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ロバート・マリガン監督『おもいでの夏』

2008-03-29 06:44:33 | ノンジャンル
 今日の朝日新聞の朝刊の別冊で、晩年の団鬼六と愛人さくらの物語りが載っていました。ちょっと感動ものです。興味のある方、オススメです。

 さて、WOWOWでロバート・マリガン監督の'71年作品「おもいでの夏」を見ました。
 1942年のニューイングランドの島。思春期を迎えた主人公(ゲイリー・グライムズ)は仲間とセックスに興味津々ですが、近くの家に新婚の夫婦が引越して来ます。主人公は美しく若い妻(ジェニファー・オニール)に惹かれます。しばらくすると夫は兵役に取られ、妻はひとり残されます。ショッピングセンターで荷物を持ってあげたことで2人は親しくなり、主人公は度々妻の家を訪れ、家事を手伝ったりします。そしてある晩。訪ねて行くと、明かりはついているのに、彼女の姿が見られません。机の上には夫の戦死を知らせる書類が置いてありました。しばらくして泣き濡れて現れた彼女。彼女は無言でレコードをかけ、主人公の肩に頭を乗せ、音楽に合わせて踊ります。彼女は主人公にキスすると、主人公の手を引いて寝室に行き、服を脱ぎ、2人は全裸で抱き合います。その翌日に主人公が彼女の家に行くとドアに別れの手紙が貼ってあり、昨日のことは将来分かるようになるでしょう、と書いてありました。主人公はこの時大人への一歩を踏み出したのでした。

 10代の頃に1度見て以来、久しぶりに見ました。一度目に見た時で記憶に残っているのは、ジェニファー・オニールがパンティーを立ったまま降ろすところをバックから撮ったシーンだけでした。今回見ると、カメラはパンティーとともに下に移動し、裸のヒップは見えないように撮っていました。このことからも分かるように、とにかくジェニファー・オニールの美しさが際立った映画です。今見てもその印象は変わりません。そして哀調を帯びた音楽の素晴らしさ。米アカデミー賞音楽賞を取っているということでしたが、作曲者は何とミッシェル・ルグランでした。素晴らしさも納得です。ジェニファー・オニールは大した代表作もなく消えて行ってしまいましたが、今どうしているのでしょう。幸せな人生を送っていてほしいと思う私なのでした。