『Peace Philosophy Centre』の Satoko Norimatsuさんが、このような記事を書いて大切なことを教えてくださいました。
↓以下は、Philosophy Centreに掲載された、Satokoさんのツィッターのまとめです。
『原発報道で、政府やマスコミがいかに嘘つきかわかった人が、日本ではぐっと増えたと信じます。
このスキルを生かして、嘘だらけの野田オバマ会談報道も見破りましょうね。
同盟深化とか、普天間の「結果」を強く迫るとか大騒ぎしてるけど、実際は随分違いますよ。
会談録は公開されていないようだけれど、マスコミ報道ではなく、両政府が発表してるものを読み込む方がずっとよくわかりますよ。
外務省の会談要旨では、オバマ氏が普天間問題について何か意見を表明した、という記録すらないですよ。
政治家、官僚、マスコミがいつも大合唱してる「同盟深化」だって、私はほとんど日本側が言っているのしか聞いたことないですよ。
今回も野田さんが言ってるだけですね。
普天間については、外務省記録では、
「野田総理から、普天間飛行場移設を含む米軍再編については、引き続き日米合意に従い協力して進めていきたい。
また,沖縄の人々の理解を得るべく全力を尽くす旨述べた」とあるだけですよ。
マスコミが言うように強く迫ったのだったら、何の記述もないのは変でしょ?
米国務省の、日本各社報道は全部、「同盟深化で一致」「普天間で進展を」、日米合意で「結果を」などと報道してます。
「日米合意」に触れているのも、日本側だけです。
米側からの情報では、「問題であることを認識していてなんとかしなきゃいけない。なんとか結論を見出さなきゃいけない」という認識が伝わってくるだけです。
時事
「結果を出す時期が近づいている」と、大統領は首相との会談で、時間を惜しむかのように本題に切り込んだ。
首相同行筋によると、クリントン米国務長官ら同席者が自己紹介をする間もなく、大統領は強い口調で普天間問題を進展させるよう首相に詰め寄ったという」
こんなの信じられますか。
キャンベル氏の報告を見ても、米側にとっての日本との同盟の意味はやはり、「お財布」であることがわかりますよ。
安全保障関係では、大統領が、アフガン復興で日本が払う50億ドルに感謝してる、と言ったことを最初に報告してます。
普天間では曖昧ですが、逆に、牛肉問題については大統領が、「何年もの交渉の末なので進展を見たい」とはっきり伝えたとキャンベルは言ってます。
メディアも「強く迫った」と報道したいのなら、「オバマは米国の牛肉を買えと強く迫った」と言う方が、まだ正確に近いと言えます。
アメリカとしては、牛肉汚染問題があれだけ騒がれた後、今日本に牛肉問題でプッシュするのは当然好機だと思っているでしょう。
あと、強調してたのは、何と言ってもハーグ条約問題です。
この点については、オバマ氏から非常に強い要請があり、条約加盟だけでなく、進行中の誘拐事件についてなんとかしてくれと。
野田さんは、それは把握しており、現在123件の児童誘拐のケースがあると。
これはアメリカにとって(アメリカだけではないが)、国内からの圧力も高い非常に真剣な問題なのです。
オバマが強く迫った、と報道するなら、まさしくこの問題でしょう。
以上、日本の皆さんが寝てる時間に、野田オバマ会談報道の呆れた過大解釈と印象操作(簡単に言うとでっち上げ)についてツイートしました。
よかったら遡って見てください。@PeacePhilosophy
*(以下追記分)
ジャパンタイムズに載った、AP/Kyodo の野田オバマ会談報道も advises on action(基地問題で行動を求めた)とか言ってるけど、
記事の本文を見たらやはりキャンベルの言ったことを引用してるだけです。
天木直人さんのブログでも、こう言ってます。
「日米同盟深化を狙うはずのオバマ大統領との首相会談が、見事にあてがはずれ、宿題ばかりを突きつけられて終わったらしい。
当然だ。今の米国は尻に火がついている。
財政破綻の危機だ」
天木
「今のオバマ大統領の頭の中には大統領選挙しかない。中東情勢しかない。日米同盟深化などどうでもいいのだ。
日本だけが勝手に騒いでいるだけだ。だから言った通りだ。
参勤交代のような訪米はやめて復旧、復興と経済立て直しに専念すべきだったのだ」
天木
「そう思っていたら野田首相の訪米の目的がわかった。
あの国連演説はなんだ。
国連演説に名を借りて原発再開をします、原発輸出をしますと宣言するために訪米したのだ。
とんでもない事をしてくれたものだ。
9.19の、さようなら原発の福島被災民の思いを、見事に踏みにじってくれた」同感!
ワシントン講演で、沖縄県民の反対を押し切って辺野古基地を強行したら、「米国と沖縄、日米関係に修復不能の亀裂を残す」と訴えた仲井真沖縄知事。
沖縄県民全員の反対を受けても、いまだに辺野古辺野古と騒いでいるのは、日本の政治官僚マスコミだけ。
こんな情報操作までして「米国が辺野古に作れと言っている!」という重圧をでっち上げ、
「深化、深化」といって、米国に一方的にしがみついている姿は、それが民主党だと思うと余りに情けない。
仲井真演説を発表したら、「売国奴」と言ってきた人がいたが、永田町と霞が関に向ける言葉じゃないですか。
また、原典を見る重要さ、英語を学ぶ重要さなどを指摘する人がいたが、賛成。
受験英語でなく、批判できる英語でなければ。
故加藤周一は、外国語を学ぶ目的は、権力者やメディアの嘘を見抜くためだ、と言っていました。
原発報道で、海外と日本の報道の差に驚いた人は、それが心底わかったのではないでしょうか。
(Satoko Norimatsu @PeacePhilosophy)
この半年間、金魚のフンやら腰巾着やらのマスコミのことで、ぎょうさんびっくりしたり呆れたり、腹の中が煮えくり返ったりしてきたから、
自分なりに、斜に構えて、報道を読めるようになったつもりでいた。
いやあ、まだまだでんな。
ここまででたらめやとは思てなんだっちゅうことは。
こういう人間のこと、いったいなんちゅうんやろ?
公の道具使てウソ八百の話を流すヤツ。
ただの嘘つきちゃうで。
新聞やテレビでウソつくんやで。
なんでこれが、なんの罪にも問われへんの?
またウソついとるわ……のため息だけで終わってまうの?
そんなことしてるから、調子に乗るんちゃうの?
調子乗って、これからもどんどん、ウソばっかり垂れ流すんちゃうの?
けど、こんな記事を書く記者がいて、それをきっちり紙上に載っける新聞社もある。
『想像してみてほしい。
深刻な食中毒を引き起こしたばかりのレストランの経営者が、同業者の会合で「食品衛生の高い技術を提供する」と言ったら、一体、どう思われるか。
しでかしたのは、はるかに重大な失敗なのだから、野田首相の方が一層、奇異だろう。
国連の会合での演説で「原子力利用を模索する国々の関心に応える」と述べ、原発輸出継続の意向を表明した。
脱原発、原発維持のどちら側ともつかず、なるほど“ノーサイド首相”らしくもあった野田さんだが、最近、少し維持サイドに傾く気配。
米紙に対しても、定検中の原発について「来年夏に向け再稼働できるものはさせる」と。
地元には、「安全性の確保とか国が責任を持つといった説明」をするというが、「絶対安全」などあり得ぬこと、あの原発事故で国民は百も承知。
首相はどうやって、その、ないものに「責任を持つ」のか。
無論、「絶対安全」がないのは原発に限らない。
風力発電の風車だって絶対脱落しないとはいえぬ。
だから安全云々(うんぬん)より、むしろ最悪の事故が起きた場合に想定される被害をこそ考えるべきだ。
そして、ほぼ無限大に及ぶような被害は、原発以外の発電所事故なら考えられない。
例えば今、この国では新聞にこんな料理本の広告がごく普通に載っている。
「肉も野菜も魚もこれで安心"放射能を落とす下ごしらえ"」……』
新聞社はもちろん『東京新聞』
今の日本の、数少ない希望の星。
誰かがこんなこと言うてはった。
「死の街や」言うた人は職を追われるが、「死の街」を作った人は職を追われへん。
事故を憂いデモに集まった人は逮捕されるが、事故を引き起こした人は逮捕されへん。
大臣は一言の暴言で首を取られるが、大臣に暴言を吐いた記者は匿名に守られ首を取られへん。
いったいどんな国やねん?て。
震災直後「メルトダウンしてません、安全です」と言い放た枝野氏は、議員を辞職するどころか、今じゃおエラい大臣さん。
それをまた、検証もせんと、ウソの手助け報道を繰り返したTV局や新聞社は……虚偽報道ってなんの罪にもならへんの?
だ~れも責任取らんでええん?
いったいマジでどんな国やねん!?
『放射能を落とす下ごしらえ』なんかが必要な生活、日本丸ごと巻き込んでええん?!
「無いもんに責任を持つ」なんて戯言をヌケヌケと国際会議で言う男なんか、もう首相でもなんでもないわ。
ただのド阿呆や。
世界が腹抱えて笑いながら、頭の片隅でちょっと気の毒になるほどの、世界最高峰の阿呆。
あんなんは、大好きな、世界最高峰の原発模型でも抱っこして、宇宙の彼方へ飛んでったらええねん。
というわけで、日本にはもう、まともな政府も報道機関も、ほんの一部を除いて無くなった。いや、もとから無かった。
そう観念せなあかん時が来たんちゃう?
無政府状態の国の市民は、自分のことは自分で守らなあかん。これは常識。
同じ考えの人らと群れてもええ。
ひとりひとりが頑張って、結局は一緒に歩いてもええ。
どんな形でもええから、自分のこと大事にして、まずはすぐ近くにいる大切な人達を守って!
そういや日本っていうちっちゃい国あったなあ。
あそこからの放射能、えらい迷惑やったなあ。
たった数回の地震だけで、放射能まみれになってしもて、なんであんなとこにあんなぎょうさん原発なんか建てたんやろなあ。
ああなることぐらいわかっとったやろに。
あそこ、ええとこやったのに。季節季節に合うたきれいな景色と、めちゃくちゃうまい食べもんと、親切な人ら、ほんま、ええとこやった……。
……なんてことになったらかなんやろ!?
国は積極的にウソついて、赤ん坊も子供も大人も、無差別に、なんの躊躇のなく殺そうとしてる。
あんまりあっけらかんとしてるから、どうしても信じられへんかったけど、どうやら本気みたいや。
その国の言うこと聞いてるのが新聞とテレビやで。
もうそんなもん読んだり聞いたりせんと、町に出て、あいつらとちゃうこと言うてる人の話に耳傾けてみて。
講演でもええ。デモでもええ。インターネットでもええ。
なんでもええから、今までのパターンをやめてみて。
守るんやで!死んだらあかんで!やけになったらあかんで!あきらめたら終わりやで!頑張るんやで!
↓以下は、Philosophy Centreに掲載された、Satokoさんのツィッターのまとめです。
『原発報道で、政府やマスコミがいかに嘘つきかわかった人が、日本ではぐっと増えたと信じます。
このスキルを生かして、嘘だらけの野田オバマ会談報道も見破りましょうね。
同盟深化とか、普天間の「結果」を強く迫るとか大騒ぎしてるけど、実際は随分違いますよ。
会談録は公開されていないようだけれど、マスコミ報道ではなく、両政府が発表してるものを読み込む方がずっとよくわかりますよ。
外務省の会談要旨では、オバマ氏が普天間問題について何か意見を表明した、という記録すらないですよ。
政治家、官僚、マスコミがいつも大合唱してる「同盟深化」だって、私はほとんど日本側が言っているのしか聞いたことないですよ。
今回も野田さんが言ってるだけですね。
普天間については、外務省記録では、
「野田総理から、普天間飛行場移設を含む米軍再編については、引き続き日米合意に従い協力して進めていきたい。
また,沖縄の人々の理解を得るべく全力を尽くす旨述べた」とあるだけですよ。
マスコミが言うように強く迫ったのだったら、何の記述もないのは変でしょ?
米国務省の、日本各社報道は全部、「同盟深化で一致」「普天間で進展を」、日米合意で「結果を」などと報道してます。
「日米合意」に触れているのも、日本側だけです。
米側からの情報では、「問題であることを認識していてなんとかしなきゃいけない。なんとか結論を見出さなきゃいけない」という認識が伝わってくるだけです。
時事
「結果を出す時期が近づいている」と、大統領は首相との会談で、時間を惜しむかのように本題に切り込んだ。
首相同行筋によると、クリントン米国務長官ら同席者が自己紹介をする間もなく、大統領は強い口調で普天間問題を進展させるよう首相に詰め寄ったという」
こんなの信じられますか。
キャンベル氏の報告を見ても、米側にとっての日本との同盟の意味はやはり、「お財布」であることがわかりますよ。
安全保障関係では、大統領が、アフガン復興で日本が払う50億ドルに感謝してる、と言ったことを最初に報告してます。
普天間では曖昧ですが、逆に、牛肉問題については大統領が、「何年もの交渉の末なので進展を見たい」とはっきり伝えたとキャンベルは言ってます。
メディアも「強く迫った」と報道したいのなら、「オバマは米国の牛肉を買えと強く迫った」と言う方が、まだ正確に近いと言えます。
アメリカとしては、牛肉汚染問題があれだけ騒がれた後、今日本に牛肉問題でプッシュするのは当然好機だと思っているでしょう。
あと、強調してたのは、何と言ってもハーグ条約問題です。
この点については、オバマ氏から非常に強い要請があり、条約加盟だけでなく、進行中の誘拐事件についてなんとかしてくれと。
野田さんは、それは把握しており、現在123件の児童誘拐のケースがあると。
これはアメリカにとって(アメリカだけではないが)、国内からの圧力も高い非常に真剣な問題なのです。
オバマが強く迫った、と報道するなら、まさしくこの問題でしょう。
以上、日本の皆さんが寝てる時間に、野田オバマ会談報道の呆れた過大解釈と印象操作(簡単に言うとでっち上げ)についてツイートしました。
よかったら遡って見てください。@PeacePhilosophy
*(以下追記分)
ジャパンタイムズに載った、AP/Kyodo の野田オバマ会談報道も advises on action(基地問題で行動を求めた)とか言ってるけど、
記事の本文を見たらやはりキャンベルの言ったことを引用してるだけです。
天木直人さんのブログでも、こう言ってます。
「日米同盟深化を狙うはずのオバマ大統領との首相会談が、見事にあてがはずれ、宿題ばかりを突きつけられて終わったらしい。
当然だ。今の米国は尻に火がついている。
財政破綻の危機だ」
天木
「今のオバマ大統領の頭の中には大統領選挙しかない。中東情勢しかない。日米同盟深化などどうでもいいのだ。
日本だけが勝手に騒いでいるだけだ。だから言った通りだ。
参勤交代のような訪米はやめて復旧、復興と経済立て直しに専念すべきだったのだ」
天木
「そう思っていたら野田首相の訪米の目的がわかった。
あの国連演説はなんだ。
国連演説に名を借りて原発再開をします、原発輸出をしますと宣言するために訪米したのだ。
とんでもない事をしてくれたものだ。
9.19の、さようなら原発の福島被災民の思いを、見事に踏みにじってくれた」同感!
ワシントン講演で、沖縄県民の反対を押し切って辺野古基地を強行したら、「米国と沖縄、日米関係に修復不能の亀裂を残す」と訴えた仲井真沖縄知事。
沖縄県民全員の反対を受けても、いまだに辺野古辺野古と騒いでいるのは、日本の政治官僚マスコミだけ。
こんな情報操作までして「米国が辺野古に作れと言っている!」という重圧をでっち上げ、
「深化、深化」といって、米国に一方的にしがみついている姿は、それが民主党だと思うと余りに情けない。
仲井真演説を発表したら、「売国奴」と言ってきた人がいたが、永田町と霞が関に向ける言葉じゃないですか。
また、原典を見る重要さ、英語を学ぶ重要さなどを指摘する人がいたが、賛成。
受験英語でなく、批判できる英語でなければ。
故加藤周一は、外国語を学ぶ目的は、権力者やメディアの嘘を見抜くためだ、と言っていました。
原発報道で、海外と日本の報道の差に驚いた人は、それが心底わかったのではないでしょうか。
(Satoko Norimatsu @PeacePhilosophy)
この半年間、金魚のフンやら腰巾着やらのマスコミのことで、ぎょうさんびっくりしたり呆れたり、腹の中が煮えくり返ったりしてきたから、
自分なりに、斜に構えて、報道を読めるようになったつもりでいた。
いやあ、まだまだでんな。
ここまででたらめやとは思てなんだっちゅうことは。
こういう人間のこと、いったいなんちゅうんやろ?
公の道具使てウソ八百の話を流すヤツ。
ただの嘘つきちゃうで。
新聞やテレビでウソつくんやで。
なんでこれが、なんの罪にも問われへんの?
またウソついとるわ……のため息だけで終わってまうの?
そんなことしてるから、調子に乗るんちゃうの?
調子乗って、これからもどんどん、ウソばっかり垂れ流すんちゃうの?
けど、こんな記事を書く記者がいて、それをきっちり紙上に載っける新聞社もある。
『想像してみてほしい。
深刻な食中毒を引き起こしたばかりのレストランの経営者が、同業者の会合で「食品衛生の高い技術を提供する」と言ったら、一体、どう思われるか。
しでかしたのは、はるかに重大な失敗なのだから、野田首相の方が一層、奇異だろう。
国連の会合での演説で「原子力利用を模索する国々の関心に応える」と述べ、原発輸出継続の意向を表明した。
脱原発、原発維持のどちら側ともつかず、なるほど“ノーサイド首相”らしくもあった野田さんだが、最近、少し維持サイドに傾く気配。
米紙に対しても、定検中の原発について「来年夏に向け再稼働できるものはさせる」と。
地元には、「安全性の確保とか国が責任を持つといった説明」をするというが、「絶対安全」などあり得ぬこと、あの原発事故で国民は百も承知。
首相はどうやって、その、ないものに「責任を持つ」のか。
無論、「絶対安全」がないのは原発に限らない。
風力発電の風車だって絶対脱落しないとはいえぬ。
だから安全云々(うんぬん)より、むしろ最悪の事故が起きた場合に想定される被害をこそ考えるべきだ。
そして、ほぼ無限大に及ぶような被害は、原発以外の発電所事故なら考えられない。
例えば今、この国では新聞にこんな料理本の広告がごく普通に載っている。
「肉も野菜も魚もこれで安心"放射能を落とす下ごしらえ"」……』
新聞社はもちろん『東京新聞』
今の日本の、数少ない希望の星。
誰かがこんなこと言うてはった。
「死の街や」言うた人は職を追われるが、「死の街」を作った人は職を追われへん。
事故を憂いデモに集まった人は逮捕されるが、事故を引き起こした人は逮捕されへん。
大臣は一言の暴言で首を取られるが、大臣に暴言を吐いた記者は匿名に守られ首を取られへん。
いったいどんな国やねん?て。
震災直後「メルトダウンしてません、安全です」と言い放た枝野氏は、議員を辞職するどころか、今じゃおエラい大臣さん。
それをまた、検証もせんと、ウソの手助け報道を繰り返したTV局や新聞社は……虚偽報道ってなんの罪にもならへんの?
だ~れも責任取らんでええん?
いったいマジでどんな国やねん!?
『放射能を落とす下ごしらえ』なんかが必要な生活、日本丸ごと巻き込んでええん?!
「無いもんに責任を持つ」なんて戯言をヌケヌケと国際会議で言う男なんか、もう首相でもなんでもないわ。
ただのド阿呆や。
世界が腹抱えて笑いながら、頭の片隅でちょっと気の毒になるほどの、世界最高峰の阿呆。
あんなんは、大好きな、世界最高峰の原発模型でも抱っこして、宇宙の彼方へ飛んでったらええねん。
というわけで、日本にはもう、まともな政府も報道機関も、ほんの一部を除いて無くなった。いや、もとから無かった。
そう観念せなあかん時が来たんちゃう?
無政府状態の国の市民は、自分のことは自分で守らなあかん。これは常識。
同じ考えの人らと群れてもええ。
ひとりひとりが頑張って、結局は一緒に歩いてもええ。
どんな形でもええから、自分のこと大事にして、まずはすぐ近くにいる大切な人達を守って!
そういや日本っていうちっちゃい国あったなあ。
あそこからの放射能、えらい迷惑やったなあ。
たった数回の地震だけで、放射能まみれになってしもて、なんであんなとこにあんなぎょうさん原発なんか建てたんやろなあ。
ああなることぐらいわかっとったやろに。
あそこ、ええとこやったのに。季節季節に合うたきれいな景色と、めちゃくちゃうまい食べもんと、親切な人ら、ほんま、ええとこやった……。
……なんてことになったらかなんやろ!?
国は積極的にウソついて、赤ん坊も子供も大人も、無差別に、なんの躊躇のなく殺そうとしてる。
あんまりあっけらかんとしてるから、どうしても信じられへんかったけど、どうやら本気みたいや。
その国の言うこと聞いてるのが新聞とテレビやで。
もうそんなもん読んだり聞いたりせんと、町に出て、あいつらとちゃうこと言うてる人の話に耳傾けてみて。
講演でもええ。デモでもええ。インターネットでもええ。
なんでもええから、今までのパターンをやめてみて。
守るんやで!死んだらあかんで!やけになったらあかんで!あきらめたら終わりやで!頑張るんやで!