常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

ハーブの室内栽培

2024年11月13日 | 登山
気温が下がって戸外の樹々は日に日に紅葉のお色を変えてる。イチョウは黄色が濃くなり、木のもとに落ちが目立つ。ヤマボウシの赤は少し黒みを増して落ち葉へ準備が進んでいる。プラタナスは黄葉が半分ほど落ちたものもある。イチョウの銀杏は今年拾って冷凍にいて味噌汁に落として食べるのに一冬分の量になった。この3日ほど南に発生した台風の影響か少し気温が高く秋らしい過ごしやす日が続いている。

ベランダのローズマリーを室内に入れた。バジルは小瓶にさして花を楽しんでいるが葉の部分を茎から切り水耕栽培を始めた。ローズマリーも穂を切って挿し木にして増やすことができるらしい。ユーチューブで検索すると挿し木の方法がたくさん出てくる。冬の室内の長い時間、ハーブの室内栽培の楽しみが見つかった。ローズマリーの挿し木をみていると、ユーチューブには次々と利用方法のページが出てくる。アルコールでエキスを抽出するチンキの利用方法、ハーブウォーターにして消毒や消臭のためスプレーづくりなど奥行きは広がる一方だ。葉のついた枝を乾燥させてポプリをつくったり、そのための容器などの買い方も百円ショップを中心にたくさんの紹介がある。高齢者の室内園芸は思わぬ広がりを見せている。

もう読みそうもない本を段ボールに詰めてブックオフに持参する。代価780円。本棚がふさがってしまったので、適宜本の処分を考えていく。落合陽一『忘れる読書』再読。デジタル時代に著者が推奨する読書法は「忘れる読書」だ。あらゆるジャンルの本を多読して、忘れて混然とした知識が新しいものと結びついて見出される新時代の発想。何度読んでも面白く読める
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新そば

2024年11月10日 | グルメ
秋の楽しみに新そばがある。おりしも天童高原の交流センターで新そばまつりが開催されている。高原で栽培されたそばを収穫して手打ちしたかおり豊かな新そばが賞味できる。山の仲間に誘われてはるばる天童高原まで行ったきた。急に寒気が来て上の面白山は樹々に雪が積もっていた。新そばと言えば思い出すのは大久保のあらきそばである。

栗の屋に新そばとあり紙白し 清水公照

奈良東大寺別当の高僧もあらきそばの栗の柱の傍らで新そばを味わった。奈良といえば蕎麦はあまり食べず饂飩が主流だ。あらきそばの太うちは、うどんに匹敵する太さだ。新そばと紙に書いただけで、その年に初獲りの甘い蕎麦が口中に広がる。天童高原の新そばは、細切り麺。年に数回の催なので、そば切りも職人さんではないかも知れない。細麺だが香りは高く、蕎麦に甘みがある。あらきそばの向こうを張る新そばであった。食べた後、スキー場の上の山道に行った紅葉を見た。板そばの写真も添える予定でああったが、つい食べるのに夢中になって忘れてしまう。山の紅葉をしっかりとカメラに収めて帰路に就く
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

立冬

2024年11月07日 | 日記
今年の富士山初冠雪は今日、立冬の日であった。記録されているなかで最遅の初冠雪らしい。北海道の幌加内で平地で雪となり、車のタイヤも冬用に履き替えた。予報では月山や蔵王など山地の降雪が予想されている。つい半月まで暑い、暑いと汗を流していたが一気に冬が来た。とりあえず布団に毛布をプラスする。暖房器具が恋しい季節だ。アメリカでは大統領にトランプが復帰した。

麗らかに且つ爽やかに冬立ちぬ 相生垣瓜人

テレビを新しくして増えてきたのがユーチューブの利用だ。室内で行う筋トレもさまざま。妻と二人で挑戦しているのが片足だち。椅子に捉まって片足で20秒、左右3セット。これでも十分効果があるが、踵と脹脛を壁につけて片足だち10秒、これも3セット。テレビの前に座りっぱなしにしないでこんな運動で
足の筋肉が鍛えられる。ユーチューブの動画では普段接することのない人の話が聞ける。例えば雨宮処凜の「せんべろ酒場」。

せんべろという言葉の意味が分からなかった。調べてみると「千円でべろべろに酔える酒場」であった。雨宮はこんな酒場や路上で輪になって仕事のない若者と飲むことも多い。ひと月7万円の収入の若者が困った人になけなしの金を渡すやさしさ。「生きづらさ」を切り口に小説を書き、反貧困ネットワークの世話人を務めている。せんべろ酒場の第1回は、だめ連の神長恒一との対談だ。知らなかった若者世代の一面が語られている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アロマ生活深化

2024年11月05日 | 日記
気温が下がっただけ空の色が深くなった。朝の風景は美しいが急な気温の変化は身体の変調をもたらす。どうやら自律神経が変調して体調を崩すらしい。そこで頼りになるのがアロマ精油だ。朝鼻水が出始めたのでコップに熱湯を注ぎ、ユーカリグロブロスの精油を一滴落とす。湯気とともに上がる精油の香りを鼻で嗅ぐ。さわやかな香りが鼻孔に広がり鼻水はすぐにとまる。それとは別に精油スプレーを数種類作っている。朝起きたとき元気になるローズマリーとバジルをブレンドしたもの。夜寝るときは枕もとでイランイランとオレンジスイートをブレンドしたスプレーを撒き、アロマストーンにオレンジスイートを一滴しみ込ませて枕回り置いて安眠を助ける。好きな香りのラベンダーにはペパーミントをブレンドして時おり散布して香りを楽しむ。パソコン周りにはヒノキの精油をアロストーンにしみ込ませて日本の香りを漂わせる。香りが自律神経を落ちつかせる。精油のブレンドも多様なブレンドの仕方がある。ユーチューブのアロマ教室をみながらアロマ生活を深化させる。昨日ベルギーの老舗プラナロムのレモングラスとレモンの精油を注文した。精油は結構と高価だが貯めているdポイントの決済で今日には玄関先に配達される。

高齢になって体調を崩すもとになるものに腎機能の低下がある。身体に不要なものを腎臓でろ過して尿として排出する大切な機能だ。腎臓には糸球体という毛細血管のかたまりがあり、ここで血液をろ過して体に毒になったり不要なものをろ過し除去する。毛細血管が詰まったり傷ついて無くなったりすると機能の低下が起こる。だがこの毛細血管は再生することができる。この血管を元気にしたり再生するのに必要なことは運動である。医師の根来秀幸氏の書いた『腎トレウォーキング』という本を買った。これはブックオフではなく新刊での購入だ。腎臓の機能をたかめる腎トレウォーキングとは無酸素運動である筋トレに有酸素運動を合わせて行うことだ。腕立て伏せやスクワットを2分行ったあとに20分~30分のリズムに合わせたウォーキング。いつものウォーキングにほんの2分の筋トレを行うだけ。筋トレで傷ついた筋繊維を修復するために成長ホルモンが分泌される。これが分泌されると脂肪が燃焼しやすくなる。このときに有酸素運動を行うのが効果的というわけだ。気温の変動が大きくなるこの季節には、アロマ生活に加えて運動をとりいれた生活で元気な腎臓を維持したい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おでん

2024年11月03日 | グルメ
11月は寒気とともにやってきた。スーパーに買い物に行っておでん種を見つけ急におでんが食べたくなった。秋になるといち早くコンビニにおでんの旗が立ち季節を告げる風物詩になっている。空の雲や樹々の色で季節を感じるのでなくコンビニの旗やおでんを炊く匂いに冬を感じる。なんとも情けないような気がする。冬になっておでんが食べたくなるのはおでん屋に青春の思い出があるからだ。最近はラーメン屋の行列ができるがあまりおでん屋に人が集まる景色は見ない。若者たちがあまり食べなくなったのだろうか。

おでんはそもそも田楽からきている。コンニャクを湯がいて味噌をつけた簡単ものだが、発展して出汁を入れた醤油鍋に、コンニャク、大根、はんぺん、がんもどき、豆腐、くし刺しにした銀杏、卵など煮込んだものに変化していった。大鍋の汁は変えることなく使うのおでん屋の自慢だ。「大根、豆腐」などと注文すると、店の親父さんが、「へい」と言ってドンブリに熱々の汁に注文した品を入れてくれる。燗酒を飲みながら、湯気の立つ大根をフーフー引きながら食べると身体中が温まる。裏口が開いて鍋を差し入れる主婦がいた。何も言わず親父さんは鍋にたっぷりの汁と煮だった具材をを入れて渡す。その家では今夜はおでんで夕食という贅沢するのがすぐに見て分かる。

旧県庁の近くに「ふくろ」というおでん屋がある。学生時代からの馴染みで、コンパと言えば安くて腹いっぱいになるこの店に集った。就職してからも、この店が行きつけのようになった。会社帰りのバスを待つ間に店に寄ると、おでんをよそりながら親父さんが色んな話をしてくれた。東京で空襲にあったという。命からがら逃げた話も生々しかった。東京に店をたたんで、山形で開業したという話だ。まだ西も東も分からない若者におでんの修行時代の話をしてくれた。そんなひとときが私の青春時代を豊かにしてくれた。関東炊きということも親父さんから聞いた話だ。京都にもおでん屋があるが、このやり方は関東炊きと呼ばれ関東が本場あったらしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする