中秋の名月は過ぎたが、ネット上ではしばらく名月の写真や話題で賑わった。李白に月光の名詩がある。この詩を吟じるのを得意とする吟士も数多い。
床前月光を看る
疑うらくはこれ地上の霜かと
頭を挙げて山月を望み
頭を低れて故郷を思う
月は離れた地にあっても同じく見える。古来、人は月を見て、今は遠くにある故郷や友人に思いをはせてきた。井伏鱒二にこの詩の名訳がある。
ネマノウチカラフト気ガツケバ
霜カトオモフイイ月アカリ
ノキバノ月ヲミルニツケ
ザイショノコトガ気ニカカル
年齢を多く重ねても、胸の内ふかく刻まれているのは、生まれたところの山河であり、子供のころの思い出である。
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いつも楽しみに訪問させていただいております。
miki701-1941様のブログから学ぶことが多々あり
文章の雰囲気からお人柄がうかがえます。
わたくしもこの頃はなぜか生まれた沖縄や懐かしい
友とのお付き合いが復活したり故郷に思いが強くなっております。
ブログも始めて6年を過ぎましたが
だんだん生の終りに近づいています。
それまでの一日一日を、大切に、楽しく
過ごすことを目標にしております。
人は故郷を出て、新しい土地で巣作り
を終えると、故郷で育ったころへ回帰
して人生を見つめ直すのだ思います。
益々お元気でお過ごしなされますよう
お祈りします。