朝日新聞で紹介されていた、原田曜平さんの'14年作品『ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体』を読みました。
「序章」の部分から一部引用させていただくと、「マイルドになった今のヤンキーは、大きく二つのタイプに分かれます。
一つは、私が『残存ヤンキー』と呼んでいる人たち。要は昔のままの姿で今も残っているヤンキーで、現在は絶滅危惧種になっている人たちです。
『昔のまま』とは言ったものの、先ほど述べたように、中身は大変マイルドになっている人が大多数であり、見た目も昔のヤンキーと比べるとおとなしく、むしろオシャレになっています。
昔のヤンキーの象徴がリーゼントとボンタンだとすると、今のヤンキーの象徴はEXILEのようなファッションスタイルです。雑誌『SOUL Japan(ソウルジャパン)』(ミリオン出版)のような悪羅悪羅したビジュアルと言えばわかりやすいかもしれません。
もう一つは、私が『地元族』と名づけている人たちです。
彼らのなかには、おそらく昔であればヤンキーのカテゴリーに入っていた人も多かったように思いますが、今では見た目がまったくヤンキーではなくなっています。人間関係が狭く、中学校時代などの少人数の地元友達とつるむ、といった点は昔のヤンキーと同じですが、ぱっと見では、今どきの普通の若者と大差がありません。地元のファミレスや居酒屋や仲間の家でダラダラ過ごすのが大好きです。しかし、内心ではEXILEの放つ多少のヤンキー性には憧れを持っていたりするのです。
ここで言う地元とは、生まれ育った地域のことです。県単位・市単位のように広いエリアではなく、5km四方の小中学校の学区程度を想像してください。もちろん、東京で生まれ育った人にも、家から5km四方や、最寄りの駅の周辺を指す地元はありますので、地元=地方とは限りません。
なお、活動範囲が5km四方の地元であるという点は、残存ヤンキーにも共通している性質です。(中略)
本書では、残存ヤンキーと地元族で構成されるマイルドヤンキーたちが、どんな金銭感覚を持っていて、どんな消費行動をとっているのか、ということを明らかにしていきます。(中略)
この本の作成にあたっては、135名のマイルドヤンキーの若者たちへの調査をもとにしました。今回調査した社会人としての若手の、あるいはまもなく社会人デビューするマイルドヤンキーたちは、間違いなく、これからの日本社会における有力な消費者となっていくでしょう。彼らの価値観・結婚観・家族観・人生観が、今後、長きにわたる消費のメインストリームとなり、新しいヒット商品やサービスを生み出していくであろうと私は予測しています。
若者たちが消費をしなくなり、なかなか自社商品が若者たちの間でヒットしないと悩んでいる企業も多いと思います。ぜひ、この本をお読みいただき、自社商品を若者たちにヒットさせるヒントを読みとっていただければ幸いです」
この後、全200ページ超のうち42ページまで読み進めて、その後を読むことを断念しました。内容に全く興味が持てなかったからです。ヤンキーや消費について興味のある方は、面白く読めるかもしれません。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
「序章」の部分から一部引用させていただくと、「マイルドになった今のヤンキーは、大きく二つのタイプに分かれます。
一つは、私が『残存ヤンキー』と呼んでいる人たち。要は昔のままの姿で今も残っているヤンキーで、現在は絶滅危惧種になっている人たちです。
『昔のまま』とは言ったものの、先ほど述べたように、中身は大変マイルドになっている人が大多数であり、見た目も昔のヤンキーと比べるとおとなしく、むしろオシャレになっています。
昔のヤンキーの象徴がリーゼントとボンタンだとすると、今のヤンキーの象徴はEXILEのようなファッションスタイルです。雑誌『SOUL Japan(ソウルジャパン)』(ミリオン出版)のような悪羅悪羅したビジュアルと言えばわかりやすいかもしれません。
もう一つは、私が『地元族』と名づけている人たちです。
彼らのなかには、おそらく昔であればヤンキーのカテゴリーに入っていた人も多かったように思いますが、今では見た目がまったくヤンキーではなくなっています。人間関係が狭く、中学校時代などの少人数の地元友達とつるむ、といった点は昔のヤンキーと同じですが、ぱっと見では、今どきの普通の若者と大差がありません。地元のファミレスや居酒屋や仲間の家でダラダラ過ごすのが大好きです。しかし、内心ではEXILEの放つ多少のヤンキー性には憧れを持っていたりするのです。
ここで言う地元とは、生まれ育った地域のことです。県単位・市単位のように広いエリアではなく、5km四方の小中学校の学区程度を想像してください。もちろん、東京で生まれ育った人にも、家から5km四方や、最寄りの駅の周辺を指す地元はありますので、地元=地方とは限りません。
なお、活動範囲が5km四方の地元であるという点は、残存ヤンキーにも共通している性質です。(中略)
本書では、残存ヤンキーと地元族で構成されるマイルドヤンキーたちが、どんな金銭感覚を持っていて、どんな消費行動をとっているのか、ということを明らかにしていきます。(中略)
この本の作成にあたっては、135名のマイルドヤンキーの若者たちへの調査をもとにしました。今回調査した社会人としての若手の、あるいはまもなく社会人デビューするマイルドヤンキーたちは、間違いなく、これからの日本社会における有力な消費者となっていくでしょう。彼らの価値観・結婚観・家族観・人生観が、今後、長きにわたる消費のメインストリームとなり、新しいヒット商品やサービスを生み出していくであろうと私は予測しています。
若者たちが消費をしなくなり、なかなか自社商品が若者たちの間でヒットしないと悩んでいる企業も多いと思います。ぜひ、この本をお読みいただき、自社商品を若者たちにヒットさせるヒントを読みとっていただければ幸いです」
この後、全200ページ超のうち42ページまで読み進めて、その後を読むことを断念しました。内容に全く興味が持てなかったからです。ヤンキーや消費について興味のある方は、面白く読めるかもしれません。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
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