**2024/10/26京都11R スワンステークス(G2/芝1400m)15:35発走**
◎ スズハローム
○ クランフォード
▲ アグリ
☆ キングエルメス
△ ウインカーネリアン
△ オフトレイル
△ ノーブルロジャー
△ ダノンマッキンリー
キングエルメスは2枠3番になりました。
基本的に前目の位置から勝負をしたいキングエルメスですから、2枠3番は願ったり叶ったり…なのですが、今回は何しろ1年半ぶりの実戦ですからね。そもそもゲートをきちんと出るのか、スタートダッシュ、二の脚で前に行けるのか、全てがやってみなければ分からない状態です。ただ、枠順に文句がないのは確かなので、まあ、『良かった良かった』とは思っています(^^ゞ
あとはもう、キングエルメスの状態がどこまで戻っているのか、それだけがポイントだと思うんですよね。
確かに、最終追い切りで自己ベストとなる坂路51.5-37.3-23.9-11.8秒をマークするなど、一応、レースに出走する態勢にはなっているはずです。でも、追い切りと実戦はまた別ものですし、短距離戦であっても心身のスタミナが最後まで持つかどうかは未知数と考えられますから…(もちろん、最後まで持って欲しいと願っています!)
その上で、出走メンバーを眺めていると、好調時のキングエルメスなら大チャンスの一戦に思えてきます。
ウインカーネリアン、クランフォードの後ろで折り合って、4角で前に迫って直線早めに抜け出していく…というイメージもバッチリ浮かんでくるわけですが、やはりこの一戦、実戦勘を取り戻すためのひと叩きと考えておいた方が良いのでしょう。
もしも前半戦をうまく乗り切って自分のカタチか作れたら、今回はそれで充分なのかも。。密かに『一発があるんじゃないか』の期待は持っていますが、あまり気負い過ぎないよう注意しながら応援します!
栗東トレセン在厩のバスラットレオンは、まずはレース後の様子見が行われています。
◇矢作調教師のコメント 「体調そのものは良好でしたが、全盛期に比べると気持ちの面で少なからず年齢的なものが出てきている様子。来年は7歳になりますし、近走の内容などを踏まえますと、そろそろゆっくりさせてあげても良いのではないでしょうか。国内重賞、そして海外でも2つの重賞を勝ってくれた馬ですからね。11月4日(月)佐賀 JBCスプリント(Jpn1・ダ1400m)に登録したところ出走が可能な状況ですので、バスラットレオンの功績に相応しい大舞台で締めくくりたいと考えます。ラストランに向けて、引き続きしっかり調整していきます」
◇岡助手のコメント 「レース後も反動は見られず、24日朝から跨ってEコースへ。特に問題はありませんでした」
-----
前走後に矢作先生から「以前に比べると気持ちの面でもうひとつ」とのコメントが出ていましたので、予感めいたものはありましたが、ついにバスラットレオンのラストランがJBCスプリントになるとの発表がありました。
個人的には富士ステークスがラストランになってもおかしくないと考えていただけに、JBCへの出走が可能になったのはとてもありがたいですし、無事に、できるだけ良いカタチで遠征を終えて頂ければと思います。
その上で、バスラットレオンはパンサラッサと共に芝、ダートの二刀流で世界を股にかけた馬ですし、遠征競馬のJpn1がラストランになるのはとても相応しい舞台なのかも…。ひとつの時代が幕を閉じるような寂しさはありますが、ラストランを設定してくれた矢作先生はじめ、関係者の皆さんへの感謝もこめて、最後の応援をしたいと思いますm(_ _)m
【2024/10/19東京 富士ステークス(G2/芝1600m)でのバスラットレオン:公式HPより】
栗東トレセン在厩のテラステラは、24日朝、Cウッドで追い切られています。
- 24.10.24 助 手栗東CW良 6F 83.3-68.7-54.5-39.6-11.7(8) 馬ナリ余力
サンライズソレイユ(古馬2勝)馬ナリの外0.3秒先行0.1秒先着
◇宮内助手のコメント 「帰厩時の馬体重が506kg。ちょっと大きくなった印象もありますし、まだ成長がありそうな気もします。24日は想定よりもやや時計が遅めでしたが、元気いっぱい、動き自体は良かったですからね。来週11月3日(日)東京12R 2勝クラス(芝1400m)を予定していますので、直前は軽めにしたいところ。よって今週末、ある程度しっかりやろうと思っています」
-----
昨日朝の記事で「当たらない出走想定はホドホドに…」と書きましたが、今回は『10日競馬を示唆する帰厩タイミング』と『1400m路線の継続』という情報が光っており、11/3東京最終レースへの出走は比較的分かりやすい答えでしたね(^^ゞ
それはさて置き、帰厩後初の追い切りはCWを83.3-68.7-54.5-39.6-11.7秒(馬ナリ)。宮内助手は「想定よりやや時計が遅めながら元気いっぱい、動き自体は良かった」と前向きに評価をしてくれています。まあ、テラステラはチャンピオンヒルズでかなり乗られていましたし、元々このぐらいの時計は当り前の馬。週末、来週とあと2本やり、良い状態で当日を迎えられるでしょう。
ちなみに宮内助手の「ちょっと大きくなった印象もありますし、まだ成長がありそう…」とのコメントはイイですね。前走(8/18中京)では猛暑の影響もあったのか、3番人気に推されながら9着に敗退。その立て直しでリフレッシュに入った経緯を考えると、『成長』という副産物が手に入っているとしたら、これ以上ない良い休養だったということですから。
東京の芝1400mは、今週スワンSに出走する半兄キングエルメスが重賞を勝った縁起のいい舞台。わざわざ輸送をしてまで出走するレースですから、何とかあと一歩の壁を突き破って欲しいです!
【栗東トレセン在厩のテラステラ:公式HP(2024/10/24更新)より】
美浦トレセン在厩のマードラドは、今週はおもに普通キャンターやプールでの調整となっています。
- 24.10.17 内田博 美南W良 5F 67.7-52.8-38.7-12.2(5) G前仕掛け
ウインマイルート(古馬2勝)馬ナリの内0.7秒追走同入
- 24.10.14 助 手 美南坂良 1回 59.2-44.2-29.0-14.5 馬ナリ余力
◇鈴木慎調教師のコメント 「実戦を意識した厳しい負荷、そしてこのところの寒暖差もあって、少々お疲れ気味の様子。デビュー目標は11月10日(日)東京5R 2歳新馬(芝1600m)ですし、抜いてあげるにはちょうど良いタイミングでもありますからね。よって今週は追い切りをおこなわず、心身ともに一回緩めてあげようと思います」
-----
デビュー戦に向けて、この一ヶ月ほど坂路やウッドで追い切りが行われていましたが、様々な要因により「少々お疲れ気味」との理由から、(11/10デビュー戦の)二週前となる今週の追い切りは『お休み』になりました。
まあ、このあたりの出る引くは現場の判断が全てですからね。疲れがある中で無理をさせないのは当然でしょうし、さらには課題の気性面に対しても、この小休止が良い方向に作用することを祈りたいです。と言いますか、個人的にはむしろ気性面、テンションの方が心配…。デビュー戦は全てが初めての経験になりますし、できるだけ落ち着いた状態で走らせてあげたいですから。。
いずれにしても、今のところ11/10のデビュー目標に変更はありません。
マードラドには(走る能力とは別の部分で)勉強すべき点がたくさん残っているようですが、いろいろ心配な点があっても、何故か実戦では普通に走れちゃう馬もいますし、今週の追い切り休止など、鈴木慎先生はじめ厩舎の皆さんが丁寧に手をかけてくれていますので、きっとうまくいくと信じて当日を待ちたいと思いますm(_ _)m
【美浦トレセン在厩のマードラド:公式HP(2024/10/24更新)より】
美浦トレセン在厩のブルータスは、24日朝、ウッドを併せ馬で追い切られています。
- 24.10.24 石橋脩 美南W稍 6F 83.6-67.0-52.2-37.1-11.5(5) 一杯に追う
リュクススティール(古馬1勝)馬ナリの内0.9秒追走同入
- 24.10.20 助 手 美南坂稍 1回 57.1-42.2-27.3-12.7 馬ナリ余力
- 24.10.17 助 手 美南W良 6F 86.8-69.8-54.8-39.8-11.8(8) 馬ナリ余力
ジャミラヌール(古馬1勝)強めの外2.8秒先行0.2秒遅れ
◇高柳瑞調教師のコメント 「23日はゲートの確認をおこなってから坂路へ。24日朝は石橋脩騎手を背に後ろから行って併入、終いは一杯でした。鞍上も『手応えが良いため、どこまで伸びるのかと思った』ようですが、『いざ追い出してからがもうワンパンチ足りない感じになり』、ワンペースの走りに。『この感じであればダートなのかな』とのことでした。札幌の時もそうでしたが瞬発力といった点で分が悪そうですので、来週11月2日(土)福島1R 2歳未勝利(ダ1700m)に向かいたいと思います」
-----
先週の美浦ウッド86.8-69.8-54.8-39.8-11.8秒(馬ナリ)でも、『夏の北海道の頃より良くなっているのでは?』と感じたのですが、今週は石橋脩騎手を背に、さらにビッシリ追って83.6-67.0-52.2-37.1-11.5秒(一杯)ですからね。その石橋脩騎手は「いざ追い出してからがもうワンパンチ足りない感じ」と仰ってはいますが、全体的なレベルはそれなりに高いと思います。
そして、走りがワンペース気味なこと、芝だとキレ負けしそう?なことから次走はいよいよダート戦へ。
私はブルータスなら芝でも一つ二つは行けると思っていますが、もしもダート適性がそれ以上に高い可能性があるならば、このあたりで一度試してみる価値はあるでしょう。結果はやってみるまでわかりませんが、まあ、普通に考えればダートがダメってことはないでしょうし、福島の未勝利戦ならメンバーレベルが落ち着くかもしれませんからね。
何しろこちらもまだ未勝利の身…。正直、最初の一勝は喉から手が出るほど欲しいです(^^ゞ
栗東トレセン在厩のコンタンゴは、24日朝、坂路で追い切られています。
- 24.10.24 小牧加 栗東坂良 1回 52.6-38.4-25.4-12.9 一杯に追う
コズミックダンサー(新馬)一杯を0.8秒追走同入
- 24.10.17 助 手 栗東坂良 1回 55.7-40.9-26.7-13.2 馬ナリ余力
アスクカムオンモア(古馬3勝)馬ナリに0.6秒先行同入
◇田代j助手のコメント 「23日のコース調整に引き続き、24日朝も小牧加矢太騎手が騎乗して坂路でやりました。初めての強めとなりましたが52秒台をマーク。やはりスピードがある馬ですね。ただし、馬体がまだ小ぶりですし、デビュー戦に関してはもう少し進めてからかなと。目下は焦ることなく成長を待ってあげるスタンスで調整していきましょう」
-----
最初のハードルである『坂路強め』でなんとか合格点がもらえたようで良かったです。
藤原厩舎は入念に追い切りをやって馬を鍛えていきますが、逆に言えば、それに耐えられないようだとハナから鍛えてもらえないわけで、一本一本の追い切り情報を見るのにも、何となく緊張感がありますよね(^^;)
それからですね、田代助手のコメントが聞けるのはすごく久しぶりかも…。このところ、(矢作厩舎が増えた分だけ?)藤原厩舎にお世話になる機会が減っていましたし、その意味でもコンタンゴには長く元気に活躍して欲しいです。
その田代助手が「焦ることなく成長を待ってあげるスタンスで」と仰るのであれば、きっとそれが正解なのでしょう。もとよりディメンシンの仔が早熟とは考えていませんし、小さくまとまって欲しくはないので、じっくり大きくいきましょう!
【栗東トレセン在厩のコンタンゴ:公式HP(2024/10/24更新)より】
栗東トレセン在厩のエスペシャリーは、17日朝、Cウッドで追い切られています。
- 24.10.23 藤岡佑 栗東CW良 6F 85.8-68.9-53.3-38.1-11.1(6) 馬ナリ余力
ゴージャス(二歳1勝)末強めの内1.0秒追走同入
- 24.10.20 助 手 栗東坂良 1回 60.1-42.6-27.5-13.4 馬ナリ余力
- 24.10.17 助 手 栗東CW良 6F 88.1-71.5-53.7-37.8-11.6(6) 馬ナリ余力
◇四位調教師のコメント 「藤岡佑介騎手が乗って、3頭併せの内でやりました。動きは良かったですよ。このぶんであれば、目標立てて進めていっても問題ないでしょう。次走は1ハロン延ばしてマイル戦へ。11月10日(日)京都3R 2歳未勝利(芝1600m)に向けての調整となります。鞍上は引き続き、藤岡騎手の予定です」
-----
先週17日に88.1-71.5-53.7-37.8-11.6秒(馬ナリ)、そして今週は85.8-68.9-53.3-38.1-11.1秒(馬ナリ)と、とても順調に追い切りを消化できていますね。特に、馬ナリで終い1Fを11.1秒とスピードのあるところを見せたのは好感で、四位先生が「これなら目標立てて進めていっても問題ない」と判断されたのも当然だろうと思います。
そして目標レースは、11/10京都の芝マイル戦に!
やはり、牝馬はマイルで良いレースができると先々の楽しみが膨らみますからね。
エスペシャリーは基本的なレースセンスが高いですから、前走から1ハロン程度の延長は全く問題ないでしょうし、牝馬路線はひとつ勝ちさえずれば、どこかのトライアルレースに出ることだって夢ではありません。
相手もあるので勝つのは簡単ではないでしょうが、どうせなら大きな夢にチャレンジして欲しいですし、今後の成長次第では、まさかの夢が現実になってもおかしくない雰囲気を感じています(^^ゞ
【2024/9/14中京5R(新馬/芝1400m)でのエスペシャリー:公式HPより】