阪本順治監督の'10年作品『座頭市 THE LAST』をスカパーの日本映画専門チャンネルで見ました。
竹林の中を逃げる市(香取慎吾)。傷つきながらもやくざらを返り討ちした市に、恋人(石原さとみ)が駆け寄りますが、功を狙って市を襲った絵師は間違ってその恋人を殺してしまい、逃げ出します。市は傷心のまま故郷に帰りますが、そこは既に廃墟となっていて、行き倒れると、馴染みの竜二(反町隆史)に助けられます。海の見える村で百姓をするのが夢だった市は、半農半漁の竜二の村に居着き、その夢を叶え、今ではその村を守るやくざの島地の代貸の女房になっているお豊(工藤夕貴)とも再会しますが、やくざの天道(仲代達矢)は村の港を拡張してロシアの船を迎える準備を始め、力ずくで島地に村から手を引くように仕掛けます。天道組のあまりの暴虐ぶりに怒った村びとの弥助は、天道組に殴り掛かって捕えられ、竜二と市は天道組の賭場へと乗り込み、弥助を助け出しますが、村は天道組に焼き討ちされ、弥助も殺されます。お豊は天童組の者の慰みものにされ、帰って来た夫はお豊に謝りますが、お豊は大丈夫だと夫を慰めると、夫は仇を討ちに行き、逆に殺され、島地も殺されます。竜二は村人たちに全てを委せてくれと頼み、もうすぐやって来る役人に嘆願書を渡してくれと市に頼み、その後、市が辿るであろう道を天道組に教え、自分もまた嘆願書を持って別の道へと出発します。市はやがて天道組の追手に追い付かれますが、その道は崖へと続く行き止まりで、市はそこで追手と死闘を演じます。天道組の一部に動きを察知された竜二もやはり追い詰められ、やがてやって来た役人の目の前に、市と竜二と天道組の一味が雪崩れ込みます。市は役人に嘆願書を差し出しますが、それは白紙でした。市は捕えられますが、竜二がすぐに本物の嘆願書を差し出すと、これまでと思った天道組は役人もろとも竜二を斬り捨てます。混乱の中、縄を逃れた市に竜二は騙したことを謝りながら死に、市は後に1人残されます。市は自分を付け狙っていた武士を殺し、天道をも殺しますが、天道の息子であった絵師にとどめを刺され、恋人に海に誘われる幻影を見ながら、浜辺で息絶えるのでした。
随所に見られるワンシーンワンカットや俯瞰撮影もそうですが、闇や影の異様な黒が特に目につきました。見事な村のセットや、仲代達矢を始めとする芸達者な役者の数々など見どころ満載です。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/^m-goto)
竹林の中を逃げる市(香取慎吾)。傷つきながらもやくざらを返り討ちした市に、恋人(石原さとみ)が駆け寄りますが、功を狙って市を襲った絵師は間違ってその恋人を殺してしまい、逃げ出します。市は傷心のまま故郷に帰りますが、そこは既に廃墟となっていて、行き倒れると、馴染みの竜二(反町隆史)に助けられます。海の見える村で百姓をするのが夢だった市は、半農半漁の竜二の村に居着き、その夢を叶え、今ではその村を守るやくざの島地の代貸の女房になっているお豊(工藤夕貴)とも再会しますが、やくざの天道(仲代達矢)は村の港を拡張してロシアの船を迎える準備を始め、力ずくで島地に村から手を引くように仕掛けます。天道組のあまりの暴虐ぶりに怒った村びとの弥助は、天道組に殴り掛かって捕えられ、竜二と市は天道組の賭場へと乗り込み、弥助を助け出しますが、村は天道組に焼き討ちされ、弥助も殺されます。お豊は天童組の者の慰みものにされ、帰って来た夫はお豊に謝りますが、お豊は大丈夫だと夫を慰めると、夫は仇を討ちに行き、逆に殺され、島地も殺されます。竜二は村人たちに全てを委せてくれと頼み、もうすぐやって来る役人に嘆願書を渡してくれと市に頼み、その後、市が辿るであろう道を天道組に教え、自分もまた嘆願書を持って別の道へと出発します。市はやがて天道組の追手に追い付かれますが、その道は崖へと続く行き止まりで、市はそこで追手と死闘を演じます。天道組の一部に動きを察知された竜二もやはり追い詰められ、やがてやって来た役人の目の前に、市と竜二と天道組の一味が雪崩れ込みます。市は役人に嘆願書を差し出しますが、それは白紙でした。市は捕えられますが、竜二がすぐに本物の嘆願書を差し出すと、これまでと思った天道組は役人もろとも竜二を斬り捨てます。混乱の中、縄を逃れた市に竜二は騙したことを謝りながら死に、市は後に1人残されます。市は自分を付け狙っていた武士を殺し、天道をも殺しますが、天道の息子であった絵師にとどめを刺され、恋人に海に誘われる幻影を見ながら、浜辺で息絶えるのでした。
随所に見られるワンシーンワンカットや俯瞰撮影もそうですが、闇や影の異様な黒が特に目につきました。見事な村のセットや、仲代達矢を始めとする芸達者な役者の数々など見どころ満載です。
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