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昨日夕方から待ち遠しい晴れとなった。今日はどこを見ても雲一つない青空。明日からまた寒気が居座るらしいから今日の晴れ間は貴重だ。まだ散歩道に雪が残っているが、太陽をいっぱい浴びて風に吹かれながら朝の散歩を楽しんだ。今年の2月は寒い。この次の寒波はそれほどの低温ではないが25日ごろまで続くらしい。だが、春の予感にピクセルのヘルスケアの数値も改善してきた。睡眠スコア81の良好、脳年齢も54歳から60歳台を上下している。一日の過ごし方も、ハーブたちへの水やり、妻の服薬管理、朝散歩、アロマの吸引で一日の元気をもらうなどやるべき事が固まってきた。ブックオフや書店をまわり、気になる本を見つけることも大事な日課。就寝前に妻と見るアマプラ映画。題名を見ながらどれをみるか、一日の最後に決めるのも楽しい。
先日観たのは、田中裕子主演「いつか読書する日」。題名に惹かれてこの映画を選んだ。この主人公は早朝の牛乳配達、自転車をこいで通うスーパーでレジを担当。坂道の多い街を走り回る姿はエネルギーにあふれている。50歳で独身の主人公美奈子には大切に胸しまっている男性がいる。同級生で市役所のこども課に勤務する高梨槐太。画家の息子だ。末期の癌患者である妻がいる。夫の介護をうけるその妻は、夫の心の内を見抜いて、自分の死後美奈子と結婚することを勧める。彼女はその旨を書いた同じ手紙を遺書のように残す。二人はその手紙を読みお互いに心を開く。結婚を暗示しているシーンがあるが、大雨で増水したダムの近くで子どもが溺れたのを見つけた槐太は、増水した川に飛び込む。少年は救急隊に救われるが、助けようとした槐太溺死する。死体となった槐太の顔には微笑が残っていた。
悲しい出来事の後も美奈子の牛乳配達は続く。母のところへ配達して、「これからどうするの」という問いに、美奈子の答えは。「本でも読む」。不思議に元気がもらえる映画だ。田中裕子の演技のたくましさがかいま見える。
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