ステラリード’22
魅惑の一族から超新星の予感、豊かな将来性が大舞台でこそ輝く。
◇牝1歳 鹿毛 2022.02.03生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:ルーラーシップ 母:ステラリード (母の父:スペシャルウィーク)
◇栗東・高柳大輔厩舎予定
◇販売総額 5,100万円 / 総口数 3000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CT型
◇Point!:全姉パラスアテナを想起させる体のラインの持ち主で、姉の同時期よりもやや大きくて身幅があり、胸前や臀部の肉づきも良く、しっかりとした造りの好馬体。繋ぎには適度な長さがあり、放牧地ではこの血脈特有のスピード感に加えて、首を使った力強いフットワークを披露している。走りに対して真っ直ぐな性格は母のイメージ。それでも馬房の中では大人しく、人とのコミュニケーションも取れており、ポテンシャルの高さは世代屈指といえよう。活躍の場は芝の中距離あたり。重賞での実績が光る母や姉兄と比較をしても何ら遜色のない、スター候補の一頭だ。
【様似木村牧場在厩のステラリード’22:公式HP(2023/6/2更新)より】
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3頭目の候補をどうするかは非常に悩ましい…事前にはそう考えていたのですが、いざ全容公開後に写真や動画を確認したところ、ステラリード’22がとても良い馬に見えたため、結果的にはあまり悩まず選ぶことができました。
血統的には竹内さんの診断通りでありまして、このところ脂がのってきた感のあるルーラーシップとステラリードを(姉パラスアテナに続いて)もう一度配合したわけで、単純に成功例のある血統構成を再現しただけでなく、『父母の好調時配合』という考え方(?)が成立しているのは心強いです。(狙ってやったとしたらさすが!)
ステラリード’22
馬体に関しては、写真や動画を見ると確かにパラスアテナに似ているなと…。ただ、あくまで個人的な印象としては、成長途上であってもバランスはこちらの方が良いと思いますし、(全姉に似ている中でも)むしろ早期デビューを果たしてきた兄たち、例えばキングエルメスのようなしっかりした身体、良い筋肉を持っている気がするんですよね。
まあ、馬体判断については写真と動画だけでは限界がありますし、そもそも好みの問題な部分も大きくて、正直、私のような素人が深く考え過ぎると逆効果になることも多い…と思っています。それでも本馬に関しては、ディメンシオン’22に負けず劣らず良いと思いますし、(母のことも兄姉も散々見つめてきた私なりに)安心して出資できるレベルにあると感じています。
あとは厩舎とお値段ですが、厩舎については同じ高柳厩舎でも全姉を管理した瑞樹先生ではなく大輔先生に替わりました。このあたりの事情は想像するしかないですが、ひとつの見方として『育成の継続性』はあるかもしれないなと…。
先ほど『パラスアテナに似ている中でも兄たちの要素を持っているかも』と書きましたが、であるならばカイザーノヴァ、キングエルメス、テラステラ、アスロスと続けて育成を担ってきたシュウジデイファーム育成で、と考えるのは自然です。これまた確実にそうだとは言えないものの、瑞樹先生だと吉澤ステーブル、大輔先生ならシュウジデイファームの可能性が高いですし、たとえ瑞樹先生に暗黙の優先権があったとしても『弟のところならまあイイか…』みたいな感じで調整はし易そうですしね(^^ゞ
ちなみにステラ仔はこのところずっと矢作先生にお世話になってきたわけですが、そこに関しては全然気にならないと言いますか、むしろこの辺で目先を変えるのも悪くない気がします。いや、矢作先生はどうやらキョウエイアシュラがステラリードにやられた時の印象を強く持っておられるようで、先生がステラ仔を育てると、どんな種馬の仔でも北海道の1200m戦デビューになってしまうので… というのは冗談半分なので忘れてください(^^;)
最後にお値段についてです。5100万円は決して安くはないですが、例によってポイントがしこたま戻ってくるわけですし、これだけ堅実に走る仔を出すステラリードの産駒が(ポイントシステム下において)5000万円以下で募集になることは今後も考えにくいでしょう。ということで、(余程自信がないなら話は別ですが)このデキなら仕方がないかな?と思います。
【安田記念】ソングラインが抜群の切れ味を発揮しG1連勝!ウオッカ以来史上3頭目の連覇達成:サンスポZBAT!
第73回安田記念(3歳以上、G1、芝1600m)は、戸崎圭太騎手の4番人気ソングライン(牝5歳、美浦・林徹厩舎)が道中は中団の外めを追走すると、直線で抜群の切れ味を発揮して一気に突き抜け優勝。ヴィクトリアマイルに続くG1連勝で、グレード制が導入された1984年以降ではウオッカ(2008、09年)以来、史上3頭目の連覇を果たした。タイムは1分31秒4(良)。
1馬身1/4差の2着にはセリフォス(3番人気)、さらにアタマ差遅れた3着にシュネルマイスター(1番人気)が入った。
◆戸崎圭太騎手(1着 ソングライン)「素晴らしい馬に巡り合えて、G1・2連勝ということで、非常に嬉しいです。中間の追い切りにも乗せていただいていて、状態もさらにアップしているんじゃないかなと、そういう感触を得ていたので、自信を持って乗せていただきました。ポジションも良いところに収まったので、いい形になりましたし、手応えも十分にありました。しっかり伸びてくれる馬なので、この馬の良いパフォーマンスを見せることができたと思います。ここにきてソングラインも一段、二段と上がっているんじゃないかと思いますね。良い馬に乗せていただいて、感謝したいです。G1・2連勝ということで、こういう馬に乗れたこと、嬉しく思いますし、今後もソングラインを期待して応援していただきたいと思います」
安田記念を勝ったソングラインは、父キズナ、母ルミナスパレード、母の父シンボリクリスエスという血統。通算成績は15戦7勝(うち海外2戦1勝)。重賞は21年富士S(G2)、22年1351ターフスプリント(G3、サウジアラビア)、安田記念(G1)、今年のヴィクトリアM(G1)に次いで5勝目。林徹調教師は22年ソングライン、戸崎圭太騎手は11年リアルインパクトに次いで安田記念2勝目。
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いやぁ、ソングライン完勝でしたね(^^)
昨年の安田記念からの連覇、今年はヴィクトリアマイルからの連勝でもありますし、東京マイルが強いと言ってしまえばそれまでですが、正直、バスラットレオンが勝った1351ターフスプリントでの凡走は一体何だったのか?と思うぐらいの強さでした(^^;)
今年の安田記念にはG1が多数出走しただけでなく、大阪杯を勝ったジャックドールが参戦するなど興味が尽きない一戦でした。結果が出てからアレコレ言うのも何ですが、その中でもソングラインの強さは一枚上に見えました。
海外遠征の大敗から見事に立て直した林先生もさすがですし、前走乗り替わりでチャンスをモノにした形となった戸崎騎手は、ヴィクトリアマイルでは中団インで脚を溜めて内から差し切る競馬、大外枠だった今日は後方待機から外を回しての追い込みと、違った形で連勝したのは立派ですし、勝負強さを見せてくれたと思います。
シャンパンカラー(内田騎手)、ドルチェモア(坂井騎手)の3歳勢が全く通用しなかったのは残念ですが、キズナ牝馬が5歳にして強さを見せてくれたことはよかったですし、なかなか見ごたえのある安田記念だったと思います!
**2023/6/4東京11R 安田記念(G1/芝1600m)・良**
農林水産省賞典 安田記念【2023年6月4日東京11R】:競馬ラボ
東京2R 3歳未勝利(ダ2100m)で3着となったボンドオブラヴの関係者コメントです。
◇内田騎手のコメント 「スタートして進んでいかないのはいつものこと。そこで急かしても結果にはつながらないと思いましたので、道中は無理せず、この馬のリズムで行きました。あとはなるべく砂を被らせないような形で競馬をしようと。後方からですので大外を回ることにはなりましたけど、そこは腹を括って砂を被せないことを優先させてもらいました。今日は最後まで集中して走り、脚を使ってくれましたよね。(転厩)初戦である程度の結果を出せて良かったです。調教師をはじめ、厩舎スタッフが一丸となって頑張ってくれていますし、その中で自分のアドバイスも取り入れてくれて。そこも含めて前進が見られたのは嬉しいです。厩舎の力も大きかったと思います。実戦のほうがメンコやチークピーシズの効き目が見られました」
◇鈴木慎調教師のコメント 「あそこまでいったら勝ちたかったです。それでも、ここで大敗してしまうと2アウトになって後がなくなってしまうところを次走の優先権まで獲ってくれましたからね。本当に内田騎手さまさまです。ジョッキーは厩舎の力と言ってくれていますが、メンコやチークが良い方向に働いて集中して走ってくれたように、調教から乗って色々とアドバイスをくれる鞍上のおかげです」
◆クラブのコメント 「舞台はダートの重馬場。兄クレッシェンドラヴの主戦を務めた内田博幸騎手の好騎乗により、最後方から外を回って進出を開始すると、ラストまで長く脚を使ってクビ+3/4差の3着。鞍上が本馬に合わせてくれたことで、力のあるところを見せてくれました。なお、このあとは、「優先権を持って次走に臨めますので、今度はある程度仕上げていき、再び結果を出せるように頑張りたいです」と調教師。週明けの状態も確認しながら、次戦を定めていく予定となっています」
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ジョッキーは厩舎のお陰と言い、調教師はジョッキーに感謝する。。こんなコメントが見られるのも、次走優先権付きの僅差3着という好結果が出たからこそですね。もちろん、いつもうまくいくとは限らないのが競馬ですが、今回に関しては、手探りの中でいろいろ手を尽くして頂いた厩舎の皆さんと内田騎手の手腕によるところが本当に大きかったと思います。
そして次走に関しては、「優先権を持って次走に…」とのことなので、週明けの状態次第ながらも東京開催続戦が本線です。加えて「今度はある程度仕上げていき、再び結果を出せるように…」ということは、さらに馬体を絞ってからの出走、あるいは間隔をあけずに同じダート2100mのレースに臨むことになりそうです。
まだ勝ち上がったわけではないので喜び過ぎはいけませんが、今日の結果を受けて、次走が本気で勝ち上がりをめざす挑戦になりました。できることなら一気に勝利を獲得し、成長を待つ時間的余裕を手に入れてしまいたいです!
東京2R 3歳未勝利(ダ2100m)に出走したボンドオブラヴは3着でした。
【レース内容】モッサリしたスタートは相変わらず。多少は出して行くのかな?と思っていましたが、内田騎手は出たなりのまま後方に控えるカタチ。その後は初めてのダートキックバックを嫌がる素振りを見せながら、1~2角を回って向こう正面に入ったところでは最後方になりました。それでもいったん馬を落ち着かせ、リズムを取り戻した残り1000m地点で早くも右ムチを繰り出すと、外を回って徐々に進出するロングスパート作戦に! 3~4角はいわゆる大外ブン回しを発動し、力ずくで直線入り口で中団まで押し上げると、併せ馬に持ち込んだサヴァリアを残り200mで競り潰し、さらに先に抜け出していたディズレーリ、マロンロシェをジリジリ追い詰めるまさかの展開に(°◇°;) 最後は一歩及ばずの3着入線となりましたが、転厩初戦でとても大きな前進を見せてくれました!!
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いやぁ、マジで勝つかと思っちゃいました(^^ゞ
と言いますか、どうせなら勝っちゃいたかったなぁ(^^;)
スタートが相変わらずで二の脚もなく、後方待機になった時には3戦連続の大敗も覚悟したのですが、まさか残り1000mのロングスパートで盛り上げてくれるとは、私の想像を超える素晴らしい頑張りを見せてくれたと思います。
どうやら重馬場ダートの長い距離は、『切れる脚はないけれどバテもしない』という今のボンドオブラヴに合っているようですし、東京開催が終わる前に何とかひとつ…という希望が見えてきたのではないでしょうか。
まあ、相手関係がどうとか、いつもこの戦法が通じる流れになるのかとか、パサパサのダートだったらどうなっていたかとか、細かいことを冷静に考えるのは後からやるとして、今は大きな前進を見せてくれたことが嬉しいですし、新たな舞台を選んでくれた鈴木慎太郎厩舎の皆さん、調教から面倒を見て頂いた内田騎手に感謝したいと思いますm(_ _)m
ちなみに今回はダート2100m、チークの着用などがハマった結果だったとしても、やはり東京の2100mであそこまで追い込んでくるのは力がある証拠だと思います。単純に、超距離ロスをしながら上り最速で来なければイケないわけですし、最後まで脚取りはしっかりしていましたから…。東京開催のうちに勝てなかったら、福島や函館の2600m戦が候補になるのかもしれませんが、どうでしょう、内田騎手が乗れる競馬場で…というのも判断基準になってくるかもしれません。
いずれにしても、デビュー戦12着、2戦目11着ときて矢作厩舎から鈴木慎厩舎に転厩、その転厩初戦でいきなり3着と前進を見せられたのは、(馬のためになる転厩だったとの観点で)両厩舎にとって非常に良かったと思います!
**2023/6/4東京2R 3歳未勝利(ダ2100m)・重**
サラ系3歳未勝利【2023年6月4日東京2R】出馬表、予想:競馬ラボ