「迫力ある~」と、子供たちが熱い視線を注ぐのは、書家の新見知ふみさんの書のパフォーマンス。
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1月9日に「京都文化博物館」6階で行われた恒例の「知ふみ書道」のお教室の生徒さんたちの書初め展です。
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京都生まれの書家の新見知ふみさんは、同じく書家であるお母さまの元、幼いころから書を学び、「京都府知事優秀賞」などさまざまな賞を受賞されている方。また「多くの人に書のすばらしさを知って欲しい」との強い思いから、海外の主要都市での書のパフォーマンスなどもされています。また、2018年には「オックスフォード大学 イートン校」の要請で講演と実演を披露。「書道を世界へプロジェクト」も2012年から始動しています。
書家として、独自の書の作品を生み出しながら、新見知ふみさんは、常に子供たちをはじめ、書に触れたことがない外国人へ、書のすばらしさを伝える活動を長い間続けています。
「書家が教える書の魅力」は、京都御所南にある「カリグラフィー京都」を本部に、4か所の書道教室で子供たちから大人、そして外国人観光客などに伝えられているのです。
この日、展示会場の壁には、教室に通う子供たちの書が並びます。
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どれも半紙からはみ出すばかりの大きく元気のある文字ばかり。
「あの~この言葉って、どうやって選ぶんですか?自分が書きたい文字なの?」とミモロ。
「いいえ、これは、私がそれぞれの書の技術に合わせて文字を選んでいます。そして決して他の人と同じ文字は書きません」と新見さん。
つまり、書を始めて、上達してゆく技に沿って、それを最大限に活かせる文字が描かれているのです。
「同じ文字をみんなで書く学校の習字では、それぞれの力量がどうしてもわかってしまうでしょ…。でも、その子にとって一番上手に書けて、自信を持てる文字を書けば、もっと書道が好きになります。じっと半紙に向かい自分の心を鎮める書道は、無の境地を体験することにも通じます。禅の心にも通じる点はそんなところにあるんです」と。
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会場に展示された書初めには、それを見た人の言葉が貼られています。「すごく伸び伸びした文字ですね」「元気いっぱい」「去年より上達してますね」などそれを書いた子供たちへのメッセージです。「それ読むと、もっと頑張ろうって思っちゃうね~」とミモロ。
「そう、この書初めの展示は、文字の上手さを見せるのではなく、書に向かい合った子供たちの心を励ますことになるんです」と新見さん。「みんなすごくいい文字書いてるでしょ!」
さて、この書初め展では、新見知ふみさんの書のパフォーマンスも行われました。
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お友達のフルートの演奏に合わせ、大きな筆が動きます。
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一枚目は、日本の昔からの月の呼び方が…
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書を通じ、日本の伝統文化や風習などを学ぶのも。子供たちや外国人にとって興味深いこと。
続いてさらに大きな白い布に、もっと大きな筆で…
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いつものお教室の先生とは、違う書家の顔に、子供たちは熱い視線を送ります。
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全身全霊を傾けて臨む書。「先生、すごい~」と囁かれる声。
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完成した書をじっと見つめる人たち…書のもつパワーを感じます。
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さて、ここでは2つの文字が描かれました。
「あれ~墨なくなちゃってる~」とミモロ。書を描く前には、たっぷり墨が入っていた大きな墨壺は、すっかり空になっています。
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完成した書…でも、実はまだ途中…
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2月11日、12日11:00~17:00に「京都文化博物館別館」(レトロな建物)で「知史書展」が開催され、そこに2つの文字を加え4文字の大きな作品が展示されます。(入場無料)
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会期中、作品の解説やパフォーマンスなどが行われる「ギャラリーツアー」(有料)。また会場内で、無料の写経や坐禅体験なども。
また「書道の魅力を世界に広める」短編映画の製作も決定し、クラウドファンディングにて支援を求めることに…。
「ともかく新見知ふみさんって、すごいパワーフルな書家さんで、それでいて子供たちへの笑顔が素敵だよね~人柄が面白い!」とミモロ。
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ぜひ、一度、会いに来てください~
*「新見知ふみ カリグラフィー京都」の詳しい情報はホームページで
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