計画していた月山縦走は、長雨のため、2週続けて延期となった。加えて、18歳を迎えた藤井棋聖が、竜王戦でベテラン丸山9段に、黒星をつけられた。コロナの感染拡大は、ますます日本中へ広がりを見せ、終息の気配が見えない。すっかり気分が暗くなってしまう。こんなことで、いいのだろうか。こんな心を慰めてくれるのは、先人の残した言葉の数々。
まあ、茶でも一口すすろうではないか。明るい午後の日は
竹林にはえ、泉水はうれしげな音を立て、松籟はわが茶釜
に聞こえている。はかないことを夢に見て、美しいとりとめ
のないことをあれやこれやと考えようではないか。
(岡倉天心『茶の本』)
気を取り直して散歩に出る。いつも歩く親水公園の辺にリアトリスの花が咲きはじめていた。初めて知る花だ。原産地は北米、日本には大正の頃に渡来した。和名は
キリンギク、ユリアザミ。知らないのは自分だけで、遠い昔から日本で親しまれてきた花であるらしい。
もう一つの慰めは、畑で採れる夏野菜だ。雨は夏の野菜を美味しくしてくれる効用がある。鼠にやられて植え直したキュウリが採れ始めた。成長過程のまだ小さめのキュウリが味噌をつけても、ぬか味噌も絶品だ。トマトが色づきはじめた。自分で作ったからかもしれないが、朝どりの野菜たちが元気をくれる。モロヘイヤが、やっと収穫できるようになった。これも、茹でたものをとトロロ状に叩いて食べたが、これも病みつきになる。今年はオクラに、ピーマン、万願寺ナンバンが豊作。市役所で始めて健康づくりアプリ「すくすく」に野菜を食べるという項目があり、これを報告すると
ポイントがもらえる。暗い気分を吹き飛ばして、明るい日々を楽しもう。
残念に思いました♪
なんとなく気持ちが明るくならないこの頃
楽しみにしているドライブさえ、自粛しています
私の好きな地域が大雨の害がひどすぎるのです!
この若き棋聖は翌日のアベマトーナメント
団体戦で、疲れを見せず3連勝。
チームメイトと談笑する18歳の笑顔。
只者でないところを見せていました。