ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

なんだこれ?! こんなのロックダウンしてるマンハッタンでもやってないよ!!

2020年04月11日 | 日本とわたし
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「そんなことは全然知らん!初めて聞いた!」と驚いた弟へ

2020年04月11日 | 日本とわたし
今朝のことです。
大阪在住の介護職勤務の弟から、こんなメッセージが届きました。

「どこまでホンマかは分からん。フェイクでも無いと思うけど…」

Covid-19ワクチンの為、UH施設で働いている同僚の友人から....。
ウィーンのCOVID-19を研究している研究所の情報によると、
亡くなった人の大多数は、自宅にあった解熱剤イブプロフェン系のアドビルなどを服用しました。
回復した人は、イブプロフェン系の薬を服用しませんでした。
イブプロフェンと言われても分かりにくいと思うのですが、「バファリン」「ロキソニン」に代表される、鎮痛効果のある風邪薬のことです。
症状がある場合、アセトアミノフェンのみを服用してください‼️
このウイルスはイブプロフェンで繁栄させてしまいます。
服用しないでください。
この情報を各家族の全員に伝えてください。 
誰かを失いたくないので、できるだけ共有しましょう。 

またはコピーして貼り付けてください!

私は、VGH(バンクーバー)で看護師である私の友人と話しました。
彼らは、アドビルが、ウイルスが感染した肺を10倍悪化させることを知りました。 
また、40代と50代前の、健康で換気装置を使用していた人が、アドビルを服用したために呼吸が困難になった例を、複数発見したとも述べています。
タイレノールは当面の間の服用には適しています。

VGHの4人の医師が現在感染しており、医師たちは、このような恐怖はこれまでに感じた事がないと語っています。

この件については、こちらでも問題になりました。
ヨーロッパでいっとき大騒ぎになったのを覚えています。
結局WHOの見解が二転三転して、今はイブプロフェンの危険性を証明する研究結果が出ていないので、使用しても良いということになっています。
でも、この新型コロナウイルスに関係するWHOの見解はコロコロと変わり、あまり信用できません。
かといって、アドビルが、ウイルスが感染した肺を10倍悪化させる、というのも、事実であるかどうかわかりません。
けれどもやはりイブプロフェンを服用する際には、医者の指導の元で、最短最小限にした方が良いというのがこちらの医師たちの見解です。              

でもこれは、感染しているのか否かがはっきりしていない限り、頭痛や発熱や関節の痛みを抑えようと、解熱剤や鎮痛剤を普段通りに飲んでしまう人が後をたたないと思います。
日本ではまだ、感染問題が発覚して3ヶ月も経った4月11日になってもまだ、検査が十分に行われていません。

今日はこんなニュースを目にしました。
せっかくこうして調査して、4日以上発熱が続いている人が全国で2万7000人もいることが分かったというのに、
しかもその人たちは、長時間の接客や外回りなどの仕事についている人が多いことまで分かったというのに、
「感染リスクを少なくする働き方や過ごし方」をより徹底することが必要だというのが専門家の意見だと…。
何を悠長なことを言っているのでしょうか。
他の国なら、その2万7000人の検査を直ちに行うはずです。

******* ******* ******* *******

もう一件。

日赤医療センタードクターからです。
拡散してください。

この数日で、コロナウイルス感染症の患者さんが急増しています。
私の病院のコロナ病床は満床になりました。
重症者もいます。
現場ではすでに、医療崩壊のシナリオも想定され始めています

正直、報道よりも、一般のみなさんが思っているよりも、現実は非常に厳しいです。
近い将来、本来助けられるはずの命が助けられなくなる事態になりそうだと感じています。
今まで、どんな人でも、少しでも生きたいという思いがあるのなら、全力で命を助ける医療をやってきました。
でも、このまま感染が拡大すれば、「助ける命を選択する医療」にシフトしなければならなくなります。
本当に悲しい。

だから、外出を控えてください
人と会わないでください
感染を食い止める方法はこれしかありません。
生きていくための最低限の外出だけにしてください。
このメッセージを、出来る限り、家族や友人にシェアしてください。
時間がもうありません。
よろしくお願いします。

******* ******* ******* *******

この記事を読んだ友人から、このメッセージはデマだそうだというコメントをもらいました。

これがまだデマだと言える日本はいいなあと思いました。
感染爆発が起きてしまった都市や国では、たくさんの医療関係者からの必死の訴えやメッセージが送られています。
今までに無い、人生で初めての、本物の恐怖だと。
実際に、治療に当たられた医師やスタッフの方々が、感染して亡くなっています。

だからとにかく外に出ないでくれ。
家に居てくれ。

いいお天気で気持ち良さそうでも、人が集まるような場所に出て行かないこと。
食べ物などの、生きていくためにはどうしても必要な物でさえも、買いに行く回数を極力少なくすること。
買い物に行った際には、マスクとビニール手袋を着用し、人とは2メートル以上の間隔を空け、言葉を交わさず、手短に済ませること。
手袋とマスクは注意して外し、使い捨ての物はゴミ箱に捨て、家に戻ったら買い物袋を床に置き、手を洗い、新たに手袋をして買ってきた全ての物の表面を拭き乾かしてから収納すること。
この間は絶対に手で顔を触らないこと。
これが今のわたしたちの暮らしの常識になりました。
いつもなら、レジ近くに並んでいる見知らぬ人と、挨拶したり冗談を言い合ったりすることが日常茶飯事だったのに、突然世界が変わってしまったのです。

弟には、どちらもこちらでは普通に認識されてることだと伝えたら、「そんなことは全然知らん、初めて聞いた」と。
そして、「今日のテレビでも、医者が解熱剤は有効ですと言ってた」と。
「バッファリンやロキソニンがアカンとは腰が抜けた。日本では全く言わん」と。
「誰も知らん!医者も知らん!」と。

バッファリンやロキソニンを飲むと危険である、という研究結果はまだ出ていません。
そもそもの発端は、
新型コロナウイルス感染症に関し、イブプロフェン等の非ステロイド系消炎剤(NSAIDs)を接種することによって、症状を悪化させる可能性がある論文が、医学誌ランセットにて発表されたことです。
それをもとに、フランスのベラン保健相が3月14日に、イブプロフェン等の非ステロイド系消炎剤(NSAIDs)の服用を控えることを呼びかける旨をツイートしました。
その後、それを受けてかどうかは分かりませんが、WHOが同じ見解を発表し、その1週間後に撤回したのでした。
この件については、調べようとするとそのページがウイルスに汚染される可能性があるからと、突然消えてしまいます。
わたしはそちらの方が恐ろしいです…いやはや。
この手の薬剤に関する賛否論は、常に巨大ロビーが絡んでいるので、副作用や薬害についてしっかり調べるのは容易なことではありません。
でも、だからこそ、これは使ってはならないという意見が出た時は、すごく注意して臆病にならないといけないと思います。
そういう意味でも、やはり今のところは、バッファリンやロキソニンは、使用を控えた方がいいのではないかと、あくまでも素人ではありますが考えています。
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今ほど激しく「安倍やめろ!」と願ったことはない

2020年04月10日 | 日本とわたし

字幕がありますが書き起こししました。

西谷修氏(哲学者):
どこの国にも緊急事態を決める法律があるわけですね。
西洋の近代国家は基本的にそうなんだけど、「国民主権」でしょ。
だから、行政府は、越権をする時に国民の同意を求めなくちゃいけない
つまり、権利者の権利を“阻害”したわけです。
「店を開いてはいけない」と言ったわけです。
そしたら市民の方はそれに従うでしょ。
“従う”っていうことは、社会的務めを果たしている
だから、そこで受ける損害は、命令した行政権力が補填するわけですね。
それが法的な権利関係です、まともなね。

安倍首相(国会での答弁)答弁:
「えーこれは、(営業を)やめて頂ければそれで、えー全部それは補償しますよ」と言えばですね、当然(休業要請を)聞くのは、これ当然なんだろうと思います。
しかしですね、これ、相当の売り上げになるわけでありまして、その売り上げを全て補償する、これはできない。

西谷氏:
だから、いまの政権はね、自分たちの都合のことしか考えていない
もし、緊急事態宣言っていうのを、できるだけパンデミックの拡張を抑えて、多くの人をその危険から救うというね、そういう意図でこれを出すんだったらいいけれども、
この政権はね、一度もそういうことをやったことないです。
(緊急事態宣言を)出すと自分には都合が悪いっていうこと考えて躊躇したり、出しても結局、じゃあ危険がどこにあるかっていったら、
感染が広まる、なんてことよりも、経済をどうやってV字回復をさせるかとかね、そういうことしか考えてないでしょ。
だから、もう本当に、この政権には緊急事態宣言なんてする資格はないんです。

******* ******* ******* *******

書き起こししてて、改めて、安倍首相の言い草はひどいなと思いました。
誰も全額補償して欲しいなんて言ってません。
せめて半分、できれば7割から8割を、休業している期間だけ補償してもらえれば、それでなんとかしのげる人がいるのです。
どこからお金を回すのかは政府がやることだし、よしやろうって決めたらどうにでもできるのが政治です。
日本、いや、安倍政権だけがグズグズと渋っているのです。

ツイッターでは、きっこさんが始めたハッシュタグ#現金一律支給がなければ二度と自民党には投票しない https://twitter.com/hashtag/現金一律支給がなければ二度と自民党には投票しない?src=hashtag_click がすごい勢いで広がっています。

この大人一人一律支給もそうです。
安倍政権はとにかく国民にお金を戻そうとしません。
国民から吸い取った税金を、自分たちに有利になること、後々見返りが見込めることばかりに浪費しています。
一世帯につき布マスクを2枚配布するという、マスク不足問題の解決には程遠いことに470億円も費やし
防護服不足を補うために、ANAなどの客室乗務員に縫製を教えて縫わせるなど、いつも自分たちに巨額の献金をしてくれる相手を優遇し、同じく仕事を干された庶民のことなど頭の片隅にもありません。

別に安倍政権に言われなくても、そして補償も全く無いけど、お客さんや見ず知らずの人たちを守るために、自ら休業を決めた人がたくさんいます。
客足が途絶え、物理的に経営が行き詰まって、閉店を余儀なくされた人もたくさんいます。
今日一日を生きていくだけで精一杯という困難に突然襲われた人たちの不安や恐れなど、
全く経験の無い、想像する気も無い、生まれた時からずっと何の不自由もなく生きてきた安倍首相に、絶対にわかるわけが無いのです。
彼の年収、知っていますか?
月々約250万円、年収約4000万円、それに非課税でもらえる諸々の1200万円を足すと、全部で5200万円をブン取ってるんですよ。
わたしはだから、#休業補償がなければ二度と自民党には投票しない のハッシュタグも加えたいと思っています。

この政権には、緊急事態宣言をする資格も、政権を担う資格も無いのです。
けれども今はそれを止めることができません。
だからこそわたしたちは決して黙らず、声を上げ続けていこうと思います。
そしてもちろん、次の選挙では、この政権の巣でもある自民党、そして従うだけの公明党、維新に、大きな鉄拳を落とせる選挙にしたいと思います。
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満月の夜のひとりごと

2020年04月09日 | ひとりごと
自主隔離生活38日目。

一日遅れのスーパームーン。


夫が作ってくれたダルスープ。今までで一番美味しかった!


まぁーるいものに囲まれてちょっとほっこり。

今日から作曲始めました。
もっと早くから取り掛かるつもりでいたのですが、突然やってきた新しい生活に心と体がなかなか慣れず、そうなると頭の中に確かに居たはずの音符が姿を消してしまって、まあまた気持ちに元気が戻ってきたら始めようと思っていたのでした。
春を五感で感じることができるのは散歩の時ぐらい。
1番に咲いた桜の花の桃色の吹き溜りが、道のあちらこちらにできていました。
今年の冬は雪がとても少なかったので、どうやらみんな今年はせっかちです。
毎年今頃になると確定申告の締切日が迫ってくるので、うちの中の空気がピリピリするのですが、今年はCOVID-19のおかげ(?)で延期されたのでのんびりしたもんです。

オンラインレッスンはなぜか猛烈に体力を消耗する(?)ので、いつものように次々に教えることができません。
なので次の生徒までに20分近く開けて、ちょっと一休みしながら楽譜の用意をしたりデバイスの角度を調整したりします。
みんな、やっぱりずっと家に居るからか、いつもより練習量が増えました。
でも、親御さんも家で働いているので、あんまり練習するとうるさくて困る、なんて言われたりして、やっぱり世の中そうは簡単にはいきません。
けれども本当にありがたいことです。
この仕事が無かったら、我が家は正真正銘の無一文になってしまいます。

失業というと…わたしの情報源であるツイッター内には、本当にいろんな人たちのいろんな声が流れてきます。
政府からの支援を受けられない(そんなバカなことがあるか!)職種の皆さんが、オンライン販売や募金をし始めたりしています。
何日もひどい症状が出ているのに、どこに行ってもたらい回しにされ、いまだに自宅で苦しい思いをしている人もいます。
会社を解雇されたり、店を畳まなくてはならなかったり、最後の居場所だったネットカフェを追い出されたり、医療関係者の自宅に嫌がらせの電話がかかったり。

でも、ツイッターがあってよかったです。
見ず知らずの人でも声をかけたり、話を聞かせてもらったりしながら、お互いに励まし合えるからです。
それに、いろんなニュースが、時には新聞やテレビよりも早く知ることができます。
どう考えても間違っているという事柄には、みんなでワイワイ騒いで訂正させたりもできます。
今日もまた、政府がいろいろやらかすでしょう。
一世帯に2枚配られることになった布マスク、あれに500億円近くものお金を使ったこともその一つ。
そんなお金と時間があるのなら、どうしてサージカルマスクに回さなかったのか。
それと緊急事態宣言した翌日に、どの職種が休業になるのかの公表は2週間待って、などと言い出しましたね。
子どもから大人まで、この政権には振り回されっぱなしです。
現場は準備が大変なのに、そういうところには頭が全然回りません。

あ、また始まってしまいました。
ごめんなさい。
せっかくまぁるくまぁるくなっていたのに。
お月さまを眺めてから寝ます。
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米国「クオモ知事の言葉が胸にずんずん響いてくる自粛生活37日目」事情

2020年04月08日 | 米国○○事情
私が毎日冒頭でお伝えする数字。
あの数字。
あれは、天国から降ってくる適当な数字ではありません。
あれは、私達の日々の行動の結果。
私達が、あの数字を生み出しているんです。

天気が良くて外に出たいのは分かりますが、こんな密集状態は絶対にあってはなりません。
人が死んでいるんですよ。
医療従事者はもの凄い覚悟で、自分はおろか家族を危険にさらすリスクを背負って、毎日現場に向かうんです。
あなたの行動はあなただけでは無く、彼らに、あなたの知らない彼らに響くんです。
自制して下さい。
他人を苦しめるんです。
あなたのその行動が。
あなたの無責任さが。
あなたの知らない他人を。
そんな事ははっきりいって許されません。
社会的責任を自覚して下さい。

******* ******* ******* *******

先日来、ニューヨーク州知事のクオモ氏が非常に優れた政治家であり人格者であることを何度もお話ししてきました。
前回の記事では、先日の非常事態宣言の会見中に、イタリア人記者の質問に答えた安倍首相の言葉と、クオモ氏が再々口にしている言葉を載せてツイートしました。
すると、その二人の政治家の、「責任」というものに対しての考え方の差を目の当たりにした、本当に大勢の人たちが、それぞれの気持ちを載せてリツイートをしてくれました。

そのクオモ知事の連日の会見を、毎日翻訳をして公開してくださっているMakoto Kikuchiさんに、わたしはもうどう感謝していいのかわからないぐらいに感謝しているのですが、
日々壮絶な、とも言える新型コロナウイルスとの闘いに、先頭に立って挑んでいるクオモ知事の言葉を、みなさんにもぜひ共有していただきたいので、Makotoさんの力を借りて紹介させてもらいます。

Facebookにアカウントを持っている方はこちらで↓

持っていない方はこちらで↓

それではここで、昨日と今日の二日分の会見を、ざっくり訳をしてくださったMakotoさんの文章から、クオモ知事の話の部分を転載させていただきます。
クオモ氏は紙を持たずに話します。
数字もシステムの変更も全て、頭の中に入っているからです。
そして必ず気持ちを込めて呼びかけます。
時には厳しく諫めることもあります。
でも、彼はこのウイルスの闘いの結果全てに責任を持つと宣言して、毎日会見に臨んでいます。
彼の言葉は、非常事態宣言が出された日本のみなさんにも、とても役立つ、そして勇気づけられるものになると思います。

******* ******* ******* *******

4月6日
本日のデータ
陽性 130,689(前日比+8,658)
入院 16,837(前日比+358)
人工呼吸器使用(ICU)4,504(前日比+128)
退院 13,366(前日比+1,179)
死亡者 4,758(前日比+599)

死亡者数が明らかに2日続けて横ばい
新規入院者数、新規人工呼吸器使用数、退院者数全て減少

感染増加率が一定化した可能性があります。
統計と予測をマラトラス博士に説明してもらいます。

(中略)

では私達がすでに台形の頂上にいるとしましょう。
ここは既にかなりの医療負荷の頂上です。
ここにとどまる事は非常に危険です。
医療機関はアクセル全開で走っています。
これでは持ちません
そして、少なくとも数値が横ばいになったという事は、socilal distancingに意味がある事の証拠です。
これからもしっかり自分を制して、続けて下さい。

局地的に医療負荷の多いホットスポットに物資を回す、surge and flexを続けて行っています。
そして、Javitsセンター特設病院がCOVID専用になった事は、先日お伝えしました。
連邦政府が1100人の人員を派遣してくれます。
300人ほどは既に到着し、市内の病院へ。
残りは明日/明後日に到着し、Javitsセンターに常駐してもらいます。
その段階で、Javitsセンターの2500のベッドが、COVID患者受け入れ開始となります。
それに加えて、今までCOVID以外の患者専門であった病院船も、COVID専用にしてもらうよう、今日大統領に話します
車も走っておらず、犯罪率も激減していて、COVID以外の緊急患者が大幅に減っている為、連邦政府にもっと、対COVIDに参加してもらう、という訳です。
ここには1000ベッドがありますから、Javitsと合わせて3500。
これは、既存の病院の負荷を大幅に減らす事ができるでしょう。

3500ものベッド数に対する人員を、ここまで高速に動員できるのは、軍=連邦政府しかありません
彼らの有能さと大統領の迅速な支援に感謝します。
————
外出禁止令PAUSE法(対老人はマチルダ法)を、4/29まで延長します。
学校と不要なビジネスは、引き続き閉めます
経済にとっての打撃は私も十分理解しています
ただ私は、人の命と経済活動を天秤にはかけません
私達が医療負荷曲線の頂上Apexにいようがいまいが、Social distanceは続けて下さい
————
少し数値の上昇が止まっているからと言って気を緩めないで
香港も、韓国も、この状態で気を緩めて事態が悪化しました
私達はそれを繰り返さない。
最初の陽性患者がでたときから、私達はこのウイルスを甘くみていた
同じ間違いを繰り返さないで。
PAUSE法をしっかり守って下さい。
先週末はとてもいい天気でした。
皆さん、外に出過ぎです。

(*口調が厳しくなります)
天気が良くて外に出たいのは分かりますが、こんな密集状態は絶対にあってはなりません
人が死んでいるんですよ
医療従事者はもの凄い覚悟で、自分はおろか家族を危険にさらすリスクを背負って、毎日現場に向かうんです。
あなたの行動はあなただけでは無く、彼らに、あなたの知らない彼らに響くんです。
自制して下さい
他人を苦しめるんです。
あなたのその行動が。
あなたの無責任さが。
あなたの知らない他人を
そんな事ははっきりいって許されません
社会的責任を自覚して下さい
各地域の行政は、しっかりPAUSE法を施行してください。
今日から、この州法に従わなかった方の罰金最高額を、$500(5万円)から$1,000(10万円)に上げます
————
医療従事者、警察、消防などの、First responderを支援するファンドを設立しました。
「First Responder Fund」
DOH(衛生局)が寄付を受け付けています。
Blackstoneが、$10milion(10億円)の寄付をしてくれました
感謝します。
メンタルヘルス、Headspaceが協力してくれます。
「headspce.com/ny」で、安価でサービスが受けられます
同時に、「Emotional Support Hotline」もあります
1.844.863.9314で、精神カウンセラーと無料で話ができます
活用して下さい。
————
私達は、全ての現象をコントロールしたいと思っていますが、それは無理です。
全ての問題を解決したいと思っていますが、それも無理です。
このウイルスは本当に強力で、弱い人達を選んで襲ってくる
できる事をできる限りやるのが、私の仕事です。
毎日、何百もの死者数を報告するのは、本当に辛い
しかしこの数は、あぐらをかいて行動しなかった為の数ではなく、やれる事を全てやった上で出てしまった数である事は断言できます
ニューヨークのタフさは共感/協力/愛/賢さを内包します
ニューヨーク•タフをもって乗り切りましょう

******* ******* ******* *******

4月7日
本日のデータ
陽性 138,836 (前日比 +8,147)
死亡者 5,489(前日比+731)

一日の新規入院者数は、昨日に比べて上がっていますが、統計では3日をまとめて見ています。
全体的に下がっている傾向は変わりません
新規人工呼吸器使用数も下がっています
この傾向は天国から降ってくる数字ではありません
私達一人一人の行動の結果です。

悲しいニュースは死亡者数
昨日は731名のニューヨーカが亡くなりました
彼らは全員、誰かの父であり、母であり、姉であり、兄です
家族の痛みは計り知れない
お悔やみを申し上げます。
一日の死亡者数としては過去最高です。
長く人工呼吸器を装着していて、力尽きて亡くなったケースですので、(*COVID患者は11日以上人工呼吸器を付ける)入院患者増加ピーク時に病院に来られた方々がいま亡くなっている、との見解です。
————
医療システム支援3本柱
ベッド
スタッフ
PPE(Personal Protective Equipment)

ベッドは元々5万3千だったのが、今は9万台
順調に準備はできています。
スタッフ、問題です
前線のスタッフは自らも罹患し、疲弊し、ストレスを抱えています
現場で「自分が罹患しないように」、家に帰れば「家族にうつさないように」、心の休まるときがありません
緊急医療スタッフ志願者(元医療従事者)の中から、7千人を正式に雇用しました。
患者の流れを動かして、局地負荷を分散させています。
————
連邦政府=軍からの医療支援は、Javitsセンター(2500ベッド)と病院船Comfort
昨日の午前中に、大統領に、病院船をCOVID専用にしてもらうように連絡しました。
午後には承諾の電話がありました。
大統領の迅速な対応に感謝します。
病院船には1000ベッドありますが、COVID患者を受け入れるに当たって、間隔を空ける必要があり、500ベッドに目減りします
それでも大きな助けです。
国防総省の対応は素晴らしく、この規模の仮設病院を、ここまでの速度で稼働可能に出来る彼らの能力に感服します。
国防総省と大統領に感謝します。
————
隣接するトライステートエリア、ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカットで、共同してこの事態に臨むべく、知事達を密に連絡を取り合っています
社会生活に戻る段階の話もしています。
勿論今は、その段階では無いですが、時が来た時、スイッチのようにいきなり戻る事はできません
私の意見はテスト、テスト、テストです。
このウイルスに、誰が罹患したのか、誰が回復したのか、誰がまだ接触してないのか、見分ける必要があります
既に回復していて、抗体を持っているなら、家にいる必要はありません
社会生活を再開できます
州衛生局は、抗体テストを認可しました
更にFDAが認可すれば、テストキットの制作が増大します
高速テストは既に存在しますが、大量生産ができません
NY州の人口は1900万人。
私企業が、このスケールのキットを、高速に生産する事は不可能です。
NY州とNJ、CTが、これらの生産に投資をします
出来ると言う企業は連絡を下さい
————
州税収は激減しています。
予算も税制も崩壊しています。
連邦政府の経済支援がどうしても必要です。
今の時点で通っている経済支援法は、我が州の見地から言って全く助けになりません
読めば読むほどダメです。
本日NY州代表の連邦議会員に、NYの状況、必要事項を記した手紙を送付しました。
今の支援法はnot fair to NY
————
NYで最初の陽性患者が発見されてから、37日が経ちました。
毎朝起き上がるのが大変ですね。
何度も何度も同じ毎日の繰り返し。
外の景色だけはどんどん明るくなり、天気もよくなり、「ああ、あれがしたかった」「これがしたかった」との予定を思い、暗澹とした気持ちになるでしょう。
分かりますよ。
その気持ち、私も分かります。
でも、たった37日です。
私が毎日冒頭でお伝えする数字。
あの数字。
あれは、天国から降ってくる適当な数字ではありません。
あれは、私達の日々の行動の結果。
私達が、あの数字を生み出しているんです。
1918年のインフルエンザ パンデミック(*スペイン風邪ってやつですね…カンザス発なのにスペイン風邪)では、NYでピークは6ヶ月続き(第3波まであった)、推定3万人が亡くなった。
私達は、これを繰り返さない。
なぜだか分かりますか?
感染拡大を抑制する術を知っているからです。
感染拡大カーブが台形になって、頂上にいるかもしれませんね。
あれはどうしてですか?
私達があの曲線を変えているんです。
Social Distancingは、確実に効果があるんです。
学校が締まり、経済が停滞しています。
その痛みも分かります。
しかし、効果が確実にあるんです。
PAUSE法は効いています。
続けなければいけません。
コミュニティの重要性、人との繋がりの重要性、普段から良く聞きます。
今、それを行動に移す時です。
「私」ではなく「私達」なんです。
(私が)あれをしたい(私が)これをしたい、ではなく、私が彼らに影響を及ぼす、彼らが私に影響を及ぼすことを想って。
あなたの行動が、あなたの家族、知らない他人、そして今、身を削って社会に奉仕している医療従事者に、影響を及ぼします。
It’s about ‘us', not ‘me’.
社会全体の事を考えて行動して下さい。
自制していて。
賢くいて。
安全でいて。
家にいて。
stay disciplined.
stay smart.
stay safe.
stay home.
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もしもクオモ知事が日本の首相だったなら…

2020年04月08日 | 日本とわたし
昨日、安倍首相が緊急事態宣言の会見を開きました。
その会見の全体をわたしはまだ観ていません。
Twitterで流れてくる部分的な内容を読んで感じたことを、ツイートと一緒に少しだけここに書かせてもらいます。

クオモ知事は、連日の会見で、厳しい現実を隠すことなく発表しています。
「病院はもう収容能力の限界を超えた」
「マスクやガウンはもちろんのこと、人工呼吸器が全く足りない」
そうやって正直に、嘘の無い数字を公表することで、どこにどれぐらいの助けが必要なのかが明確にわかります。
そうすると、様々な物や人材が、各州から続々と集まってきて、相互の助け合いが生まれます。

話が横に外れました。戻します。

このイタリア人記者とのやり取りは、宣言後の質疑応答の際のものです。
「最悪の事態になったからといって責任を取ればいいというものではない」
という言葉の中に、これまでのこの人の、一度として責任を取ったことが無い人生を、イタリア人記者が感じ取れたかどうかは定かではありませんが、
連日ニューヨーク州知事のクオモ氏の会見を観るのが日課になった今では、こんな無責任でいい加減な発言を聞くと、怒りよりももっと激しい感情がわいてしまいます。

さらに、この記者はイタリア人で、母国が本当に深刻で悲惨な状況にある人なのですが、この無責任発言に続いて、こんな酷いことを言っていたのでした。

「あなたの国と比べても、感染者の数も死者の数も桁が違う」と。

なんという非情。なんという無礼。
一国の長である立場の人間ならばまず、相手の母国の悲劇に思いを馳せ、心を寄せてお見舞いの言葉をかけるべきです。
なのにいきなり、被害に遭った(中には命を奪われた)方々を数で呼び、その数が自分の国とは桁違いに多いと言い放つ様は、あまりに醜くて観るに耐えません。
そもそも被害者の数が少ないのは検査の数が異常に少ないからであり、現状がしっかり反映されているものではありません。
その異常さを世界は認識していて、自国民を日本からの撤退を促す国がちらほらと出てきました。
だから、数が少ないことは自慢できるようなことでは無いのです。
むしろ事実を隠し、それによって国民を騙し、危険に晒しているという点で最悪の首相だと言っても大袈裟ではありません。

なので書きました。
人として完全に終わっていると。

そしてこれは宣言の中で言ったそうですが、

この人には絶対に、現金による国民のための一律支給など、やる気が無いのだなと確信しました。
知らないからです。
今日を生きるために働く人のことも、複数の職場で身を粉にして働いても余裕が無い人のことも、少しでも収入が減ったら途端に生き辛くなる人のことも、
満員電車のことも、フリーランスの様々な仕事の内容も、小さなお店を経営する大変さも、芸術を生業にする厳しさも、母子家庭父子家庭、独り住まい、独居老人などがどんな暮らしをしているかも、
何にも知らないし知ろうともしない。
想像すらできない。
毎日贅沢に飲み食いし、好き勝手に振る舞い、自分や自党が肥えることに邁進し、五輪や改憲を実施して自分の名を残すことに執着する。
とんでもない人に首相の座を占領されたまま、8年近くも苦しんでいるのは国民です。

安倍政府は国民に、自粛ばかりを押し付けています。
そうやっているうちは、政治責任を取る必要も無ければ、経済的損失を補償する必要も無いからです。
だから何もしなくてもいい。
ひどいですよね。
「全ては皆さんの行動にかかっている」んなら、
「行動するから補償しなさい!」と叱ってやりましょう!

だからどんどん意見をぶつけていきましょう。
デモができなくても官邸に意見を伝えることができます。
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絶対に有り得ない日本の満員電車と羽田空港とPCR検査と

2020年04月07日 | 日本とわたし
上の写真は4月6日月曜日の午前7時半過ぎの通勤電車の様子です。

そしてこれは4月7日の朝の上野東京ライン。

安倍政府は今日の「緊急事態宣言」を発令した後も、通勤を止めないばかりか、電車の本数を減らす予定であると聞いています。
なんのこっちゃ?
このあまりの意味不明さにびっくりして、とりあえずアメリカの報道各社に向けて、このトンチンカンな状況を発信してみました。
以下↓は日本のみなさんに向けて。

日本政府は今回ロックダウンを実行しませんが、参考までに。


******* ******* ******* *******

先日成田空港での検疫の様子を書きましたが、今回は羽田空港です。
数日経っただけなのに激変していました。
海外からの帰国者は全てPCR検査が義務付けられたからです。
ああ良かった、やっとまともになったと思いきや、衝撃の実態が‼️
ものすごくテキパキとPCR検査を受けられたはいいけれど、そのまま各自お帰りください⁉️
えぇ〜⁉️
一応公共の乗り物は使わないでって言ったらしいんですが、結局は野放し。
これが日本の水際対策の実態なんです。
そりゃ感染が際限無く広がるはずです。

<羽田空港の衝撃の実態‼️大至急拡散希望🙏>
https://www.facebook.com/hiroyaroykohsaka/posts/2954848504596375
ベトナムから避難一時帰国して1週間経ち、ホテルでの隔離生活も半分が過ぎました。
実は、昨晩の深夜便で、シンガポールから今朝羽田空港に帰国した友人がいるのですが、空港での様子を聞いて愕然としました!
実際、僕達がベトナムから羽田空港に帰国した際の様子も伝えてて、彼女もネットで事前に色々情報収集していたようなんですけどね…。

4/1から水際対策が強化され、海外からの帰国者は、全てPCR検査が義務付けられるようになり、これまでの検疫にこのPCR検査が加わることになるので、相当時間待たされることを覚悟していたようです。
今は検疫の待ち時間短縮の為、すぐに飛行機からは降りず、指示があるまで機内待機という形になったようですが、
飛行機から降りると、帰国者の数よりも検査官の人数の方が多いような状況で、PCR検査も非常に手際良い職員の案内で、待ち時間ゼロ
そして検査自体もマスク、ゴーグル、防護服の自衛隊メンバーが、非常に手っ取り早く対応してくれたそうです。
PCR検査は無料だし、今は検査を受けたくても受けられない人が多くいる中、これにはとても感謝すべきと感じたようで、確かに僕もここまでの話を聞いた限りでは、この1週間で随分進歩したんだなと感じました

でもこの後の話が大変問題です!

PCR検査後、結果が出るまでは空港内で隔離されると思いきや、なんと、検査が終わったら、「迎えの車かレンタカーで、自宅へ帰る人は電話で伝えるので、どうぞお帰り下さい」とのこと!😳
自宅へ帰れない人は、空港内で、いつ出るかわからない結果を待って、ということだったみたいです。
そして、これは僕達の時も同じだったけど、「公共交通機関を使わないで下さい」とは言うものの、何のチェックも無く、一歩税関を出たら、もしかしたら検査結果が陽性の疑いのある人達も、野放しになっているとのことです💦
こんなことなら、一体何の為に、帰国者全員に、わざわざ手間暇かけてPCR検査やってるのか全く分かりませんよね…💦

彼女としては、すぐに空港を出られて良かった訳ではあるけれど、それでも彼女は、
「性善説は好きですが、ここまでユルユルでいいのかな…日本(・・;)」と感じたようです…。
これってやっぱりおかしいと思いません…?
やるならしっかり最後までキチンとやって欲しいし、そうであれば空港で待たされても納得するんだけど、こんなんじゃ
全然水際対策になっていないと思います💦💦
この話を聞いて、
ホントに日本大丈夫なんだろうかと感じてしまいました💦

******* ******* ******* *******

そしてこの国内でのPCR検査拒否率を見てください!


こんなじゃ絶対にコロナ感染との戦いには勝てません。
今回の、いや今回も、安倍政府の怠慢と無責任体質が招いた国難です。
世界では、「オリンピックへの異常なまでの執着と未練が、最初から今に至るコロナ対策の、甚だしい遅れと質の悪さの原因である」と伝えられています。
安倍首相は今回も、死ななくてもよかったのに殺された人たちやご家族に、重症を患って深刻な後遺症が残った人たちに、自身の至らなさと欲深さを謝らなければなりません。
勝手によく考えもせずに要請したことによって、収入や働く場所を失って路頭に迷っている人たちを、一刻も早く助けなければなりません。

でも断言します。
彼にはそういうことをする度量も知恵もありません。
申し訳がないという気持ちも持てません。
「こんな人たち」と揶揄して憚らないように、国民を救いたい、守りたいという気持ちもありません。
だから、コロナ対策改善のための、最初にするべきことは、この人をトップから引き摺り下ろし、指揮官を他の優れた人物に変えることです。
冗談でも無く大袈裟でも無く、それしか方法は無いと思っています。
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クオモとオンラインレッスンとピンポンと

2020年04月07日 | ひとりごと
とうとう4月いっぱい外出を控えなければならなくなりました。
4月いっぱいというのも今の時点での決定で、また延びるかもしれません。
先日ここでも紹介させてもらった、オレゴン州在住のMakotoさんが毎日翻訳して伝えてくださっているクオモ知事の5日の会見 https://note.com/tigershark/n/ne936a23216b1 で、
ニューヨーク市が大変な状態に陥ってから初めて、亡くなられた人の数が減ったそうです。
それでも594人というとんでもない人数ですが、前日の死者は630人だったので…。
この600名近くの亡くなったご本人はもちろんのこと、ご家族はどんなに辛く悲しい思いをされているだろうと思うと、本当に言葉が見つかりません。
特にこの感染で亡くなると、家族から完全に隔離されたまま、独りぼっちで死を迎えなければなりません。
家族はだからお別れを言うこともできません。

わたしたちは、自分が外出を極力控えることで、少しでもそんな辛いことを経験しなければならない人を減らすためにも、これぐらいのことは耐えなければと思います。
思っているし、別に完全に閉じ込められたわけではなく、散歩やジョギングは許されているのだし、頑張らないといけないのだけど、やっぱり結構大変です。

わたしはなんとかオンラインレッスンを始めることができたし、全体の3分の2の生徒たちが戻ってきてくれました。
みんなそれぞれ大変な中、家計の中から一番先にカットされる類のものだろうに、本当にありがたいことだと思います。
生徒それぞれの楽譜を買い揃えるのにずいぶん苦労しましたが、あと数冊で完了です。

このオンラインレッスンでの1番の問題は音質。
特にタブレットが無い生徒はスマートフォンを使うので、画面が小さい上にピアノの音が歪んだり途中でいきなり途切れたりします。
それと番外編で、古過ぎて弦を締めることができないからと、音程が四半音、ひどいものだと半音低いピアノを弾いている生徒がいて、絶対音感持ちのわたしの耳が悲鳴を上げる時があります。
お互いにこの方法に慣れてはきましたが、やっぱり1日も早く、元の形で教えたいです。

夫はまだ完全休業中の完全無収入です。
臨時のコロナ対策用の失業保険の手続きを始めましたが、ものすごい数の人たちが一斉にやっているので難しいみたいです。

食料品などの必要不可欠な物の買い物も、入店の人数制限が敷かれ、外で待たなければなりません。
やっと店に入れても、それを買うために行ったのにそれが無い、ということも多々あります。
だからといってネットで注文すると、結局代わりに買い物をしなければならない人が増えるわけで、なのでもう、危険が最も高まってくると言われているこの2週間は腹を決めて、家の中にある物だけでやっていくことにしました。
1ヶ月やそこらが野菜不足でも、夫の漢方で補っていけば良いのです。
この恵まれた環境に感謝して、そして今も人々の必要に応じて職場に出て働いてくださっている人たちに感謝して、日々を重ねていこうと思います。

さて、唐突ですが、卓球台を買いました。


よりによってこんな時にまたどうして?!と呆れ返られそうですが、こんな時なので買うことにしました。
もちろんカードで。
地下室のでっかいサイほどの大きさがあったオイルタンクが撤去された部屋の床に、夫がずいぶん前から合気道の練習用にと取っておいたゴム製の床材を敷きました。
この床材、もう10年以上も地下室に放ったらかしにしておいたので、掃除が本当に大変でした。
うちの地下室はフランケンシュタインの映画に出てくるような雰囲気の、115年前からそのままの石壁と床なので、砂埃が半端じゃありません。
こういうプロジェクトは大抵、わたし独りでブツブツ文句を言いながらやるのですが、今は時間も元気も十分ある夫が中心になってやってくれたので大助かり!
コロナ効果?!
さっそくプレイしました。
変顔したり変な打ち方をすると、わたしがゲラゲラ笑ってちゃんと打てなくなると分かった夫にかなり負けてしまいましたが、久しぶりによく笑い、よく動きました。

さあ、また1週間が始まります。
頑張るぞ〜。
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これが成田空港の現状! 安倍政府は国民を守る気がない!

2020年04月05日 | 日本とわたし
これは4月1日に、三枝三七子さんがFacebookのウォールに載せた記事です。
海外から成田空港に到着した乗客に対する検疫所の様子を、彼女の息子さんが撮った写真が紹介されていたのですが、それを見て愕然としました。
もちろん撮ったご本人、そしてお母さんの三七子さんは、わたしのそれとは比べ物にならないほどだったと思います。
実はこれと同じような話を3月の末に聞いていました。
わたしたちが日本から戻ったのが3月2日。
その時すでに、米国⇄日本の便の乗客が極端に減っていたので、航空会社は便数を減らすと言い出していました。
それから1ヶ月。
まさかこんなザルのような検査で、しかも長時間混み合う状態で並ばせているだなんて…。
一体どうして、いまだにこんなことが起こっているのでしょうか。

******* ******* ******* *******

今更!
領事館は何を連絡してきているんだろうか?
息子は昨日、4月1日の午前6時35分には、成田に着いていた。
そしてその彼が送ってきた検疫所の様子の写真を見て、私は愕然とした。
これでは、
感染しないで戻ってきても、ここで感染する

数日前の成田よりはまだいいかもしれないが…。
ーこんな状態だ。(タイトル写真)
フランスの空港では、1.5メートルおきにテープを張り、そこに立ち長い列ができていたというが、
日本では、「詰めて並んでください!」???
しかも、全員がマスクしているわけではないのだ。

【あり得ない昨日までの水際対策】
1)発熱・風邪の症状が報告されなければPCR検査なし。
2)検温もしない・面接もないー自主報告
3)帰宅の交通手段は建前は公共交通機関を使うな。


しかし実情は、レンタカーを借りるか、家族が迎えに行くかのどちらかしかない。(息子は3日前に車を取っておいた)
そのどちらも無理な学生には、
「『徒歩』と書類に書け」と言われたという。
中途半端だ。

4)PCR検査の結果は丸1日かかる。(韓国では30分)
「その間、待っていていいのですか?」と問うと、
「待つ場所はない。空港内の待合室ならいい」
感染するだろ?

5)14日間の自主隔離を要請していますーと言われ、
「ホテルとか宿泊施設が用意されていますか?」と聞くと、
「ありません」と。
何件か電話をして、数件、
OKと言われたが、14日はいられなさそうだった。
なんという放任!無責任な要請なんだろう。

こうして
海外留学生は帰ってきて、成田で感染していたら、地方に感染源を広めてしまっている
これが昨日までのこと。

そして今日、息子宛てに来たメールが以下の内容だ。

2020年4月2日(木) 午前11:10 在メルボルン日本国総領事館

【ポイント】
4月1日、日本政府は、4月3日午前0時(日本時間)以降実施される、水際対策強化措置を発表しました。
●14日以内にオーストラリアに滞在歴のある外国人は、特段の事情がない限り、入国拒否の対象となります。
●14日以内にオーストラリアに滞在歴のある日本人を含む全ての入国者は、PCR検査の実施の対象となり、結果判明までの間、検疫所長の指定する場所で待機することになります。
ご自宅等で検査結果を待つ場合、公共交通機関を使用せずに移動できることが条件となりますので、ご注意ください。

【本文】
1.14日以内にオーストラリアに滞在歴のある外国人で、4月3日午前0時(日本時間)以降に本邦に到着した方は、入国拒否措置の対象となります。
※「永住者」、「日本人の配偶者等」、「永住者の配偶者等」、又は「定住者」の在留資格を有する方が、4月2日までに再入国許可をもって日本を出国した場合は、再入国することは原則可能です。
一方で、4月3日以降に日本を出国する場合は、原則として入国拒否の対象となります。

2.日本人を含む全てのオーストラリアからの入国者(4月3日午前0時(日本時間)以降当面の間実施)
(1)過去14日以内に、オーストラリアに滞在歴のある方は、検疫法に基づき、本邦空港で検疫官にその旨を申告することが義務づけられています。
(2)空港の検疫所において、質問票の記入、体温の測定、症状の確認などが求められます。
全員にPCR検査が実施され、自宅等(※2)、空港内のスペース、又は検疫所長が指定した施設等で、結果が判明するまでの間待機いただくこととなります(現在流行地域の拡大に伴い、検査対象となる方が一時的に急増しており、空港等において、到着から入国まで数時間、結果判明まで1~2日程度、待機いただく状況が続いています。
ご帰国を検討される場合には、上記のような空港の混雑状況や待機時間について、十分ご留意いただくようお願いいたします。
また、航空便の運航状況について、ご利用予定の航空会社のウェブサイト等でご確認の上、適切な時期を御検討ください)。
※2:自宅等で検査結果を待つ場合、症状がないこと、公共交通機関(鉄道、バス、タクシー、航空機(国内線)等)を使用せずに移動できることが条件となりますので、
事前にご家族やお勤めの会社等による送迎、ご自身でレンタカーを手配するなどの移動手段の確保を行ってください。
また,検査結果が判明するまで、ご自身で確保されたホテル、旅館等の宿泊施設には移動できません。

(3)検査結果が陽性の場合、医療機関に隔離(入院)されます。

(4)検査結果が陰性の場合も、入国から14日間は、ご自宅やご自身で確保された宿泊施設等(※3)で不要不急の外出を避け、待機することが要請されるとともに、保健所等による健康確認の対象となります。
※3:自宅等への移動は、公共交通機関(鉄道、バス、タクシー、航空機(国内線)等)を使用せずに移動できることが条件となりますので、事前にご家族やお勤めの会社等による送迎、ご自身でレンタカーを手配するなどの、移動手段の確保を行ってください。

(5)上記の検査等は、検疫法に基づき実施するものであり、検疫官の指示にしたがっていただけない場合には、罰則の対象となる場合があります。

帰国するのもメルボルンからシドニーにはもう動けず、ジャカルタ経由(
通常なら7万前後の往復が片道で18万)になった。
シドニー成田のダイレクト便は、39万を超える金額の片道チケットになっていたが…。

政府は、国民にお願いだけして、具体的な施設や交通手段を用意していない。
これでは感染は防げない。


昨日、空港で何の症状もなく、PCRを受けられなかった息子は、別宅(好意で提供して頂いたコテージ)で14日過ごす。

昨日、松本までレンタカーで戻り、私と友人が2台で行き、1台を息子専用にした。
彼は、死ぬ思いで、成田からずーっと運転して、小谷村まで帰ってきた
8時間近く。
休む場所もなく、私に感染させることを恐れて、私とは窓越しでしか顔を合わせていない

息子が曰く(LINEを使用しての会話で)、
「ジャカルタの乗り換え、周りがヤバかった。誰もマスクしてなかった。だから近くに来ないで」

朝昼晩、食事をドアの外に置いておく。
熱が出ませんように。
この国の無策さに悲しさすら感じる。

仕方なく、電車・バスで地方の親元に帰って行った子どもたちは何人いるだろう。
昨日と今日の線引きは何だろう?

この国は国民を守る気がないと思う。


だからこそ私はゾワゾワする。
その時が来てしまうのだろうかー日本。

******* ******* ******* *******

息子さんが今感じている恐怖を、ほんの少しだけ分かるような気がするのは、14日間の自主隔離を行っていた間中、ずっと感じていたからです。
自分がかかっていたらどうしよう。人にうつすようなことだけは絶対にあってはいけない。
そんな思いがずっと頭の中にへばりついていました。
わたしたちの自主隔離が終わった頃に、ブルックリン在住の息子とガールフレンドが、コロナの症状にかなりよく似た咳と熱と倦怠感を訴え出した時の恐ろしさは、夜もろくに眠れないほどでした。
三七子さんのゾワゾワする、という言葉の中にある言葉にしきれない思いを、多くの方々に共有していただきたくて、この記事を紹介させてもらいました。

日本政府の愚鈍さ無能さは、いくら訴えても足りないぐらいです。
ほんの2週間前までは、「オリンピックを完全な形で開催する」と言っていた安倍首相の異常さが、まさに日本での感染爆発を招く根源だと言い切っても良いと思います。
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安倍首相、あなたには布マスク配布について謝罪・撤回し、不織布マスクを増産させ、巷への潤沢な流通を実行する責任がある!

2020年04月05日 | 日本とわたし
あらら、安倍首相のマスクが布から不織布に変わってる!


これについて、全くその通り!なことを書いてくれた幸雄さんのFacebook記事を丸ごと転載させてもらいます。

******* ******* ******* ******* 

悲しくなるくらいに軽い総理の言葉。
たった2・3日で消えてゆく。
無神経で無責任。
一枚目の写真は例の「新たなる『最低伝説』を更新した」布マスク二枚を一住所に配布――のNHK動画より。

新型コロナ感染拡大に対する喫緊の対応ということで、デカい音でラッパを吹いた。
品薄状態が続くマスクについて――
「私もつけておりますが、布マスクは洗剤で洗うことで、再利用が可能なことから、急激に拡大しているマスク需要に対応するうえで、極めて有効だ!」
と、声高に発信。
その日のうちに、枚数や支給方法、何よりもウィルス対策には値しないクオリティー、市民以下の認識!!と大逆風が吹いた。
当たり前だよね…総理の見識が素人以下じゃ。
ということで、、本日4月4日は使い捨ての不織布マスク装着で登場。

見るからにバッチリとウィルス対応の品物。
装着の仕方は緩いものの、サイズも合っている。
そう、それで良いの!
じゃ、ないだろう!!!
布製マスク2枚配給は、撤回されていない。
何故たったの三日後に、あれだけ推奨した布製をしていないの?布製はヤバいと気付いたから?
何処でどうやって入手したか知らんが、僕らは早朝から薬屋に並んでマスクを買い求める。
並んでも買えない日の方が圧倒的に多いよ。
そんな時間でも並べる人はまだ良い。
仕事がある人は並べもしないよ。
最悪はネット販売の高額なマスクを買うしかない。
でもそれだって買えるお金がある人はいいよ。

君は何処でどうやってそのマスクを手に入れたのか?
そうか、自分で買わなくても何とかなるんだ――
でもさ、一週間後には君自身が行動でNGを出した、布製のマスクが重篤な地域から配られるわけだ。
そう言う事が、国民からどう思われるか?
その程度の想像力も無いのか?!
世の中では――

君がその不織布のマスクを付けられるのは、布製マスクに付いて謝罪・撤回し、改めて不織布のウィルス対応のマスクを増産させ、巷へ潤沢に出回ってからなんだよ。
それが遣らかした大人の、当たり前な責任の取り方だ。
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