常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

猛暑日

2020年08月13日 | 日記

北海道に生まれた私に、夏を感じることはほんのわずかであった。この地に住むようになって、暑い夏が好きになった。暑さにどこまで耐えるか、興味があった。昭和の30年代、もちろんエアコンなどあろうはずもない。夏休みには毎年北海道に帰るから、本当に山形の夏を知るようになるのは、就職してからである。日中は確かに気温が上がるが、夜になると過ごしやすくなる。いままで知らなかった本当の夏を知ったのだ。当時、大阪に就職した同級生から便りがあり、大阪の夜の暑さを知らせてきた。夜の暑さに耐えられず、寝るときは全裸。エアコンのない時代の熱帯夜は北国生まれの者には辛いものがあったようだ。暑い夏が好きになったとは言え、このところ起こっている異常な気象は人類の生存さえあやぶまれる。

40℃近辺を前後する猛暑もさることながら、突然襲ってくるゲリラ豪雨に怖さを感じる。地表と上空3000㍍での気温差が注目される。これが40℃を超えると積乱雲が猛烈な勢いで発達する。雲の高さは7、8000ⅿ㍍だが、発達すると15000㍍にも達する。雷が鳴り、その雲の下では夕暮れよりも暗くなり、雲と地面が水の巨大な柱を建てたような猛烈な雨が降る。1時間に100㎜ほどの雨は珍しくもなくなり、1日24時間で1000㎜の雨さえ降る。さらに突風が吹き、家屋の損壊は目をおおうばかりだ。こんな現象はここ数年のことで、気象庁では数十年に一度とか過去に経験したことのない雨、などとその大きさを表現している。昨日も日光街道を襲った突風は、竜巻のようであり、電柱や大木を倒壊させ、大規模な停電が発生した。

猛暑日もウォーキングは休まずに継続している。市が市民の健康づくりのために始めたアプリ「すくすく」が継続のモチベーションになっている。能勢博先生の『ウォーキングの科学』も折にふれて再読。ウォーキングによる体力向上が、①生活習慣病②気分障害③睡眠の質④認知機能⑤関節痛⑥骨粗鬆症など、高齢になって気になる事柄に改善が見られるという記載は、大いに継続のための力づけになっている。

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