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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都流のクリスマスの宴。数寄屋建築「有斐閣弘道館」で行われたクリスマス茶会

2014-12-23 | イベント

「ミモロちゃん、クリスマスの茶会があるけど、一緒に行かない?」と、お友達に誘われたミモロ。「クリスマスのお茶会?へぇ~どんなことするの?」と興味津々。さっそく「行く、行く…」と張り切ってお支度を…。
 

会場は、京都御苑の西側のエリアにある「有斐閣弘道館」。ここは、江戸時代の儒学者 皆川淇園(みながわきえん)の学問所跡にたてられた風情ある数寄屋建築で、有志によってマンション建設計画から一時的に保存され、現在、茶会や文化講座などを開催する場所として活用されています。

17時から始まる茶会…すでに周囲は闇に包まれ、建物の外観はよく見えませんが、お庭には、LED電球の光がクリスマスらしさを醸し出しています。
 

建物の中に入ると、クリスマスらしくいろいろな場所にキャンドルが灯って、「なんか素敵な雰囲気~」とミモロ。
 

ミモロたちは、奥の広いお座敷のお席へ。
  
中央には、立礼のお点前をする場所が…その脇では、オルガンから讃美歌が流れます。
「なんか不思議な雰囲気・・・でも素敵~」とミモロは、うっとり。

やがてミモロの前にお菓子が…。「お先に…」と挨拶もわすれません。クリスマスらしく赤と緑のお菓子です。
 

お点前が始まりました。「あ、サンタさんのかっこしてる…。ミモロもサンタさんの帽子かぶればよかったかなぁ~」
 

そしてミモロの前にもお茶碗が…。「頂戴します~」と丁寧にあいさつを…。
 
黒い茶わんだったので、中がよく見えませんでしたが、美味しいお茶…。

参加した方がお茶を飲み終えたとき、会場の照明が付きました。
会場には、素敵な和服姿の方々が…「やっぱり和服で来てよかった~」ミモロは、シックな色無地の着物です。


照明がついたところで、改めてお茶碗を拝見。
 
和風の茶わんだけでなく、ロイヤルコペンハーゲンのカフェオレカップのような器や、サッカーのベッカムが飲んだというクマがサッカーしている茶わんなど、いろいろな種類が…。

お茶会では、クリスマスにまつわるお話しやクイズが…参加者を楽しませて…。ミモロもクイズに正解して、賞品のチョコレートをいただきました。また、「有斐閣弘道館」での文化講座の案内も手渡されました。
   

さて、お茶会が終わると、ミモロたちは、お軸拝見など…お茶室の中を見て回ります。
 
大徳寺の僧侶の方が描いたというクリスマスの絵。「仏教もキリスト教も仲良しなんだ~日本らしい」と感心するミモロ。
 
掛け軸やお道具もクリスマスらしいもの。

今回のお茶会を開催された「有斐閣弘道館」の太田先生をはじめ、館長の濱崎さん、今村さんなど、京都の歴史ある建造物や文化を守り、発信する方々。「京都って、素敵だね~」と、つくづく思うミモロです。
  

「また、今度は、昼間にお邪魔して、建物拝見しよう…」とミモロ。「ぜひ、いろんな文化講座してますから、参加してくださいね~」と。「は~い、ぜひ…」


来年もさまざまな文化講座やお茶会が予定されています。だれでも気軽に参加できる和やかな雰囲気のお茶会。東京などから参加なさる方もいらっしゃるそう。
詳しくは、「有斐閣弘道館」のホームページをご覧ください。

「なんか京都のクリスマスっていいね~」とミモロ。
「宗教の垣根を越えて、みんなで幸せを祈る日だもんね~」

京都の町のあちこちに輝くクリスマスのイルミネーション。「北山杉のツリーもあるんだ~京都らしい~!」

  
東京のような派手さはありませんが、しっとりと聖夜を過ごす…それが京都流なのかもしれません。



 
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