連日いいお天気の京都…「寒いけど…人が少ないから~」との理由で出かける非公開文化財特別公開「京の冬の旅」。
大徳寺では今回「大光院」と「聚光院」の2か所が公開されています。
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まずは「聚光院」へ。
ここは、永禄9年(1566)に武将の三好義継が父親の三好長慶の菩提を弔うために創建した塔頭寺院。開祖として迎えた笑嶺宗訴(しょうれいそうきん)和尚が茶人千利休の師であったことから利休の墓所となって、現在も三千家の菩提寺になっている茶道を深いゆかりのあるお寺です。
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内部は、残念ながら撮影ができないので、お話だけ…。
重要文化財である方丈には、狩野永徳の「花鳥図」などの襖絵が見られます。
「なんか力強い花鳥図だね~複製だって~」とミモロ。現在多くの寺院などにある歴史的価値の高い襖絵などは、ほとんどが複製。精密な技術により、本物の質感を見事に再現しています。本物は、京都国立博物館などに保管されているそう。時と共に劣化してしまう文化財を守る方法なのです。
襖絵は複製であっても、建物は本物。時を刻んだ風合いを拝見する価値は十分です。
ここの庭園は、狩野永徳の下絵を元に、千利休が作庭したと言われる苔の美しい枯山水庭園。趣ある石組みが見る人の心を魅了します。
そしてもうひとつの塔頭「大光院」へ。
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こちらも残念ながら、撮影できません。
「入口だけ撮影してもいいんだって~」と、苔むした石畳を歩くミモロです。
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こちらは、秀吉の弟、秀長の菩提寺として、慶長4年(1599)に家臣の藤堂高虎によって、大和郡山からここに移転されたもの。
江戸時代に建てられた客殿などが拝見できます。
その客殿の襖絵は、もともと伊達家所蔵のもので、狩野探幽作の屏風だったのを襖絵に…。そのため、屏風のつなぎ目が襖絵に見られるのが特徴です。そこに描かれているのは、迫力ある雲竜図。
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また黒田官兵衛好みの茶室も拝見できます。
ミモロは、秀吉の弟の秀長に興味を抱いています。「だって、お兄さんのこと、すごくサポートしたんだよね~。ともかく秀吉の家族ってすごいよね~」と常々思うミモロなのです。つまり、上昇志向の秀吉に、よく家族は付いていけたと…。秀吉同様農民の出身でありながら、堂々と家康など武将を渡り合っています。つまり秀吉があれほど出世した陰に、その家族自体もかなり状況に対応できる高い能力を有したいたことがわかります。
「もし、秀長が、もっと長い生きしてたら、豊臣家は続いたのにね~」と思わざるを得ません。家族にサポートされていた秀吉ですが、秀次を自ら葬ってしまったり、天下をとってからの対応が豊臣家を滅亡に導きます。優秀な秀次を秀頼のサポートとしておけば…。秀吉が自ら築き、自ら滅ぼしたと言えるのが豊臣家なのではないでしょうか?
茶道とゆかりの深い大徳寺…「ここお散歩するだけで気持ちが引き締まるよう~」というミモロです。
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この日も拝観者が少なかったので、事前予約なしでOKでした。
*「京の冬の旅」の詳しい情報はホームページで
大徳寺の北側から少し歩くと、「今宮神社」に至ります。「せっかくだから、参拝してゆこう~」と。
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すでに何度も訪れている「今宮神社」。境内にほとんど人影はありません。
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長保3年(1001)に疫病が流行したとき、神殿を造営。創建以来、疫病退散の神様として崇敬されています。
「ここ、今、絶対参拝したい神社だよね~」というミモロ。熱心に参拝「どうぞコロナが早く退散しますように~」
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境内にあるレリーフは、お玉さんのもの。八百屋の娘から徳川家三代将軍家光の側室となり、五代将軍綱吉の母、桂昌院になった女性です。
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「玉の輿」というのは、このお玉さんからという説も…。京都出身の桂昌院は、故郷の歴史的建造物の修復などに尽力します。信心深かった桂昌院が支援した神社仏閣は、本当にたくさん。
境内には、「阿呆賢さん」と呼ばれる石があります。
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三回叩いて持ち上げ、また三回撫でて持ち上げた時、以前より軽く感じれば、願いが叶うというもの。
ミモロも挑戦…「う~持ち上がらない~」
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ミモロの願いは、まだ叶いそうにありません。
「そろそろひと休みしようよ~」というミモロ。「あぶり餅食べる~」と、門前にある名物のあぶり餅のお店に向かいます。
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