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山田火砂子監督『母 小林多喜二の母の物語』

2022-10-14 10:21:28 | 日記
 山田火砂子監督・エグゼクティブプロデューサー・共同脚本の2017年作品『母 小林多喜二の母の物語』をDVDで観ました。
 パンフレットの「Story」に一部加筆修正させていただくと、
「秋田県釈迦内村、小作農と小さなそば屋で生計を立てる貧しい娘にセキ(寺島しのぶ)は生まれた。高額の地代のため、貧しい脳かの娘たちは身売りするより仕方がない。セキの友達も売られていった。
 学校へ行きたくても、男の行くところだと親は相手にしない。15歳で小林の家に嫁いだセキと夫末松の次男が、「蟹工船」等のプロレタリア小説を書き残し、昭和8年2月20日に牢獄で拷問死した作家、小林多喜二である。
セキは優しい母親でもあった。自分は字もろくに書けなかったが、海のように広い心で子供たちを愛し育てていく。当時の銀行は高給で一生涯楽に暮らせる程であった。しかし多喜二は貧しい人の味方になって小説を書くという信念を貫き通す。「武器を作るお金で皆に白い米のご飯を!」と命掛けて反戦を訴えていく。
 セキは息子の多喜二を信じ続けた。「多喜二のすること信用しねで、誰のすること信用するって」しかし危険分子とみなされた多喜二はついに国家権力の手によって殺されてしまう。「多喜二! もう一度立って見せぬか! 皆のためにもう一度立って見せねか!」
 多喜二の死を受け入れられず苦しむセキ。長女チマの誘いで教会を訪れたセキは、イエス・キリストの死の話を聞き、何も悪い事をしていないのに殺されたイエスと多喜二の姿を重ね合わせ、思いを巡らすのだった。」

 ここでもフェイドイン、フェイドアウトが多用されていました。


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