ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

夏が終わるぞ~とうとう終わるぞ~また来年までないぞ~パーティ!

2011年09月04日 | 友達とわたし
毎年、夏というと、これは決して大げさな表現ではなく、実際に、大人も子供も、必死のパッチで休みを楽しもうとするアメリカ。
それはだいたい、6月の末頃から始まり、今日の『Labor Day(レイバーデー)』で終わります。
地域によっては、8月の末から学校が始まっている所もありますが……。

毎年この、レイバーデーについて説明してるような気もするけれど、やっぱりもう一度。

『アメリカとカナダには『レイバーデー(労働者の日)』(Labor Day)という祝日があります。
(『労働の日』や『労働祭』と訳されることもあります。)
毎年9月の第1月曜日と決まっていますので、土曜日から月曜日までが3連休となります。

南北戦争が終わってから、アメリカでは色々な産業が、急激に発達し始めました。
しかし同時に、低賃金、長時間労働、劣悪な環境などの問題も表面化してきました。

そこで、『the Knights of Labor(労働騎士団)』は、労働者をねぎらうための休日を設けようと考えました。
代表者の1人、Peter Mcguireは、7月の独立記念日と11月の感謝祭の中間点として、9月の休日を提唱したのです。

労働者とその家族に敬意を表するため、また労働者の団結を強めるため、1882年9月5日にニューヨークでパレードが行われて、約10,000人が参加しました。
パレードはその後も毎年行われ、1887年にはオレゴン州が最初に、9月の第1月曜日を『労働者の日』という祝日に指定しました。

今では『労働者の日』は、単なる休日の1つと考えられ、『夏の終わりを告げる日』という意味合いの方が濃いようです。
レイバーデーが終わると、多くの子供たちにとって、新学期(新学年でもあります)の始まりです。
(8月中に始まってしまう学校も、結構ありますが……)

この時期には、新学期に備えて新しい文房具や洋服がよく売れるため、それを見込んだ『Back to School』と呼ばれるセールが、あちこちの店で行われます。

この夏休み最後の連休には、家族揃って旅行に出かけたり、ピクニックやバーベキューを楽しむことが多いです。
夏の終わりを惜しむように、プールやビーチ、公園、キャンプ場も賑わいます』


というわけで、旦那とわたしも、夏の、ユ~ルユ~ルとのんきそのものだった毎日に、別れを告げる日がやってきました。
まあ、うちの経済のことを考えると、そろそろ別れとかなあかんのんちゃうん?という思いもかなり強いのですが……。

で、フィンの誕生日会で、ベトベトに汗をかいたまんま、息子のガールフレンドニナちゃんのお家の、夏よさよならパーティに行ってきました。

相変わらずのご馳走三昧。
この春雨サラダと日本風味のポテトサラダ、ほんでもって鰻とアボガド入りのちらし寿司、これがもう大ヒット。
ご近所の方々もゾロゾロとやって来て、うみゃ~うみゃ~の大合唱。


まだまだありまっせ!


音楽を語り、フランスの片田舎を語り(近所の方がそこ出身だった)、食文化を語り、食べては笑い、笑い転げては食べ、
旦那とわたし以外は、底なしの酒豪ぞろいで、ロゼに白に赤、いったい何本のワインが空っぽになったのか……不明です。

お酒を控えたい旦那は、皆の輪からそっと抜け、居間でギターを弾いていました。ナイスアイディア!
それに引き換え、すっかり酔っぱらったまんまでピアノを弾いたわたし。
目で追っている音符が頭の中で情報にならなくて、へらへら笑いながらムチャクチャ弾いている自分が、ちょいと悲しかったり……。

食後はやっぱり地下のゲームセンターに移動。
卓球する人、ビリヤードをする人、話の続きに盛り上がる人、
ぎょえ~!もう12時だぁ~!

バイバイみなさん、バイバイ夏、バイバイ息子、わたしらはもう限界じゃけん、先に帰るけん。
コメント (4)
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おいらのなまえはフィン!としは1さい!もんくあっか?

2011年09月04日 | 友達とわたし
旦那の大学時代からの友人アンドリューの息子フィン。
彼の、一才の誕生日を祝うパーティに行った。

アンドリューとモーリーは、マンハッタン島のずっと上の方にある、そりゃもう素晴らしい公園の近くに住んでいる。
散策しながら立ち止まっては、ガイドから、名所のいわれを説明してもらっているグループを、あちらこちらで見かける。


岩好き、岸壁好きのわたしには、どうしても素通りできない公園なので、旦那はいつも、こんなふうに立ち止まっては、やれやれと首を振り、しまいにゃあきらめて先に行ってしまう。


それにしても暑い!そしてとんでもない湿度!乾いた空気にすっかり慣れ切ってしまった者には、息苦しいほどの夏日。

公園の入り口。ここから10メートルほど先にある、地下鉄の駅のすぐ前の広場が、フィンさまのパーティ会場。


お~、やってるやってる!見事に星条旗カラー!


シャボン玉はどうして、こんなにも楽しいんでしょ。


フィン!フィン!フィン!


わたしの超~お気に入り!


ジャジャジャジャ~ン!生フィン!


旦那もわたしも、彼はきっと、誰かの生まれかわりだと思っている。
生まれたその時から、彼は、大人びた、どこかもう悟ってしまっているような、それでいて深い慈しみのある目で、世界を見ているような気がする。

でも、こんなふうに、ちょっぴり赤ちゃんぶったりもする。


いきなり、地下鉄出入り口付近に現れた、ものすご~く怪しい方々。


いやあ、今日みたいな、こんなムシムシする日に、みんなよう来ておくれやしたな~。


おいらがこれやると大人は異様に喜ぶねん。そやからやったるねん。簡単やねん。


それな、ヘリコプター違て、昔の日本では、竹とんぼ言うて、子供が喜んで遊んどったんや。知っとった?おいらは知っとるよ。生まれかわりやけん。


「誰か、カメラカメラ!これ撮って!フィンが初めて独り立ちしたのよ~!」モーリーの嬉しそうな大声に、カメラマン、カメラウーマンが殺到!


立て!立つんだフィン!


身長2メートル超えのパパと、今度はシャボン玉で華麗な立ち姿のご披露。


昨日、パパとママが夜なべして作ったボンボン。


パーティも佳境に入り、いよいよケーキカット!


あれれ?このちっちゃいのんは?


ちょいとご機嫌ななめになりかけたフィンを、風車であやすママ。


この後、テーブルを囲んだ皆からの『Happy Birthday to Finn』の大合唱を受け、それを真剣な眼差しでじぃ~っと見ていたフィン。
突然目の前に現れたこの物体は……。


う~ん、もうちょっと調べてみたろか……。


なんかネチャネチャしとんのやけど……。


ちょっと舐めてみたろ。赤ん坊は、常にこうやって、物事を学ぶのじゃ。


うまいやんけ。


その後、どのような展開になったかは……想像に容易いと思われるので、あえて語らないことにする。

プレゼントを開けるのは、子供達の一番の楽しみ。フィンの従兄や従姉達がワラワラと集まって来て……、


おもちゃの使い方を一所懸命になって教えてあげる。いいな~子供って。


誰が一番恐い怪獣か……怪獣の遠吠えコンテスト中。


ちびっ子のエネルギーは永遠です。


おばあちゃん大好っきゃで~!


みんな、来てくれておおきに!また来年も頼んまっせ!


来た道と逆を歩く。


ポイズンアイビーをまとったガス灯。


今日のハドソン河は、先日のハリケーンの影響からか、水がすごく濁っていた。


本を読むひと。


ジョージ・ワシントン・ブリッジも、こうやってみると、なかなかにいい橋やん。何回通っとんねん?!
コメント (5)
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