ジョイナスファーム在厩のトゥジュールは、おもに周回コースでハロン20秒ペースのキャンター3500mを乗り込まれています。
◇稲村場長のコメント 「適度に前向きさがあり、飼葉喰いや毛づやなどにも問題はなく、ここにきて疲労感も取れてきましたが、まだ馬体に芯が通っておらず、ハミにモタれるなど不安定な様子。もう一段、パワーをつけていきたいですね。現時点ではまだ気持ちに体がついてきていない状況ですので、当面は普通キャンターをじっくりと乗って、基礎体力の向上に努めたいと思います。ペースアップについては、それから着手していきましょう」
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ハロン20秒ペースのキャンター3500mのメニューを継続中。「まだ馬体に芯が通っておらず、ハミにモタれるなど不安定」と言われてしまい、もうしばらくは今のメニューを中心に、基礎体力強化と走りの精度向上に取り組むことになりました。
ファンタストクラブ在厩時の手応えからすると、もう少し早めにペースが上がってくるかと思っていましたが、ジョイナスファームに来てからは、逆にファンタストで結構なペースで乗り込まれたことによる疲労が出た面もあり、じっくり時間をかけて(早期デビューを意識せずに)進められています。個々の馬ごとに事情は違うと思いますが、このタイミングで腰を落ち着けたことで成長が進み、さらに走りの質が向上すれば、きっと大きなプラスになると信じて見守りたいと思います。
母父Motivatorと言えば、タイトルホルダー、ヴァンドギャルド、ステラリアなどに加えてソールオリエンスという超大物が登場し、一躍脚光を浴びつつある血統ですからね。タイトルホルダーもヴァンドギャルドもステラリアもデビューは秋になってからでしたし、本馬もあまり『早さ』を意識せず、長い目で見て大きな成功をめざして欲しいと思いますm(_ _)m
**2023/4/29京都5R 3歳未勝利(芝1800m)12:25発走**
◎ ドゥラレジリエント
○ アースクロニクル
▲ アイヲヨブテーラー
△ メイショウオオミネ
△ リリーバローズ
△ モズマーカッシン
△ ボンドオブラヴ
ボンドオブラヴは7枠10番になりました。
最初のコーナーまで900mと充分な距離があり、枠による有利不利が少ないコースとは言え、お世辞にもテンが速いとは言えないボンドオブラヴですから、外枠偶数番は願ったり叶ったりだと思います。
おそらくアイヲヨブテーラー、リリーバローズが先行すると思われますが、ハイペースでガンガン飛ばすような競馬にはならないでしょうから、ある程度落ち着いた流れの中で、中団前目の位置が取れたらありがたいです。
あとは瞬発力を問われるレースになると厳しいと思いますので、できれば早めに仕掛けて上位勢に長く脚を使わせるカタチに持ち込めれば…。と、勝手なことを考えているものの、実際にはゲートを出てからの手応え次第になりそうです。
正直、半信半疑で自信はあまりないものの、追い切りの時計だけで判断すれば、明らかにボンドオブラヴより良さそうな馬は数えるほどしかいないんですよね。。軽い芝のスピード勝負になるのは不安ですが、とにかく前走より前進することが大事です。あ、前進と言っても11着とかではなく、できれば人気上位馬の一角を崩しての掲示板をめざして欲しいと思いますm(_ _)m
栗東トレセン在厩のキングエルメスは、右前にダメージが見られることから続戦を取り止め、近々にも放牧に出ることとなりました。(28日のうちにチャンピオンヒルズへ放牧に出ています)
◇矢作調教師のコメント 「レースでの不利を受けてのものなのか、直接ではないにせよ、その際に負荷が掛かりすぎたのか、それともミスステップで痛めてしまったのかは定かではありませんが、右前の深管、中筋に痛みがある状況です。26日の午後にエコー検査を行ったところ、腱に抜けが無かったのは不幸中の幸い。それでも一定期間の休養が必要にはなってきますので、予定をいったん白紙に戻してしっかりとケアに当たり、秋まで休ませたいと考えます。残念ですが、この期間でのさらなる成長にも期待を寄せたいところです」
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いやぁ、これは痛いっすねぇ…(T_T)
最悪の事態ではないにせよ、せっかく上昇ムードが出てきたところで前走直線での不利、そして右前の不安発症。。あのアクシデントが原因とは確定できないものの、どうしても関連付けて考えたくなってしまいます。
いや、あまり悪い方に考えると負のエネルギーが溜まってしまいますし、何より時間は巻き戻せませんから、とにかく早い回復、痛みがなくなることを祈りたいと思います。
その上で、(矢作先生が仰るように)秋口に復帰をする際には一回りも二回りも成長した姿を見せてもらいたい…。キングエルメスはまだ4歳ですし、きっと復帰後に大きな活躍をしてくれるでしょう!m(_ _)m
【2023/4/23京都 マイラーズカップ(G2/芝1600m)のキングエルメス:公式HPより】
栗東トレセン在厩のテラステラは、26日、坂路を併せ馬で追い切られています。
- 23.04.26 助 手 栗東坂重 1回 54.9-39.3-25.4-12.4 一杯に追う
レディベル(古馬1勝)一杯を0.3秒追走0.1秒先着
- 23.03.15 助 手 栗東坂良 1回 51.7-38.1-24.9-12.4 一杯に追う
◇岡助手のコメント 「時計は54秒9でしたが、まだ先週末に帰厩したばかりの1本目ですから、これくらい動けていれば問題ないでしょう。血統的なところもあってテンションは高め。こちらは相変わらずといった感じでしょうか。次走は5月7日京都10R 橘ステークス(L・芝1400m)、鞍上は藤岡康太騎手を予定しています」
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テラステラがトレセン帰厩後一本目の追い切りを消化しました。
時計は54.9-39.3-25.4-12.4秒で、ファルコンS直前の51.7-38.1-24.9-12.4秒からは3秒ほどかかっているものの、26日の馬場はだいぶ重かったようですし、レースまでにさらに乗り込んでいけば、最終的に帳尻はあってくるのでしょう。(しかし、同じ日にボンドオブラヴが出した52.5-38.2-25.1-12.7秒って、やっぱり悪くはないですよね(^^;))
ただ、現時点で絶好調まで追い込めていないのも確かだと思いますので、週末、そして来週の最終追い切りは、それなりに負荷を掛ける内容になるのかも。。まあ、そのあたりの加減は全てお任せですからイイとして、あとは今度がテン乗りになる藤岡康太騎手が、本番前にどこかで乗ってくれるかどうかに注目したいと思います。
ちなみに4/27更新の写真を見ると、マイルぐらいは全然イケちゃいそうな身体つきになってきました。もちろん馬体だけで距離適性は計れませんが、これから気性が大人になっていけば、普通に守備範囲に入ってくる気がしています(^^ゞ
【チャンピオンヒルズ在厩時ののテラステラ:公式HP(2023/4/27更新)より】
美浦トレセン在厩のセントアイヴスは、回復状況が思わしくなく、先週から一進一退の状況が続いています。
◇中舘調教師のコメント 「『左肩の奥の筋肉が張っている』(獣医師)とのことで土日はお休みにして、週明け火曜日から乗り出し、26日に坂路に入れた感触は良かったんです。ところがその日の午後になってまたゴトゴトし始めてしまい、27日に乗ってみてもまだ歩様が完全とはいかない状況でして…。念のために撮ったレントゲン検査の結果に異常はなく、運動では問題ないものの、ダクを踏むとひと息に。芝のレースを使った反動なのかもしれません。週末にかけてまた自分で跨ってみて、引き続き様子を窺っていきたいと思います」
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先週時点で(前走の疲れが残っていたため)30日の新潟5R(芝2400m)を回避すると発表がありました。それから一週間、トレセン在厩のまま様子見と疲労回復を行ってきた結果、まだ「一進一退の状況が続いている」とのことで…。
念の為のレントゲン検査など、トレセンで手をかけて頂けるのはありがたいですし、調教師自らが管理馬に跨って、そのリアルな感触を確かめて頂けるのは、中舘厩舎ならではのストロングポイントだと思います。(こういう対応を肌で感じてしまうと、チェルシー(クエストフォーワンダー’21)が魅力的に見えてしまう(^^ゞ)
まあ、これが一つでも勝っていれば、ここまでトレセン在厩に拘らずに放牧リフレッシュで良いのでしょうけれど、この時季の3歳未勝利馬、特にセントアイヴスのようなタイプには、できるだけ多くのチャンスを与えてあげたいのもまた事実。。結果、それが故障に繋がったりしたら本末転倒なのでしょうけれど、そのギリギリのラインを攻めていかなければ道は拓けないかも…、という事なのでしょう。(特に、せっかく前走で優先権をとりましたから…)
ただし、来週になっても回復が思わしくなければ、さすがにリフレッシュ放牧も致し方なしかもしれません。今のところどちらになるかは5分5分だと思いますので、私としては何とか乗り越えて欲しいと祈るのみですm(_ _)m
【2023/4/8中山5R 3歳未勝利(芝2000m)でのセントアイヴス:公式HPより】
トリフィスは25日にシュウジデイファームを出発。27日、栗東トレセンに入厩しています。まずは新しい環境に馴染ませながら、ゲート練習などを進めていく予定となっています。
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シュウジデイファームでのトレーニングが順調に進み、私も3月末時点で『4月中旬から下旬にかけて、栗東近郊へ移動することになるのでは』とまで書いていたトリフィスが、なんと思惑通りに栗東トレセンに入ってくれました。
と言っても、前回(4/14)近況ではシュウジデイの岸本さんが「この調子で調教量を満たしていければ…」とコメントされていましたので、正直、栗東近郊への移動は5月の声を聞いてからかな?と思っていました。
しかし、何だかんだでトリフィスがメリタテスより早く入厩してしまうとは…。ボンドオブラヴと言いトリフィスと言い、チャンピオンヒルズを挟まず入厩するパターンは、いわゆる『出資者としての心の準備』ができていないので焦ります(^^ゞ
いや、とにかくシュウジデイでのスピード調教も難なくクリアして、無事に入厩できたのは何よりです。このあとはゲート試験をめざすことになりますが、これまでの報告を見る限りでは特に問題ないでしょう。その上で、できるだけ早いタイミングでデビューをしたいですし、何なら初戦から結果を出してしまいたいです。
そのためにも、まずはトレセンでの追い切り、厩舎の皆さんの評価に注目したいと思います!
プライムラインは、4月30日京都12R 東大路ステークス(3勝クラス・ダ1200m)に川田将雅騎手で出走します。
- 23.04.26 助 手 栗東坂重 1回 55.9-40.1-26.1-12.8 馬ナリ余力
- 23.04.14 助 手 栗東坂良 1回 61.5-43.7-28.3-13.9 馬ナリ余力
- 23.04.12 亀 田 栗東坂良 1回 55.5-40.9-26.5-12.7 馬ナリ余力
◇田中克調教師のコメント 「26日に坂路を単走で追い切りました。今回は中1週の競馬ですし、それほど時計を出す必要はないでしょう。前走後の疲れや硬さも思ったほどではなく、順調に調整できており、コンディションも良好ですよ。中央では初めての1200m戦になりますが、そこはうまく対応してほしいところ。鞍上の手腕にも期待しています。引き続きブリンカー着用でいきます」
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プライムラインの東大路S出走が確定しました。
最終追い切りは重馬場の栗東坂路を55.9-40.1-26.1-12.8秒。田中克先生が仰る通り、前走から中一週の競馬であることを考慮し、調整程度の軽い内容になりました。(同じ中一週でも一杯に追われたボンドオブラヴとは立場も実績も違いますし(^^ゞ)
ということで、今回のポイントはプライムラインの状態よりも、果たして1200m戦をうまくこなせるかどうかです。
スピードの単純比較だけなら問題ないと思うのですが、前走の内容を振り返っても、プライムラインはスンナリ先行した方が良い競馬になるタイプですからね。ダート1200m戦はテンの先行争いが激しくなる傾向がありますし、そうなった時に目一杯に行くのか控えるのかは、(枠順や当日の雰囲気、駆け引きも含めて)なかなか難しい判断になるかもしれません。
その点、今最も勢いのある川田騎手の手綱さばきには大いに期待したいところ。もちろん、プライムラインの調子が悪ければ、乗り方だけではどうにもならないと思いますが、どうやら調子落ちの心配はなさそうですし、「ここを勝ってオープン入り&早めの夏休みへ」をめざして、あえて川田騎手にお願いした部分もあると思うんですよね(^^ゞ
急に難しいお願いをするのは気が引けますが、ここを落とすと次は〇丸の心配をせねばならず…。川田騎手にはそんな事情もご賢察頂き、何とか結果を出して欲しいと思いますm(_ _)m
**2023/4/30京都12R 東大路ステークス(3勝C/ダ1200m)出走馬**
【2023/4/15阪神 天満橋ステークス(3勝C/ダ1400m)でのプライムライン:公式HPより】
ボンドオブラヴは、4月29日京都5R 3歳未勝利(芝1800m)に国分優作騎手で出走します。
- 23.04.26 助 手 栗東坂重 1回 52.5-38.2-25.1-12.7 一杯に追う
バージャンフォース(三未勝)一杯に0.1秒先行0.1秒先着
- 23.04.12 国分優 栗東坂良 1回 53.2-38.5-25.0-12.6 叩き一杯
アッチェレランド(三未勝)一杯を0.4秒追走0.2秒遅れ
- 23.04.09 助 手 栗東坂稍 1回 55.1-40.6-26.9-13.5 馬ナリ余力
◇安藤助手のコメント 「26日に坂路を併せ馬で追い切りました。雨がひどく馬場が悪いなか、52秒台が出ましたからね。一度競馬を使って徐々にですが、動けるようになってきたのかなと思います。正直なところ、乗っていて一変とまではいかない感じですが、デビュー前はここまで動けませんでしたので、こうやって少しずつ上積みを重ねていければ、もっと良くなってくれるかもしれません。京都や新潟の各番組から総合的に考えて出馬投票しました」
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ボンドオブラヴの出走が確定しました。
レースは当初予定されていた30日の新潟5R(芝2400m)ではなく、29日の京都5R(芝1800m)に。デビュー戦ではゲートをやっとこさ出た感じでしたし、テンが速いわけでもないので長い距離を使った方が…と私も考えていました。が、そもそも長距離タイプかと言われると(兄クレッシェンドラヴを思い出してみても)確かにそれは微妙なんですよね。
ちなみに栗東坂路の追い切り時計は、4/9:55.1-40.6-26.9-13.5秒、4/12:53.2-38.5-25.0-12.6秒、4/26:52.5-38.2-25.1-12.7秒とドンドン詰まっていて、26日は初めて併せた相手に先着もできました。
これで終い1Fがもう少し速いと良いのですが、さすがにそこまでを望むのは酷というもの。いや、26日の坂路はかなり重い馬場だったようですし、助手さんが乗ってこの時計なら普通は充分。。これで終いが12秒前半とかになっていたら、今の未勝利戦なら確勝級、むしろオープン馬が出しそうな時計になってしまいますからね(^^;)
その意味では、やはりポテンシャル、(藤原先生的に言うと)『秘めた能力』は決して低くないのだろうと思います。安藤助手は「正直なところ、乗っていて一変とまではいかない感じ」、「こうやって少しずつ上積みを重ねていければ、もっと良くなってくれるかも…」と、まだ半信半疑のようですが、本当に能力がなければこんなに簡単に時計が詰まったりしませんし、そもそも矢作厩舎の馬房に置いてもらえないハズで(^^;)
とにかく、喫緊の課題はその『秘めた能力』を実戦で出すことですから、距離が2400mだろうが1800mだろうが今はあまり関係ないのかもしれません。最初から出していって一杯に粘る競馬をめざすなら、2400mより1800mの方が負担にならないでしょうし、追走については京都の1800m未勝利戦がバカッ速くなるイメージはないですしね。
ということで、正直、私も半信半疑ではありますが、一度実戦を使ったボンドオブラヴがどの程度変わってくれたのか、いや、きっと変わってくれたと信じて応援したいと思います。追い切りの時計が徐々に覚醒しつつある証拠なのだとしたら、1.4秒差12着から一気の前進、掲示板ぐらい走れてもおかしくない気がしていますm(_ _)m
**2023/4/29京都5R 3歳未勝利(芝1800m)出走馬**
【2023/4/16阪神4R 3歳未勝利(芝2200m)でのボンドオブラヴ:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のパンサラッサは、26日より坂路入りを開始しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「26日からウッドチップ坂路に入って、ハロン18~20秒ペースのキャンターを1本。気持ちの面ではすでに元気いっぱいですが、フィジカル面でまだ芯から疲れが抜けきっていないようなところもありますし、次の目標までに少し時間に余裕もありますからね。当面は体調を整える程度に乗っていきたいと思います」
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火曜日のサセックスS(8/2英・グッドウッド)出走表明による驚きの余韻が残っています。いや、夏に競馬を使うこと、その場合は国内に適当なレースがないため海外の可能性もある…とまでは考えていたのですが、まさかここで8FのサセックスS挑戦とは完全に思考の盲点、またしても矢作先生にしてやられてしまいました(^^ゞ
ただし、今夏の海外遠征はあくまでそれまでに『状態が整えば』の話ですからね。すでに矢作先生を含め、全ての関係者がパンサラッサの種牡馬入りを意識しておられるはずで、状態が万全でない中で無理に遠征競馬をさせることはないでしょう。
ということで、肝心のパンサラッサの現状ですが、小泉厩舎長によれば「フィジカル面でまだ芯から疲れが抜けきっていないところはあるものの、気持ちの面ではすでに元気いっぱい」とのことで…。フィジカルに関しては、トレセンに戻るまでに2ヶ月以上、競馬までに3ヶ月以上の余裕があるので問題ないと思いますし、何より気持ちがすでに前向きになっているのであれば、自然に総合的な状態アップが進んでいくだろうと思います。
まあアレですよ、何と言っても気持ちが若々しいのが一番で、たとえ一走ごとの疲れが若い頃より大きいとしても、気持ちさえ前向きであれば、次のレースに向けて再び楽しく頑張れますからね。(そのあたりは本人(馬)にも聞いてみたい?)
小泉厩舎長の「当面は体調を整える程度に乗っていきたい」とのコメントには、『調整に関しては全然心配していない』といった気持ちが滲み出ていますし、実際、何も心配する必要はないのだろうと思います。私としては、8月に向けて気持ちを盛り上げていくこと、昨年のバスラットレオンのレースも参考にしつつ、勝利のイメージを練り上げることに専念したいと思います(^^)
【2023/3/25メイダン ドバイワールドカップでのパンサラッサ:公式HPより】
サウジC勝ち馬パンサラッサ、次走英G1サセックスS目標 矢作師「条件、格すべて含め決めた」:極ウマ・プレミアム
サウジC勝ち馬パンサラッサ(牡6、矢作)が、8月2日グッドウッドのサセックスS(G1、芝1600メートル)を目指すことが決まった。矢作師が25日に発表した。以後は体調次第で8月23日ヨークのインターナショナルS(G1、芝2050メートル)へ転戦するプランもあり、天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、10月29日=東京)も視野に入れる。
矢作師は「サセックスSに関しては、どこかでマイル戦という考えがありました。使うならタフなマイル戦を使ってみたかった。昨年、バスラットレオン(4着)でタフなマイルということは分かっていますからね。いろいろな条件、レースの格などすべてを含めて決めました」と説明した。
パンサラッサ 8月英遠征へ、矢作師「条件やレースの格など全て含めて決めました」:スポニチ Sponichi Annex
昨年のドバイターフ、今年のサウジカップを制したパンサラッサ(牡6=矢作)は体調面に問題がなければ、英G1サセックスS(8月2日、グッドウッド競馬場)へ向かうことが分かった。矢作師は「どこかでマイル戦という考えがありました。マイルを使うなら、タフなマイル戦を使ってみたかった。条件やレースの格など全て含めて決めました」と説明。レースの内容、体調次第では英G1インターナショナルS(8月23日、ヨーク競馬場)へ転戦の可能性もあるという。
同馬は前走・ドバイワールドC10着の後は帰国、放牧に出されている。英遠征の後は天皇賞・秋(10月29日、東京)を視野に入れる。
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、おもに周回コースで軽いキャンター2000m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週1回、半マイル58秒程度を乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「『状態次第では、5月31日(水)浦和 さきたま杯(Jpn2・ダ1400m)へ』と調教師。弾むような歩様を見せていますし、26日朝の58秒台の動きも悪くなかったですからね。この調子で速めの本数を重ねていければ、さらにもう一段コンディションを上げていけるものと思われます」-----
バスラットレオンの次走がさきたま杯とアナウンスされました。
ということは、おそらく秋にはマイルチャンピオンシップ南部杯(10/9盛岡)を使うことになるのでしょう。ただ、その前後をどうするかについては、引き続き様々な選択肢がありそうで…。昨年、果敢に挑んだサセックスSに今年はパンサラッサが挑むことになりましたので、さすがに2頭出しはないとしても、夏場に海外のレースを使う可能性もありますしね。
チャンピオンヒルズですでに「弾むような歩様」を見せていることからも、さきたま杯については浦和のコース、浦和のダートが余ほど合わないこと以外に死角はない気がしています。相手もあるのであまり偉そうにしてはいけませんが、本馬については、その後G1にどうチャレンジしていくかに注目したいですし、それだけの力があると考えています。
勝手に期待を膨らませてしまって&気が早い話で恐縮ですが、来年はパンサラッサが種牡馬入りをしているはずで、そうなると名実ともにバスラットレオンが大将格になるワケで…。芝でもダートでも、中央でも地方でも、国内でも海外でも力を出せる超オールラウンダーとして、これからも益々頑張って欲しいと思いますm(_ _)m
【2023/3/25メイダン ゴドルフィンマイルでのバスラットレオン:公式HPより】