名古屋1Rに出走したラヴマイウェイは、外に膨れ気味のスタートから2番手につけて行ったものの、逃げ馬に楽に振り切られてしまい、結果2着での入線となっています。
◇角田調教師のコメント 「1頭勝った馬が速かったですね。前走から着順を上げることはできましたし、本馬自身で見れば悪くない競馬だったのかもしれませんが、変わり身や距離などに関しては、まだ何とも言えない状況でしょうか。もう少し様子を見守っていきたいところです」
◆クラブのコメント:ブリンカーに加えて、今日はシャドーロールも着用。800mという特殊な条件ではありますが、スタート後に寄れるのを立て直されてからは後続に交わされることもなく、前を向いてゴールまで駆け抜けてくれました。なお、このあとは、「今は本馬なりに体調が良さそうですので、この流れでさらに競馬に向かってみたい」と調教師。実戦経験を重ねながら、変わり身を確認していく予定になっています。
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スタート直後にかなり大きく外にヨレましたので、その分がなければ、もう少し際どい勝負になっていたかもしれません… と言いたいところですが、3角手前で一旦詰まった差が、4角から直線にかけてまた開いてしまいましたし、シャドーロールにブリンカーという『気性難セット』を装着している立場を考えると、『今回も上手に競馬ができたわけではない』点はどうしても気に掛かります。
まあ、そのあたりが角田先生の「変わり身や距離などに関しては、まだ何とも言えない状況」とのコメントにつながっているのでしょうし、そもそもダート800m戦を使わざるを得なかったことが、良くも悪くもラヴマイウェイの現状を示しているのだろうと思います。
それでも、前走より着順が上がったことは紛れもない事実なので。。正直、半信半疑な部分もありますが、このあとさらに実戦を重ねていくいことで、本当の変わり身、気性の成長が見られることを祈りたいと思いますm(_ _)m
*2021/8/6 名古屋モーニングフィーバー31 3歳13(ダ800m)・良*
栗東トレセン在厩のヴィジャーヤは、引き続きポリトラックで、長めから追い切り本数を消化しています。
- 21.08.04 荻野極 栗東P良 6F 83.1-67.4-53.6-40.0-13.6(5) 馬ナリ余力
- 21.07.29 助 手 栗東P良 5F -67.5-52.3-38.1-12.1(7) 強め余力
- 21.07.23 助 手 栗東P良 6F 82.2-65.7-51.4-37.9-12.7(7) 馬ナリ余力
◇池江調教師のコメント 「荻野極騎手が乗って追い切りましたが、今週は右にモタれる感じで、真っすぐシャープに伸びることができなかったように、どうも口向きなどに不安定なところがありますね。息遣いについてもまだ重めですので、出走は小倉の2週目まで待った方が良いようにも思います。引き続き、しっかりと乗り込んでいく中でレースを定めていきましょう」
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今年3月にデビューをめざしていた時は、直前はCWでしっかり追い切られていましたので、ずっとポリトラックでの追い切りが続いているだけでも不安なところ、4日の追い切りは(7/23、29と比べて)時計も今ひとつ。内容的にも口向きの関係で「右にモタれる感じで真っすぐシャープに伸びることができなかった」となると、デビューに向けての状態面が心配になってきます。
ただ、未勝利終了期限がせまる今となっては、ゆっくり時間をかけることもできませんので、何とか開幕週から2週目への一週スライドで上昇カーブに乗って欲しいところです。
そうですねぇ… 正直、今回の追い切りで何となく暗雲が漂ってきた気もしますが、もともとヴィジャーヤは(しっかり真面目に走れば)すぐにでも勝てそうな時計が出せる馬ですし、あと1~2週間での変わり身に期待したいと思います。(最後まで秘密兵器のまま… というパターンは避けたいなぁ(^^;))
リナーシェは、5日、札幌競馬場に移動しています。
- 21.07.31 助 手 栗東坂良 1回 61.0-44.8-29.7-14.2 馬ナリ余力
◇四位調教師のコメント 「馬体に張り艶がありますし、体調や動きなども良好。これまでの中で最も状態が良さそうですので、札幌出走に向けてベストを尽くせればと思っています。本馬はフレームや筋肉、体質的には良い馬だと思いますが、成長といった点で課題を残しているような面がありますよね。レースは今のところ札幌開催の2週目(8/21、22)を意識。可能であれば、短めの距離に入れていきたいと考えます。しっかりと仕上げていきます」
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先週トレセンに入厩し、状態を確認したうえで札幌競馬場へ。これまでのレースにおいて、一番勝利に近づいたのは函館での2戦目でしたし、『小倉や新潟よりは札幌へ』との作戦は頷けるところです。
「フレームや筋肉、体質的には良い馬ながら成長力に課題」との評価は全くその通りだと思います。それでも、「これまでの中で最も状態が良い、しっかり仕上げていく」とのコメントからは、仕上げもレース選択も全て含めて、『今のリナーシェにとって一番可能性が高いかたちで出走させたい』との四位先生の気持ちが伝わってきますね。
この時季は相手も必死なので、どこに行っても簡単に勝てるレースにはなりませんが、諦めずにベストを尽くすことで何かが変わるかもしれません。こちらも最後までしっかり応援したいと思います!