**2020/9/27 中京11R 神戸新聞杯(G2/芝2200m) 15:35発走**
◎ コントレイル
○ パンサラッサ
▲ ヴェルトライゼンデ
△ ディープボンド
△ ディープキング
△ グランデマーレ
△ エンデュミオン
△ レクセランス
パンサラッサは5枠10番からですが、中京2200mは枠の有利不利があまりないコースですし、矢作先生が早々に「先手を取る」宣言をしていますので、真ん中の偶数番は悪くないと思います。まさかの出遅れさえなければハナを切るカタチになるでしょう。(グランデマーレは競ってまでのハナ主張はしない予定…)
無事に先手がとれたとして、前半戦はそれなりに抑えて行きたいところ。最後の直線には坂があって逃げ切るにはタフなコース、2200mも初体験になりますから、できるだけスタミナを温存しておきたいところです。同厩舎のエース、無敗の2冠馬コントレイルは2番枠から。おそらくある程度前目の位置で競馬を進めるはずですが、正直、あまり早いタイミングで仕掛けて欲しくはないですね(^^;)
いろいろ考えたのですが、やはりコントレイルさんに本命を打たないのは矢作先生に失礼だよなぁと。。いや、先生が私なんぞの予想を目にするハズはないですが、コントレイルが強い競馬をしてこそ先生の「パンサラッサも成長している、期待している」との言葉に重みが出ると思うわけです。
そして最後の直線、「オイオイちょっと、ちょっと待て!」と福永騎手が焦るところを見てみたい…。そのぐらいのパフォーマンスを出してくれたら、きっとコン様以外の実績馬より前にいられると思います(^^ゞ
ラヴマイウェイは、25日、美浦トレセンに入厩しています。
◇林調教師のコメント 「まずはゲートからやってみてになりますが、メンタル面もあることですし、日々に一喜一憂することなく、兄クレッシェンドラヴ同様に長い目で見ていければと思っています」
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ラヴマイウェイが美浦トレセンに入厩しました。
「まずはゲートからやってみて」とのことですが、シュウジデイの石川代表によれば「ゲートに関してはすぐにでも試験に合格できるレベル」とのことなので、そう遠くないうちに合格の知らせが来るでしょう。
最近でこそあまり気にならなくなっていますが、兄のクレッシェンドラヴも難しい気性の馬でしたから(若い頃は特にそうでした)、デビューまでの道筋は慎重に様子を見ながらになりそうです。コチラとしては、一応、年内デビューを想定しておきますが、もともと林先生は慎重に進めるタイプですからね。
あまり時期に拘らずに長い目で。。本格化は古馬になってからと覚悟を決めて、それまでは慌てず焦らず見守っていきたいと思います(^^)
【シュウジデイファーム在厩時のラヴマイウェイ:公式HP(8/21更新分)より】
坂東牧場在厩の籠めんどブルックスは、引き続き角馬場でのハッキングを中心とした騎乗メニューを消化しています。9/17の馬体重は558kgです。
◇荒木マネージャーのコメント 「兄ドゥオーモも若馬時は弱いところがありましたし、実際に本馬の場合は、乗っては疲れが出ての小休止を何度も繰り返している経緯がありますからね。できる限り同じ轍は踏みたくありませんので、今回のコース入りは念には念を入れて進めていく方向で。日ごとの様子を窺いながら、慎重にタイミングを計っていくことになりました」
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若干、予感めいたものはあったのですが、6月中旬に518kgだった馬体重が3ヶ月で40kgも増えていました。あまり運動をしていないので増えるのが当然とはいえ、2歳のこの時季に558kgというのは最近の出資馬では記憶がありません。(未完の大器マグナムインパクト以来か?(^^;))
半兄ドゥオーモ同様に、現時点で体質的な弱さを抱えていることもありますが、これだけ重くなるとコース入りなどペースアップには慎重にならざるを得ないでしょう。焦って進めて何かがあったら取り返しがつきませんので、できるだけ「慎重にタイミングを計って」いくしかないですね。
晩成血統の大型馬。。ダービー前後のデビューになるのは覚悟しているのですが、これはアレですかね、もう少し余裕をもって見守った方が良いのでしょうか…。先のことは進めてみないと分からんよ、と言われてしまうでしょうが、少なくとも年内に普通キャンター継続ぐらいまで進んで欲しいっすねぇ(^^;)
【坂東牧場在厩のコマンドブルックス:公式HP(8/28更新分)より】
クレッシェンドラヴは、9月27日中山11R オールカマー(G2・2200m)に内田博幸騎手で出走します。
-調教時計-
20.09.23 内田博 美南W重 5F 67.6-52.7-39.7-12.7(9) 馬ナリ余力
ラージヒル(古馬3勝)末強めの外1.5秒追走0.1秒先着
◇林調教師のコメント 「準備運動のハッキング時なども気持ちにゆとりが出てきましたし、それでいて追い切りでは変わらずきちんと動いてくれる。馬が大人になってきたように感じます。23日はウッドで外を回って負荷をかける形。内田騎手にも『テンションが上がりすぎることなく心身ともにいい状態』と言ってもらえたように、ここまで予定通りの調整過程で順調にくることができました。相手はさらに強くなりますが、目先のことよりも長いスパンで考えながらずっとやってきましたし、今回のレースだってそう。この次、またその次につながる競馬ができればと思っています」
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クレッシェンドラヴの産経賞オールカマー出走が確定しました。
10頭の登録馬のうち、1番人気確実と思われたフィエールマンが熱発で回避。ライバルが一頭減ってどうこうよりも、無事に予定のレースを使えることがいかに大事かを改めて思い知らされた気がします。
それはさて置き、最終追い切りは美浦ウッドで3頭併せの一番外。最近はこういう形で大外を追い切る馬が少なくなりましたが、手応えの良さ、脚取りの確かさは出色で、今の好調ぶりをしっかりアピールしてくれたと思います。各競馬メディアでも非常に前向きに評価をされているように、(フィエールマンの回避もあって)一気にG2勝ちの有力馬として注目されることになりました。
いや、個人的にはフォエ―ルマンと戦うのを楽しみにしていたのでこの展開は少し残念でもあるのですが、陣営からすれば『とにかくクレッシェンドラヴの競馬をするだけ』ということでしょうし、それができれば自然に結果がついてくるだけの力がある馬ですからね。「この次、またその次につながる競馬」をしてもらい、ついでに勲章を一つ追加してくれたら最高です。
何と言いますか、昨年5着の雪辱戦とかそういう感じもあまりしなくなりました。過去にとらわれることなく常に前を見つめて進んで欲しい。その先に何があるかは、自ずと見えてくる気がしています(^^)
デイリー 『【オールカマー】クレッシェンドラヴ余裕の最先着リハ 3つ目タイトル奪取へ』
Sponichi Annex 『【オールカマー】クレッシェンドラヴ、“絶好調男”内田の闘魂注入!「力強さが出てきた」』
ZBAT!競馬【産経賞オールカマー】クレッシェンドラヴWで3頭併せ5F67秒8』
ZBAT!競馬 『【産経賞オールカマー】クレッシェンドラヴ、半馬身先着」
スポーツ報知 『【オールカマー 今週のキーマン】林調教師「精神面で成長」クレッシェンドラヴ、昨年5着の雪辱Vで大目標の有馬記念につなげる』
Sponichi Annex 『【オールカマー】クレッシェンドラヴ ベテラン内田主戦で昨年の雪辱期す」
ZBAT!競馬 『【産経賞オールカマー】雰囲気いいぞクレッシェンドラヴ』
**2020/9/27 中山11R 産経賞オールカマー(G2/芝2200m)出走馬**
【2019/9/22 中山 産経賞オールカマーでのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
パンサラッサは、9月27日中京11R 神戸新聞杯(G2・芝2200m)に坂井瑠星騎手で出走します。
-調教時計-
20.09.23 坂井瑠 栗東坂良 1回 53.4-38.7-25.3-12.8 馬ナリ余力
ステイフーリッシュ(古オープン)一杯を0.5秒追走同入
◇矢作調教師のコメント 「23日は坂路で追いかける形からの先着。段々と成長が進んで力を付けていますし、先週今週とすごく良い動き。気のいいタイプだけあって仕上がりも早いです。4連勝中のバビットのパフォーマンスを考えれば本馬も力は上位。この距離については、母系がモンジューという重厚な血統ですから、意外と長くても良いのではないでしょうか。ひと雨欲しいのはいつもの願い。前に行ける脚質を活かして、ここも見せ場を作りたいところです」
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パンサラッサの神戸新聞杯出走が確定しました。
最終追い切りはオールカマーに挑む歴戦の古馬、ステイフーリッシュを追いかけるカタチの併せ馬。馬体を併せるまでは待ってもらった感もありますが、終いの手応え、脚色はむしろコチラが上でした。一般の競馬メディアでも取り上げられていますが、概ね高い評価がもらえているのは心強いです。
それから矢作先生も触れておられますが、7月のラジオNIKKEI賞を勝ったバビットがセントライト記念を制し、4着だったパラスアテナは紫苑Sで惜しい2着。その時にしぶとく粘って2着だったパンサラッサの実力が見直されている面もありそうです。(前走、前々走でパンサラッサのひとつ後ろでゴールをしているディープキングもかなり強いハズ(^^;))
冷静に予想をしろと言われたら、そりゃあコントレイルに逆らうのは難しいでしょう。でも、やっぱり競馬はやってみなければ分からないですし、ましてや前で勝負をする馬には常に一発のチャンスがありますから。。矢作先生もパンサラッサの成長を実感しているようですし、これは期待をせずにはいられません。
セントライト記念とは違って18頭のフルゲートになりましたが、大半の馬は一度もパンサラッサの前を走ることはないハズ…。中京2200mでどこまで粘れるのか、日曜日が楽しみでなりません(^^)
スポーツ報知 『【神戸新聞杯】コントレイルと同厩舎のパンサラッサ好仕上がり 矢作調教師「成長うかがえる」』
デイリー 『【神戸新聞杯】パンサラッサ充実一途 矢作師「非常に力をつけてきている」』
ZBAT!競馬 『【神戸新聞杯】パンサラッサ、休養効果で楽々12秒8 過去最長2200m挑戦も矢作師は手応えあり』
ZBAT!競馬 『【神戸新聞杯】パンサラッサ坂路で手応え4F53秒4』
ラジオNIKKEI 『【神戸新聞杯】栗東レポート パンサラッサ [News]』
**2020/9/27 中京11R 神戸新聞杯(G2/芝2200m)出走馬**
【2019/12/7 阪神9R エリカ賞でのパンサラッサ:公式HPより】
グランソヴァールは9月27日中京10R 桶狭間ステークス(3勝クラス・ダ1400m)に出馬投票しましたが抽選により除外。10月10日東京10R 神無月ステークス(3勝クラス・ダ1600m)に向かう予定になっています。
-調教時計-
20.09.23 助 手 美南B重 半哩 55.3-40.6-12.4(9) 馬ナリ余力
◇尾関調教師のコメント 「23日にダートコースにて追い切っており、単走でほぼ馬なり。雰囲気は悪くないですし、変則開催後で休み明けだったこともあるかもしれませんが、トモの感じも先週よりは今週の方が良かったようです。前走が悪いチャレンジだったとは思っていませんが、距離が1ハロン短くなること、また、どんどん涼しくなってくることなどはプラスに働いてくれるかもしれません」
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3勝クラスのダート戦は混み合うのが当たり前になっていますので、尾関先生としても、この除外は半分以上想定内だったのでしょう。23日の追い切りも割りと軽めの内容ですし、次の目標10/10の神無月S、東京マイルに向けてしっかりし調整していけば良いでしょう。
尾関先生によれば、先週より今週の方が状態が良いとのことですから、この二週間のスライドはきっとプラスに働くのではと…。3勝クラスで戦う力はあるはずなので、改めて期待したいと思います!
【2020/9/5 新潟10R 古町ステークスでのグランソヴァール:公式HPより】
栗東トレセン在厩のバスラットレオンは、右前球節の状態が思わしくないことから今週より坂路入りを休止。サウジアラビアロイヤルCを回避し、今週末にもいったん放牧に出ることになりました。
◇矢作調教師のコメント 「球節の疲れ(浮腫)が取れるのに時間を要していたことから、念のためレントゲン検査を行ったところ、骨に異常はないものの、関節液が増えるなどといったコンディション不良が認められました。加えて本馬の場合は新馬勝ちの後にソエが出た経緯などもありますからね。先がある馬ですし、ここは大事を取って出走を見送った方が賢明な判断であると考え、予定をいったん白紙に戻すことになりました。まずはひと息入れて回復を促してあげたいと思います」
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単に疲れが残っているだけかと思いきや、球節のコンディション不良とのことで、サウジアラビアRCの回避はもちろん、次走予定を白紙に戻して休養することになりました。症状はそれほど深刻ではないようですが、場所が場所だけに慎重にならざるを得ないですからね。
バスラットレオンはすでに勝利を挙げていますし、素質、能力の高さは疑いようがない馬ですから、今はとにかく休んで元気になることが全てです。年内に戻ってくるのか年明け再始動になるのかは分かりませんが、この休養を将来のための成長促進期間と捉え、焦らず落ち込まずに復帰を待ってあげたいです。
【2020/9/5 札幌2歳ステークス(G3)でのバスラットレオン:公式HPより】
栗東トレセン在厩のゴッドシエルは、24日、坂路でやや速めを消化しています。9/24の馬体重は440kgです。
-調教時計-
20.09.24 助手 栗東坂良 1回 56.5-42.0-28.6-15.1 一杯追バテ
◇松永幹調教師のコメント 「食欲や馬体減を気遣い先週末は追い切りを手控えた次第。ゲートも自分から入って行くぐらいに真面目な馬で、いつも一生懸命に走ろうとするタイプです。そういった真面目で気の良いところが逆に馬道をゆっくりと歩けなかったり神経質になってみたりと、飼葉喰いに影響を及ぼしてしまうのでしょう。色々と工夫をしていくなかで、飼葉を小出しに与えれば食べてくれることが分かってきましたので、今日からまた徐々に再スタートを切っていきたいと思います。何とか今の馬体重を維持していきたいですね」
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今はまだ深刻に考える必要はないですが、56.5-42.0-28.6-15.1秒で『一杯追いバテ』は頂けません。移動前に464kgあった馬体がアッという間に440kgになったように、まだ競走馬になる準備が整っていないという事なのでしょう。(正直ちょっと心配(^^;))
ただ、飼葉を小出しにすると全部食べてくれるなど、厩舎の皆さんもいろいろ工夫をしてくれているようです。本格的な追い切りもまだ始まったばかりですし、これからの変わり身に期待をしたいと思います。
ラヴマイウェイは24日にシュウジデイファームを出発。25日、美浦トレセンに入厩します。
◇石川代表のコメント
「先週末に坂路で39秒台を乗り、今週は輸送に備えて普通キャンターまで。引き続き精神面に気遣っていく必要はありそうですが、以前のように坂路下でゴネるようなこともなく、順調に速めの調教を積み重ねることができました。ゲートに関しては、すぐにでも試験に合格できるレベルにあると思います」
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前回近況の予告通り、ラヴマイウェイが美浦トレセンに入厩します。半兄クレッシェンドラヴがG2・オールカマーに挑戦する週に妹が入厩…。たまたまタイミングがそうなっただけとは言え、何となく『先々は兄の背中を追いかけてくれる』と期待をしたくなります(^^ゞ
石川代表によれば「引き続き精神面に気遣っていく必要はありそう」とのことですが、ハイアーラヴの仔は大体そんな感じですし、林先生もクレッシェンドラヴで充分経験されているので大丈夫でしょう。まずはゲート試験にチャチャっと合格してもらい、デビューに向けた第一歩を順調に踏み出して欲しいです!
【シュウジデイファーム在厩時のクレッシェンドラヴ:公式HP(9/4更新分)より】
栗東トレセン在厩のリナーシェは、24日、ウッドで半マイルから計時しています。9/23の馬体重は418kgです。
-調教時計-
20.09.24 菱田 栗東CW良 半哩 54.5-39.6-12.9(4) 馬ナリ余力
アーサーズシスター(新馬)強めの外同入
◇武幸四郎調教師のコメント 「月曜日に坂路で15-15程度、24日はデビュー前の2歳馬と併せて馬なりで併入。気になる馬体重も減ることなくきていますし、この感じであれば来週の出走にも対応してくれるものと思われます。10月3日中京1R 2歳未勝利(ダ1400m)での復帰を検討中です」
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追い切りは馬なりに毛が生えた程度ですが、トレセン入厩後もひとまず順調に過ごしているようです。今のところ馬体もそれほど減らずに済んでいますし、この馬なりに少しずつ成長しているのは確かなのでしょう。
北海道では本気の追い切りをほとんどやらないままで、7着→4着とまずまずの前進を見せてくれました。来週のダート戦も追い込むような調教をやらずに臨むことになりそうですが、持ち前のセンスと素質で何とか前進を続けて欲しいです。そして、復帰初戦でもさらなる上昇を見せることができるようなら、勝ち上がりに向けた道筋がさらにハッキリしてくると思います(^^)
【ファンタストクラブ在厩時のリナーシェ:公式HP(9/4更新分)より】