京都の西、山ノ内は、昔から大きな農家がある京都の野菜の産地です。広々した土地には、「島津製作所」の工場なども…。
ミモロのお友達は、そこで昔から農家を営んでいました。でも、農業をする人の高齢化から、耕していた農地の新たな有効利用が行われることに…。「ミモロちゃん、りっぱな老人ホームができたから、見学に来ない?」と誘われ、さっそくお邪魔を…。
「わー大きなマンション…?」駐車スペースも十分な鉄筋コンクリートの地上4階、地下1階の建物です。
ここは、ベネッセが運営する「グランだ山ノ内」という69室の全個室の住宅型有料老人ホームで、自立から要介護5の65歳以上の人の入居を原則にしたもの。
エントランスそばのロビーに座っていると、「では、ご案内します」と、マネージャーの方に館内を案内していただくことに…。
車いすが、楽々それ行き来できるほどの幅がある廊下が、全館に。
入居者が、自由に過ごせる多目的ルームや、ご家族の方と過ごせるファミリールームなども。
「あ、毎日の献立がある…」
食事をするスペース、そして健康管理を重視した日替わりのメニューなどを見学します。
大きな自動洗濯機のあるランドリーや、入居者がきれいになれるビューティサロンなど共有スペースを次々に見学。
「へえ~こうなってるんだ~」と言いながら、ミモロは興味津々。
入居者が利用する浴室は、広々。「あ、ヒノキ風呂もある、温泉みたい…」
「ちょっと太ったかな~」と備え付けの体重計に…。
ミモロ、次行きますよ~。「は~い」
介護な必要な人の入浴のための浴槽も整っています。「車いすでも寝たきりでも、入れるお風呂なんだって…」
「では、お部屋をいくつかご紹介しましょう・・」ということで、ミモロは、個室を見学します。
全69室のうち64室が、広さ約20平米のタイプ。電動式ベッドとトイレ、デスク、クロゼットなどがあります。
残り5室は、やや広めな30平米ほどの部屋。そこには、リビングスペースとシャワーも・・・
「ちょっと寝心地チェック!」
「ミニキッチンもあるんだ~のんびりお茶が楽しめそう…」
「へぇ~いまどきの老人ホームって、ビジネスホテルみたいなんだ~」
ここ「グランダ山ノ内」の標準入居料金は、850万円~。月額利用料は、約20万円~というところ。詳しくは、ホームページで見てください。
12月のオープンで、施設内では、多目的室でのさまざまな文化活動や、地域活動なども行われる予定だそう。
やさしいスタッフに囲まれて、過ごせるのも魅力です。
独り住まいの高齢者が増加する将来。このような施設は、ますます必要になるのでしょう。
実は、私、過去にいろいろな老人ホームの取材をしたことがあります。自然環境のいい熱海などのリゾートタイプや、町中にある都市型タイプなど、入居者の志向もいろいろ。
このような施設に入居する心構えは、どこも共通で、何しろ、荷物を少なくすること。
こちらの施設も、室内のクロゼットのみで、とても家を整理して入居するには、荷物が入りきれません。思い出がたくさん詰まった愛着の品々の数は、年齢と共に増え、それを整理する覚悟が、求められます。ある老人ホームでは、個室に入りきれない入居者の荷物が廊下まで山積みに、そして室内は、段ボール箱だらけというのを目にしたことがあります。
元気なうちに、身の回りの整理は、必須なのです。
自宅を処分し、数千万円や億単位の入居料を支払いゆったりとしたスペースを確保できる施設もあります。
今、さまざまなタイプの老人ホームが登場しています…。どう生きてゆくか…これも元気なうちに考えなければならないことかも。
「自分の行く末、どうするか考えるの大変だね~」とミモロ。
そう、高齢者が安心して暮らせ、安らかに天寿を全うできる社会…それが多くの人が望むこと…。
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