キングエルメスがマイラーズカップに登録されました。
マイラーズCは前走の睦月賞を勝ってから、何だかんだで3ヶ月ぶりのレースになります。
中間、一頓挫はあったにせよ、その間に成長した部分もあるでしょうし、今年の重賞路線でどれだけやれるかを見極める大切なレースですからね。ダービー卿CT をフレグモーネで回避して以来、ずっとここを目標に調整されてきましたので、あと一週間を無事に過ごし、良い状態でレースに臨んで欲しいです。
前走オープン勝ちや重賞掲示板組が揃ったレベルの高い一戦ですが、まずは先行して直線抜け出すキングエルメスらしい競馬、正攻法の競馬で、京王杯2歳S以来のG2制覇に挑んで欲しいと思います!
**2023/4/23京都11R マイラーズカップ(G2/芝1600m)登録馬**
【皐月賞】ソールオリエンスが衝撃的な末脚で最少キャリア&無敗V!底知れぬ強さ見せクラシック1冠目奪取:サンスポZBAT!
第83回皐月賞(3歳、牡・牝、G1、芝2000m)は、横山武史騎手の2番人気ソールオリエンス(牡、美浦・手塚貴久厩舎)が後方を追走すると、直線で大外から衝撃的な末脚で突き抜けて優勝。昨年の2歳G1馬、重賞2勝馬不在の混戦を断ち、3冠レースの1冠目を奪取した。デビュー3戦目での優勝は、2歳戦が実施されるようになった1946年以降の皐月賞最少キャリアVで、史上20頭目となる無敗Vと、底知れぬ強さ見せつけた。京成杯勝ち馬による皐月賞制覇は史上初。タイムは2分0秒6(重)。
1馬身1/4差の2着にはタスティエーラ(5番人気)、さらに1馬身3/4差遅れた3着にファントムシーフ(1番人気)が入った。
◆横山武史騎手(1着 ソールオリエンス)「馬場がかなり特殊だったので外を走りたいと思っていました。もっとポジションを取る予定だったのですが、思ったより行き脚がつかなかったので切り替えてこの馬のリズムで運びました。状態は言うことのないくらい良かったです。ひと言でいえば走る馬、すごくいい馬です。G1を勝つことができてこれを超える喜びはありません。(自身は)日本ダービーでいい結果を残すことができていませんが、1年ずつ成長しているはずなので、さらに大きな舞台で技術を上げたところをお見せできればと思います」
皐月賞を勝ったソールオリエンスは、父キタサンブラック、母スキア、母の父Motivatorという血統。通算成績は3戦3勝。重賞は今年の京成杯(G3)に次いで2勝目。手塚貴久調教師は皐月賞初勝利、横山武史騎手は2021年エフフォーリアに次いで2勝目。
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大混戦と言われた今年の3歳牡馬G1路線ですが、デビュー3戦目のソールオリエンスが見事な直線大外一気、豪快な差し切り勝ちを決めました。キャリアの浅さを嫌われたのか、今日は単勝5倍台の2番人気に留まっていたものの、無敗のまま皐月賞を制したことで、今後の牡馬クラシックはこの馬が中心ということになりますね。
それにしても、キタサンブラックは大モノ感のある良い馬を出しますよねぇ。。ソールオリエンスは(昨年のイクイノックス同様に)完成するのは秋以降と言われていますし、今日の派手な勝ち方を見てしまうと、この馬が完成すればイクイノックスのライバルになる可能性も…という気すらしてきます。(さすがに今比べるのは可哀相ですが)
今日は重馬場で1000m通過が58.5秒のハイペース。上り3Fが37秒台という消耗戦でしたから、さすがに前に行った馬には厳しいレースになりました。そんな中、5番手先行から2着に粘ったタスティエーラは強かったですし、重い馬場の鬼だったサトノクラウン産駒らしいパフォーマンスで盛り上げてくれたと思います。
3着に入ったハービンジャー産駒のファントムシーフも立派な競馬でしたし、何だかんだで今年の皐月賞もとても面白いレースになってくれました。ダービーに向けてとなると、今後ソールオリエンスを逆転する馬が出てくるかどうかになりますが、今のところそれは相当に厳しいんじゃないかと思いますので、次は一本カブリになるんでしょうねぇ(^^;)
**2023/4/16中山11R 皐月賞(G1/芝2000m)・重**
皐月賞【2023年4月16日中山11R】出馬表、予想:競馬ラボ
阪神4R 3歳未勝利(芝2200m)で12着となったボンドオブラヴの関係者コメントです。
◇岡助手のコメント 「国分優騎手によれば、『こうやって競馬に使っていくにつれて、走れるようになってくるのではないでしょうか』とのこと。トレセンでは気が入らない感じでしたし、今日も道中はフワフワと走っていましたが、終いは少しずつでも伸びてくれるところが見られましたからね。そういう意味では想像していたよりも実戦に行ってちゃんと競馬をしてくれたように思います」
◆クラブのコメント 「終始、鞍上に促されながらの追走となり、もうひとつ集中力に欠ける走り。それでも追い切りでの様子や経験馬相手の初戦であることなどを考えれば競馬のカタチにはなっていましたので、これから経験を重ねるごとに徐々に前進を図っていければと思います。なお、このあとは、「ひとまず上がりに問題はなさそうですが、トレセンに戻して週明けの様子も窺いながら続戦を検討していく」(厩舎陣営)予定になっています」
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12着という結果だけを見るとアレですが、国分優騎手の「競馬に使っていくにつれて走れるようになってくるのでは」とのコメント、岡助手の「想像していたよりも実戦に行ってちゃんと競馬をしてくれた」とのコメント、いずれもボンドオブラヴの現状、そして今日のレースに対する評価をよく表していると思います。
正直、今すぐに勝てるレベルではないものの、追い切りを重ねるごとに、そしてレースを使うごとに良くなっていく雰囲気はありますので、初勝利が射程圏に入ってくるまでは、トレーニングを重ねつつ長めの距離にチャレンジしていきたいところです。(チャレンジできるなら、当面は芝でもダートでもイイのかな?)
大前提はボンドオブラヴにダメージがないこと、続戦可能な状態にあることで、逆に言えば、今日ぐらいのレースでヘトヘトになっているようだと少し厳しいかもしれません。陣営も「トレセンに戻して週明けの様子も窺いながら」とのことなので、まずは来週の近況で前向きな判断が出ることを祈りたいと思います。
まだ全体的に緩さを残している現状、本気を出し切っていない走りであることを考えれば、時間さえあればなんとかなりそうに思えるんですよね。。最後は時間との勝負かもしれませんが、その意味でも2戦目、3戦目の内容が大事になってきそうです。
今はとにかく『頑張れ!』ですね。
阪神4R 3歳未勝利(芝2200m)に出走したボンドオブラヴは12着でした。
【レース内容】ゲートをやっとこさ出て後方の位置取り。12、3番手で1コーナーに入ると1000m通過60.5秒の流れを何とか追走、勝負どころでやや置かれ加減になったものの、そこから国分優作騎手の叱咤に応え、4角から直線ではこの馬なりに脚を使ってくれたようにも見えました。結果は12着。確かに気合不足を感じさせる走りではあるものの、周りに迷惑をかけるようなところはありませんでしたし、多少の見せ場(勝ち負けとは関係なしですが)はあったように思います。
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良い練習にはなったかな!?(^^;)
1.4秒差ならそんなに悪くない!?(^^ゞ
着順が二桁だと見栄えは良くないですが、内容は12着ほど悪くなかったと思います。ゲートの出などはまだまだですが、流れに乗って競馬をすることはできていましたし、初出走の2200mでもそれほどバテた様子はありませんでした。もちろん喜ぶほどの着順ではないのですが、正直、もっと大差をつけられる覚悟もしていましたので…。
まあ、今日のレースは戦前から「ここで実戦を経験させることにより、徐々に力を付け、心身の成長を促していければ。競馬を使うことで走ることに集中できるようになってほしい」と言われていた一戦ですからね。それで勝ち馬と1.4秒差なら御の字とも言えますし、大事なのは競馬を使ったあとの様子、2戦目に向けてどこまで変わってくるかの方だと思います。
その意味では競馬のカタチを作ってくれた国分優作騎手には感謝したいですし、まずまず想定内のレースになったことは良かったと思います。(良かった… と言っていいかは微妙なラインかなぁ…)
優先権にはほど遠かったので、このあとどうなるかは分かりませんが、510kgの馬体、馬っぷりには見どころがありますし、やりようによっては(本人のやる気次第?)大きく変わる可能性はあると感じました。
うーむ。。どうなんでしょう…。こういう時は、ひとまず関係者コメント待ちですね(^^;)
**2023/4/16阪神4R 3歳未勝利(芝2200m)・稍重**
サラ系3歳未勝利【2023年4月16日阪神4R】出馬表、予想:競馬ラボ
木村秀則牧場在厩のゴッドフロアー’22は、引き続き、昼夜放牧による管理が行われています。
◇木村担当のコメント 「種馬場スタッフの方たちによれば、『モズアスコット産駒は筋肉量の豊富な馬が多い』とのこと。本馬も胴が少し伸びてムキムキとして、順調に筋肉量が増えてきていますよ。父のイメージのようにダートのマイルあたりとなるのか、それとも母のように意外と芝の中長距離あたりになるのか。血統的に守備範囲は広いはずですからね。どのように個性が引き出されていくのか、楽しみに成長を見守っていきたいと思います」
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『モズアスコット産駒は筋肉量の豊富な馬が多い』というのは、シンボリバーグ’22を含めてきっとそうなのだろうと思います。ただし、本馬は身のこなしに柔らかみがありますし、単なる筋骨隆々系パワータイプ以上のポテンシャルを感じさせます。
そのあたりの感触が、木村さんの「ダートのマイルあたりとなるのか、それとも母のように意外と芝の中長距離あたりになるのか」とのコメントに表れているとしたら、確かに今後どのような馬に育っていくかがとても楽しみになってきます。
父モズアスコットは馬体、身体つきに関しては自身の特徴を伝える種牡馬のようですが、気性や競馬に行っての各種適性については未知数です。もちろん、そのあたりが新種牡馬の面白さでもありますので、ゴッドフロアー’22とシンボリバーグ’22の2頭に出資できた偶然を活かし、モズアスコット産駒の特徴をいち早く掴んでいきたいと思います(^^ゞ
【木村秀則牧場在厩のゴッドフロアー’22:公式HP(2023/4/7更新)より】
シンボリ牧場在厩のシンボリバーグ’22は、引き続き、日に22時間ほどの昼夜放牧による管理が行われています。
◇一本松場長のコメント 「今年は雪解けが早く、雨が降って暖かくなり、ここにきて青草が芽吹き始めました。放牧地では争うことなく中立的な立場をとっており、ゴロゴロ寝転んでゆったりと過ごしやすそうにしている姿が印象的ですね。馬体は冬毛が抜け始めて、段々とシルエットがハッキリ。相変わらずの筋肉質で、お尻などにグッと幅が出てきたようにも思います。身のこなしには適度な柔らかさがあり、感触は良好です」
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「放牧地では争うことなく中立的な立場をとって」いるということは、まだ仔馬と言っても良い若さなのに、泰然自若とした立ち居振る舞いができているってことですかね。。何だか羨ましいと言いますか、自分にはなかなかできないようなことを自然体でこなしてしまうわけですから、競馬に関係なく感心してしまいます(^^ゞ
それはさて置き、今年は例年より暖かくなるのが早いようなので、(同じ昼夜放牧でも)きっとトータルの運動量が増えているだろうと思います。初期馴致以前の運動については、基礎的な運動能力(いわゆる運動神経)の向上を左右する重要な要素と聞いたことがありますが、本馬のような筋肉量豊富なタイプには特にプラスに働きそうですね。
そう考えると、今からあまり大人になり過ぎず、争いごとに自分から首を突っ込んでいくぐらいの元気があって良い気もしますが、まあ、人間同様、馬にも個性がありますからね。もちろん「ゴロゴロ寝転んで」ばかりではいけませんので、遊びたい時には徹底して遊ぶ精神で、時にはヘトヘトになるぐらい動き回って欲しいと思います(^^)