美浦トレセン在厩のカナロアガールは、24日、ウッドで併せ馬で先着しています。
-調教時計-
20.09.24 江田勇 美南W重 5F 66.4-51.4-37.5-12.4(6) 強めに追う
セイウンロミオ(二未勝)強めの外0.4秒先着
◇田村調教師のコメント 「帰厩翌日から坂路入りしており、日曜日の54秒台をステップとして本格的にペースを上げ始めました。24日朝の動きは良かったですし、馬体もふっくらとして良い感じになっています。まずは10月11日新潟8R 1勝クラス(芝1800m)から出走を意識していきましょう」
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先週18日にトレセンに戻ったカナロアガールは、20日の坂路2本目で早速54.1-25.0-12.1秒をマーク。高木競走馬育成牧場でとても良い調整ができたことを示してくれました。このあとはトレセンでさらに追い切りを重ねていくことになりますが、どうやら休み明け初戦を良い状態で迎えられそうです。
本来、休み明けがすごく良いタイプではないですが、今回は夏をしっかり休んだことによる成長にも期待したい一戦ですからね。出来ればですが、改めて力量上位を見せつける勝利を飾って欲しいと思います。
にしても、次走は1勝クラス10戦目の記念レース。。いやぁ、数えてみて驚きましたが、1勝クラスを10戦も戦う馬じゃないと思うんですけどねぇ(^^;)
【2019/5/12 東京3R(未勝利)でのカナロアガール:公式HPより】
栗東トレセン在厩のドゥオーモは、24日、ウッドで長めから追い切られています。
-調教時計-
20.09.24 藤岡康 栗東CW 6F 85.6-70.0-54.8-40.1-12.5(6) 馬ナリ余力
◇野中調教師のコメント 「弱さを残していた頃は大変でしたが、調教でしっかりと負荷をかけられるようになってきたのは良い傾向です。24日の動きも良かったですし、まずは10月11日京都11R 京都大賞典(G2・芝2400m)に向けて順調に調整することができています。ここからもうひと頑張りがあっても不思議ではありません」
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そう言えば、ドゥオーモが2400m戦に出るのはデビュー2戦目、2016年4月のアザレア賞以来のことになります。あの頃はまだ馬がパンとしておらず、のちに青葉賞を勝つヴァンキッシュランに1秒あまりの差をつけられましたが、4年以上を経た今、果たしてどんなレースをしてくれるでしょうか。
様々な経験をして7歳になった今の方がきっといいレースをしてくれる…。考えてみれば、自然にそう思えること自体が素晴らしいですし、ちょっと感慨深い気持ちになってしまいますね(^^ゞ
【2020/7/5 函館 巴賞でのドゥオーモ:公式HPより】
シュウジデイファーム在厩のカイザーノヴァは、おもにBTCの坂路で普通キャンター2本を消化。先週末より15-15を開始しています。
◇石川代表のコメント 「フォームの改善など、うまく導いてあげようと接してはいますが、それにはもう少し馬が大人になって欲しいところ。どうも気負って走りがちですので、成長の後押しにも期待したいですね。いつも元気いっぱい。今週からは15-15を週2回にしていきたいと思います」
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いつも元気いっぱいなのは素晴らしいことですが、気持ちは全く子どものままで、走行フォームの改善どころの話ではないようですね。まあ、昔からこの系統を見てきた多くの会員さんは、『ステラの仔がそんなに簡単に改善するハズはない…』と思っていたでしょうけれど(^^;)
石川代表も仰っていますが、もっと効率よく上手に走るようになるためには、気持ちも身体も大人になって落ち着いてくれないと難しいでしょうねぇ。。今はまだ自分がやりたいように、好き勝手に走っているだけ…といった感じですから。(精神的に大人になるのも簡単ではなさそうですが…)
とは言えカイザーノヴァは次走以降、ますます強い相手と戦うことになっていきます。予定しているデイリー杯2歳Sには、同じ矢作厩舎からホウオウアマゾンも出るようですし、いずれはバスラットレオンとの対決があるかもしれません。しばらくは『好き勝手な走り』で突き進むとしても、できることなら早いうちに、少しずつでも大人の走りを身につけていって欲しいです(^^)
【2020/8/23 クローバー賞でのカイザーノヴァ:公式HPより】
宇治田原優駿ステーブル在厩のマーテルは、おもにトラックで軽め2400m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター2本を消化。週2回の15-15を開始しています。9/22の馬体重は464kgです。
◇青山調教主任のコメント 「シルエットはやや細身ですが、跨った背中の感じは細くないですし、暑さも落ち着き飼葉を食べてくれています。馬体重も減っていませんので、今後はおもに水曜、土曜に15-15を取り入れ、さらに乗り込んでいきたいと考えます。徐々に体力がついてきているのでしょう。以前に比べて、テンが速くなってもラストまで我慢が利くようになってきた感じです」
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先週が462kgで今週が464kg。15-15を週2回に増やしての馬体維持ですから、ようやく多少の運動では減らない身体になってきたのかもしれません。今まで随分我慢をしてジックリやってきましたので、ここからは順調にペースが上がって欲しいです。
その上で体質強化をはじめ、全体的に成長が認められれば10月入厩、年内デビューの線が具体化しそうです。夏前には『素軽いけれど走りが若い、気持ちに余裕が欲しい、ラストのもうひと伸びが欲しい』と評されていたマーテルですが、次にトレセンに入った時には、ひと夏分の成長をしっかり見せてもらいましょう!
スポーツ報知のPOGブログで『バスラットレオン、サウジアラビアRC回避』という情報を見つけてしまいました。(鞍上が誰になるかとか、そんな心配はいらなかったみたいです(^^;))
さて、ここからは矢作厩舎です。今日はコントレイルの追い切り後、久々にセンセイとじっくり話したんですが、まぁ、聞くべきオープン馬が多い。それに加えて、2歳勢がとにかく好調です。実は来年の2歳世代のラインアップがすごくいいと結構前から聞いていたんですが、そんな来年のことより、今の2歳世代の勢いがすごいんですよね。野路菊Sを勝ったホウオウアマゾン(牡、父キングカメハメハ)なんて、仕上がり途上かなと思っていたけど、鮮やかな逃げ切り勝ち。こちらはデイリー杯2歳Sへ向かうことが決まりました。鞍上は引き続き松山J。ここはクローバー賞勝ちのカイザーノヴァ(牡、父モーリス)と2頭出しになりますね。こちらは引き続き、坂井Jが手綱を執ります。
あと、札幌2歳S3着後、サウジアラビアロイヤルCを予定していたバスラットレオン(牡、父キズナ)は疲れが抜け切らないため、同レースを回避することになりました。ただ、これは取材していると、無理をさせられないという大事を取っての判断。ホントに、この馬に対する期待は大きいようで、この休養が後々のためになると思います。実は、その他のデビュー予定も色々聞いたんですが、こちらは週末の更新分にて。
クラブから発表されたわけではないので確定ではないですが、過去の経験上、この情報に間違いはないと思います。サウジアラビアRCの回避は残念ですが、前走の疲れが抜けきらないのであれば否も応もありません。しっかりと疲れを取って、万全の状態で次のレースを勝って欲しいと思います。
まあ、考えてみれば札幌2歳Sはかなり厳しい競馬をしましたからねぇ。。まだ完成前の2歳馬があの形から3着に粘るのは、かなりの負担を強いられたはずですから…。この時期に無理をさせる必要は全くないですから、あくまでもバスラットレオンの状態優先で考えて頂ければと思います。
ただし、今回はあくまでも『大事を取っての回避』らしいので、それほど休みが長引くことはないでしょう。改めての目標設定については木曜近況で触れられるかもしれませんが、もしかしたら昨年コン様が出走した出世レース、東スポ杯2歳Sあたりがターゲットになる可能性もありそうです。
何しろ『この馬に対する期待は大きいようで、この休養が後々のためになる』ということなので…。いや、またまた先走って気が早い話をしてしまいました(^^ゞ
それからこれは余計な話ですが、記事の中の『実は来年の2歳世代のラインアップがすごくいいと結構前から聞いていた』という部分。。その、『すごくいいラインアップ』の中に、ミスペンバリー'19やステラリード'19も入っていると思って良いのでしょうか??(^^;)
このところ2歳サイアーランキングをチェックしていますが、やり出すと結構面白いものですね。特に今年は期待の新種牡馬を含めた混戦になっているので、一口馬主目線からも相当に興味深い争いに見えています。
9/19~21は中山と中京で3日間の開催でしたが、その中でモーリスが4勝の固め打ち。前週からの首位をキープするだけでなく、2位のドゥラメンテに3千万円の差をつける結果になりました。これで獲得賞金だけでなく、勝ち星、勝ち上がり頭数でもドゥラメンテを捉えて首位タイになりましたので、2歳チャンピオンサイアーに一歩近づいたと言って良いかもしれません。
モーリスに関しては、早期デビューで人気を裏切っていた期待馬たち(レガトゥス、テンバガー、ポールスター、ゾディアックサインなど)が2戦目でキッチリ勝ち上がるパターンが目立ちますし、夏後半から秋口になり、いきなり新馬戦から力を出す馬(ブルメンダールなど)も増えていると思います。
これはモーリスが晩成傾向の強い種牡馬であることに加え、精神的に落ち着き過ぎな馬、初戦向きではない産駒が多いことも影響しているように思います。現時点の代表産駒であるカイザーノヴァはテンションの高い馬ですが、これは母系由来の部分が大きいと考えられますから、やはり、基本的にモーリス産駒はレースを使いなら強くなっていくタイプが多いのではないでしょうか。
結局のところ、今後はモーリスの産駒数の多さがリーディング的に非常に有利に働いてきそうです。秋から冬に向けて、成長力を武器に益々素質馬が力を出し始めるとすれば、数の力で2位以下を引き離す可能性もありそうです。
そんなこんなを考えていたら、広尾TC秋の追加募集(まだあると決まったわけではありません(^^;))の作戦がひとつ見えてきました。それは、モーリス産駒のステラリード'20(つまりカイザーノヴァ全弟)をあえて当歳募集にしてしまうことです!
いや、私自身はそうなることを望んでいるわけではないのですが、全兄カイザーノヴァがデイリー杯2歳Sに挑むタイミング、モーリス産駒が見直されてきた現状などを考えると、新規会員獲得の目玉として仕込んでくる可能性があるのではないかと…。根拠が弱い勝手な想像なので、全く気にする必要はないですが、何となくありそうな気がするんですよねぇ(^^;)
**種牡馬ランキング(JRA/2歳/総合/9月21日まで)**(馬名赤字は新種牡馬)
netkeiba.com 『【JRA】坂井瑠星騎手が9日間の騎乗停止 スプリンターズSのエイティーンガールには騎乗できず』
21日の中京9R ・金山特別(3歳以上1勝クラス・芝2200m)は、決勝線手前で5番キングオブドラゴンが外側に斜行したため3番エカテリンブルクの進路が狭くなった。この件について、5番キングオブドラゴンの坂井瑠星騎手は、7月11日(土)に不注意騎乗による騎乗停止処分を受けており、短期間に同様の不注意騎乗を繰り返し行ったことを考慮し、10月3日(土)から10月11日(日)まで9日間(開催日4日間)の騎乗停止となった。
これにより、坂井騎手が騎乗予定だったスプリンターズS(GI)のエイティーンガールなどが乗り替わりとなる。
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そう言えば、21日中京9Rの不注意騎乗により、坂井瑠星騎手が10/3から10/11のレースに乗れなくなったんですよね…。
確かにパトロールビデオを見る限り、右にヨレたキングオブドラゴンに左ムチを入れての斜行だけに、なかなか言い訳しにくいプレーではありました。まあ、キングオブドラゴンはその前から右ムチで左に、左ムチで右にとだいぶフラついていて、そもそも余力がなくなっていたのでしょうけれど。。騎乗技術の難しい話はよくわかりませんが、坂井騎手もまだまだ勉強することがたくさんあるということでしょう。
ちなみに『開催日4日間騎乗停止』の裁定根拠として、暴れん坊カイザーノヴァの新馬戦での不注意騎乗との合わせ技であることが示唆されていますが、それについては多少の申し訳なさを感じていますm(_ _)m
ということで、スプリンターズSのエイティーンガールもそうですが、坂井騎手は10/10東京のサウジアラビアRC出走予定のバスラットレオンにも騎乗できないことになりますね。
もともと坂井騎手はカイザーノヴァの一件で騎乗停止となり、7/26だったバスラットレオンのデビュー戦には藤岡佑騎手が代打騎乗をした経緯があります。それを考えると、再び騎乗停止で乗れないとは、なんとタイミングが悪いことか ┐(´~`)┌ ヤレヤレ と思えてきます。もちろん、ご本人が一番残念でしょうけれど、そういう巡り合わせ、相性みたいなものもあるんですかねぇ…。
それはさて置き、裁定が出た以上はバスラットレオンの鞍上を探さなければいけません。まだ他にどんな馬が出てくるのかもハッキリしていませんが、もしも都合がつくなら(デビュー戦同様に)藤岡佑騎手の線が濃厚かと。。もしも藤岡佑騎手でないなら(関東のレースなので)三浦皇成騎手か吉田隼人騎手あたりも有力かなぁ。。(お二人とも矢作厩舎の起用数トップ10に入っていますし…)
そうですねぇ、バスラットレオンが乗り難しくないタイプなのは救いですが、2歳戦からコロコロ騎手が変わるのは決して良いこととは思えません。矢作先生のご判断次第ではありますが、基本的には藤岡佑騎手が本命で三浦騎手と吉田隼騎手が対抗単穴、といった感じで予想しておきます(^^ゞ
参考までに9/21までのJRA騎手リーディングを載せておきますが、こうしてみると、やはりノーザンファームお抱えジョッキーの強さが目立ちますね。
**騎手ランキング(JRA/総合/9月21日まで)**
二週間の休みを挟み、今週末から再び熱い戦いが始まります。
9/27は中京10R 桶狭間S(3勝C)にグランソヴァールが出走、続いて11R 神戸新聞杯(G2)にパンサラッサが挑戦し、間髪入れず中山11R でクレッシェンドラヴがオールカマー(G2)に登場するという非常に濃密な一日になります。せめて土日で分散して欲しい気がしないでもないですが、メインレースに出る馬がいるからこそと思えば嬉しい話でもありますので(^^ゞ
それはさて置きグランソヴァールは前走が全然の内容でしたので、今回は是非とも巻き返したい一戦になります(ただし抽選を通るのが大前提(^^;))。東西メインに出るパンサラッサとクレッシェンドラヴはG1挑戦を見据えた大事なステップレースですから、27日次第で2020年ラストスパートの成否が占えるかもしれません。まずは3頭とも無事に、そして次につながるレースをしてもらいましょう!
そのあとの出走予定は10月になりますが、今のところで言うとサウジアラビアRCのバスラットレオン、京都大賞典のドゥオーモは確定的、18日に帰厩をしたカナロアガールも新潟開催開幕週に登場してくると思われます。やや流動的なところでは、リナーシェの復帰戦とゴッドフロアーのデビュー戦がありますが、これは馬体重などの状況次第なので少し計算しにくいです。
あとは間もなく入厩と伝えられているラヴマイウェイと、何も言われれていないけれど入厩が近そうなヴィジャーヤの2頭。これも年内デビューをめざすならそろそろ何らかのアクションがあって良い頃です。個人的にはラヴマイウェイは最初から年明けデビューを覚悟していましたが、ヴィジャーヤはトレーニングの進捗も良さそうなので、今月中の入厩から年内デビューをめざして欲しいと思っています。
それから、これは直接出資馬の話ではないですが、今年もあると噂されている追加募集の件。。昨年は10月末からだったので、もしも今年も同じなら、9月末か10月初めにはスケジュール告知があるかもしれません。まだ全く情報がないのでどうなるかは分かりませんが、何頭かの新しい馬と広尾血統当歳募集馬を組み合わせるパターンで4~5頭の規模と想定しています(^^)
**出資馬の状況**
ちなみにクレッシェンドラヴは、3~5番人気ぐらいでの出走になりますかね??
デイリー 『【オールカマー展望】力の違い見せるかフィエールマン』
主役は春の天皇賞を連覇したフィエールマンだ。1週前追い切りは美浦Wで3頭併せを敢行。2頭に先着、併入だったが、気配は申し分ない。G1・3勝は3000メートル超えというステイヤー。距離は短い感もあるが、同舞台のAJCCで2着があり、守備範囲だろう。ジャパンCへの叩き台とはいえ、落とせない一戦だ。
重賞タイトルこそないものの、昨年はオークス、秋華賞、ジャパンCで2着に入ったカレンブーケドール。春はドバイ遠征を予定していたが、直前で開催中止に。輸送の疲れが見られたため、休養に充て、立て直された。1週前追い切りの動きから、まだ本調子手前といった印象だが、実力は誰もが認めるところ。底力で台頭してきそうだ。
天皇賞・春3着以来の復帰戦に臨むミッキースワローは、美浦Wでの1週前追い切りで5F66秒6-12秒9。馬なりのまま併入に持ち込み、迫力十分の動きを披露した。中山ではセントライト記念、日経賞Vが示すように、最も力を発揮できる舞台設定だ。3歳時から高い素質を示していたが、ここにきて本格化の様相。V争いだ。
七夕賞で重賞2勝目をマークしたクレッシェンドラヴ。序盤は後方の位置取りから、勝負どころでポジションを押し上げ、直線に向くと内から2着馬をかわし去った。昨年の当レースは5着に敗れたが、臨戦過程は昨年以上。勢いのままG2獲りを狙っている。
クレッシェンドラヴが産経賞オールカマーに登録されました。登録馬は10頭ですが、いずれも重賞路線で実績を積んできた馬たちで、秋のG1路線を睨むツブ揃いのメンバーです。
ただ、パッと見で分かるように、アウトライアーズ以外の馬は全てここが休み明けの一戦。このところ充実していてポン駆けが利くクレッシェンドラヴにとっては悪くない条件だと思います。
ドスローになって伏兵に逃げ粘られるのは怖いですが、その場合でもフィエールマンとミッキースワローより前で勝負ができれば…。いや、これだけ頭数が落ち着くと、何だかんだで最後は地力勝負になる可能性が高いでしょう。今のクレッシェンドラヴにとってそれは望むところなのですっ!
**2020/9/27 中山11R 産経賞オールカマー(G2/芝2200m)登録馬**
競馬ラボ 『【オールカマー】天皇賞馬登場!中山巧者にチャンスあり!?』
昨秋は凱旋門賞に出走したフィエールマンが、今年はオールカマーで秋初戦を迎える。昨年は春の天皇賞から、凱旋門賞の前哨戦として札幌記念へ駒を進めて3着となった。今回も春の天皇賞1着以来の実戦となるが、休み明けの仕上がり具合に加えて舞台適性についても改めて考慮したいところだ。
昨年の2着馬ミッキースワローも出走を予定している。今年初戦のAJCCではアクシデントによる不利を受けたこともあり4着に終わったが、日経賞では勝利をあげた。2017年にはセントライト記念も制しており、中山実績は十分。今回はフィエールマン同様に天皇賞(春)以来の実戦となるため、調整過程に注目だ。
昨年5着のクレッシェンドラヴもスタンバイ。昨年のオールカマー以降に福島記念、七夕賞と重賞タイトルを2つ手に入れた。肉体面、精神面での成長具合をチェックしておきたい。また重賞勝ちこそないものの、昨年オークス、秋華賞、ジャパンカップで2着と健闘したカレンブーケドールも成長が楽しみな1頭だ。今年初戦の京都記念2着以来の実戦でどのような姿を見せてくれるか。
他にも1年以上の長期休み明けになるが、2018年京成杯とセントライト記念を制したジェネラーレウーノ、今年のマーメイドステークスで2着に入り初の重賞制覇を狙うセンテリュオなども面白そうだ。
パンサラッサが神戸新聞杯に登録されました。登録馬は18頭で、今日のセントライト記念が12頭立てだったのに比べると、何故か希望馬が多くなっています。正直、メンバーのツブもこちらの方が揃っていそうな印象で、これならセントライトで勝負した方が良かったのでは?などと余計なことを考えてしまいました(^^ゞ
ただですね、(セントライト記念を見た感想記事でも書きましたが)コントレイルさん以外の馬たちとは、展開次第で互角以上に戦えても不思議はないんじゃないかと…。あまり偉そうになってはいけませんが、『トライアル好走からの本番大敗組』にはかなり追いついているような気がしています。
初距離の2200mは多少不安ではありますが、是非頑張って欲しいと思います!
**2020/9/27 中京11R 神戸新聞杯(G2/芝2200m)登録馬**
競馬ラボ 『【神戸新聞杯】無敗の二冠馬コントレイルを止める馬は…』
二冠馬コントレイル登場。格の違いを感じさせる走りで皐月賞、日本ダービーを制した世代ナンバーワンホースのパフォーマンスを、この秋も楽しみたい。ダービー3着のヴェルトライゼンデは当初セントライト記念を目標にしていたものの、熱発の影響で自重。こちらに登録してきた。1週延びているため、状態、気配には気を付けたい。
同じくダービー出走組のディープボンド、マイラプソディなどは重賞やリステッド競走で好走実績を残している。ダービーの着順にかかわらず好走の可能性は秘めており、ひと夏を越えての成長具合をチェックしておきたい。また春のクラシック出走は果たせなかったが、スプリングステークス4着、京都新聞杯3着と堅実な走りを見せたファルコニアも成長を期待したい1頭だ。他にはラジオNIKKEI賞2着のパンサラッサが、春の実績馬たちとどのくらい差を詰めてこられるかも注目したいところ。