ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「なんちゅうたって日本やもん!」と胸張っていつか言うたる!そのために頑張る!

2011年09月22日 | 日本とわたし
これは日本の問題。
日本の国内で、日本の報道番組で、日本人の家のテレビニュースに流れるべき映像。
それが、空からの映像を言い訳程度に流したり、妙なとこにいきなりはめ込んで言うたり、
どっこもきちんと撮影したのを編集したり、インタビューをしたりせんかったデモ。

報道さえせんかったらそれでええ、無かったことにできる思てるん?
そうやってあんたらが、人の思いを、醜いほどに無視したり、湾曲して伝えれば伝えるほど、
思いは逆に、どんどん鮮明な、誰の目にもわかるぐらいのキラキラした光をたくわえていくねん。

ドイツのZDFテレビが、ニュースでこんなん流してくれてたわ。


これが普通に、日本のお茶の間に流れる日は来るんやろか。
チェルノブイリ事故が起こった時、汚染に巻き込まれて右往左往してはったやろう、遠い国の市民の人達の悲惨な様子は、ライブでは伝わらんかった。
後々になって、週刊誌や書籍で知り、胸が痛んだけど、こんなことはロシアやからであって、日本では到底考えられへんと思いながら読んだ。
もし万が一、日本で同じような事故が起こっても、まず事故は迅速に完璧に収拾されるやろし、避難も速やかに、さほどの混乱も無く行われるやろ。
なんちゅうたって日本やもん。
地震やら津波やら台風やらで、しょっちゅうえらい目に遭うてきて、それでも他の国とは比べもんにならんぐらいに立派に立ち直ってきたんやから。

なんちゅうたって日本やもん。

それが、どんだけおめでたい、能天気な思い込みやったか、この半年間、とことん思い知らされた。
なんや、ロシアよりもあかんやん……。
子供に放射能吸わして、それだけでは足りんのか、食べ物や肥料や水にまで混ぜ込んで、とことん被曝させながら、
なんか知らんけど、どこに行くにも、首からなんちゃらバッジぶら下げなさい、無くしたら買いなさい。けど、マスクは別にせんでええよ。
おしっこからセシウムが出ようが、鼻から血が噴き出そうが、熱が出ようが下痢で苦しもうが、屁とも思わず、
何年か後に、あっちゃこっちゃに被曝が原因の病気になったら、目を輝かせてせっせと検査し、資料作りに励むのが見え見えの国。

ほんで今日、この会議に間に合うように交代したと思えてしまう野田のおっさん、
国連で、見事に、はっきりと、原発万歳スピーチをした。

原発の安全性を、世界最高水準に高める。
原発輸出はやめへん。
原発事故は、着実に収束に向かっている。
原子炉の低温停止は、予定を早めて年内に達成すべく全力を挙げる。
 
世界最高水準のアホや。
これ聞いた世界中の、良識のある、いや、常識でもええわ、いや、そんなもん持ってない人でも、腹の底からバカにしたやろな。
原発事故のどこが、着実に収束に向かってんねん?自分の目でちゃんと確かめたんか?現場でせめて24時間でも、作業員の人らのやってること見たんか?
どの口が言うとんねん!日本の恥や!恥知らず!
地下深くにじわじわと落ちていってる、溶けた核燃料はどないしたん?消えてしもたん?
あれ、どないするつもりなん?遮蔽壁、いつ作るん?地下水に到達したらどないなるか、それぐらい知ってるんやろ?
原子炉の低温停止って……もう粗方無くなってるのに、低温も停止もあらへんがな。
予定なんか早められるか?この200日、毎日無休でやってはる作業員さんに聞いてみ?
あんたらはまるっきりわかってへん言うてはるわ。

動物も子供も赤ん坊も、それからお腹の中の胎児も、みんな言葉にはしてへんだけでわかってるねん。みんな見てるねん。
こんなとこに生まれて……こんなとこで暮らさなあかんやなんて……、
そんなふうにすごく可哀相に思いながら見てた、厳しい環境で生きる海外の子供達の姿。
まさか、自分の祖国の子供を、そんな気持ちで見なあかんようになるやなんて……。

いやしかし、凹んだり放心したり、いろんな波はやってくるけど、
強なったよな、わたしだけやのうて、みんな。
けど、今回だけはマジで、負けてられへんから。強ならなあかんから。
こんな日本のままにしてたまるか!
世界の笑いもんにされてたまるか!

なんちゅうたって日本やもん。

そう思てた時の日本は、知らんかっただけでクソやった。
あっちこっち膿んでた。
けど、狡賢い連中がうまいことカサブタで隠してた。
今、わたしらは、そのカサブタを、一枚一枚、無理に剥がしてる。
そんなことしたら、めちゃくちゃ痛い。
せやけど、痛うても剥がすねん。剥がして、長いこと隠されてた膿を絞って出したるねん。
膿がすっかり出尽くしたらすっきりする。傷もきれいに治る。

未来の子供達が、胸張って、なんちゅうたって日本やもん!言えるように、大人のわたしらが頑張らな!
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11年ぶりのわくわくドキドキ!

2011年09月22日 | 音楽とわたし
恥ずかしいけど、ウソもつきたくないので、正直に告白すると……、
わたしはアメリカに引っ越してから、たったの一度も、まともな個人レッスンについたことが無かった。
誰かについて、ピアノをもっと学ばにゃいかん!と思っていたけど、習うからにはめっちゃいい先生、などと厚かましく思ったり、
お金が無かったり(←これがけっこう一番長かったかも)、自分の演奏を録音することで、自己レッスンで済ませてしまっていた。

ACMAに入会して、月例コンサートに頻繁に出るようになり、人前で演奏することが多くなった。
そして、三年前からは、定期演奏会がカーネギーホールで行われるようになり、オーディションや本番に、中途半端な自己満足で演奏している場合ではなくなった。

去年、あさこと一緒に演奏した際に、あさこから、事細かに、それこそ身振り手振りで、ひとフレーズごとのイメージ作り、音の前後の空気の動き、流れなど、それはそれはたくさんのことを教えてもらった。
自分の耳で聞いていたつもりの音が、実は思い込みだったり、充分でなかったり、まるで聞けていなかったりすることを、改めて痛感した。
他人が聞いているわたしの声は、録音しないと聞けないのだけれど、
他人が聞いているわたしのピアノの音も、録音しないと聞けないのだと思い知った。

今回のカーネギーは、ヴァイオリンソナタを演奏する。
なので、ピアニストとヴァイオリニストのお二方に、レッスンをしてくださいとお願いした。
ピアニストはジェーンの先生。まだ三十代の若者だけど、室内楽を得意とし、演奏活動も活発に行っているEliran氏。
ヴァイオリニストは、演奏旅行で超多忙でいらっしゃる、東京クァルテットの池田菊衛氏にお願いをした。
どちらの方も、本人の演奏を聞いて一目、いや、一耳惚れ。

だからよけいにドキドキする。
11年ぶりのレッスン。いいのかわたし?弾けるのか?
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じめじめむしむしな衣替えの日

2011年09月22日 | ひとりごと
じめじめむしむしな一日。
気温も妙~に高い。
こんな日には似合わへんけど、まとまった時間が空いたので、衣替えと、衣替え用の洗濯をした。
ここ数年は、二年続けて着んかった服は、赤十字に寄付することにしてるので、衣替えがどんどん楽になってきた。
それでもなんやしらん、服の枚数が多いような気がする。
もう買うたらあかん。店に行ったらあかん。わかったな自分!と、衣替えのたんびに言い聞かすのやけど、
ついつい、というても年に数えるほどしか行かへんけど、しかも、その店は、デパートの売れ残りやメーカーから出た半端もんを激安で売ってる店やけど、数枚、必ず買うてしもてる自分がいる。反省!

タンスやクローゼットの中が、秋冬模様になった。
衣替えをすると、心の中がきっぱりとする。
夏は終わり、冬を迎える。
どんと来い!冬!、みたいな。

明日は昼と夜が全く同じ長さになり、それから以降は、どんどん夜が長うなっていく。
暗い時間が増えることを、すごく嫌がる人がいる。
なんでかな。
多分、家の中で居るのが好きやからかな、わたしは全然平気。


ふたりともに仕事が終わり、超~久しぶりに、ワインとチーズとパテを、玄関ポーチでいただくことにした。

もちろんこの仔も一緒。


目の前のイチイの木に、まとわりつきたい放題のゴーヤさん。


もうすっかり秋の風情になっていた時は、季節外れに思えたゴーヤも、今日みたいな蒸し暑い日には似合って見える。
それにしても元気やなあ~ゴーヤさん。
もしかして、ゴーヤチャンプル、食べまくってる?


なんというてもこのビョ~ンビョン。自然ってほんまにすごいなあと思う。なんでこんな美しいもんを、当たり前のように作らはるんやろ。


もうかなり日が暮れてきたので、ボケボケの、しかも葉っぱに隠れたカーディナル。


旦那が、「なんとまあ、行儀のええ!」と感心した家猫。行儀なあ……人間で言うと、すっと背筋が伸びた正座っちゅうとこでっしゃろか。


久しぶりにこんなのんびりもええなあ~と思てると、プ~ン……お~にょ~れ~、まだおったん蚊ぁ~!
もちろん、おでこにほっぺたに手が3箇所に足が2箇所、即、食われとりました……痒いがなぁ~!
コメント (2)
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