おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

ドッカンドッカン

2012年06月19日 | 日記・エッセイ・コラム
車を走らせながら、助手席に話し掛ける
 
会話が途切れないようにしていても、
そこには突然、空白の時間が差し込まれる
 
(さて、次のお題は・・・・)
 
ネタを繰りながら視線を移す
 
“井戸工事”
 
看板が目に入る
 
あれは
 
“井戸の工事”をする会社なのか、それとも
“工事を生業とする”井戸さんの会社なのか?
 
ふふっ、どっちだろう?一人勝手に
妄想が浮かぶ
 
「どっちだろうね?」
 
唐突に吐き出された言葉に、隣から「?」声なき声で聞き返される
 
そりゃそうだ
 
突然でわからないだろう
僕は改めて、さっきの看板のことを
説明するが、その説明にも 
 
「?」
 
の意思表示・・・・・
 
そうだ
 
同じ方向を向いているからと言って、
同じモノを見ているとは、限らないのだ
 
昨年の7月から流行に乗り遅れることなく
Facebook を始めた
友達の輪が友達を呼び、今では友達が50人を越えた
 
いつの頃からか、女性も増えてきた
 
自分の中のポリシーとしては、
実際に出会った人にしかリクエストをしないように
している
勿論、僕に興味を持ってもらった人からのリクエストには
応えるようにしている
 
最近では、いろんなシーンで
女性陣との交流も増え、FBでの交流も
同時に増えてきたわけ
 
こう見えて、僕は律儀であり、マメなタイプなのです
 
FBのアカウント開設以来、
コメントを書き込んでもらえれば、それにリポし、
誰かがアップしていれば、それに対して
コメント欄にレスを残す
 
コメント欄には、細心の注意を払って、
気の利いた、遊び心を持った言葉を
チョイスしている
 
自分では、結構“決まったぁ!”とジコマンすることも
多々あるのだが・・・・
 
どうも、女性には、通じないことが多いような
気がする
ほとんどの場合が、お笑いタレントのギャグを
もじったような語呂を書き綴るのだが、
気がついてもらえないときもある
 
(男相手なら、ドッカンドッカンなのになぁ!) 
 
自分の才能を棚に上げ、
受け入れられない事を軽くみがちだが、
そもそも、一世を風靡した著名なギャグならいざ知らず、
僕のチョイスは、一味ひねった
 
“知る人ぞ知る”
 
マニアックネタが、大半だ
 
看板と同じ
 
自分が知っているからと言って、
そのギャグを誰もが知っているとは
限らない
 
でも
 
男相手だと、受けるんだけどな
 
たぶん・・・・
 
 
 
 
 



やったぁー!

2012年06月18日 | 日記・エッセイ・コラム
疲れた身体を原付で運んだ
 
行き先は老舗のスーパー
 
最近では大型チェーン店が幅を利かせているが、
昔から地域に根ざした店にも、
大手にはない品揃えがある
 
素朴なたたずまいと、細かなサービスを求めて
原付を走らせる
 
目的は夕食のレシピ
 
カレーライスにしようかと迷ったが、
少し時間が遅かったんで、出来合いの惣菜に
決めて店内に入った
 
腹が減った状態で店内をうろつくのは危険だ
 
脇目も振らず、一気に目的地へ直行
ちょうど“半額”シールの貼付作業中だったので、
マダムたちと店員の作業を見守った
 
そんな時だった
 
おじいさんに連れられた、3~4歳ぐらいの
女の子が視界に入ってきた
おじいさんに急かされ、何かを店員に聞きたそうに
していたが、
あと少し、勇気が足りないみたいだ
 
その様子に気づいた店員が声をかけた 
 
彼女の替わって、おじいさんが聞いた
 
「ケーキはどこに売ってますか?」
 
はて?どこだろう
 
ちょうど目の前にパンのコーナーがあったが、
そこには、ケーキらしきものはない
鮮魚担当なのだろうか?
いつも見る店員さんではあるが、ケーキのコーナーが
思い出せないらしく
 
「うちに、ケーキあったか?」
 
独り言のように、声を出した
それを聞いたレジのおばちゃんが
 
「野菜の並びにあります!」
 
助け舟を出した
 
それを聞いて、あぁ!そう言えばあったね!と
そのワンコーナーの存在を思い出したが
さて、そこにケーキと呼べるものはあっただろうか?
 
一瞬のうちに、さまざまな気持ちが胸の中で揺れ動いたが
 
 
「やったぁー!」
  
 
僕の表情が緩んだのは、間違いがないとしても、
その声が聞こえたとき、店内の誰もが少し
微笑んだような気がした
 
それはシュークリームのようだった
いや、少し違ったのかも知れないが、
僕を含めた、誰もが想像した
 
“ケーキ”
 
ではなかったと思う
 
しかし、その小さな手に包まれた洋菓子は
彼女にとって、探し求めたものだったのだろう
 
彼女はレジで支払うまでの間に
その菓子を三度落とした
その度にクリームが傾き、容器が真っ白になった
 
それでも、
おじいさんの顔を見上げる顔は笑顔のまま
 
はい!
 
レジのおばちゃんが清算を終えて、
その洋菓子を渡すと
 
「ありがとう!」
 
彼女の声が聞こえた
 
もう一度
店内が明るくなったような気がした
 
 
 




戦果報告であります

2012年06月17日 | 日記・エッセイ・コラム
行ってきました
 
ねるとんパーティー
 
って、呼び方、古いですか?
 
今風に言うと、カップリングパーティでしょうか
それに行ってきました
 
常日頃、僕のことを心配してくれる友人がいまして、
彼が、今回のパーティを見つけてきました
 
「どうです?」
 
のお誘いに、甘えて参加してきた次第です
 
結果は改めてここで書くことはありません
 
極めて残念な結果に終わりました
酒でも飲みたい気分でしたが、
ダイエットを始めた身としては自粛しました
 
今回、13対13のパーティで、
いわゆる

“メリーゴーランド”
 
形式で会話を進めます
持ち時間は3分
1分のインターバルを挟んで、隣の席に移動し、
次の女性とトークをします
ボクシングみたいです
時間もそうですけど、手数を出さないと
話になりません
しかも、こっちが出すよりは
相手に打ってもらうようにしないと・・・・
 
一巡したところで、軽食が出てきました
 
(さて、この後のフリータイムは・・・・)
 
サンドウィッチを頬張りながら、あれやこれやと
作戦を練っていると、なんと、メリーゴーランド2周目に
突入!
 
「はじめまして!」
 
の挨拶が通じないので、
 
「にどめまして!」
 
で、お茶を濁しながらのトーク
 
そして、いよいよ告白タイム
今回は、それぞれ三枚のカードに
気に入った相手の番号を記し、それを集計して
意中の相手に渡す形式
 
ここで少し悩む
 
タイプの女性にカードを渡すか?
それとも、僕を選んでくれそうな女性に渡すか?
 
なんと傲慢な考え方!
自分でも書いていてそう思いました
 
「久太郎さんは選り好みし過ぎるんですよ!」
 
と、言ってくれる友人がいます
確かに、否定できない点もあるにはありますが
そう言ってくれる友人の奥さんたちは、
いい人ばかりで、
その忠告を素直に聞けないのも、また確かです
 
そんなこんな思惑を胸に抱きながら
意中の番号と、自分のアドレスを書き込み
集計ボックスに投げ込みましたが・・・・
 
結果は、1枚も貰えず撃沈です
 
(彼女は俺に・・・・)
 
結構会話が弾んでいたはずの人からも
なかったです
 
さぁ、次です次ぃ!
 
W氏、合コン頼んますよぉぉぉぉ!
 
120617_221550_m





ぴったり!

2012年06月15日 | 日記・エッセイ・コラム
たとえば
 
超人気の飲食店
いつも満員の店に、思いつきで車を
走らせる
 
駐車場に到着したとき、ちょうど
一台の車が出るところで、
その空いたスペースに滑り込む
 
店に入ると、一組がお会計を済ませたあとで、
テーブルの片付けも終わり、
まったく待つことなく、席を案内される
 
たとえば 
 
弟が久々の帰郷
大阪駅から路線バスでの帰宅をチョイス
出発時間をメールでもらい、
逐次、通過地点の連絡ももらう
 
おもむろに車を発信させる
 
目的地・バス停の最寄の交差点
赤信号で止まっていると、
お目当てのバスが静かに到着する
 
重い足取りの乗客が降りてくる
最後尾に弟の姿を発見
それと同時に目の前の信号が青に変わった
 
出ていくバスと入れ替わるように、
僕の車が弟の前に
 
助手席に彼を乗せた僕の愛車が、
バスを追いかけるように、
静かに発信する
 
どうだろう
 
この一切の無駄のないストーリー
 
ほれぼれする
 
たとえば
 
映画館
 
家からの片道は約1時間
逆算して、家から出発
映画館の駐車場に車を止め、
エスカレーターで三階へ
 
目当てのチケットを並ぶことなく買い、
ポップコーンと、ウーロン茶を
それぞれSサイズで購入し、
上映スクリーンの扉へ向かい
指定席に腰を下ろすと、予告編が流れ出す
 
どうだろう
 
この無駄の無い行動
 
常々、こうありたいと思っている
そして、それを念頭に置きながら行動している
 
今日、馬鹿会のフィクサーであるユキちゃんから
飲み会のお誘いをいただいた
 
近くの中華料理屋
 
彼の家と店を結ぶ線上に僕の家がある
出発の時間をメールで教えてもらう
 
逆算する
 
身支度をする
水を飲む
トレイに入る
傘の準備をする
一度、忘れ物はないか?とチェックして
外へでた
 
ちょうど、ユキちゃんが目の前を通り過ぎる瞬間だった
 
こんなに気持ちのいいタイミングはない
 
「見てたみたいに、ピッタリやったなぁ!」
 
興奮していたのは、僕一人で、
ユキちゃんはそのまま歩きつづけた
 
 
 
 



短髪が似合う季節

2012年06月14日 | 日記・エッセイ・コラム
人間なんて勝手なものですね
 
いや、大きな事を言ってるんじゃなくて、
今日の天気ですよ、天気
 
暑かったですね
 
夏ですよね!夏
 
で、思うわけです
 
『冬が恋しい』
 
自分で思いながら、つくづく勝手だと思いました
 
確か、木枯らしに震えてた真冬の作業場では
夏の日差しを待望していたはずです
照りつける太陽を欲していたはずです
 
それが、わずか半年で、気持ちが入れ替わって、
うだる暑さに、あの北風を恋しがるとは・・・・
 
エアコンを入れるべきかどうか
迷いました
 
節電の年
 
今年はそう言い聞かせています
言い聞かせる?ってのは、変な理屈ですかね
どうであれ、今後は節電てのが
キーワードになってくると思います
 
それに備えて、自分でも準備が必要だろうと思い
今年はその手掛かりの年にしたいと
企んでいるわけです
 
しかし 
 
医者からもダイエットを推奨されている身としては
暑い日は、暑い
ではどうやって、涼を得るのか
 
窓を開けるしかありません
 
作業場の構造上の問題で、
親父殿が燻らせる紫煙が
我が作業部屋へ入ってきます
 
その換気のためにも窓を開け放っていますが、
原稿や書類等の紙があるんで、
全開には出来ません
 
紫煙のためなら、うっすら開けていても
事足りることですけど、
暑さを緩和するためには、
この程度の開放では、無駄です
 
そうは言っても背に腹は変えられないわけで、
開けて、仕事をしました
 
風にゆれるブラインド
 
西日がブラインドで踊らされて、
視界の片隅で揺らぎます
 
そのたびに
 
(ん?電話) 
 
マナーモードにもしてないはずの携帯が
気になって、作業の手を止めます
 
ちらちらゆれる木漏れ日が気になってしまう
 
窓の外は緑あふれる山が眼前へと迫っている
ゆらぐアスファルトを眺め、
ため息をつく
 
あぁ、寒さに震え、
ストーブを囲んでいたあの日が懐かしい
 
身勝手だと思いながら、
こんな事なら一気に夏になってくれ!と、
井戸水を頭からかぶった
 
短髪はこういう時に、いい