最近、気になるのは筋肉の衰え。山の仲間とする会話。「80歳を過ぎると、身体の衰えが違うね。」「いやあ、70歳でも前年と比べると全然違いますよ」大きな山に後何年登れるかが、現今の最大の関心事だ。ものの本によると人間の筋肉の衰えは30歳ぐらいから始まっている。運動をしないでそのまま年を重ねると、筋肉の減少率は40代で75%、60代で50%、80代では30%になってしまう。運動をしたとしても、衰えは避けがたく、80台で50%をやっと維持できるということが書いてある。
昨日、久しぶりでテレビを見ていたら、志の輔の『ためしてガッテン』という番組を偶然見た。テーマは筋肉、その鍛え方である。逆トレいう言葉が目をひいた。日常の行動でちょっと気をつければ、筋肉が鍛えられるというのがテーマ。椅子の座り方ひとつで太ももの筋肉が鍛えられる。キーワードは「ゆっくり」。例えば今の椅子にゆっくり座る。ダンベル運動では、ゆっくりおろす。階段では一段に1秒ほどかけてゆっくり下る。これは、力を入れて緊張した筋肉をゆっくり伸ばすことで、効果的にトレーニングができるというものだ。
実は二日ほど雨で戸外のウォーキングができず階段登りを行った。その筋肉疲労がやはり以前に比べると格段に大きくなっている。「ためしてガッテン」のコンテンツは自分にとってタイムリーな提案に思えた。この種の番組は、そのときいいと思って実行しても長続きさせることは容易ではない。逆転の発想で、力を抜くことでトレーニング効果が出るとすれば、自分の日頃の懸念に対して目から鱗のような気がする。
YouTubeから枝光氏の「逆スクワット」との動画を共有させていただいた。ダンベルもスクワットも何度も挑戦してはその都度、途中で途切れてしまっている。この逆転の発想で、80代という年齢の波を受け流すことができるか、興味がある。それにしてもメジャーで活躍する大谷翔平、将棋界で10代その頂点に立とうとする藤井壮太。日本の若き才能が輝きを見せてくれている。超高齢化社会の日本での一筋の光のような存在である。若き世代が、日本の未来をどう切り開いてくれるか。期待をこめて見守りたい。
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