先週土曜日はヴィジャーヤとリナーシェが3歳未勝利戦に出走、それぞれ11着と16着に終わりました。小倉2Rがデビュー戦だったヴィジャーヤは、スタート直後に挟まれて後方となったこと、道中では力んだ走り、右にモタれながらのレースとなってしまい、結局力を出し切れませんでした。今後については関係者で協議となっていますが、何とか現役続行のチャンスがもらえるとありがたいです。
札幌4Rに出走したリナーシェは16着の最下位でしたが、ここまで全9戦の中で、やるべきことにチャレンジして来ての結果ですから、現役引退の判断も致し方ないところです。未勝利引退は残念ですが、様々な経験を積みながら、ずっと真面目に頑張ってくれたリナーシェには感謝の気持ちしかありません。
翌日曜日にはキングエルメスがクローバー賞に出走、カイザーノヴァに続いて2年連続兄弟制覇をめざしました。戦前、単勝1番人気に推されたことからも、勝利は濃厚かと思われましたが…。
デビュー戦の素晴らしい内容からすると、信じられないほど馬が進んでくれず、多少なりとも真面目に脚を使ったのはゴール前だけというレースになってしまいました。それでも5着だから…という見方もありますが、原因が明らかにメンタル面であることを重く見て、今後については一旦白紙に。素質の高さ、本気で走った時の能力は間違いないと思いますので、立て直しての再スタートに期待したいと思います。
今週末は3歳未勝利馬のもう一頭、ゴッドシエルが小倉のダート1700m戦に出走します。先週の追い切りでは最初から力んで最後に失速するという、今までと変わらない走りになってしまい、厳しい戦いになることが予想されますが、泣いても笑ってもこれが最後のチャンスですから何とか奮起を期待したいです。
その次となるともう9月、いよいよバスラットレオンが戻ってきます。復帰レースの京成杯AHに向けて栗東で最終調整をすることになりますが、シュウジデイファームではずっと順調に過ごせていましたし、いきなりから能力全開のレースになって欲しいと思います。グレナディアガーズを筆頭に相手も強い馬たちですが、これからのバスラットレオンに楽ができるレースはありませんからね。今後を占う意味でも好勝負をして欲しいところです。
その他では、パンサラッサがそろそろ戻ってきてくれそうですが、それ以外は動向未定の馬が多く、9月、10月も全馬で反転攻勢とはいかない雰囲気になってきました。何となくモヤッとした近況が続いている馬たちについては、何とか厳しい状況を乗り越えて、11月12月のラストスパートに貢献できるよう頑張って欲しいですm(_ _)m
**出資馬の状況**
**2021年総合成績**