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鶴田法男監督『悪霊怪談 呪われた美女たち』

2009-12-13 10:02:00 | ノンジャンル
 本「恐怖の対談」の中で高橋洋くんが言及していた、鶴田法男監督の'96年作品「悪霊怪談 呪われた美女たち」をビデオで見ました。
 ギリギリガールズのテレビ局での控え室。美佳はメイク係をしていた時、ディレクターに紹介された男に廃墟に連れていかれ、そこで死んでいる女にメイクさせられ、逃げようとして男に追いつめられた時に甦った女が男を襲い廃墟の奥に引っ張って行くのを見た話をします。留美は連続殺人をした吸血魔のレポーターをしていた時、寺に残されていた吸血魔の牙を盗んで吸血魔になり自分を襲ってきたディレクターの話をします。まりはレコーディング・スタジオでバイトをしていた時、霊に異次元の世界に吸い込まれそうになった話をします。みすずは編集の仕事をしていた時、背景に写っている赤い服の女がテープを繰り返し再生するごとにこちらに近づいてくるのに気付き、ついにはのっぺらぼうの女に襲いかかられた話をします。そこへ呼び出しの放送が流れますが、スタジオ入りする直前に4人とも共通の赤い宝石を使ったアクセサリーを身に付けていることに気付きます。そして入ったスタジオは異次元の世界で、中央には無気味な肉の固まりが息づいています。赤い服の女に肉体を乗っ取られていたみすずは、率先してアクセサリーで自分を傷つけて血をそれに与え、他のメンバーにも続くように言いますが、美佳は寸でのところで正気に戻り、3人のアクセサリーを肉に刺して他のメンバーを連れて部屋を脱出します。そして現実の世界に戻った4人は本番の収録に向かうのでした。
 みすずのエピソードは明らかに「リング」の先取りで、まりの異次元へと向かうシーンのサイケデリックな画面も面白いものでした。一見の価値はあると思います。恐怖映画好きの方以外にもオススメです。

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