
待ち望んでいた雨、起床すると絹糸のような細い雨が降っていた。からからに干からびた畑を潤すに十分な雨だ。多分昨日蒔いたズッキーニやインゲン豆の種も発芽が進むことだろう。公園の池では、キアヤメが心地よさそうに花を開いている。雨の日は本来、本を読む日だが、今日は日帰り温泉が再開の日。外のウォーキングを止めて、階段登りで汗を流してから、久しぶりの温泉を楽しむ。
突然、話題は変わるが、加齢すると何故体力が落ちていくのだろうか。そもそも、成人病のもとは何か。先日、書店から買った能勢博先生の『ウォーキングの科学』が分かりやすく教えてくれる。加齢による筋力の低下が原因とされる。そのメカニズムは、人はミトコンドリアという機関でブドウ糖や脂肪酸を燃焼させて、筋肉を動かす。ミトコンドリアは筋肉減少にによって活性酸素を多く出すようになる。この活性酸素が全身の細胞を傷つけて炎症反応を引き起こす。高血圧、糖尿病、がん、認知症などの主な成人病は、この炎症反応が原因とみられる。これを改善するには、運動などのトレーニングによってもとになる筋肉の減少を抑え、増やすことができる。
能勢博先生は常念診療所の所長をされていたことは、以前紹介したが登山もされ中国天山山脈のボゴダオーラ峰にも登山隊の医師として登頂されている。同じブルーバックスから『登山する前に読む本』も出されているので、近所の書店で探したが在庫がない。ネットで探すと、古書で450円のものが見つかったので注文。今日あたりに到着の予定である。
日帰り温泉の再会で、感染対策もキメが細かい。入場券を買ってカウンターに向かうと、ここで非接触型の検温器で体温をチェック。36.9°でパス。紙に住所、氏名、電話を記入し、脱衣籠はカウンターで渡され、使用後はそこへ戻すようになる。始まったばかりで、入浴する人も少なく、全身を伸ばしてゆっくりと温泉を楽しむ。コロナ後の日常は、少しづつその姿を見せ始めた。
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