◇岸本担当のコメント 「直近では11日(火)に坂路で3F37秒台をマーク。手術などがあって遅れをとっている状況ではありますが、ここにきて順調にペースアップが進んでおり、時計を詰めていっても結構動いてくれました。いいスピードがありそうですね。この調子で調教量を満たしていければと思います」
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先月末に3F40秒、そこから3F37秒台までもアッという間でしたから、やはり、ベースのスピード能力はかなり高いと考えたいです。岸本担当も「時計を詰めていっても結構動いてくれた。いいスピードがありそう」と仰っていますし、(引き合いに出して申し訳ないですが)3F40秒からテコでも動かなかったボンドオブラヴとはえらい違いです(^^;)
ただし、手術で休んでいた期間があり、トータルの調教量に不安があるのもまた事実。。スピード調教に関しては、外厩でこれ以上のレベルを求める必要はないですから、適度に押し引きしながら乗り込みを継続することになりそうです。
ちなみに前回(3/31)近況時の記事では、『4月中旬から下旬にかけて、栗東近郊へ移動することになるのでは』と書きました。状態面だけを見れば、現状のまま移動をしてもおかしくないレベルにありそうですし、やはり、今月中にはそういう流れになるでしょう… と思うのですが、果たしてどうなりますか。。
トリフィスは「手術などがあって遅れをとって」しまいましたが、それ以外の部分については出資時に期待した通り、おおよそ私のイメージ通りに成長していますから、あとひと踏ん張りで乗り越えて欲しいと思います!
【シュウジデイファーム在厩のトリフィス:公式HP(2023/3/24更新)より】
**2023/4/15阪神10R 天満橋ステークス(3勝C/ダ1400m)14:50発走**
◎ モズリッキー
○ タガノクリステル
▲ プライムライン
△ フォーチュンテラー
△ チュウワノキセキ
△ テイエムランウェイ
△ アルファマム
△ メディーヴァル
プライムラインは3枠6番になりました。
外有利の阪神ダート1400mなので、もっと外枠でも良かったのですが、真ん中内寄りの偶数番も悪くはなく、ゲートをキチンと出ていつも通りのダッシュをすれば、前過ぎず後ろ過ぎずの位置から競馬をすることができるでしょう。本来はなるべく前めで競馬をしたいタイプですが、そこはペース次第、吉田隼人騎手の判断にお任せでイイと思います。
3勝クラスに上がってから10着、13着と結果が出ていませんが、その2戦については『4角付近で動き切れずに直線で不利を受ける』パターンにハマってしまってのもの。。また同じパターンになるのは口惜しいですから、前半の位置取りにこだわり過ぎず、勝負どころのスムーズな加速、直線での早めの進路確保に注力した方が良い気もします。
相手には現級好走実績アリ馬がとても多く、なかなかの好メンバーが揃った一戦と言って良いでしょう。一応、(プライムラインがパスをした)鳴門Sの2、3着馬を本命・対抗にしましたが、プライムラインを含めた印各馬にもチャンスがありそうで、予想が難しいレースだろうと思います。いや、そんなことなら、開き直ってプライムライン本命でも全然良かったわけですが、まあ、近2走10着、13着の馬があまり偉そうにしてはいけないかなと(^^ゞ
最後に、15日の阪神競馬場は(14日深夜から)弱い雨が降り続く予報になっており、注目の気温は天満橋S発走時刻に16℃ぐらいになるそうです。ハッキリしたことは言えませんが、おそらく馬場はせいぜい重か稍重まで、気温も暑さを感じるほどではないでしょうから、プライムラインにとって走り易い環境になるのではと思います(^^)
栗東トレセン在厩のキングエルメスは、13日朝、Cウッドを併せ馬で追い切られています。
- 23.04.13 助 手 栗東CW良 7F 98.1-81.9-66.7-52.4-37.6-12.2(6) 一杯に追う
ホウオウフウジン(古馬1勝)一杯の内0.5秒追走0.5秒先着
- 23.04.09 助 手 栗東坂稍 1回 57.1-40.9-26.5-13.0 馬ナリ余力
- 23.04.05 助 手 栗東坂良 1回 54.7-39.7-25.8-12.6 馬ナリ余力
◇安藤助手のコメント 「Cコースで81.9の終い12.2。一週前追い切りとなる今週は予定通りにしっかりと負荷をかけることができました。これだけやれていますので、フレグモーネの名残りについては心配ないでしょう。来週4月23日京都11R マイラーズC(G2・芝1600m)に向けて順調です。鞍上は坂井瑠星騎手を予定しています」
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7Fの長めから行って98.1-81.9-66.7-52.4-37.6-12.2秒ですから、(3/22の95.6-79.6-65.2-50.8-36.1-11.9秒には及ばないものの)しっかり負荷がかかった良い追い切りができたのだろうと思います。
マイラーズCは前走・睦月S(1/21阪神)に比べて相手が格段に強くなりますが、安藤助手も「順調です」と仰っていますし、引き続き主戦の坂井瑠星騎手が乗ってくれるとなれば、何とか前走以上の走りを見たいところです。(春の最大目標はあくまで安田記念とは言え、まだ力を温存してどうこうという立場ではありませんから(^^ゞ)
今のところパンサラッサは春全休の予定、バスラットレオンの次走も不透明ですから、こういう時こそキングエルメスに頑張って欲しいですし、大いに目立つチャンスですからね。なかなか2頭を超えるのは難しいとしても、キングエルメスはまだ明け4歳ですし、大きな可能性を感じさせるレースを期待したいと思います!
【2023/1/7中山 ニューイヤーS(L/芝1600m)でのキングエルメス:公式HPより】
◇中舘調教師のコメント 「前走後も反動はなく、良くも悪くも大人しいまま。それでも馬に元気はありますからね。次走についてですが、あまり東京というイメージはつかないですし、フラットな方が良さそうということやメンバー的なものも考慮して、4月30日(日)新潟5R 3歳未勝利(芝2400m)あたりに向かおうかと考えています。道中で追いっぱなしになることが予想されますので、今度は減量騎手を起用したいところです」
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先週のレース後も特に反動は出ていないようで、トレセン在厩のまま続戦することになりました。
まだ成長途上でパンとしておらず、スピードやキレ味勝負では分が悪いところがあるものの、何とか『中団から差す競馬』に格好がついてきましたし、せっかく獲得した優先権を有効活用する意味でも、中2週での続戦が決まって良かったです。
ちなみに次走については、東京の芝2000や2300m戦ではなく新潟の2400m戦に向かうとのことです。。まあ、東京コースのイメージがないかどうかは別にして、「フラットな方が良さそうということ、メンバー的なものも考慮して」と言われると、確かに(現状においては)新潟2400mの方がチャンスが大きいのかもしれません。
距離的に2400mが本当に良いのかどうか、パンパンの良馬場になった時に芝コースがどうなのか、新潟の速い上がりに対応できるのか…といった心配事はありますが、もしも前走以上に頑張れるようなら、芝中長距離路線での楽しみがさらに広がります。そう簡単なレースにはならないでしょうが、さらなる前進を期待したいと思います!
【2023/4/8中山5R 3歳未勝利(芝2000m)でのセントアイヴス:公式HPより】