ジェットレーシング在厩のピークブルームは、おもに周回コースでダク・ハッキングの後、ハロン20秒ペースのキャンター2000~3000m、または坂路で普通キャンター1本を消化。週2回15-15前後を乗り込まれています。
◇毛利調教主任のコメント 「一頭でも併走でも関係なく自分から動いてくれますし、手応え良く、順調に乗れていますよ。今週末に軽く15-15程度を乗り、来週3F43秒前後をやった上でトレセンに送り出すイメージ。ゲートも駐立まで確認していますが、特に問題はありません」
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毛利調教主任のコメントをまるっと鵜呑みにさせてもらうなら、調教での動きや手応えについては全く問題なさそうですし、前進気勢が勝っているタイプであっても頭が良くてオンオフが利き、ゲート練習なども落ち着いてこなしているみたいですからね。多少のリップサービスがあったとしても、あまりケチのつかない状態にあるのだろうと思います。
ということで、トレセン入厩が(予定通りなら)来週に迫っており、その直前にやる3F43秒前後が総仕上げ…。ここまで来たら、是非とも順調のままでトレセンに入って欲しいと思います。
まあ、まだ入厩しているわけではないのでアレですが、8月の新潟新馬には牝馬限定のマイル戦が(8/5,26に)組まれていますので、すぐに使えそうなら5日、多少時間をかけるなら26日デビューという感じですかね(^^ゞ
【ジェットレーシング在厩のピークブルーム:公式HP(2023/6/13更新)より】
◇稲村場長のコメント 「15-15でも手綱を抑える余裕がうまれ、前進気勢、手応えともに着実に良化。少しずつ力強さも出てきましたので、21日(水)には半マイル57秒、終い13秒3をやってみましたが、こちらも最後まで馬なりでした。見た目も乗った感触からもトモがもっとパンとして欲しい感じで、このあたりが今後の課題と言えるでしょう。毛づやも含めて状態は全体的に上向きですから、来週はさらに時計を詰めてみる予定です。乗りながらでも目方を増やしていきたいですね」
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北海道から移動後は長めをじっくり乗って体力強化に努め、今月に入ってようやく15-15が始まったわけですが、本数を重ねるにつれて動きが良くなり、手応えに余裕が生まれ、半マイル57秒の試験走をこなすまでになりました。
結果は「トモがもっとパンとして欲しい…」との注文はついたものの、手応えは最後まで馬なりだったようですし、「来週はさらに時計を詰めてみる予定」ということは、まずまず合格点がもらえたと考えて良いでしょう。
「乗りながら体重を増やしていきたい」については、これから益々暑くなっていくので果たしてどうなのか…。今のところ暑さに弱い的な話は出ていませんし、その時々の課題については着実にこなせていますので、もしかしたら、それなり以上に暑さに強いタイプなのかもしれません。(あくまで希望的観測ですけれど(^^ゞ)
いずれにしても、ジョイナスファームに移動した直後に比べれば、馬はドンドン良くなっていると感じます。入厩までにはもうひと山あるでしょうから、引き続き怪我に気を付けつつ、しっかりトレーニングを積んで欲しいと思いますm(_ _)m
美浦トレセン在厩のボンドオブラヴは、まずはレース後の様子見が行われています。6/21の馬体重は506kgです。
◇鈴木慎調教師のコメント 「中1週の厳しめのローテーションでしたが、中間も疲れを見せることはなく、むしろ競馬では一度叩いた上積みを随所に見せてくれました。暑い中、よく頑張って勝利をもぎ取ってくれましたよね。レース後も特に脚元など大きな問題は見られませんが、今週末にもいったん放牧へ。まだ馬体的にも精神的にも幼い馬ですから、ここで休ませて成長を促す時間を作れることは大きいです。今後はさらに暑くなりますので、夏場の休養期間については北海道のシュウジデイファームで英気を養えればと考えています。前走の競馬ができれば、秋の中山ダート1800mあたりでもいいのかなと。仮にダメでも東京のダート2100mに向かえますし、まだ芝がまったくの不向きとも言い切れませんからね。休養期間の成長度なども窺いながら、また色々と考えていきましょう」
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先週のボンドオブラヴは本当に良く頑張ってくれました。
もちろんそれは厩舎の皆さんや内田騎手のサポートがあったからこそなわけですが、シュウジデイファーム時代になかなか坂路でギアが上がらず『ほぼ劣等生』みたいだったボンドオブラヴが、あんなに強い競馬をしてくれたのは本当に感慨深いです。
サラブレッド、競馬については依然として分からないことだらけながら、諦めずに手を打っていけばチャンスがくることもある、だからこそチャンスをモノにするための努力を怠ってはいけない、ということだけは確かなようです。
このあとは『勝ったご褒美』であり、念願の『成長促進期間』でもある夏休みになります。
どうやら夏休みは猛暑を避けて北海道、シュウジデイファームで過ごすようですが、ご褒美、成長促進、いずれの点においても美浦近郊より北海道の方が向いている気はしますよね(^^)
ちなみに鈴木慎先生は休み明けのレース選択について「秋の中山ダート1800mあたり、仮にダメでもそこから東京のダート2100m、まだ芝がまったくの不向きとも言い切れない」とコメントしてくれています。
結論は「休養期間の成長度なども窺いながら色々と考えていく」であり、当然そうなるだろうと思いますが、どうせ北海道にいくのですから、状態さえ整えば8月後半の札幌開催で復帰をしても面白いのかなと。。
例えば8/26のルスツ特別(芝2600m)で芝の長いところを試してみるとか、あるいは8/20にはダート2400mなんていう番組もありますので、小回りコースにどこまで対応できるかを含め、チャレンジしてみる価値はありそうです(^^ゞ
【2023/6/18東京3R 3歳未勝利(ダ2100m)でのボンドオブラヴ:公式HPより】
栗東トレセン在厩のメリタテスは、まずはレース後の様子見が行われています。
◇荒木助手のコメント 「レースを使ったあとも特に大きな問題はありませんので、このまま在厩して調整していく予定です。現時点では未定ですが、北海道シリーズに参戦することも検討しています」
◇福岡助手のコメント 「ゲートセンスの良さを見せてくれましたし、経験馬が相手でもスッとついて行けましたからね。ゲート裏でのテンションも問題なかったようですし、次につながる競馬だったのではないでしょうか。使ったあとも馬房内では落ち着いていますし、大きなダメージも見られませんので、このまま続戦できそうです」
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先週のメリタテスは着順こそ13着でしたが、内容的には(坂井騎手や福岡助手が仰る通り)次につながるある程度の収穫が得られた一戦だったと思います。ただし、それは続けてレースを使う前提での話ですから、レース後のダメージがなく、在厩のまま続戦可能な状態なのはとても良かったですし、ホッと一安心といったところです。
あとは(優先権がない外国産馬なので)どの程度の間隔で出走が可能になるかですが、そこは厩舎の皆さんによくウォッチして頂くしかありません。その上で、荒木助手のコメントにある「北海道シリーズに参戦することも検討」については、確かに函館の方が関西、関東から馬が集まる中京よりはチャンスが多くなる気もしますねぇ。。
それに函館なら滞在競馬になりますし、中京よりは時計も落ち着くでしょうから、今のメリタテスにはきっとプラスになるだろうと…と考えていくと、北海道シリーズ参戦案はとても良いんじゃないかと思えてきました。
とにかく次のレースでは『一定の収穫を』なんて言っていられないと思いますので、是非とも頑張って欲しいです!
【2023/6/18阪神2R 3歳未勝利(芝1400m)でのメリタテス:公式HPより】
- 23.06.18 助 手 美南W良 5F 70.9-54.6-39.6-12.1(6) 馬ナリ余力
- 23.06.14 助 手 美南W良 5F 67.9-52.2-37.9-11.4(4) 馬ナリ余力
コンスピキュアス(三未勝)馬ナリの内0.6秒追走同入
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すでに美浦から函館への移動を終えて、7/2デビュー戦に向けた準備も最終段階を迎えました。
残る重要なポイントだった『鞍上は誰なのか問題』についても、栗田先生から「横山和生騎手でいく」と発表がありましたので、あとはもう、期待を胸に秘めつつ心静かに当日を待つのみです。
ちなみに、桑田牧場産馬については松田騎手が乗ることが多い、というのは周知の事実ですが、個人的に『果たして関東馬、栗田厩舎の馬でもそうなのか?』という点には注目していました。今回は横山和騎手ですから、必ずしも『桑田牧場産馬=松田騎手』ではないことが分かりましたが、諸々の事情により今後もその傾向が続くことは変わらないでしょう。
その上でなのですが、これまた個人的には松田騎手が乗ることは決してマイナスポイントではないと思っているんですよね。松田騎手にはディメンシオンの現役生活再終盤(引退レースを含む)の主戦としてお世話になりましたし、もともと能力のあるジョッキーで、今でも藤原先生や池江先生等、栗東の大物調教師から一定の評価をされていますしね。
ただ、自分の出資馬のデビュー戦には誰が乗ってくれるのかな?というのは一口馬主の『お楽しみポイント』の一つですから、それが『公にされていない事情』により、最初から奪われてしまうのは納得がいかない…という感覚も分かります。競馬界においては、そういうグレーゾーン事情は昔から山ほどあるとは思うものの、クラブ馬となると(出資会員の気持ち、感じ方はそれぞれ違いますので)なかなか難しいところがあるよな…と。。
あ、話が大きく逸れてしまいました(^^;)
とにかく、リヤンイヴェールはここまで本当に順調に進んでくれました。デビューまでにあと追い切り2本、そのうち1本は横山和騎手が乗ってくれる…となれば準備に不安はないですから、冒頭にも書いた通り、あまり余計なことを考えず(特にトラタヌ的なスケベ根性を封印して(^^ゞ)応援に集中したいと思います!