ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

五十路の独りゴチ

2011年09月09日 | ひとりごと
みなさん、突然ですが、ゴーヤのワタ取り、どないしてはりますか?

そもそもわたし、今までの半世紀以上の人生の中で、この夏ほどゴーヤを食べたことは無かったのと、
その食べたゴーヤも、スーパーから買うたもんばっかやったので、それほど新鮮ではなかったのか、
ワタをどないして取り除いてたのか、あんまりよう覚えてないんです。

今回生まれて初めて家庭菜園なるものに挑戦してみました。
あないにちっこい種が芽を出して、ただ水をジャアジャアかけたってるだけやのに、ぐんぐんおっきなって、
それはそれは男前な、もしくはべっぴんな、なおかつ新鮮で美味しい野菜さんをいっぱいぶら下げてくれてるのを見て、
ああ、なんて自然はすごいんやろ、楽しいんやろ、美しいんやろと、毎日のように感動させてもらい、さらに美味しくいただいておりました。

その野菜の中でも、はじめのうち、ある程度おっきなるまでは一番心配が多かったゴーヤくんが、秋が深まりつつある今も、毎日どっかでおっきなってくれてます。
もぎたてのゴーヤくんをまな板の上に乗っけ、まずは半分に、それから縦割りにまた半分に切り、中の白いワタをスプーンでほじくり出してました。
ところが、そろそろ季節も終わりが近づいてきた今、だんだん気になり出してきたのは来年のこと。

種をとっといた方がええんちゃうか……。

というわけで、今回はちょっと、種にダメージを与えないようにと思い、指先でガリガリごそごそほじくってみたのでした。
ワタ自体は柔らかで、別にどおってことなかったんやけど、実に近づくにつれ取りにくくなり、
けども、ワタをできるだけ取り除くと、苦みも和らぐっちゅうことで、せっせせっせと掘ってたら……、

あ、イタッ!

いきなり、尖った針の先で突っつかれたみたいな痛みが、親指の爪先に走り、びっくりして作業を止めると今度は人差し指にも?!
え?なんやろこれ?と、恐る恐るお水で洗て様子を見てみると……、
爪がちょいとだけ(いやほんま、メッチャちょいとだけやのに、なんでこんな痛いん?)、剥がれかけてたんでした……ヨヨヨ……。

で、慌ててスプーンを使たんですが、もう後の祭り。
いろいろやってますが、なかなか治らず、ちょっと焦ってる今日この頃です。

なので、前置きがえらい長なりましたが、ここでわたしからの忠告です。

ゴーヤのワタは、指以外の道具を使て取りましょう!
なんでも、グレープフルーツ用の、あのギザギザがついたスプーンが便利やそうです。


え?そんなん日本の常識やって?五十路の真ん中にいるくせして、そんなことぐらい知っとけって?

さて、五十路の真ん中で思い出しました。

わたくし、実は、赤ちゃんがえりならず、ティーンがえりの真っ最中なのであります。
また生理がきやがったんであります。
しかも、今回は、前回のそれから数えてほぼ28日後。まったくもって堂々たる、文句無しの完璧な生理です。
旦那も呆れてます。
っちゅうか、東洋医学を学んでるもんとして、「どこまで元気な血やねん?!」と、ちょっと感心までしてくれてます。
もう生理用品、ほぼ無くなりかけてるのに……買い足さなあかんのかどうか、思案六法っちゅうのは、まさにこういう時の女の気持ちですね。

あ~しんど。
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ゴーヤ忍者の変身術

2011年09月09日 | ひとりごと
大雨が続いた。
毎晩、夜になると、昼間より激しい雨が降って、地下室の浸水が気になる旦那とわたしは、ほぼ、まともに寝られへん夜を二晩過ごし、
もうこれ以上続いたらヤバいで……と思てたら……やんだ。

前のハリケーンで大洪水の被害に遭うて、オバマ大統領が視察に来た地域がまた洪水……。ほんまにお気の毒。

うちは、ハリケーンの時とおんなじぐらいの量降ったのに、なぜか今回は無事やった。なんでやねん?

というわけで、晴れてもしみ込んだ水がたっぷり残ってる、お隣のカエデさん。ゲップが聞こえてきそう。


家の中が湿りまくってるので、今日は部屋の窓っちゅう窓を全開!
と、わたしの寝室の窓を開けようと手をかけたら……「にゃ~ん」
え?


「どこにおんのん」「ここにゃん


「おにょれ~、もうちょっとしたら使お思てた、洗濯したばっかの掛け布団がぁ~……」「ええきもちやわぁ~」



さて、うちにはもうひとり、コソコソッと隠れる習性の方が。名付けて『ゴーヤ忍者』


この赤ちゃんは、けっこう堂々と前に出てるけど、取れへんがな~、そんなたっかいとこでおっきなったら!


玄関ポーチをすっぽり隠すほどの背丈の垣根に、堂々たる寄生っぷりのゴーヤ。


この連中こそが『忍者隊』。外側からはま~るで見えへん。


そろそろ終わりを迎えたきゅうり君。いっぱい楽しませてくれてありがとう!


豪雨にも耐え、またまたでっかい花を咲かせてくれたお礼にパチリ。


今日の収穫。ゴーヤときゅうりのサイズにご注目。もはやきゅうりとは呼べん域に達しまくり。


種だけもろて、なんか煮物にでも使おかなと思たけど、薄う切って様子を見ることにした。


意外ときゅうりそのものの味。当たり前か。なので、定番の酢の物を作ることにした。

で、ゴーヤはどうしよう。
前回の炒め物でちょっと失敗して、なんでも食いの旦那が残す、というハプニングが起こったので、
今回は慎重に、炒める材料、時間を考えて、和えるソースにもひと工夫してみた。

ゴーヤ、玉ねぎ、ベーコン、海老、こんにゃく(←どこが工夫やねん?冷蔵庫の掃除しただけやん)に、ニンニクと生姜の千切りを混ぜて炒め、


これまた冷蔵庫の中で眠ってる、あれやこれやの使いさしのペーストやらソースやらを混ぜ、出し醤油入りの溶き卵で〆!
旦那、絶賛!やった!

というわけで、今夜からまたうちでお泊まりの、イライザとルーにも喜んでもらい、めでたしめでたしの夜。
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現実に目を閉ざすものは、未来に盲目である

2011年09月09日 | 日本とわたし
blind


現実に目を閉ざすものは、未来に盲目である
Turning away from today's reality will blind our future



この映像を初めて観た日、わたしはずっと、一日中考え込んでしもた。
ラインストーンでお洒落に飾った防毒マスクが、目の奥に焼き付いて離れんかった。

あんなたいそうなマスク、誰が一日中つけてたい?
特に小さい子は、あのマスクを着けることがストレスになって病気になってまうわ。

あんな世界が日本の未来に登場なんかして欲しない。
絶対の絶対にイヤや。

けど……日本から、いや、市から、町から、村から、その通りに建ってる自分の家から、
どうしても出ることができんかったら……、
そこにある空気吸うて、水飲んで、食べもん食べてなしゃあないのやったら……、
大人も子供も赤ん坊も、なんとかして毒から身を守りながら、生き続けるしかなかったら……、

わたしらの20年30年後の未来と、今年生まれの子の20年30年後の未来は全然ちゃう。
今の子供達の未来を、ここまでグチャグチャにしてしもたわたしら大人は、
せめて今現在の、子らの不安や哀しみを、少しでも除いてあげなあかんのとちゃうの?
そのためには、見えてるもんが勇気出して、まだ見えてない人、見ようとせえへん人、見えてないこともわかってない人に、
ひとりひとり、根気強く、とにかく話しかけていこうよ!
がんばろよ!
子供達のために。もちろん、その子の親御さん達、おじいさんおばあさんのために。
その人達、そしてあなたが生きる日本という国のために。

 
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