スポーツ報知さん、サンスポさんなどが、パンサラッサの今後について矢作先生のコメントを報じています。
【注目馬動向】サウジカップVのパンサラッサは今後、春は使わず 矢作師「秋はどういう選択をしていくか」 : スポーツ報知
世界最高の1着賞金1000万米ドル(約13億円)を誇るサウジカップを日本調教馬として初制覇して、前走のドバイ・ワールドカップは10着に敗れたパンサラッサ(牡6歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)が今後、春シーズンには出走しないことになった。同馬を管理する矢作調教師が4月1日、明らかにした。
今後の見通しについて矢作師は「少なくとも春に使うことはない。恐らく(現役は)今年いっぱいだろう。秋はどういう選択をしていくか、いろいろあると思うが、今は何とも言えない」と説明した。
パンサラッサ今春休養、秋は未定 矢作師「(現役は)今年いっぱいだと思う」:サンスポZBAT!
ドバイワールドCで10着に終わったパンサラッサ(栗・矢作、牡6)は今春を休養に充てることが1日、分かった。中山競馬場で矢作芳人調教師が明らかにしたもので、「春に使うことはありません。おそらく(現役は)今年いっぱいだと思うので、秋にどういう路線を行くか。海外、国内と選択肢はいろいろとある。じっくり考えていきたい」と話した。
また、坂井瑠星騎手とのコンビでケンタッキーダービー(5月6日、チャーチルダウンズ、G1、ダ2000メートル)に挑戦する僚馬コンティノアール(牡3)は5日にアメリカに向けて出発する。
パンサラッサ=3月25日、UAEドバイ・メイダン競馬場(撮影・Katsumi.Saito)Photo by ZBAT!競馬
スポーツ報知さんによれば「少なくとも春に使うことはない。恐らく(現役は)今年いっぱいだろう。秋はどういう選択をしていくか、いろいろあると思うが、今は何とも言えない」、サンスポさんは「春に使うことはありません。おそらく(現役は)今年いっぱいだと思うので、秋にどういう路線を行くか。海外、国内と選択肢はいろいろとある。じっくり考えていきたい」と、表現は異なるものの、いずれもパンサラッサが春を全休すること、今年いっぱいで現役を引退する方向だと伝えています。
もちろん、オーナーサイド・クラブからの公式見解ではありませんが、矢作先生がそう仰る以上は基本的にその路線で進むはずですし、パンサラッサが6歳であること、種牡馬入りをめざしていることなどを考えれば、常識的には『来年も現役で…』とはなりにくいですよね。。現時点で正式に何かが決まっているわけではなく、全てはこれからオーナーサイド・クラブと矢作先生が相談する話ですが、一応、私もそのつもりにしておこうと思います。
しかし、パンサラッサがあと数戦で引退するのは頭では分かっていたことながら、実際にそう告げられると感慨深いものがありますよねぇ…。もしも種牡馬入りできるとすれば、こんなに嬉しい話はないハズですが、パンサラッサの常識外れのレースをもう見られないと思うと、どうしても寂しい気持ちになってしまいます。
パンサラッサの引退まであと2戦か3戦か、どこでどのレースを使うのか…。矢作先生が仰る通り、「海外、国内と選択肢はいろいろとある」だけに、今年の秋シーズンは私にとって特別なものになりそうです。
【ダービー卿CT】インダストリアが鋭く抜け出し重賞初勝利!:サンスポZBAT!
第55回ダービー卿チャレンジトロフィー(4歳以上オープン、G3、芝1600メートル)は、戸崎圭太騎手の3番人気インダストリア(牡4歳、美浦・宮田敬介厩舎)が重賞初勝利。縦長の展開の中、道中は中団の馬群を追走すると、3~4コーナーを勢いよく回って、直線で鋭く抜け出した。タイムは1分33秒2(良)。
3/4馬身差の2着にはジャスティンカフェ(2番人気)、さらに半馬身遅れた3着にゾンニッヒ(5番人気)が入った。なお、1番人気のレッドモンレーヴはスタートで後手を踏み後方からのレースとなり、直線で大外から懸命に追い上げたものの7着までだった。
◆戸崎圭太騎手(1着 インダストリア)「返し馬からずいぶん落ち着いていて、リズム良くいけば最後の脚はいいものを持っているなという感触でした。道中もいい感じで進めたと思います。早めに外に出して、外を回りすぎかなと思いましたが、馬を信じてリズム良くいったことで最後も爆発してくれました。東京でも走れると思っているのですが、中山だと本当に強い競馬をしてくれますね。これからますます成長していってもらいたいと思います」
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キングエルメスがフレグモーネの影響で出走を回避したこのレース、私は『もしもエルメスが出ていたらどうなっていたかな?』という、一口馬主にありがちな未練がましい目線で観戦していました(^^ゞ
そんな今年のダービー卿CTを勝ったのはキングエルメスと同世代のインダストリアでした。インダストリアは昨年のマイルカップでキングエルメスと一緒に走って5着だった馬(キングエルメスは6着)ですが、マイルカップでキングエルメスより上位だった馬を改めて確認すると、ダノンスコーピオン、マテンロウオリオン、セリフォスといった錚々たる名前が並んでいて、かなり濃いメンバーが揃ったマイルカップだったことが分かります。
その意味では、インダストリアが実績最上位と思われたジャスティンカフェを抑えて勝ち切ったことも、それほど驚くようなことではないでしょう。今日は2kgの斤量差がありましたし、もともと重賞を争うだけの力は持っていますからね。
2着に入ったジャスティンカフェは、またしても重賞に一歩届かず。。5戦連続の重賞出走、マイルCSで6着になった以外は全て掲示板内という実力馬ですから、いつ重賞を勝ってもおかしくないんですけどねぇ…。今日は同じような位置から同じような脚を使って僅かに交わせずの内容で、2kgのハンデがもろに効いてしまった敗戦だったと思います。
レース全体で言いますと、1000m通過が59.1秒、勝ち時計が1分33秒2ですから、重賞としては随分ペースが落ち着いちゃいましたよね。。タラレバを言っても意味はありませんが、14番人気のミッキーブリランテに乗って2番手先行、しぶとく6着に粘って見せた坂井瑠星騎手は、『エルメス出てたら勝てたんじゃね??』とか考えたかもしれません(^^ゞ
最後に1番人気で7着に負けたレッドモンレーヴは、派手な大出遅れをかましたので参考外ですね。ペースが落ち着く中であの位置から外を回り、掲示板まであと少しに追い込んで来たのですから、力があるのは間違いないです。今日はツイていませんでしたが、順調に使っていけばいずれチャンスがあるだろうと感じました。
**2023/4/1中山11R ダービー卿チャレンジトロフィー(G3/芝1600m)・良**
ダービー卿チャレンジ【2023年4月1日中山11R】出馬表、予想:競馬ラボ
チャンピオンヒルズ在厩。おもに周回コースにて軽いキャンター1000m、フェルトダート坂路にてハロン14~20秒、ウッドチップ坂路にてハロン15~18秒ペースのキャンター1本を乗り込まれています。3月下旬の馬体重は517kgです。
◇畠山厩舎長のコメント 「週1~2回、坂路で終いを伸ばす形。こちらがイメージしていた以上の早さでしっかりと重苦しさなく動けるようになりつつありますね。今のところは牝馬であることを忘れてしまうくらい飼葉喰いや精神面などにも気になる点がないですし、順調に調教を積み重ねることができていますよ」
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いやぁ、困りますねぇ… 畠山厩舎長から基本的にお褒めの言葉しか出てこないので、このままだとリヤンイヴェールについて、妙な勘違いと過度な期待をしたまま応援を続けることになってしまいそうです(^^;)
もちろんそれが勘違いでなく、出資者の妄想通りにことが運んでくれても全然良いわけですが、通常、そんなに都合の良い話など転がっていないのが『人の世の常』ですからね。私もこの遊びではそれなりにベテランになっていますので、ある程度気持ちのバランスを取りながら、あくまで妄想は妄想として楽しんでいこうと思います。
ただ、誰がどう見てもリヤンイヴェールが「順調に調教を積み重ねることができている」のは確かでしょう。競争能力については更なる速め、追い切りをこなし、最後は実戦で確かめないと分からないものの、「こちらがイメージしていた以上の早さでしっかり動けるようになりつつある」というのはとても心強いコメントです。しかも、多くの期待馬が集まるチャンピオンヒルズさんからの評価だと思うとつい…ですよねぇ(^^ゞ
【チャンピオンヒルズ在厩のリヤンイヴェール:公式HP(2023/3/24更新)より】
ジョイナスファーム在厩のトゥジュールは、引き続き、おもに周回コースでハロン20秒ペースのキャンター3500mを乗り込まれています。
◇稲村場長のコメント 「見た目の幅などはこれからですが、調教時の感触は動きやスタミナ面など少しずつ良化中。順調に乗れていることですし、これでトモがパンとしてくれば、さらにバランスの良い走りができるようになってくるものと思われます。基礎体力はあらかたOKですので、あとは鍛えて精度を上げていく方向で。あと2週間ほど現在のメニューを継続し、それからペースを上げていく予定です」
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引き続きハロン20秒ペースで長めを乗ることで、基礎体力の向上とトモの強化を図っているようです。
そんな中、稲村場長からは「動きやスタミナ面など少しずつ良化中」「基礎体力はあらかたOK、あとは鍛えて精度を上げていく」とのコメントがもらえましたので、長めをじっくり乗る調教の成果はキチンと出ていると考えて良さそうですし、あと2週間の鍛錬後、さらにペースを上げた時の反応が楽しみです。
ちなみにですが、美浦の奥村先生がどんなアプローチをする方なのか、私はこれまでお世話になったことがなく、実はあまりよく分かっていません。今年はすでに14勝を挙げ、JRA調教師リーディング3位につけているなど優秀なのは確かでしょうが、その分、厩舎内の争いが激しいとも考えられますので、果たしてトゥジュールをどう導いて頂けるのかにも注目していきます。
いや、まあ、トゥジュールが、バッチリ奥村先生の目に留まるぐらいの良化を示すのが先決なんですけどね(^^ゞ
◇石川代表のコメント 「15-15の本数を重ねて、今週は3F40秒程度で登坂。出掛けの捌きはいい意味で変わりないですし、ペースを上げても反動なくやれていますよ。まずは速めの調教を継続することで、栗東近郊への移動の目処を立てていければと思います」
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15-15が始まったのは今月になってからなので、おそらく3~4本の試走を重ねて脚元や走りそのものの感触を窺った上で、今週、3F40秒程度まで上げてみた感じでしょうか。。結果は脚捌きに問題はなく、調教後の反動も特になし…。言葉にしてしまうと何と言うこともない話に聞こえてしまいますが、これまでの経緯を考えると、1月下旬にBTC入りをしてから僅か2ヶ月で、一気にここまでやれたのは素晴らしいことだと思います。
動画を見ても、以前とは見違えるほど立派な身体になりましたし、当然ながら前肢に違和感がある素振りは全く見せません。この馬なりに身体を使って歩くことができるようにもなっていますので、これなら『ダート短距離スピード勝負の一点張り』と決めつける必要もなさそうです。(最終的にはダート短距離かもしれませんけれど(^^ゞ)
石川代表からは、ようやく「栗東近郊への移動の目処を立てていければ」とのコメントが出ましたので、おそらく4月中旬から下旬にかけて、栗東近郊へ移動することになるのではと…。あるいは、その時点でボンドオブラヴがデビューを果たしていれば、入れ替わりにトリフィスがトレセン直入りするパターンもありそうです。
あ、そう言えばチャンピオンヒルズにいるメリタテスもその候補ですし、ボンドオブラヴについては『気性難宣言』が出た話もありますから、本馬を含めた矢作厩舎3歳未出走セットの3頭が、一体、どういう順番でデビューをし、どんな走りを見せてくれるのか、いろいろな意味で非常に楽しみになってきました。(3頭の熾烈な争いはかなり激アツかも(^^;))
【シュウジデイファーム在厩のトリフィス:公式HP(2023/3/24更新)より】