大林宣彦監督の1981年作品『ねらわれた学園』をWOWOWシネマで観ました。
サイト「MIHOシネマ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「第一学園は由緒ある進学校のため、教師を始め校長先生はクラブ活動を廃止して、生徒達が勉学に専念できるようにしようとしていた。剣道の顧問であり体育の教師である山形先生は、その考えに納得がいかず不満を抱いていた。
新学期を迎え浮かれている生徒達に、須田先生は授業を始める前に苦言を呈した。須田先生が受け持つクラスには学年間トップの成績を収めた生徒がいたのだが、5人程成績が著しく悪い生徒がいたためにクラス平均では最低となってしまったのだ。トップの成績を収めたのは三田村由香(薬師丸ひろ子)だった。生徒の有川正一(手塚真)は自分がトップではなかったことに納得ができず、その理由を須田先生に尋ねた。それは、体育の成績が悪かったからだった。有川は受験に関係のない体育が悪くても構わないと、安堵した。
各部色んな催し物をしながら、新入部員の勧誘を行った。剣道部員の関耕児も頑張るが、入部してくれたのは1人だけだった。三田村は落ち込む耕児を慰めながら下校した。その時、子供が道路に飛び出し、ダンプカーに轢かれそうになっている場面に遭遇する。三田村は必死に“戻りなさい”と言葉を掛けた。すると、まるで時間が巻き戻っているかのように、ダンプカーと子供が後退した。三田村は自分が願った通りにダンプカーと子供が動いたのを見て気味が悪くなり、耕児の心配する声を無視して急いで帰宅した。
関熊吉は帰って来た息子に剣道を辞めろと叱った。成績が悪かったことで、学校から呼び出しを受けたのだ。だが、耕児は実家の酒屋を継ぐから成績が悪くても構わないと、気にした様子もなかった。熊吉や祖母はそんな耕児の将来を心配した。すると、店員の広志が、三田村なら耕児の家庭教師をしてくれるかもしれないと話し始めた。熊吉や祖母はそんな広志の言葉に納得し、盛り上がり始めた。耕児は勝手に話を進める父達の様子を嘆き、三田村に電話して家庭教師の話がきても断ってくれと頼んだ。
三田村は家庭教師を引き受けるが、こっそり耕児を窓から逃がし剣道の練習に行かせた。耕児は急いで学校に向かうが、遅刻してしまったため、山形先生から叱られてしまう。一方、三田村はマネキンに耕児の服を着せて勉強しているように見せかけ、耕児の家族にばれないようにしていた。練習後、耕児は帰宅するが、着替えている途中で部屋に父が来てしまい、三田村を襲っていたと誤解を受けて殴り掛かられる。
高校剣道対抗試合当日。三田村は友人達と共に、第一学園剣道部を応援していた。だが、相手高校の次鋒相手に、第一学園の先鋒・次鋒・中堅・副将が負けてしまい、残すは大将である耕児だけとなってしまう。三田村は耕児が勝つように、必死に神に祈りを捧げた。すると、関は次々と相手を倒していき、優勝した。皆が優勝を喜ぶ中、三田村は自分の不思議な力が恐ろしくなり、顔を強張らせた。その姿を、1人の男性(星の魔王子)(峰岸徹)が見ていた。
三田村は試合のときに見かけた男性(星の魔王子)に声をかけられ、不思議な力に引っ張られながら車へと乗り込んだ。男性は三田村が不思議な力によって、耕児を勝たせたことを知っていた。三田村がそのことに驚いていると、男性は世界を支配するために手を組もうと話を持ち掛けてきた。三田村はその男性のことをずっと前から知っているかのような気がしたが、即決できず、考えさせて欲しいと頼んだ。
三田村は不思議な力のことを耕児に相談するが、信じては貰えなかった。ただ、三田村の中で、漠然とした不安が渦巻いていた。そんな時、覗きをしている小学生達を、不思議な力で懲らしめている女子高生を見かける。その女性高生は高見沢みちると言い、北海道からの転校生として三田村のクラスにやって来た。
クジ引きで学級委員を決めることになるが、高見沢は生徒会役員に立候補するので辞退を申し出た。さらに、高見沢は有川を支持することを表明した。生徒達は勝手なことばかり言う高見沢に不満を抱く。投票した結果、三田村が学級委員になった。三田村は自分に学級委員が務まるか不安を抱くが、クラスメイト達に励まされる。一方、高見沢は三田村に惨敗した有川を叱った。2人は同じ塾に通っており、有川だけでは学園を手中に収められないからと、高見沢が派遣されて来たのだ。高見沢は三田村に対抗心を燃やした。
(明日へ続きます……)
サイト「MIHOシネマ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「第一学園は由緒ある進学校のため、教師を始め校長先生はクラブ活動を廃止して、生徒達が勉学に専念できるようにしようとしていた。剣道の顧問であり体育の教師である山形先生は、その考えに納得がいかず不満を抱いていた。
新学期を迎え浮かれている生徒達に、須田先生は授業を始める前に苦言を呈した。須田先生が受け持つクラスには学年間トップの成績を収めた生徒がいたのだが、5人程成績が著しく悪い生徒がいたためにクラス平均では最低となってしまったのだ。トップの成績を収めたのは三田村由香(薬師丸ひろ子)だった。生徒の有川正一(手塚真)は自分がトップではなかったことに納得ができず、その理由を須田先生に尋ねた。それは、体育の成績が悪かったからだった。有川は受験に関係のない体育が悪くても構わないと、安堵した。
各部色んな催し物をしながら、新入部員の勧誘を行った。剣道部員の関耕児も頑張るが、入部してくれたのは1人だけだった。三田村は落ち込む耕児を慰めながら下校した。その時、子供が道路に飛び出し、ダンプカーに轢かれそうになっている場面に遭遇する。三田村は必死に“戻りなさい”と言葉を掛けた。すると、まるで時間が巻き戻っているかのように、ダンプカーと子供が後退した。三田村は自分が願った通りにダンプカーと子供が動いたのを見て気味が悪くなり、耕児の心配する声を無視して急いで帰宅した。
関熊吉は帰って来た息子に剣道を辞めろと叱った。成績が悪かったことで、学校から呼び出しを受けたのだ。だが、耕児は実家の酒屋を継ぐから成績が悪くても構わないと、気にした様子もなかった。熊吉や祖母はそんな耕児の将来を心配した。すると、店員の広志が、三田村なら耕児の家庭教師をしてくれるかもしれないと話し始めた。熊吉や祖母はそんな広志の言葉に納得し、盛り上がり始めた。耕児は勝手に話を進める父達の様子を嘆き、三田村に電話して家庭教師の話がきても断ってくれと頼んだ。
三田村は家庭教師を引き受けるが、こっそり耕児を窓から逃がし剣道の練習に行かせた。耕児は急いで学校に向かうが、遅刻してしまったため、山形先生から叱られてしまう。一方、三田村はマネキンに耕児の服を着せて勉強しているように見せかけ、耕児の家族にばれないようにしていた。練習後、耕児は帰宅するが、着替えている途中で部屋に父が来てしまい、三田村を襲っていたと誤解を受けて殴り掛かられる。
高校剣道対抗試合当日。三田村は友人達と共に、第一学園剣道部を応援していた。だが、相手高校の次鋒相手に、第一学園の先鋒・次鋒・中堅・副将が負けてしまい、残すは大将である耕児だけとなってしまう。三田村は耕児が勝つように、必死に神に祈りを捧げた。すると、関は次々と相手を倒していき、優勝した。皆が優勝を喜ぶ中、三田村は自分の不思議な力が恐ろしくなり、顔を強張らせた。その姿を、1人の男性(星の魔王子)(峰岸徹)が見ていた。
三田村は試合のときに見かけた男性(星の魔王子)に声をかけられ、不思議な力に引っ張られながら車へと乗り込んだ。男性は三田村が不思議な力によって、耕児を勝たせたことを知っていた。三田村がそのことに驚いていると、男性は世界を支配するために手を組もうと話を持ち掛けてきた。三田村はその男性のことをずっと前から知っているかのような気がしたが、即決できず、考えさせて欲しいと頼んだ。
三田村は不思議な力のことを耕児に相談するが、信じては貰えなかった。ただ、三田村の中で、漠然とした不安が渦巻いていた。そんな時、覗きをしている小学生達を、不思議な力で懲らしめている女子高生を見かける。その女性高生は高見沢みちると言い、北海道からの転校生として三田村のクラスにやって来た。
クジ引きで学級委員を決めることになるが、高見沢は生徒会役員に立候補するので辞退を申し出た。さらに、高見沢は有川を支持することを表明した。生徒達は勝手なことばかり言う高見沢に不満を抱く。投票した結果、三田村が学級委員になった。三田村は自分に学級委員が務まるか不安を抱くが、クラスメイト達に励まされる。一方、高見沢は三田村に惨敗した有川を叱った。2人は同じ塾に通っており、有川だけでは学園を手中に収められないからと、高見沢が派遣されて来たのだ。高見沢は三田村に対抗心を燃やした。
(明日へ続きます……)