マイラーズカップ(G2/芝1600m)で7着となったキングエルメスの関係者コメントです。
◇坂井騎手のコメント 「パトロールビデオを見ていただければ明白ですが、ひどくぶつけられて落鉄してしまいました。最後で接触がなければ掲示板はあったと思います。精神面に成長が窺え、しっかりと折り合いをつけられるようになった点は今後に活きるはずです」
◇矢作調教師のコメント 「展開的に勝ち切るまではいかなかったですが、それでも4着か5着はあったと思います。しかしながら、逃げたシャイニーロックが寄れてきた煽りを受けてひどくぶつけられ、左前を落鉄してしまうほど。せめて審議にするべきだったのではないでしょうか」
◆クラブのコメント 「ソツなく好位に取り付き、前を見ながらの競馬になりましたが、差し馬向きの展開となった上に、ゴール前では進路が狭くなって他馬と接触するアクシデント。ブレーキを踏みながら入線する格好となりました。なお、このあとは、「今のところ落鉄以外に問題はなさそうですが、本当にひどくぶつけられましたので、まずは馬の様子を見守りながら」(調教師)。反動がないようであれば、東京への続戦を検討していく予定になっています」
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レース直後にパトロールを確認し、随分しつこくブツけられたな…とは思っていたのですが、落鉄していたことまでは気付きませんでした。それにしても、坂井騎手にしては珍しいトーンのコメントですし、矢作先生がクラブ向けに「せめて審議にするべきだった」と仰るのも記憶にないですから、よほどカチンときたという事なのでしょう。
まあ、コチラの状態が絶好調で決め手があり『その前に抜け出していれば不利を受けなかった…』的な話をするのは簡単ですが、一歩間違うと命に係わる状況で勝負をしているジョッキー、様々な課題に対処しながら馬をレースに送り出す調教師の気持ちは外野にはわからないですからね。坂井騎手や矢作先生がこれほど口惜しがるのであれば、(誰が悪いとかではなく)私としては、できるだけ同じ気持ちで口惜しがりたいと思います。
テメェ、ざけんじゃねえぞコノヤロー!!( ・`ー・')
ちなみに降着制度が改訂されてから、ラフプレーに関しては『やったもん勝ち』な風潮があるようにも感じます。これまた現場の感覚とはズレているのかもしれませんが、できることなら馬や人が危険にさらされることの無いように、クリーンなレースの中で能力の高さ、戦略や作戦の巧拙、状況変化を踏まえた駆け引きなどを競って欲しいと思いますm(_ _)m
それはさて置き、まずはキングエルメスの状態を確認したうえで、「反動がないようであれば東京への続戦を検討していく」というのはどういうことですかね。。いや、大目標だった安田記念ならそう書けばいいわけで、わざわざ「東京への続戦」とだけ示されたということは、これは京王杯SC出走の目が出てきたんじゃないでしょうか(^^ゞ
とにかくですね、今夜は坂井騎手と矢作先生の怒りを少しでも鎮めるために、いつもより一杯か二杯、晩酌を多めにしてみようと思います!(何の関係があるのか?みたいな当たり前な質問は受け付けていませんm(_ _)m)
京都11R マイラーズカップ(G2/芝1600m)に出走したキングエルメスは7着でした。
【レース内容】ほぼ互角のスタートから出たなりの構え。逃げ主張のシャイニーロックをやり過ごし、内の先行馬を見ながらうまく4番手先行のカタチを作れたと思います。前半4F46.1秒の平均ペースをリズムよく追走、3~4角を手応え十分に回って直線に入った時は、これは一発ハマったかと思いましたが…。そこからギアがなかなか上がらず、結局逃げ馬も交わせなかったのは、やはりフレグモーネ明けの久々が響いたからでしょうか。最後まで頑張って走ってくれたものの、直線では岩田父騎手に執拗にぶつけられる不利もあり、残念ながら7着での入線となりました。
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着順は残念でしたが、
内容は悪くないでしょう!!(^^;)
1000m通過57.4秒を楽に追走し、上り3Fは34.0秒。レース運びは悪くなかったですし、最後まで止まっているわけではないですからね。パッと見では『キレ負け』と考えたくもなりますが、今回は絶好調に届かない『8割方の仕上げ』だったわけですし、勝ちパターンに持ち込めそうな状況から逃げたシャイニーロックすら交わせないほどモタついてしまったのは、単純にデキの問題があったからじゃないかとも思います。
ただ、勝ったシュネルマイスターの上りは32.9秒ですからね。コチラが絶好調でも勝てたかどうかはアレですが、逆に言えば勝ち馬と0.4秒しか離れていませんし、しっかり1分31秒台で走っているわけで…。あのフレグモーネさえなければと思わないではないですが、現状でここまで頑張れたのは悪くない結果とも言えるでしょう。
今日の結果は仕方がないとして、カタ通りであればここを使った上積みは大きいはず。これからの相手は常に強いので、簡単に勝てるレースはないでしょうが、やりようによっては何とかなる手応えはあったと思いたいです。
ちなみに次走が安田記念となると、かなりの上積みがある大前提で、もう一段上の決め手が欲しいところ。。現状でシュネルマイスター以下に一泡吹かせようとするならば、もっと思い切って前に行き、切れ味勝負に持ち込ませないようにする…などの作戦が必要なのかもしれません。(パンサラッサと同じことをやれとは言いませんが(^^;))
まあ、今日は坂井瑠星騎手もソツなく乗ることに徹していたように思いますし、この結果を受けて陣営がどう判断するかに注目です。個人的には安田記念より京王杯SCこそ面白いんじゃないかと思いますが、さて、どうなりますか?? (その場合、安田記念は(次走さきたま杯と言われている)バスラットレオンに任せる作戦でもOKです…(^^ゞ)
**2023/4/23京都11R マイラーズカップ(G2/芝1600m)・良**
読売マイラーズカップ【2023年4月23日京都11R】出馬表、予想:競馬ラボ
福島2R 3歳未勝利(牝/芝1200m)で12着となったカグヤの関係者コメントです。
池江調教師のコメント 「前走のような馬場が悪くて進んでいかない感じはありませんでしたが、行き切れない展開になってしまい、ずっと外々を回らされる形になりましたからね。これくらいのレース条件に続けて使っていくには優先権が必要となってくるだけに、手痛い敗戦となってしまいました」
◆クラブのコメント 「目に見えるほどの成長は窺えず、前走時同様428kgでの出走。今回は減量騎手を活かして先行集団からレースを進めることができましたが、トモを中心としてもうひとつ力感に欠ける分、最後は馬群に沈んでしまいました。なお、このあとは、「いったんチャンピオンヒルズへ放牧に出してリフレッシュ。馬の様子とも相談をしながら、北海道開催あたりを視野に入れていく」(調教師)予定となっています」
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今日は「外々を回らされて」しまったこと以外の言い訳がしにくい内容だったので、池江先生のコメントにも歯切れの悪さがありますね。でも、だからと言って簡単に諦めるわけにはいきませんし、今出来ることをしっかりやるしかありません。
その意味では、いったんチャンピオンヒルズに放牧したあと、北海道開催をめざすというのは、現状最も可能性のある作戦のように思えます。当然、必ずうまくいく保証はないものの、何かを変えなければ道は拓けないでしょうから…。
あとはカグヤの成長力と底力に期待するのみ。。決して低いハードルではなさそうですが、短期間でガラッと変わる馬もいるわけですし、最後まで希望を持って応援したいと思いますm(_ _)m
福島2R 3歳未勝利(牝/芝1200m)に出走したカグヤは12着でした。
【レース内容】好スタートから無理なく先行、4~5番手の外を確保することができました。前半3F35秒の流れをリズムよく追走し、3~4角で外を回って先行勢に並びかけたところまでは夢が見られましたが…。直線に入って追い出されてもギアは上がらず、あとは後続勢に交わされるだけ、結局12着での入線となりました。
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うーむ。。力不足っすねぇ(´ヘ`;)
スタート、道中、3~4角とスムーズだっただけに、それでも直線で全く頑張れないとなると…。コーナーで多少外を回ったとは言え、3kg減の鷲頭虎太騎手はソツなく乗ってくれたと思いますし、なかなか言い訳がしにくいです。
あまり後ろ向きにはなりたくないのですが、馬体が増えてこないこと、デビュー戦からパフォーマンスが上がらないことなどを考えると、どうやら成長力(成長のスピード)に関して大きな課題があるのかもしれません。
綺麗な牝馬ですし、決して悪い馬とは思わないのですが、競馬に勝つためにはスピードもパワーもかなりの上積みが必要でしょうし、正直、このままレースを使い続けても…という気がしてしまいました。
まあ、いずれにしても節をあけないことには出走枠に入れませんから、再びチャンピオンヒルズで鍛え直しになりますよね。。もちろんその間は(休むだけでなく)どれだけビシビシ鍛えられるかの勝負になってくるわけで、そのためにも重要なのは成長、早く馬体維持に気を遣う状況から脱しないと、なんですよねぇ…。
ということで、まずは落ち着いて関係者コメントを待ちたいと思います。
**2023/4/23福島2R 3歳未勝利(牝/芝1200m)・良**
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