結果を待つ場合、公共交通機関を使用せずに移動できることが条件となりますので、ご注意ください。

【本文】
1.14日以内にオーストラリアに滞在歴のある外国人で、4月3日午前0時(日本時間)以降に本邦に到着した方は、入国拒否措置の対象となります。
※「永住者」、「日本人の配偶者等」、「永住者の配偶者等」、又は「定住者」の在留資格を有する方が、4月2日までに再入国許可をもって日本を出国した場合は、再入国することは原則可能です。
一方で、4月3日以降に日本を出国する場合は、原則として入国拒否の対象となります。

2.日本人を含む全てのオーストラリアからの入国者(4月3日午前0時(日本時間)以降当面の間実施)
(1)過去14日以内に、オーストラリアに滞在歴のある方は、検疫法に基づき、本邦空港で検疫官にその旨を申告することが義務づけられています。
(2)空港の検疫所において、質問票の記入、体温の測定、症状の確認などが求められます。
全員にPCR検査が実施され、自宅等(※2)、空港内のスペース、又は検疫所長が指定した施設等で、結果が判明するまでの間待機いただくこととなります(現在流行地域の拡大に伴い、検査対象となる方が一時的に急増しており、空港等において、到着から入国まで数時間、結果判明まで1~2日程度、待機いただく状況が続いています。
ご帰国を検討される場合には、上記のような空港の混雑状況や待機時間について、十分ご留意いただくようお願いいたします。
また、航空便の運航状況について、ご利用予定の航空会社のウェブサイト等でご確認の上、適切な時期を御検討ください)。
※2:自宅等で検査結果を待つ場合、症状がないこと、公共交通機関(鉄道、バス、タクシー、航空機(国内線)等)を使用せずに移動できることが条件となりますので、
事前にご家族やお勤めの会社等による送迎、ご自身でレンタカーを手配するなどの移動手段の確保を行ってください。
また,検査結果が判明するまで、ご自身で確保されたホテル、旅館等の宿泊施設には移動できません。

(3)検査結果が陽性の場合、医療機関に隔離(入院)されます。

(4)検査結果が陰性の場合も、入国から14日間は、ご自宅やご自身で確保された宿泊施設等(※3)で不要不急の外出を避け、待機することが要請されるとともに、保健所等による健康確認の対象となります。
※3:自宅等への移動は、公共交通機関(鉄道、バス、タクシー、航空機(国内線)等)を使用せずに移動できることが条件となりますので、事前にご家族やお勤めの会社等による送迎、ご自身でレンタカーを手配するなどの、移動手段の確保を行ってください。

(5)上記の検査等は、検疫法に基づき実施するものであり、検疫官の指示にしたがっていただけない場合には、罰則の対象となる場合があります。

帰国するのもメルボルンからシドニーにはもう動けず、ジャカルタ経由(
通常なら7万前後の往復が片道で18万)になった。
シドニー成田のダイレクト便は、39万を超える金額の片道チケットになっていたが…。

政府は、国民にお願いだけして、具体的な施設や交通手段を用意していない。
これでは感染は防げない。


昨日、空港で何の症状もなく、PCRを受けられなかった息子は、別宅(好意で提供して頂いたコテージ)で14日過ごす。

昨日、松本までレンタカーで戻り、私と友人が2台で行き、1台を息子専用にした。
彼は、死ぬ思いで、成田からずーっと運転して、小谷村まで帰ってきた
8時間近く。
休む場所もなく、私に感染させることを恐れて、私とは窓越しでしか顔を合わせていない

息子が曰く(LINEを使用しての会話で)、
「ジャカルタの乗り換え、周りがヤバかった。誰もマスクしてなかった。だから近くに来ないで」

朝昼晩、食事をドアの外に置いておく。
熱が出ませんように。
この国の無策さに悲しさすら感じる。

仕方なく、電車・バスで地方の親元に帰って行った子どもたちは何人いるだろう。
昨日と今日の線引きは何だろう?

この国は国民を守る気がないと思う。


だからこそ私はゾワゾワする。
その時が来てしまうのだろうかー日本。

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息子さんが今感じている恐怖を、ほんの少しだけ分かるような気がするのは、14日間の自主隔離を行っていた間中、ずっと感じていたからです。
自分がかかっていたらどうしよう。人にうつすようなことだけは絶対にあってはいけない。
そんな思いがずっと頭の中にへばりついていました。
わたしたちの自主隔離が終わった頃に、ブルックリン在住の息子とガールフレンドが、コロナの症状にかなりよく似た咳と熱と倦怠感を訴え出した時の恐ろしさは、夜もろくに眠れないほどでした。
三七子さんのゾワゾワする、という言葉の中にある言葉にしきれない思いを、多くの方々に共有していただきたくて、この記事を紹介させてもらいました。

日本政府の愚鈍さ無能さは、いくら訴えても足りないぐらいです。
ほんの2週間前までは、「オリンピックを完全な形で開催する」と言っていた安倍首相の異常さが、まさに日本での感染爆発を招く根源だと言い切っても良いと思います。
コメント (2)
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安倍首相、あなたには布マスク配布について謝罪・撤回し、不織布マスクを増産させ、巷への潤沢な流通を実行する責任がある!

2020年04月05日 | 日本とわたし
あらら、安倍首相のマスクが布から不織布に変わってる!


これについて、全くその通り!なことを書いてくれた幸雄さんのFacebook記事を丸ごと転載させてもらいます。

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悲しくなるくらいに軽い総理の言葉。
たった2・3日で消えてゆく。
無神経で無責任。
一枚目の写真は例の「新たなる『最低伝説』を更新した」布マスク二枚を一住所に配布――のNHK動画より。

新型コロナ感染拡大に対する喫緊の対応ということで、デカい音でラッパを吹いた。
品薄状態が続くマスクについて――
「私もつけておりますが、布マスクは洗剤で洗うことで、再利用が可能なことから、急激に拡大しているマスク需要に対応するうえで、極めて有効だ!」
と、声高に発信。
その日のうちに、枚数や支給方法、何よりもウィルス対策には値しないクオリティー、市民以下の認識!!と大逆風が吹いた。
当たり前だよね…総理の見識が素人以下じゃ。
ということで、、本日4月4日は使い捨ての不織布マスク装着で登場。

見るからにバッチリとウィルス対応の品物。
装着の仕方は緩いものの、サイズも合っている。
そう、それで良いの!
じゃ、ないだろう!!!
布製マスク2枚配給は、撤回されていない。
何故たったの三日後に、あれだけ推奨した布製をしていないの?布製はヤバいと気付いたから?
何処でどうやって入手したか知らんが、僕らは早朝から薬屋に並んでマスクを買い求める。
並んでも買えない日の方が圧倒的に多いよ。
そんな時間でも並べる人はまだ良い。
仕事がある人は並べもしないよ。
最悪はネット販売の高額なマスクを買うしかない。
でもそれだって買えるお金がある人はいいよ。

君は何処でどうやってそのマスクを手に入れたのか?
そうか、自分で買わなくても何とかなるんだ――
でもさ、一週間後には君自身が行動でNGを出した、布製のマスクが重篤な地域から配られるわけだ。
そう言う事が、国民からどう思われるか?
その程度の想像力も無いのか?!
世の中では――

君がその不織布のマスクを付けられるのは、布製マスクに付いて謝罪・撤回し、改めて不織布のウィルス対応のマスクを増産させ、巷へ潤沢に出回ってからなんだよ。
それが遣らかした大人の、当たり前な責任の取り方だ。
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底抜けにアホらしい「布マスク2枚の真相」

2020年04月05日 | 日本とわたし
この「政府マスクチーム」に関与した、経産省のEdTechのリーダー浅野氏が書いて拡散してほしいと言ってる「マスク2枚の真相」を読んだら、もっと腹が立った。 
医療関係者にサージカルマスクが行き渡るようにするために、国民には布マスク→200億かけて政府が買い上げ布マスクをメーカーに作らせる。 
台湾や韓国がやって成功してるマスク対策、どうやったか聞いて真似する方が千倍マシだよ!


「不織布の使い捨てマスク」には生産能力に限界がある。
そうなのか?
マスク対策で成功してる他国に教えを乞うたのか?
民間業者に片っ端から頼んでも協力してもらえる所が見つからなかったのか?

使い捨てマスクは医療機関に優先的に回したい。
当たり前だ。
だからこそ感染予防にほとんど効果が無い布マスクではなく、使い捨てマスクの増産を政府買い上げの形で発注するべきじゃないのか?

配布の時に行列ができて感染クラスターを作る恐れがあるから輸送費がかかる日本郵便の全戸無差別配達サービスにした。
だから配布はお金にすればいいだけ。マスク2枚など、ほとんどなんの足しにもならないものを配布するのに200億もかけるなんて愚の骨頂。

2枚では足りない世帯に隣近所で融通する、それが地域市民社会の機能回復になる。
この感染問題危機を全く理解していないばかりか、このナメた態度には本当に呆れる。
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